【徹底解説】イギリス留学のビザ申請に関する手順、必要書類、注意点

【徹底解説】イギリス留学のビザ申請に関する手順、必要書類、注意点

みなさん、イギリス留学の一番重要な準備の1つ「ビザの申請」はもう済みましたか?

日本からイギリスへ観光の場合は事前に申請しなくても入国時にスタンプを押してくれますが、留学のような場合はちょっと事情が違います!

今回は作者も苦労したイギリスのビザ申請についてご紹介します。ここで情報収集しちゃいましょう!

もくじ

※記事の注意点
記事内容に関しては2017年2月にイギリス内務省を参考に執筆しましたが、
内容が変更される場合もありますので必ずHome Office – GOV.UKを確認する、もしくは弊社にお問い合わせいただけましたらお調べしたあとにより正確な情報をお渡しします。

目次

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1.【前提知識】イギリス留学ビザの申請は厳しいand大変です!!


まずはビザに関する事前知識について説明したいと思います。ビザが必要ない人も目を通してもらえたら、何かの時に役立つかもしれません♪

そもそもビザはどんな人に必要?

ビザは簡単に言うと入国査証のことを指します。ビザは基本的に他国へ入国する人すべてに必要なものです。

このビザに関するルールは国ごとで違いますが、多くの国では観光や短期滞在の場合、入国時に監査官がその場で発行してくれる簡易ビザ(パスポートに押されるスタンプのこと)で入国することができるようになっています。そのためイギリスも法律上、日本人がイギリスで6ヵ月間まで滞在する場合、事前ビザ申請が免除されています。

しかし、留学や就業目的で6ヵ月以上滞在する場合は、イギリスに行く前に「事前ビザ申請」を行う必要があります。

また留学を目的とする入国の場合、6ヵ月以内でも「事前ビザ申請」を行った方が良いケースもありますので、ここからは短期・長期問わず全ての留学生の皆さんに向けてビザ情報をまとめたいと思います。

イギリスのビザは何処の誰が管理してるの?

イギリスは珍しく、ビザに関しては大使館ではなく基本的にホームオフィス(Home Office)というイギリスの機関が管理しています。

更にその中のボUK Visas and Immigrationという機関がビザの規定を決めたり、ビザ審査を行ったりしています。

基本的に日本在住の人がイギリスのビザ申請を行う場合は、このUK Visas and Immigrationとパートナーシップを結ぶ民間機関VFS Global(ビザ申請センター)にて直接申請を行います。

VFS Globalは日本に2ヵ所拠点を持っており、東京と大阪にそれぞれ1つずつ存在します。

つまりビザ申請は基本的に、ビザに関しての条件や必要書類などに関してはUK Visas and Immigrationのホームページにて内容を確認し、ビザ申請自体は東京か大阪いずれかの支店に直接出向く必要があります。

ビザが発行されるまではこの2つの機関の情報を確認しながら進めていきますので覚えておきましょう。
Home Office – UK Visas and Immigration
VFS Global(ビザ申請センターホームページ)

ビザ申請は留学最初の試練!!

イギリスに留学、滞在している人みなさんが口をそろえて言いますが、イギリスは入国、ビザ申請にとても厳しい国です。

移民問題を抱えるヨーロッパ諸国の中でも特にイギリスは厳しく、観光目的でも入国できないことがあるという話はよく耳にします。

またビザ申請に関しては、家族ビザでさえなかなか発行してもらえず、家族なのに離れ離れに暮らさなければならないという現状があるほどです。

ここまでイギリスが入国やビザ申請に対して厳しく取り締まっているのかというと、不法滞在者や移民増加による治安の悪化を懸念しているからです。

去年2016年にEU離脱を決定したことからも、イギリスがいかに国内の外国人増加を強く問題視しているのかということがわかります。

だからこそ、これ以上不法滞在者を増やさない為に学生ビザに関してもイギリスでは厳しいチェックが行われているのです。

またイギリスのビザを管轄しているHome officeは、対応が遅いことでも有名です。問い合わせや電話連絡にかなり時間が掛かったり、ビザ申請が遅れたりすることもあります。

ビザ申請は時間も手間もかかるので、Home officeの対応にイライラすることもあるかもしれませんがそこは耐えて切り抜けていくしかありません。

いろいろと問題も多いイギリスのビザ申請ですが、ビザ申請時に漏れなく書類をそろえ、要求された追加書類などもしっかり提出できれば、基本的に問題なくビザ発行は行われるので安心してください!!

