海外旅行や留学の際の宿泊は、ドミトリーやアパートメントといったものがありますが、その土地の文化や現地の生活が知りたい場合は、ホームステイがおすすめです。

ホームステイをするにはどのようにして申し込みをするのか、メリットや注意点と共にご紹介しますので、海外で暮らす夢を持つ方の参考になれば幸いです。

1.海外に興味があるならホームステイがおすすめ!

ホームステイとは、その土地で生活している家庭に家族の一員として入り、現地の生活を直接体験することです。ホームステイの専門用語として、ホームステイ先の家族をホストファミリーと呼び、母親のことをホストマザー、父親のことをホストファザーと呼びます。

ホームステイでは住居を貸してもらえるだけではなく、一緒に食事をしたり、時にはお出かけしたりすることもあります。そのほか、海外でホームステイするにはさまざまなメリットがあります。

言語が学べる

ホームステイでは、自分の学びたい言語に囲まれた生活ができます。例えば英語が学びたい方は、アメリカやオーストラリア、イギリスなどの英語圏の土地でホームステイをすることで、日常的に英語を話す、きくことができます。もちろん学校やアパートメントなどでも英語を話しますが、日本人の英語に合わせた英語になることや、周りに日本人がいればついつい母国語で会話となってしまうかもしれません。

その点、ホームステイなら、1対1や少人数の中で英語を話すことになるのでわからないときもききやすいです。ホームステイでは、一般的に食事や部屋の提供ですが、中には家庭教師や英語授業つきといってホストマザーやホストファザーなどが英語の先生となってマンツーマンレッスンをしてくれるプログラムもあります。

現地の人とコミュニケーションがとれる

通常の語学学校には、現地の人は先生やスタッフ以外であまりおらず、交流は日本やほかの国からやってきた留学生とが主になります。そのため、現地の人と交流となると語学学校だけでは、なかなか機会がないかもしれません。

先生やスタッフも仕事中以外のプライベートな顔まではわからないということもあるでしょう。ホームステイでは、現地の人の生活を覗き見ることや私生活の中で交流を深めることができますので、学校とはまた異なる光景を見ることができるでしょう。

家族の一員になれる

ホームステイでは、あなたも家族の一員!一緒に食事を楽しみながら、学校での出来事や日本のことを話しましょう。家の中で、イベントごとやゲームなどを一緒に楽しむこともありますし、仲良くなれば、ホームステイ終了後もメールやスカイプなどで交流を持ち続けることもできます。

短期間から可能

ホームステイは数日や1週間という短期からでも挑戦できますので、なかなか長期休暇がとりにくい社会人の方で、海外に行ってみたいという方は試してみてはいかがでしょう。短期間でも、日本とは違うことにカルチャーショックを受けることも!将来的に長期留学や海外で働きたい、世界一周をしてみたいといった夢の練習にもなります。

手続きが日本でできる

海外のアパートでシェアハウスや1人暮らしをする場合、現地で探す、内見する、契約書を交わすなどのやりとりが発生します。(日本でも掲示板などで事前にやりとりもできることもありますが、簡単とはいえません)

その点、ホームステイならば、日本で事前に申し込みをするのが一般的ですので、現地での手続きがとくに必要ないという快適さがあります。また、空港までホストファミリーが迎えにきてくれるので、はじめての海外でも安心です。

食費・光熱費込みである

ホームステイは高い!とよく言われていますが、そこには食費が入っているという理由もあります。ホームステイ先によって2食のところもあれば3食のところもあります。もちろん、外食をしてもよいですが、せっかくならコミュニケーションのためにも、食費の節約のためにも、できるだけホストファミリーと食事をとることがおすすめです。

そのほか、光熱費やインターネット代なども費用に含まれているので、1人暮らしをするよりもトータルでは抑えられることもあります。

家事をする必要がない

ホームステイ先では最低限、自分の部屋はキレイに保つ必要はありますが、それ以外の家事は不要ということがあります。中には、洗濯は自分でということもあるかもしれませんが、食事作りや後片付け、自室以外のそうじといった家事がないということだけでも、負担は全然違うと思います。

とくに学校に行っている方は、現地の生活や学校に慣れる間にも宿題が出されるでしょう。家事があると学習面において、結構精神的な負担も大きくなりますので、初めの数週間だけでもホームステイがおすすめです。

