【徹底解説】イギリス大学進学準備「ファウンデーションコース」とは

【徹底解説】イギリス大学進学準備「ファウンデーションコース」とは

イギリスの大学へ入学する人が必ず考えなければならないこと、それは「ファウンデーションコース」について!

「そもそもファウンデーションコースって何?」「大学入学には欠かせないの?」などなど、今回はファウンデーションコースの様々な疑問を解消します!

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1.イギリス教育の仕組み!「ファウンデーションコース」とは?

最初は「ファウンデーションコース」の意味や受けれる学校について説明したいと思います。

日本と違ったイギリス教育の仕組み!

まず、ファウンデーションコースが何かを知る前にイギリスの教育システムは日本のものと違うところがあるという事を理解しておかなければなりません。

そもそも小学校や中学校の在り方も違っているのですがファウンデーションコースに関わるところでいうと、イギリスの高校のような場所「Sixth Form(シックスフォーム)」とも呼ばれますが、これが日本の高校とはちょっと違う仕組みになっているところがイギリス以外から進学する留学生には大きく関わっています。

「Sixth Form(シックスフォーム)」、日本でいうところの高等教育課程の際、イギリスでは日本の高校で勉強するような科目も学びますが、基本的に行く大学の学部を見据えて勉強するようなカリキュラムになっています。つまり、イギリスではある程度の年齢になると、日本の高校生よりも早い段階で進学した学部を決め、進学したい学部を決めた後は、その専門分野にあわせた大学進学コースなるものがこのイギリスの高校「Sixth Form」で行われます。(Sixth Formは年齢で言うと17〜18歳までの2年間です。)

このコースでは希望分野の一般教養を勉強する事になるので、日本で言うと「大学1年生」の頃に行うような内容をSixth Formは実施しているような感じになります。

そのため、このような大学進学コースを受けていない留学生はそのままイギリスの大学に入学すると勉強に支障が出る可能性もある為、この「Sixth Form」課程を留学生が受けられるように「ファウンデーションコース」というものが設けられているのです。

ちなみに一般的な「Sixth Form」は2年間ですが、この「ファウンデーションコース」は1年で終えられるようなカリキュラムになっており、英語に不安がある場合には英語コースをファウンデーションコースが始まる前に設けているような学校もあります。

ファウンデーションコースはどんな人に必要?

ファウンデーションコースは高校卒業後イギリスの大学に進学したい留学生なら、ほとんどの場合履修が必要です。基本的に進学したい学部や専門分野にあったファウンデーションコースを受け、実際に大学受験の際にもファウンデーションコースを終了したかどうかということをチェックされるようになっています。ただし、今までに他の大学で学位を取得したことがあったり、専門的知識を要する場合は免除されることもあります。

また、ファウンデーションコースを受ける上で注意しなければならない事があります。

このファウンデーションコースでは基本的に大学で勉強する知識についての準備を行う為、履修する者は英語がある程度できるという前提で授業が進みます。そのため、英語に不安がある場合はファウンデーションコースだけを受けたとしてもコース自体を終える事ができない可能性もあります。

もし大学進学前に英語力に不安がある場合は、必ず英語力をつける、またはファウンデーションコースを実施している学校の英語コースも一緒に受けるなど、大学に行ってもある程度語学に問題がないような状態にしておくようにしましょう。

もし仮に英語力が不足している状態でファウンデーションコースを終えられたとしても、イギリスの大学受験および大学進学のための学生ビザ発行の際、英語力を証明する書類の提示を求められるため、結局大学留学がしたいのならある程度の英語力が必要ということになります。(求められる英語力は大学によって異なります。)

ファウンデーションコースが受けられる学校は?