要は「イギリスに危害を加えるために行くのではなく、勉強するために行く」というアピールをしっかりすることがビザ申請の大きなカギになります。

2.【ビザの種類】あなたに必要なイギリス留学のビザとは?

次に留学生目的で発行できるビザの種類について説明します。ビザの種類は、イギリスへ滞在する「目的」、「期間」、「滞在者の年齢」等で変わってきます。

自分に必要な詳しいビザの種類はHome officeのホームページにて確認することもできますので1度チェックしてみると良いでしょう。
ビザ種類のチェック(英語)

ここでは学業を目的とするイギリス留学生が必要なビザの種類について、期間別にまとめます。ここからの情報は2017年2月20日現在、UK Visas and Immigrationホームページが提示しているものとなります。

【Tier 4 student visa】普通学生ビザ

このビザは主に大学や専門学校へ進学予定の学生や12ヵ月以上の滞在を予定している学生向けのTier 4と言われる一般的な学生ビザです。

特徴

  • 長期滞在することができる
  • 現地のイギリスにてビザの延長が可能
  • 条件付きで就業も可能
  • 申請時に英語力の証明が必要
  • 配偶者や子供の為の同伴者ビザも発行可能

このビザは更に細かく、4~17歳が対象の“Child”と18歳以上が対象の“General”という種類に分かれています。

また大きな特徴として英語力の証明が必要な為、それなりの語学力すでに持っている12カ月以上の長期滞在予定者や滞在中にビザを延長する予定のある留学生向けのビザになっています。

申請費用に関しては£348となっています。(2019年2月現在)

【Short-term study visa (Up to 11 months)】学生ビザ(滞在7ヵ月以上~11ヵ月以内)

7ヵ月以上~11ヵ月以内の滞在予定で語学学校等へ通う予定の学生は、Short-term study visa (Up to 11 months)という種類のビザ申請が必要になります。

特徴

  • 英語の語学学校の為のビザ
  • Tier 4よりも申請費が安い
  • 英語力の証明が不要
  • 18歳以上が対象

このビザはTier 4よりも比較的発行しやすく、申請費も抑えられるので語学学校へ通う予定の方はこのビザを申請しましょう。

但し、費用も安い分、ビザの延長や就業は不可で配偶者等向けの同伴者ビザも基本的に発行できないようになっています。また年齢も18歳以上が対象となっている為、18歳未満の方はTier 4を申請しましょう。

申請費用に関しては£186となっています。(2019年2月現在)

【Short-term study visa (Up to 6 months)】学生ビザ(滞在6ヵ月以内)

イギリスへの滞在が6か月以内の場合は基本的に事前のビザ申請は必要ありませんが、6か月以内の滞在の場合でも就学の為に入国する際は、入国時に入学許可書や資金証明などの書類を提出して入国の許可を得なければなりません。

この入国監査官とのやり取りはすべて英語で行われ、特にイギリスの場合は入国審査も厳しい為、書類がすべてそろった状態でも入国許可が下りないということもあります。

その為、入国時にこういったトラブルにならないよう、6ヵ月以内の滞在でも事前に申請できるのがこのShort-term study visa (Up to 6 months)というタイプの学生ビザです。

このビザさえ持っておけば、基本的にはイギリスへ問題なく入国することができます。

特徴

  • 英語力の証明が不要
  • 入国時のトラブルを避けられる
  • 18歳以上が対象

事前に申請をしないで、入国する場合はもちろんビザ費用等は掛かりませんが、このビザを事前に申請した場合は約£97の申請費用が掛かります。

(2019年2月現在)ただ、イギリスの入国審査の厳しさを考えると、英語や外国に不慣れな人や一度入国拒否になったことがある人はこちらのビザ申請をオススメします。

イギリスは観光客でも厳しくチェックを行うので、費用についても考えながら申請の有無を決めてほしいと思います。

3.【申請手順】イギリス留学ビザの申請手順と必要な期間は?


