留学とは、いったい何でしょう?留学には、どんな価値があるのでしょう?なぜ人は留学するのでしょう?なぜ留学したいと思うのでしょう?

今回は、漠然と「留学」の言葉に惹かれてたどり着いた方や、近い将来留学をしてみたいと思い始めた方に向けて、経験者の立場で留学の本当の価値や留学したほうがよい理由、さらには留学プランの立て方まで解説してみたいと思います。

留学って何?

まず、「留学って何?」から知りたい方に、基本的なことを私の言葉で説明してみたいと思います。「外国に居所を構えて生活をしながら外国の教育機関に通学して、語学をはじめ日本では学べないことを勉強する機会を得ること。

また、歴史や文化、習慣や価値観の全く異なる人々とたくさん触れ合う機会を得る。それらを通じ、外国での日々の生活の中で、日本にいては絶対に経験できないことをたくさん経験し、人間として大きく成長できる機会を得られること。」いかがでしょうか?難しすぎるでしょうか?

留学の本当の価値について

このサイトに限らず、留学経験者が「留学の価値」について語っている記事には、共通点があります。語学ももちろん身につくのですが、語学が上達したかどうかは本人の実感が薄いせいもあるのか、語学の上達度に関してはあまり触れられていません。それよりも何よりもみなさんが書かれているのは、「価値観が大きく変わった」「物事を受け入れられる範囲が広がった」ということです。留学経験者は、帰国後に心豊かな人生を送れている人が多いと思います。私自身も留学経験者ですが、そう思います。

留学するとこんな経験ができます

メリット

自分が「できること」が大幅に増える
主には語学の習得のために留学する方が多いと思いますが、留学すると語学の上達はもちろん「それまではできなかったことが、できるようになった」ことに帰国後、気づくことになります。何ができるようになるかは留学中の経験次第なので、人によってさまざまです。例えば私の場合は、多少のトラブルもトラブルとは感じずに受け止めて、スムーズに対処できるようになりました。これは確実に留学の経験のおかげです。留学中に乗り越えた数々のトラブルのほうが、帰国後のトラブルよりはるかに大きかったからなのですけれどね。

外国の文化や習慣の違いから、多くのことを学べる
留学先の教育機関には、世界中から人が集まっています。触れたり学んだりできるのは、留学先の国の言葉や文化や習慣だけではありません。日々接することになる他国から来た人々の文化や習慣にも触れる機会ができることになります。割合としてはこちらのほうが多く、かつ貴重かもしれません。

自分や自分の国とは「何もかもが違う」彼らと仲良くしようと接することで、自分との違いを理解して、友好的にすべてを受け入れられる考え方や接し方、振舞い方が身に付きます。

エキサイティングな生活を送れる
どんな年齢で留学したとしても、「生まれて初めて、こんなこと経験がない」ことが、よい面でも悪い面でも次々と起こります。毎日エキサイティングな生活を送れることは間違いないです。

日本の良さを再認識できる
「今こうして日本に住んで生活を送れることがどんなに幸せなことなのか」、私は留学したからこそ気付けました。なお近頃やたら増えている「日本はこんなに素晴らしいのだ」というテレビやインターネット上の報道は、何か違う気がして私は嫌いです。
他人の尺度で刷り込まれる「日本の良さ」ではなく、留学という自らの経験を通じて、自分の価値観で日本の素晴らしさに気づくことこそが重要だと思います。

デメリット

何をするにもスムーズに行かない
留学先での生活は、日本とは何もかもが違います。留学前に誰か教えてくれればいいのに、と思うような知らないことが次々起こります。日本の一般常識は世界では通用せず、経験や知識がほとんど役に立ちません。何かしようとするたびにいちいちうまくいかない、適切な対処方法が分かるまでに時間がかかる。待ち時間も長い。
これはかなりのストレスになりますので、ぜひ覚悟しておいてください。

たくさんの困難にぶち当たる経験することになる
何をするにもスムーズに行かないことの延長で、留学中、大きな壁にぶつかっていると感じるときが必ず来ます。留学期間が長ければ、ぶつかる壁もひとつではありません。
留学初期だけを考えても、授業が全く聞き取れない、憧れと現実とのギャップが大きい。ひどいホームシックにかかる。友達ができないと悩む方もいます。住まいがいつまでたっても快適にならない人もいます。(最後のは私の経験談ですが。)

私が帰国後、友人や知人に「留学どうだった?」と聞かれると、「とても楽しかった。でも一生分の苦労を経験した気もする。」と答えていました。正直な感想です。しかし困難にぶち当たったことで、乗り越える術を学ぶことができました。このことは、のちに大きな価値が出てきます。