ファウンデーションコースに関しては進学したい専門分野にあったものを受ける必要があるため、基本的にはイギリスの各大学が自身の大学にあわせたファウンデーションコースを実施している事が多いです。そのため、まずはどんな分野で学びたいのか、またどこの大学に進学したいのかまで決めておくと更によいでしょう。

専門分野は決めているが大学までは決めていないという人は、語学学校や専門学校が実施しているファウンデーションコースを受けるという選択肢もあります。

例えば、ロンドンにある「ロンドンファウンデーションキャンパス(ONCAMPUS London)」ではイギリスの各大学、またはパートナーシップを結んでいる大学への進学を目的とした「ファウンデーションコース」の他に、学位課程2年への編入を目指す「インターナショナルディプロマプログラム」や大学院進学準備コースの「マスターズファウンデーションプログラム」などがあり、一言にファウンデーションコースと言っても様々な形のプログラムから選択することができます。またこの学校はファウンデーションコース終了後の大学進学率が高いということでも有名です。

他にはケンブリッジにある「CATケンブリッジ(CAT Cambridge)」などもあります。ケンブリッジ大学でも有名なケンブリッジは世界有数の大学都市であり、この学校のキャンパスもケンブリッジ大学の隣にあり教育環境としては最高のものが用意されています。内容としても、日常のサポートや宿泊施設提供はもちろんのこと、チューターとの毎日のミーティングや、定期的な英語力の確認までしてくれるようになっています。またファウンデーションコース終了後はこの学校のパートナー大学に必ず進学できるというのだから驚きです!!

ちなみに大学付属のファウンデーションコースを履修したとしても、必ずその大学に行かなければならないという訳ではないようなので、気になるファウンデーションコースの学校があったら内容をしっかりチェックしておきましょう。

2.英語力は?費用は?ファウンデーションコースに挑戦してみよう!

ここではファウンデーションコースの概要と、出願条件について説明します。

ファウンデーションコース概要

基本的には9月〜翌年の6月までが履修期間になります。学校によっては開始時期が2つ設けられているようなところもありますが、基本的にはクリスマスホリデーなども含めた10ヶ月間です。通常の9月〜6月までのコースを受け無事終了した場合は、ファウンデーションコース終了後と同年の9月からのイギリス大学進学が可能になっています。

出願に関してはだいたい冬頃からはじまり、UCASという機関を通じて「英語力証明書」、「志望理由書」等の必要書類提出とともに出願します。

条件①:英語力

基本的にIELTSの成績表を提出する事により証明します。

気になるスコアですが、IELTS 4.0以上、平均はおおよそIELTS 5.0が最低条件と思われます。(更に高いスコアを条件にしているところもあります。学校によって必須英語力は異なるためしっかり個人で確認しましょう。)

ただしこれはあくまでもファウンデーションコース入学の最低条件。実際にイギリスの大学でやっていくには最低でもIELTS 6.5くらいはあったほうが良いそうです。コースを履修するときは、専門知識だけでなく英語力もしっかり付けておく必要がありそうですね!

条件②:費用

費用は滞在費などがおおよそ年£6,000〜£9,000(約87〜130万円)と言われています。

費用の中でも注目すべきは学費ですが、例をあげると、先ほど第1項で紹介した「ロンドンファウンデーションキャンパス(ONCAMPUS London)」では大学進学のファウンデーションコースが3タームで£15,999(約232万円)です。もっと安いロンドンの学校では£12,000(約174万円)のところや、逆にもっと高い£25,000(約363万円)という学校もありました。

結構授業料は学校によって大きく異なるので、予算も考えながら決定していきましょう。

更に詳細な留学費用について知りたい場合は、以下の記事を参照してみてください♩
» 【徹底解析】イギリス留学に必要な費用・学費+誰でも使える節約術!

条件③:高校の成績

高校卒業後にファウンデーションコースを受けたいと希望する学生さんは、基本的に高校の成績表の提出を求められます。

成績必要レベルは一概にも言えませんが、ファウンデーションコースを受けた経験有のあるブロガーの記事を読んでみると、「5段階評価の場合、4以上とっておけばおおよそ成績には問題ないと思われる。ただし、4以上でも落ちた人もいれば、4以下でも受かった人がいるので断定はできない。」という記述がありました。

そのため、高校成績に自身がない人でも英語が得意であれば、とりあえずファウンデーションコースに出願してみるとよいのではないかと思います!

3.ファウンデーションコースについての+α情報!

最後にファウンデーションコースに関するプラス情報をお届けしたいと思います。

情報①:ホームステイやシェアハウス、寮がおすすめ!