ここでは申請準備~ビザ申請後の受取、イギリス到着後のビザに関する作業等の流れを説明します。

手順①:ビザ申請準備

まずはビザ申請の準備ですが、なんといっても申請必要な書類の準備が一番大切となります。(必要書類については次の第4項にて更に詳しく説明します

実際にビザ申請が行えるのはイギリスへ出発する3ヵ月前からとなりますので、それまでに必要なものは揃えておきましょう。また書類準備ではイギリスから入学許可証を送ってもらう、翻訳書類を揃えるといった時間のかかる作業も想定されるので、早め早めの準備を心がけておきましょう。

手順②:オンラインにてビザ申請

直接ビザ申請センターに出向く前にまずはオンラインにてビザ申請をしなければなりません。オンライン申請はUK visas and immigrationのウェブサイトにて全て英語で行うことになります。

この申請はイギリス出発3ヵ月前から可能で、ビザ審査に時間が掛かることもある為、書類が揃った時点で出来るだけ早く申請することをおすすめします。

またオンライン入力は例を見ながら行うことができますが、誤字脱字がないように気を付けましょう。一度入力を完了すると、その後は訂正できないので注意が必要です。

申請にはアカウント登録が必要となります。作業自体は以下のURLから手順を踏んで行ってください。
オンラインビザ申請

このオンライン申請と一緒にビザ申請費用の支払いも済ませておきましょう。料金は以下の通りです。

Tier 4 student visa Short-term study visa (Up to 11 months) Short-term study visa (Up to 6 months)
普通学生ビザ 学生ビザ(滞在7ヵ月以上~11ヵ月以内 学生ビザ(滞在6ヵ月以内
£328 £170 £89

支払い方法はVisa、MasterCardまたはJCBのクレジットカードにて対応しています。また、デビットカードやプリペイドカードでも対応可能な場合もあります。

その時のレートにより日本円での料金確認もできますので、詳しくは以下の「Visa application fees」を参照ください。
Visa application fees

手順③:ビザ申請センターの申請予約

次のステップとしては最寄りのビザ申請センターへ、必要書類をもって申請者本人が直接出向く必要があります。(オンラインでの申請だけでは、ビザ申請は完了していません。)

その為には、まずホームページから申請の予約を行います。日本には東京、大阪の2ヵ所にビザ申請センターがあり、どちらで申請しても構いません。

東京 英国ビザ申請センター
住所:東京都港区東新橋2-3-14 エディフィチオトーコー4F
申請受付時間:月曜 ~ 金曜 午前8:00 ~ 午後2:00

大阪 英国ビザ申請センター
住所:大阪府大阪市中央区南船場1-3-5 リプロ南船場ビル10F
申請受付時間:月曜 ~ 金曜 午前8:00 ~ 午後2:00
プライムタイムサービス受付時間:月曜 ~ 金曜 午後2:00 ~ 午後4:00

ビザ申請予約ページ

予約は予約日の24時間より前なら、インターネットから日時変更・キャンセルは可能になっています。それ以外は直接ビザ申請センターに問い合わせることになります。

ただし入学シーズンなど時期によっては混み合うこともある為、日程を確認し出来るだけ変更が起こらないように予約しておきましょう。

ちなみにこのビザ申請センターは世界各国に拠点があり、日本国外に住んでいる場合でもその国のイギリスビザ申請センターにて手続きを行えるようになっています。

詳しくはイギリスビザを総括しているHome Officeのホームページにて確認してみてください。
Home Office – UK Visas and Immigration

手順④:ビザ申請センターへ

予約した日時に申請者本人がビザ申請センターへ行きます。(代理人を立てることは出来ません)申請者が18歳未満の場合は大人の同伴者は1名必要になります。

東京・大阪どちらのセンターも少々わかりづらい所にあり、必ず5分前には到着しておかなければならないので、当日は時間に余裕を持って行動しましょう。

基本的にビザ申請センターへは申請者本人と同伴者1名(保護者)のみ入館することができます。

また持ち物についても制限があり、はさみやカッター、ライター、マッチといった危険物はもちろん、カメラやノートパソコンと言った機器も情報漏洩等に繋がる可能性があるので持ち込むことができません。(スマートフォン、携帯は持ち込みOK)