これは留学経験者みなさんが言っていることですから、それを信じてできるだけ前向きになれるよう、心の準備はしておいたほうがよいでしょう。

留学をした方が良い3つ理由

①「留学ってなにが出来るの?」→日本にいてはできないことができる

「日本にいてはできないこと」って何でしょう?
私の例では、日本では直近まで会社勤めをしていて仕事ずくめの日々であったため、「再び学生生活をしている」「勉強に集中できる」ことが新鮮でした。毎日学校に通って少しずつ新しいことを学び、再び学生時代特有の雰囲気を感じながらたくさんの友人たちと楽しい時間を過ごせたことは、貴重な経験だったと感じています。

ということは、大学生が留学しても生活はあまり変わらない?・・・確かに「学校へ行って、勉強する」ところは同じかもしれませんが、生活環境が一変するため、別のお楽しみがたくさんあると思います。何が違うって、まず日本語が通じないんですから。外国には、日本にないものがたくさんあります。日本には全く伝わっていない、日本人が誰も知らない現実を、実生活でたくさん見て触れて、感じることができます。

②「留学行く意味ってなに?」→できなかったことができるようになる

留学前に、「今の自分にできないことは何か?」と問いかけられても、語学以外は思いつかない人も多いかもしれません。今の自分が何を知らないのかさえ知らないと思います。
留学を経験すると、一回りも二回りも成長できます。留学先で苦労をすればするほど、できることが飛躍的に増えます。もちろん、語学や学校で教わることは努力をするからこそ身に着くわけですが、それ以外の部分で、特に努力したつもりはなくても気づいたときには自然に身に着いている、というのが留学のすごいところです。

別の記事でご紹介したことがありますが、私の分かりやすい例では、旅行で来たときには「音」としてしか認識できなかったニューヨークの地下鉄の車内アナウンスが、留学生活の途中からは「お知らせ」として理解し、困りごとを避ける行動に結び付けられていた、といったようなことです。

また、世界平和に対する意識の持ち方が変わり、世界平和の大切さを真剣に考えるといったようなこともあります。これは特に日本人の場合、特別な環境で育った人か留学経験がある人以外は、一生機会がないのではないでしょうか。

③「留学に行くとこんな価値があるんだ!」→世界に対応できる価値のある人間に成長できる

別の視点での留学の大きな意義は、小さな日本から脱出して「世界とはなにか」を見られることにあります。日本にしかいたことがないと、日本の小ささに気づく機会さえありません。留学すると、世界における日本の真実も、外側から別の視点で知る機会になります。

また留学先で出会う、世界中から集まった習慣や文化や考え方が異なる人々とたくさん接することで、彼らの国のことを知ろうとする機会になり、彼らの言動の理由や意味も理解して納得できるようになります。

違いを受け入れて対応できるようになる、これができる人が少ないことで、日本国内はじめ世界中で今日も外国人受け入れ問題が発生しているのですよね。
留学の経験は、誰でも無理せず自然体で「グローバル化」への対応ができるようになる最強の方法だと私は思っています。

留学はこんな人におすすめ

どんな人に留学をおすすめか?ですが、正統派かつ基本的なところとしては、できるだけ早く語学を習得したい人に、留学はおすすめです。やはり必要に迫られる環境を作ると、早く習得できるものです。

他には、自分の現在の力をさらに伸ばしたい人、自分の可能性を広げたい人、「世界とはなにか」を手っ取り早く知りたい人、自分が将来やりたいことや居場所を探している人、日本にいたくない人、人生を変えたい人、などなど。また、「人とは違うことをしてみたい人」にも、留学はおすすめです。「日本人にとっての普通」とは一味違う人生を歩みたい方には、留学の経験がそのきっかけの一つになる可能性大です。

ベストな留学プランの作り方

「留学プラン」とはこの場合、「どんな留学にしたいか」という意味です。留学する人の数だけ留学プランは存在します。みなさんがそれぞれ、ご自分にベストな方法を見つけ出して留学プランを作り、実行しています。

初期段階としては、どんな留学方法があるのか、知ることがまずは大切だと思います。留学する国や街も決めなければなりません。目的によっては、実現できる国に差があったり年齢制限があったりする場合もあります。

私のときは、まずは情報収集から始めましたが、一人で全部行うのはやはり大変でした。さらに昨今は、正しい情報と誤った情報が分かりづらくミックスしていると思います。一昔前に比べて、似たようなサイトがやたらと乱立だけしていて、情報が古いまま放置されていたり、内容が薄かったりと、質の高い情報を提供するサイトが減っている傾向も感じます。正確な情報を効率よく知るためには、専門家に相談するのが近道かもしれません。

留学プランに目的があるか?