筆者としてはファウンデーションコースを気に留学する人には、一人暮らしではなく、ホームステイやルームシェア仕様になっている寮などがおすすめです。

というのも、やはりイギリスの大学に進学するには専門知識や教養も大切ですが、なんといても英語力も非常に重要になるからです。

それも、読み書きの英語力だけではなくスピーキング力も必要になってきます。それはイギリスの大学では日本と違い、ディスカッションやプレゼンテーションといった口頭で自分の意見を発表する機会が多いからです。

スピーキングをのばす為には、実践あるのみ!!ファウンデーションコースを受ける約1年間、一人暮らしや独り部屋だと、どうしても英語をしゃべる機会は学校や友達と出かけるときなどに限られてしまいます。それは本当にもったいない事です・・・!!

日常生活に少しでもスピーキングの機会を作れるよう、滞在先の環境は常に複数人で過ごしておけるようにしておくとよいでしょう。

情報②:イギリス人がいることもある!

ファウンデーションコースと聞くと、どうしても「留学生だけ」というようなイメージをもたれる方も多いかと思います。事実、イギリスにある多くの学校はファウンデーションコースを「外国人向け」として開設しているので、カリキュラムの中で英語の対策授業なども実施しているわけです。

しかし実は、学校によってイギリス人がたくさんいるようなファウンデーションコースもあります。というのも、先ほど第1項で説明したイギリスの高校のような場所「Sixth Form(シックスフォーム)」、ここで勉強した分野と違う専門の大学へ進みたい場合は、イギリス人もファウンデーションコースを受けなければならないからです。

つまり「Sixth Formで工学系の大学準備コースを受けたけど、実際終わってみたら、やっぱり文学系の大学に進みたくなった。」となった場合は、イギリス人も文学系大学の為のファウンデーションコースを受けなおさなければならないのです。基本的に独学だけでは大学に進めないようになっています。(結構かわいそう・・・)

もし、クラスにイギリス人がいればそれは本当にラッキー!!すぐにでも捕まえてお友達になって、ネイティブの英語にがんがん触れましょう♫

情報③:意欲があれば誰でも行ける!

ここまでファウンデーションコースのあれやこれやを話してきましたが、「私は英語もできないし、イギリスの大学なんて到底無理!」と思いながら皆さん読んでいるのではないでしょうか?

しかし、そういう人に一言言いたい!『そんなことはないですよーーーー!!!!』

確かに、意欲や英語を勉強する努力がなければイギリスの大学は行けないかもしれません。だけど、もしあなたが本当にイギリスの大学に進学したくて、毎日の英語勉強をがんばる、またはこれからがんばるという意気込みがあるのなら、イギリスの大学への進学は夢ではありません。

ここまで言うのには根拠があって、イギリスの大学は日本の大学のような入試受験方法だけではないからです。大学院への入学等も、それまでの学歴はほとんど関係ありません。これは有名なオックスフォードやケンブリッジ大学でもそうです。

簡単いうと「どんな事をやってきた」、「こんなことを大学でやりたい」というアピールの方が学歴より大切なのです。高校生活までにアピールできる何もなければ、ファウンデーションコースに入学するまでに何かをやればいい。アピールできるところをファウンデーションコースを通して見つけるもよしだと思います。

どうしても不安ならば、日本の大学にとりあえず入学して年真に勉強してからイギリスの大学へ編入するという事も可能です。

英語力に関してもIELTS 4.0以上なら、半年がんばれば決してとれない数字ではないです。

そう考えると、イギリスの大学入学はそんなにハードルが高いことではありません!もちろん大学にもよりますが、「イギリスの大学=絶対無理!」というようにはならないでほしいと思います。意欲のある人、イギリスの大学へ憧れているはどうか夢に向かって是非がんばってほしいです!!

4.まとめ

ファウンデーションコースに関するあらゆる疑問は解けたでしょうか?

イギリスの大学は質が高いと言われ、しっかり卒業すればその学歴はあなたの宝物になります。今夢に向かってがんばっている人は、是非そのまま走り続けてほしいです!!ファイト〜♫

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