入館時にセキュリティチェックが行われるため、荷物は必要最低限にしておきましょう。

実際にビザ申請センターでは、必要書類の提出と生体認証情報の登録(指紋の採取、顔写真の撮影)が行われます。

申請には予約が必須ですが、基本的に館内で待たされることになりますので申請時間についても余裕を持っておきましょう。

手順⑤:ビザを貼られたパスポートを受け取る

無事申請が完了したら、あとはビザ申請結果を待つだけとなります。審査中にビザ申請センターから追加書類等を求められることもあります。

このような要求があった場合は出来るだけ早めに対応できるようにしておきましょう。

審査期間はビザにより異なりますが、ほとんどの場合が2週間以内、最長でも30日間以内には審査が終了しているようです。Home Officeの情報によると大阪よりも若干東京の方が審査のスピードは速いようなので、お急ぎの方は東京での申請をオススメします。
Home Office – 審査期間確認

実際に審査が終わり、ビザ発行となる場合にはビザが貼られたパスポートを受け取りに行く必要があります。

センターへの受け取りは申請者本人または代理人が受け取ることができます。(代理人の場合は委任書が必要)受取時間帯は東京・大阪どちらも午後1:00 ~ 午後2:00までとなっています。

また遠方の人は、郵送費(2,079 円)を支払えば郵送での受け取りもできますので申請時に申し出てください。(紛失を避けるためにも、来れる人はなるべくセンターへの直接受け取りをオススメします)

審査の結果、書類不備、資金不足等の理由によりビザ発行不可ということになる場合もあります。その際は原則として申請費用等は返金されないのでご注意ください。

ビザ申請における様々なサービスについて

優先ビザサービス
このサービスは審査の順位を優先してくれるといった特徴があり、非定住申請22,200円、定住申請66,600円の費用を支払えば誰でも受けることができます。

優先ビザサービスをご利用された申請の審査期間は現在おおよそ、非定住申請が3-5営業日以内、定住申請は10営業日以内となっています。イギリス出発までに時間がない場合は活用してみると良いでしょう。

プライムタイムサービス(大阪センターのみ)
待ち時間なし、完全プライベートの個室で申請が受けられます。また無料コピー(50ページまで)、無料の郵送サービスがついていますので、忙しくて時間があまり取れない方には最適です。

受付時間は一般とは異なり、月曜 ~ 金曜 午後2:00 ~ 午後4:00となっています。

費用は9,324 円でオンライン予約時に選択できるようになっています。

VIP プレミアムラウンジサービス(東京センターのみ)
こちらはプライムタイムサービスとほぼ同じ内容で、東京センターのみで受け付けています。料金は7,350円と大阪のプライムタイムサービスより安いですが、受付時間は一般と同じ受付時間帯になっています。

こちらもオンライン予約時に選択できるようになっています。

その他にもビザ申請センターでは様々なサポートサービスが受けられるようになっていますので、以下ウェブサイトよりご確認ください。
UK Visa Information – Japan – 有料サービス

次項では、実際のビザ申請に必要な書類について詳しく説明します!!

4.【必要書類】ビザ申請に必要な書類と準備方法!


ここではビザ申請にて提出しなければならない書類について説明します。ここに記載する書類についての情報は2017年2月20日現在、以下のUK Visas and Immigrationホームページが提示しているものです。
Student visas

まずはぞれぞれのビザ申請申請において必要な書類をまとめてみましょう。

Tier 4 student visa Short-term study visa (Up to 11 months) Short-term study visa (Up to 6 months)
普通学生ビザ 学生ビザ(滞在7ヵ月以上~11ヵ月以内 学生ビザ(滞在6ヵ月以内
●パスポート ●パスポート ●パスポート
●パスポート学校からのCAS番号 ●入学許可証 ●入学許可証
●英語力証明書類 ●往復航空券(控えでもOK) ●往復航空券(控えでもOK)
●資金証明書類 ●滞在費用証明書類 ●滞在費用証明書類
〇サポートレター 〇サポートレター 〇サポートレター
〇戸籍謄本 〇戸籍謄本 〇戸籍謄本
〇保護者同意書 ●滞在先証明書 ●滞在先証明書
●滞在先証明書 ●留学計画書 ●既定の申請書
●既定の申請書 ●既定の申請書 ●ビザ申請予約確認表
●ビザ申請予約確認表 ●ビザ申請予約確認表 ●証明写真
●証明写真 ●証明写真

