海外の大学選びをするにあたって参考にする指標で、最も分かりやすいのは世界大学ランキングであろう。
ランキングと言ってもいくつかはあるが、最も世界的にメジャーなのはTHE(World University Rankings)のランキングであろう。
今日はその2020年の最新データが出たので、20位までを発表しつつ私なりに考察してみる。
THE世界大学ランキング2020
1 University of Oxford(UK)
2 California Institute of Technology(USA)
3 University of Cambridge(UK)
4 Stanford University(USA)
5 Massachusetts Institute of Technology(USA)
6 Princeton University(USA)
7 Harvard University(USA)
8 Yale University(USA)
9 University of Chicago(USA)
10 Imperial College London (UK)
11 University of Pennsylvania(USA)
12 Johns Hopkins University(USA)
=13 University of California, Berkeley(USA)
=13 ETH Zurich(Switzerland)
15 UCL(UK)
16 Columbia University(USA)
17 University of California, Los Angeles(USA)
18 University of Toronto(Canada)
19 Cornell University(USA)
20 Duke University(USA)
1位は4年連続でオックスフォード大学。
3位にもケンブリッジが入っており、イギリス大学の質の高さが顕著だ。
アメリカも変わらず、ランクインしている大学が多いが、最近の傾向で言えば、
-California Institute of Technology
-Massachusetts Institute of Technology
つまり日本で言う理系、工学系の学部が上位の中でも上の方に出ている。
日本からは残念ながらゼロ。トップの東大でさえ36位という結果だ。
どこの国からのランクインが多いのか?
TOP20校を国別に見ると、
アメリカから14校。
イギリスから4校。
カナダ、スイルから1校づつ
単純にみるとアメリカがトップ20のうちの7割を占める。
この結果だけを見ると、アメリカの大学の質が明らかに高そうだ。
これはある意味間違いではないであろう。
ただし、大学の数もアメリカは圧倒的に多いと言う点は加味して見たほうが良いだろう。
国別の大学の数
2011年の日経新聞の数字では、
米国…2629校
日本…778校
英国…167校
韓国…407校
ドイツ…370校
フランス…94校
つまり、アメリカは2629以上あって14校がランクイン。
イギリスは167校しかないが4校入っている。
つまく割合で言えばイギリスの方が圧倒的に多いのだ。
大学選びの仕方はランキングだけにあらず
ただし、当然、大学選びの仕方はこのランキングだけでは完結しない。
そもそも専門分野ごとにランキングもあるし、学費や、入りやすさ、日本での知名度、就職などのしやすさ、なども大いに参考にすべきであろう。
この辺については別でまた説明しようと思います。
日本人にとって入りやすい大学は?
THEランキングのTOP20の大学に日本人が入れるのか?
結論を言うと、英語力さえあれば、多様な人種を集めたがる海外の大学で日本人が入ることは不可能ではない。
少なくとも東京大学に入るよりは難易度の低い大学もある。
例えば上記で言えばUCLA。
私もロサンゼルスに住んでいた経験があるが、数百人の日本人留学生がいる。
無論ハーバードやMITにはこんな数はいない。
これはカリフォルニアの教育システムの特徴で、日本人には入りやすいシステムがあるからだ。
極端な話、英検2級程度の英語力さえ高校時代につけれれば、かなりの確率で早慶以上の大学には入れられる(方法がある)。
これについてはここに書いたので興味がある人はこちらを読んでください。
3人に1人。普通の人がUCLAに進学するまでのロードマップ【実は簡単】
3人に1人。普通の人がUCLAに進学するまでのロードマップ【実は簡単】
普通の人でもUCLAに入学するための方法について説明しています。この方法だと難易度はガクッと下がり、実際、かなりの日本人が合格しています。