安全である

ドミトリーやホステル、寮などでは、盗難が発生することがあります。その点、ホームステイなら、そういったリスクも少ないですし(それでも貴重品類は鍵のかかるスーツケースにしまうのがおすすめ)、なにかトラブルがあっても、安心して相談できます。また、現地の人なので、日常生活で気をつけるべきことや、バスや電車、お店のルールなども教えてもらえる安心感があります。

2.ホームステイをするにはどうしたらよいか

エージェントや学校から申し込み

エージェントを使うとホームステイのみや、ホームステイ+学校入学の手続きをとることができます。その分仲介手数料がかかるということもありますが、中には手数料ゼロ円のエージェントもあります。エージェントを通すメリットは、学校やホストファミリーとトラブルがあった際にも、仲介して解決してもらえるということです。

ホームステイ先に細かい要望までは難しいかもしれませんが、アレルギーがある、ペットがいない家庭希望などといったものを事前に明確に伝えておけば、あなたに合ったホストファミリーを紹介してもらえるでしょう。

エージェントによっては、申し込み後に倒産してしまい、お金が返ってこないというリスクもあるので、慎重に選ぶ必要があります。複数のエージェントに資料請求しながら、メールや電話で相談してみることをおすすめします。

また、エージェントを通さずに自分で学校へ申し込みをした際に、ホームステイ先を紹介してもらうということもできます。現地の学校からの紹介なので、信頼できるホームステイ先である可能性が高いですが、エージェントに比べると紹介できるホームステイ先が少ないかもしれません。

自分で申し込みもできる

少しでも節約したい、自分の目で自分に合ったホームステイ先を見つけたい!という場合は、現地の掲示板やSNS、ホームステイ先の専用サイトなどで見つけることもできます。ただし、現地でいざホームステイ先とトラブルが生じた場合には、自分ですべて解決する必要があるので、海外経験豊富な方や現地の言語レベルが高い方など以外はあまりおすすめできません。

3.ホームステイの注意点

この章では、ホームステイの注意点やデメリット面を紹介していきます。

学校や町から遠いことも

私自身の経験もありますが、ホームステイ先は郊外になることも多いです。するとですね、学校に行くにしろ、街に行くにしろ電車やバスを使う必要が出てくることがあります。田舎では、公共交通機関の本数が少ないということがあるので、時間に注意しましょう。

学校や町から近いところがよいなら、はじめからその希望をエージェントや学校に出した方がよいかと思います。しかし、田舎にいると、田舎と街の両方の景色味わえるというメリットがあるので、海外でいろんなものを見たいという方は、郊外でのホームステイは面白いと思いますよ。

あまり構ってもらえないことも

メリット面で家族の一員になるということを書きましたが、ホストファミリーの中には留学生の受け入れをあくまでビジネスとしている家庭もあります。ホームステイは日本でいえば民泊のようなもので、ホームステイ先はエージェントや学校からお金をもらっているということがあります。

そのため、中には、留学前に想像していたホームステイのイメージと違う、思ったより話しかけてもらえない、構ってもらえないということもあるかもしれません。しかし、たいていのホームステイ先はこちらから話しかけたことに対して、しっかり反応してくれると思います。

日本人は英語に自信がないと、普段はよく話す方でも黙ってしまうこともあります。拙い英語でも一生懸命話せば、理解しようと努めてくれるので、最低限のあいさつからでも話しかけられるのを待つのではなく、こちらからどんどん話しかけてみましょう!

費用は高め

ホームステイはエージェントや学校に支払われる費用、ホースステイ先に支払われる費用食費や光熱費、インターネット代などが含まれる分、どの国でも居住方法としてはほかに比べて高くなります。

1カ月や2か月ならよいかもしれませんが、3か月以上となるなら、最初の1か月をホームステイにして、残りの期間はシェアハウスに移ったり、学生寮で申し込みをしたりした方が費用としては抑えられるかと思います。

食事が合わないことも

日本と海外では食材も味覚も違うので、ホストマザーの作ってくれるご飯は、時には合わないということもあるかもしれません。短期ホームステイなら、よほど嫌いではなければ、「ありがとう」といって食べてもよいと思いますが、長期ホームステイなら、「アレルギーがある」「ごめん、嫌いなの」と言って避けてもよいと思います。嫌いなものなのに、好きだと誤解されると、そのメニューが何回も出される可能性がありますし、あとで嫌いだということがバレたときにきまずくなります。