●・・・必須
〇・・・場合により必要

ここからは上記の書類それぞれについて更に詳しく説明します。

パスポート

全学生ビザにて必須。

ビザを貼るスペース(両面余白)のある現在有効なパスポートの原本と、過去使用したパスポートも全て必要です。

法律上パスポートの期限は定めていませんが、出来るだけ1年以上期限に余裕のあるもの(最低でも申請時と英国入国の時点で有効なパスポート)を準備しましょう。

Short-term study visa場合は、パスポートの期限が日本帰国までカバーしているものを必ず準備しましょう。

学校から発行されたCAS番号

Tier 4普通学生ビザにて必須。

イギリスでは学校への入学許可が下りると、入学許可番号(CAS番号)というのが通知されるようになっています。ビザ申請では入学許可証原本より、このCAS番号の提示を求められます。

入学許可証

Short-term study visa学生ビザにて必須。

Short-term study visa学生ビザでは入学予定の学校が発行した入学許可証原本またはメールで送られてくる入学許可証が必要になります。

英語力証明書類

Tier 4普通学生ビザにて必須。

英語能力の書類としてIELTS成績表を提出します。IELTSは大学、学校により必要レベルが異なります。

日本の場合は、東京と大阪で受けられるIELTS for UKVIの成績表のみが証明書として有効で、IELTS for UKVIにはいくつか試験の種類があり、どの種類が必要なのかは各学校により異なりますので必要レベルと共に各教育機関へ確認してみてください。

英語力証明書類の注意点として、日本でメジャーな、英検、TOEIC、TOEFLの成績表は証明書として認められていませんのでご注意ください。

往復航空券(控えでもOK)

Short-term study visa学生ビザにて必須。

それは延長できないShort-term study visaに必要な書類で、不法滞在を防ぐ為に提示が求められています。基本的には往復航空券そのものでも大丈夫ですし、購入した時にもらえる控えでも構いません。

資金証明書類

Tier 4普通学生ビザにて必須。

イギリスで生活するための十分な資金を準備できているかという証明の為に提出が必要になります。必要な資金証明書類には以下のような明確なルールがあります。

ロンドン(London)に留学する場合 ロンドン(London)以外の地域に留学する場合
9ヶ月以下 学校の授業料+滞在費用(月£1,265以上として数える) 学校の授業料+滞在費用(月£1,015以上として数える)
9ヶ月以上 初年度の授業料+£11,385※1 (9ヶ月分の滞在費用)以上 初年度の授業料+£9,135※2 (9ヶ月分の滞在費用)以上

※1:すでに初めの1か月分£1,265が滞在費として支払われている場合は£10,120とする。
※2:すでに初めの1か月分£1,015が滞在費として支払われている場合は£8,120とする。

基本的には申請者名義の口座に入っている資金を証明書として提出します。(保護者の口座でも可能)

ビザ申請日から30日以内の最終取引日から遡って、最低28日間継続して本人また留学者を扶養する者の口座に資金が入っていることを証明しなければなりません。提出書類としては通帳のページ、または取引明細書とその英翻訳されたものが必要になります。(複数口座がある場合はそれぞれで必要です。)

また、残高証明書は書類として認められませんので注意が必要です。

※スポンサー、奨学金等を受ける場合
何らかの団体から学費の援助を受けて就学する場合は、金額の書かれた契約書類等も提示が必要になります。その場合も必要金額は上記ルールと同じです。

滞在費用証明書類

Short-term study visa学生ビザにて必須。

こちらはShort-term study visa学生ビザの為の資金証明書として、基本的にはTier 4普通学生ビザと同じルールとなりますが、こちらは滞在期間全てをカバーできる金額を証明しなければなりません。

ロンドン(London)に留学する場合 ロンドン(London)以外の地域に留学する場合
学校の授業料+滞在費用(月£1,265以上として数える) 学校の授業料+滞在費用(月£1,015以上として数える)

こちらも資金証明書類と同様、通帳のページ、または取引明細書とその英翻訳されたものを書類として提出します。詳しくは上記「資金証明書類」をご参考ください。

サポートレター

親や親族等の口座より留学資金を証明する場合は、英語のサポートレター(同意書)。

戸籍謄本

親や親族等の口座より留学資金を証明する場合は、家族関係を表すために戸籍謄本とその英翻訳したもの。

保護者同意書

申請者が18歳未満の場合は、親または法的な保護者からの留学への同意書。

滞在先証明書

全学生ビザにて必須。

滞在先の住所等書かれた書類、または物件契約書等を提出します。

留学計画書

Short-term study visa (Up to 11 months)学生ビザにて必須。

滞在先の詳細や留学内容について全て英語で書かれたものを準備します。

既定の申請書

全学生ビザにて必須。

これはオンライン申請時に入力したものを印刷して提出します。一度オンライン申請すると、申請書は書き換えられませんのでオンラインでの入力は十分気を付けて行いましょう。