留学を考えた理由を思い出してみましょう。外国語が話せるようになりたい?外国の大学で学びたい?海外生活を経験してみたい?海外で働いてみたい?留学を終えたあとの活かし方だけ決まっていて、そこを目指すための留学プランを立てたい方もいると思います。

頭の中であれこれ考えすぎて、目的がまとまらないという方は、留学サポートをしてくれる会社の無料相談で話を聞いてみるのもよいと思います。人に話したり、紙に書き出してみたり、留学経験者や専門家に会って新たな情報をもらったりすることで、頭の中が整理されて道筋が見えてくることも多いです。

学びたいことが決まっている?
自分の力を伸ばしたくて、学びたいことが決まっている場合は、留学先の国や学校が特定されていく可能性があります。「どんな学校がよいか」とピンポイントで聞きたいなら、留学の専門家に相談するのが近道だと思います。

「英語+αで海外で学びたい」
➡IT留学プラン

「海外の大学に行きたい」
➡留学進学プラン(カレッジ/大学)

「海外留学を通して英語力を伸ばしたい」
➡学生ビザで長期留学プラン

留学後にやりたいことが決まっている?
留学して見聞を広めて将来起業したい、外国で本場の専門技術を習得して将来の仕事に結び付けたい、といった目的の場合は、どのように留学プランを選択し、どの国のどんな学校を選ぶとよいのか、一度専門家に話を聞いてみるのがよいと思います。

「英語+αで海外で学びたい」
➡IT留学プラン

「海外の大学に行きたい」
➡留学進学プラン(カレッジ/大学)

留学予算が決まっている?
留学にかかる予算も調べましょう。予算が限られている場合、予算次第で留学先や留学期間が決まる場合もあります。「貯金がこのぐらいある、どこになら留学できる?」と知りたい方は、留学費用相場と物価の最新情報を知る留学の専門家にアドバイスを受けるとよいと思います。

なお、予算が限られている状態でやむを得ず短期間のみの海外留学を選択しても、語学力の上達はあまり期待できません。語学力の上達に重点を置きたいのか、海外留学してグローバルな心が養えればそれでよいのか、そこはご自身でよく見極めましょう。

「海外留学を通して英語力を伸ばしたい」
➡学生ビザで長期留学プラン

留学したい国が決まっている?
特定の国で生活してみたい、その国の習慣や文化に触れてみたい、というだけでも立派な留学理由になります。この場合は長期滞在できるプランを立てることになります。日本人が最も手軽に合法的に長期滞在できるのは「学生ビザ」を取得することで、語学学校に通いながら現地で生活することになります。

実は私のとっかかりがこれだったのですが、具体的な留学プランを練っているうちに「本気で学びたい」気持ちに変わり、まじめな語学留学生としてしっかり学校に通って英語を習得してきました。最初は誰もが納得して賛成するような立派な目的でなくても、充実した留学生活を送ることは十分に可能ですので、大丈夫です。

「海外留学を通して英語力を伸ばしたい」
➡学生ビザで長期留学プラン

学校で学びたいのではなく働いてみたい?
「今さら学校に通うよりも、外国のどこかで働く経験をしてみたい」と考える方もけっこういると思います。私もそう思っていた時期がありました。
この目的の場合は、できるだけ早く行動を起こしたほうがよいです。というのは、年齢制限があるためです。海外で働ける「ワーキングホリデー」制度を利用する場合、すべての国で働けるわけではなく、年齢制限も国によって異なります。行き先の選択肢も変わってきますので、正確な最新情報を知る専門家に相談するのが早くて確実だと思います。

また、巷の報道から持たれているイメージとは異なり、ワーキングホリデー制度以外の手段で外国で正規に働くためのハードルはたいへん高い現実があります。言葉の問題を抱えているうちは、責任のあるまともな仕事に就くことは不可能ですし、それ以前に就労ビザがなければ働けないためです。こういったことも正しく知り、早い時期に「留学」に方向転換して海外への大学進学を目指すところから始めたほうがよい、といった例もあります。

「海外で働いてみたい」という目的が見つかった方は
➡ワーキングホリデイプラン

「海外の大学に行きたい」
➡留学進学プラン(カレッジ/大学)

まとめ

留学の本当の価値と、ご自分の目的にあった留学プランの見つけ方について、この記事が参考になれば幸いです。

あなた自身が留学の価値を高められるか、充実した留学生活を送れるかどうかは、留学前にできるだけ多くの正しい情報収集ができるかと、適切な留学プランを立てられるかにかかっています。一人ですべて決めなければならないきまりはどこにもありません。積極的に専門家のアドバイスも受けてみてください。あなたにとって最適な留学となることをお祈りします。
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