当たりはずれがあることも

相性が悪ければ、ホームステイ先と合わないということもあります。ホームステイ先に問題がある場合(家に帰ってこない、食事が提供されない、罵詈雑言を言われるなど)は、エージェントや学校に事情を説明することで、変更してもらうことも可能です。逆に黙って耐えるよりも、トラブルがあればなんでも相談してみるのがおすすめです。

1人部屋じゃないことも

ホームステイ先によっては留学生を複数人受け入れている場合もあり、1人部屋ではないこともあります。1人部屋希望の方は、事前に要望を出しておいた方がよいかと思います。

各家庭にルールがある

ホームステイ先によっては、シャワー時間が1回15分以内、門限は9時まで、洗濯は週に1回など、ルールがあることもあります。また、消耗品もなにが共有できて、なにを自分で用意する必要があるか(タオル、ドライヤー、トイレットペーパーなど)をきいておいた方がよいかと思います。

4.ホームステイをよい思い出にするには

積極的に会話する

おそらく海外でホームステイをしたい方は、「語学力アップを目指して」「一度でいいから海外生活に挑戦したかった」といった目標や夢を持ってきている方も多いでしょう。海外でのホームステイ生活は、何度も味わうということは少ないかと思います。このあともホームステイをすることはあるかもしれませんが、最初で最後と思いながら、ホストファミリーと積極的に会話をしてみましょう。

会話だけでは表現できないことは、ジェスチャーも使えますよ。また、相手の言っていることがわからない場合は、聞き返したり、もう一度言って欲しい旨も伝えましょう。コミュニケーションにおいては、こちらも相手の言っていることを理解しようとする姿勢が大切です。あいまいに笑ってごまかすよりも、理解したうえで、イエス、ノーをはっきりさせた方がよいです。

笑顔で過ごす

笑顔は世界共通で、相手にポジティブなイメージを与えることが期待できます。むすっとしているとホストファミリーも話しかけにくいので、会話やありがとう、おはようなどのあいさつでは笑顔を心掛けましょう。

情報を得ておく

その国によってマナーや習慣も異なると思います。事前にできるだけ情報を得ておくことが大切です。現代では、本だけではなく、ネットで日本語でも現地で生活していた人や留学経験がある人のブログなども得られます。それでもわからないことや確信が持てないことは、現地で確認しましょう。ホストファミリーが決まれば、メールアドレスやSNSで事前に連絡をとることも可能です。

期待しすぎない

日本は、世界でもあまりないくらい、低価格で高レベルのサービスが受けることができると思います。そのため、海外に行った人の中には、サービスの違いに驚く方も多いかもしれません。ホームステイも同じです。日本での生活と同じイメージで行くと、こんなにお金を支払っているのに…と不満を抱いてしまうこともあるかもしれません。

当たり前のことかもしれませんが、ここは日本じゃないんだ、この国ではこれが普通なのかもといった感覚で、さまざまなことを受け入れていく姿勢が大切です。期待しすぎず、日本との違いを発見するたびに「面白い!」と思えれば楽しいですよ♪

お土産を持って行く

海外でお土産を渡す文化はあまりありませんが、なにか日本のものをお土産として持って行くと喜ばれますし、コミュニケーションのきっかけにもなるのでおすすめです。お土産は地元の名産品や日本食などでもよいですし、100円ショップの和柄製品などでもよいでしょう。

お土産じゃなくても、最後のお別れ時に感謝の気持ちで渡してもよいかと思います。ただし、その国によって入国時の検査で持ち込みができないものや申告が必要になるものもあるので、物を用意する前に確認しておきましょう。

ルールを守る

ホームステイ中は、各家庭のルールを守って行動しましょう。気になることがあれば(例えば家の中では土足かなど)事前に確認しておくのがおすすめです。

短期がよい

ホームステイは楽しいですが、費用が高めだったり、家によって制約があったり、食事や生活習慣が合わない可能性があったりということを考えると期間としては、1か月以内がおすすめです。1か月あれば、現地の生活にも結構慣れてくるので、長期の方はアパートメントを探す余裕も出てくるでしょう。

短期で申し込みをしておいて、万が一延長したい場合は、早めにエージェントや学校に相談すれば、そのまま延長か延長したい期間分新たに受け入れてくれるホストファミリーを探してもらえます。

留学生慣れしているファミリーがおすすめ

ホストファミリーにも、初めて留学生を受け入れする家庭もあれば、いままでも何回も受け入れ経験があるファミリーもいます。どちらかといえば、留学生の受け入れに慣れているファミリーの方が、留学生たちの英語や習慣にも慣れているので、生活しやすいかもしれません。