ビザ申請予約確認表

Short-term study visa (Up to 11 months)学生ビザにて必須。

ビザ申請の予約を確認できる予約確認表を印刷して提出します。スマホやタブレットでの電子版提示でも受け付けてもらえます。

証明写真

全学生ビザにて必須。

証明写真はカラーで、サイズは縦45mm x 横35mmのものを最低でも2枚用意しておきましょう。また、ビザ申請センターでも自動証明写真機を使って証明写真を発行できます。

最後に:提出書類の注意点

日本語書類について
書類が英語またはウェールズ語でない場合は、すべて英翻訳した書類を原本と一緒に提出する必要があります。

また翻訳については申請者本人の翻訳は無効で、基本的にはエージェントや翻訳会社を通して行うようにしましょう。

申請者の状況による追加書類を求められることがあります
ビザ申請には、これまでの学校の成績表、現在の学校の在学証明書等など申請者の状況に応じで追加書類を求められることがあります。

申請時同日やビザ審査中などに要求されることがありますので焦らず準備をし、速やかに提出しましょう。

申請書類が揃わない場合は?
申請書類がすべて揃えられない場合は、申請時その理由を伝えましょう。間違っても虚偽の書類は提出しないでください。

偽装された書類を提出した場合は、その後イギリスビザの申請、イギリスへの入国ができなくなる可能性があります。

5.【覚えておこう】ビザ申請時の注意点!!


ここではビザ申請に関しての注意点に関していくつかまとめてみます。

その①:ビザ申請時は必ずUK Visas and Immigrationのページで最新情報を確認!

イギリスのビザ申請ルールは、予告もなく頻繁に内容が変更されます。ここ10年だけを見ても何度も変更が行われており、今の留学生と10年前の留学生ではビザ事情だけでも大きく変わってきています。

その為、イギリス留学生向けのサイトや留学経験者のブログ等の情報だけを参考にするのではなく、必ずUK Visas and Immigrationが提示しているルールを自分の目で確認を行ってからビザ申請を行いましょう。

書類等に不備や未提出なものがある場合は、申請自体も遅れ、最悪の場合はビザ発行不可になる可能性もあります。(一度ビザ発行を拒否されるとその後記録として残る為、再申請時にチェック自体が更に厳しくなる可能性があります)

そのようなトラブルにならないように、最新情報を申請時直前に必ずチェックしておきましょう。

その②:学校は英国国境局の認定校かどうかチェックする

実は、イギリス国外から来る留学生は入学できる学校が限定されています。もちろん、その指定された学校での申請でなければビザ発行の許可も下りないようになっています。

入学可能な学校は、外国人を受け入れられるライセンスを持っている英国国境局が認定してる学校のみであり学校探しの時点で確認しながら決めておくと良いでしょう。

その③:Home Office、ビザ申請センターの対応は時間が掛かる!!

ビザ申請の準備をしていると、人によってはHome Officeへ直接問い合わせなければわからないこともあるかと思います。筆者自身も申請準備の段階でHome Officeへ何度も電話やメールをしたことがあります。

基本的にはなんでも答えてくれますが、その場合はかなり時間に余裕をもって問い合わせを行うようにしまししょう。

というのも筆者の経験上、何度電話しても誰も出ない、メールしても返信がない、担当者がいないので後日問い合わせてくれと言われた・・・などなど1つの質問でも1,2週間時間が掛かってしまいことは大いに考えられます。

また頻繁にビザのルールが変わるせいか、人によって言っていることが違っていることもあるので、何度も納得のできる回答が得られるまで根気強く問い合わせましょう。

その④:申請書類は全部コピーを取る!

ビザ申請前には必ず申請時に提出する書類をすべてコピーしておくことをおすすめします。

一度申請時に書類を提出してしまうとビザの審査が終わるまでは書類が返ってこないので、ビザ申請センターから書類について問い合わせが来た際に控えがないと問い合わせに対応できないこともあるかもしれません。

またビザを無事に発行できたとしても、イギリス入国時に申請時書類の提出を求められる場合もあるので必ず全書類の控えを手元に残しておきましょう。

その⑤:大使館はビザに対してノータッチ

ビザのことを全く知らない段階でよくありがちなのが、日本在英国大使館や英国在日本大使館にビザについて問い合わせてしまうことです。筆者も最初はイギリスにある日本大使館に電話をしました。

国によってはビザの申請は大使館を通じて行う場合もあり、また在留届けなどは大使館に提出するのでビザについても大使館に問い合わせればいいのではという思う人は少なくないと思います。

しかしイギリスの場合は、冒頭でも言ったっ通りHome Officeがビザの一切を管理している為、大使館へビザの件を問い合わせても「Home Officeへ問い合わせてください」という回答だけしか返ってきません。

ただし、在留届や現地でのパスポート発行等は大使館での手続きとなりますのでくれぐれもお間違えないように!!

その⑥:イギリス入国時に必ず日本で発行したビザを提示する!

これは申請時の注意点ではありませんが、間違えると大変なことになるのでここに特記しておきます。

イギリス入国時には事前に発行したビザを入国監査官に見せて「就学での滞在」という旨を伝えて入国します。

ここで1点注意ですが、間違えてもビザ提示を忘れて、その場で「観光ビザ」を発行してもらって入国しないようにしてください!

観光ビザでの学校の入学はイギリスで違法となりますので、必ず発効した学生ビザを入国監査官に見せておくようにしましょう。

また6ヵ月間内の滞在で、事前にビザ申請しなかった場合も必ず「就学での滞在」という旨を伝え、必要書類を提示したうえで入国するようにしてください。

6.【海外初心者 or 忙しい方向け】ビザ申請めんどうくさい!!そんな方には・・・♪


一人で申請するのが不安、忙しくて自分でやる時間がないなどビザ申請に一人では対応できないと思った時には留学のエージェントや弁護士に相談する方法があります。

特に資金証明や入学許可証といった書類が複雑な人、申請者自身の入学状況等が複雑な人は、専門家の方と一緒にビザ申請を行った方がビザ発行もスムーズに進みやすいと思います。

筆者自身、イタリアへ留学した時は日本人の留学生の入学が極めて少なかったため「稀なケース」として扱われ、「今までに例がない」という理由だけでビザの発行許可が下りるまでかなり大変な苦労をしました。

他にも出発まで時間がない場合も、エージェントや弁護士さんを通して行うと短期間で発行してもらえることもあるので、諦めずに相談してみると良いでしょう。

(知り合いで渡英一週間前にエージェントを通してビザ申請をして、出発に間に合ったという人もいます)

費用に関しては状況や内容に応じて様々ですが、私の知り合いは15~20万円で手続きをしてもらったと言っていました。(あくまでもご参考程度に!)また相談だけなら無料で応じてくれるところありますので、その一つをご紹介したいと思います!!

このような留学専門の会社にいろいろと留学の悩みをぶつけてみるのも、情報収集の1つとして活用していくとよいかと思います♪

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7.【滞在許可証】イギリス到着後の滞在に関する作業について


ビザの話ではありませんが、イギリスに長期滞在するための許可証として「滞在許可証」というルールが2015年5月31日以降イギリスでは開始されたので、それについて紹介しておきたいと思います。

6ヵ月以上イギリスに滞在する人は入国後に滞在許可証が必要になります。よく勘違いされがちですが、ビザはあくまでも入国するための切符のようなものであり、ビザがあればイギリスに長期滞在できるというわけではありません。

その為、イギリスで合法的に滞在できるようにするためには滞在許可証を受け取る必要があります。(6ヵ月以内の短期留学生に関しては、滞在許可証は不要です)これは、滞在が6ヶ月以上の全ての非EEA国籍者に対して義務づけられており、受け取りはイギリス入国後10日以内に郵便局で行う必要があります。

滞在許可証(バイオメトリックレジデンスパーミット Biometric residence permits)に関する詳しい情報については以下のサイトでも確認できますので参照してください。※入国から10日間と制限がありますので、絶対に忘れないようにしておきましょう。
Biometric residence permits (BRPs) – GOV.UK

8.まとめ


イギリス留学準備の最難関、「ビザ申請」についての疑問は解消されたでしょうか?

私もイタリアでもイギリスでもビザ申請は苦労をしたので、私の経験から得た情報も含めて今回はビザについてまとめてみました。

入国や滞在中にトラブルにならない為にも、このような公的手続きはきちんとしておく方が安心かと思いますので少しでも皆さんの助けになればいいなと思います♪

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