これで留学初日の授業も聞き取れる!出発前のリスニング勉強法を公開

これで留学初日の授業も聞き取れる!出発前のリスニング勉強法を公開

留学前にはできるだけ英語力をつけておいたほうがよいと言われていますが、具体的にどんな英語力があれば留学生活に有効なのかよく分からず、結局ろくに準備できないまま出発して、留学先で困ることになっている人は実際、多いようです。

この記事では、たくさんの留学生が困っているらしい「授業が聞き取れない」悩みに焦点を当てて、対策についてご紹介したいと思います。

留学初日から授業がしっかり聞き取れた私が、留学前にどうやってリスニング力を身につけたか、実際に行った特訓法も詳細にご紹介します。

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1.外国で生活するには、「話せる」より「聞き取れる」ことが重要


留学するなら、少しでも「話せるようになっておいたほうがよい」と考えて、「会話の勉強」を始める人は多いと思いますが、実際には「話せる」ことよりも「聞き取れる」ことの方がもっと重要です。

ほとんど話せなくても、聞きとって理解する力だけで外国で長年生活している人は、実際に世界中にたくさんいます。

自らも旅行などで一度外国に出てみれば、「自分から話す」ことよりもまず、英語で「誰かから話しかけられて、答えなければならない」機会の方がずっと多いことに気づくでしょう。また、こちらから話しかけるのが先だったときも、たいていは発音がよくないことで相手には理解してもらえず、「今あなた、○○と言いましたか?」と他の言い回しで聞き返されることになります。

このとき、聞かれていることの意味がかろうじて分かって、イエスかノーかだけでも返すことができれば、ほしいものが手に入ったり、困りごとが解決したりするわけなのですが、聞き取れなくて返事ができなかった場合は何も解決しません。

2.多くの留学生が抱える「英語が聞き取れない」悩み


希望に満ち溢れて留学生活を始めた多くの人が真っ先にぶち当たる壁と言えば、「言葉が聞き取れないこと」ですね。

これから毎日通わなければならない学校で、授業中に先生が話していることが全く理解できないと、まずは大きく焦りますよね。日常会話とは異なり、理解しているかどうかの確認もされずに、授業はどんどん先に進んでいくものです。
聞き取れている人は次々新しいことを覚えていっているのに、自分だけ取り残されている気分…。この焦りや不安は、学校に行きたくなくなって留学生活全体が楽しくなくなる原因になってしまいます。

そうならないためには、授業が聞き取れるレベルまで力をつけてから出発すればよいだけなのですが、現実は難しいのだと思います。

日本の学校の英語教育では、「読んで、意味が分かる」能力を伸ばすことにばかり重点がおかれてきており、聞き取るための訓練はほとんどしなかったと思います。どうすれば聞き取れるようになるのかもよく分からず、できないまま留学してしまうから、みんな困っているのですね。

3.授業で困らない目安は、TOEICのリスニングセクション370点


また、いくつかの学習方法を試して特訓はしてみたとしても、実際に力がついているのか?ということを測るのは難しいと思います。私自身も、これで充分なのかは分からないまま出発して、たまたま初日に「おっ、ちゃんと聞き取れる、理解できる!」と実感した事実があるだけです。

なお、当時のリスニング力をTOEICスコアに置き換えてみると、リスニングセクションだけのスコアで370点ぐらいにはなっていたのではないかと思っています。授業が聞き取れるかどうか心配な方は、ぜひ留学前にTOEICを受験して、リスニングセクションのスコアで目安にしてみてください。

ただし、これぐらいの点数が取れていたとしても、留学先の学校側の都合で、実力よりも高いレベルのクラスに振り分けられてしまったりすると、予想よりも苦労することになることはあるかもしれません。あまりにもつらいと感じる場合は、学校に相談してみるとよいと思います。留学に無理は禁物です。クラスを1レベル下げてもらうことが可能なら、ぜひそうしてもらうとぐっと楽になるかもしれないです。

続いて、初日から授業が聞き取れた私は、リスニングをどうやって鍛えたのか、実際のやり方を大公開したいと思います!

4.特訓法その①:「海外ドラマ学習法」その正しいやり方とは


別の記事で、留学に向けた英語の勉強のことをご紹介しましたが、その中でも私が最も効果を実感して、皆におすすめできると思ったのは英語ドラマを何度も繰り返し見る学習法です。

▶社会人留学、留学前はどれぐらい勉強した?留学後の勉強は?

なお、上記記事では「聞き流し」と紹介されていますが、実際には聞き流しただけではありません。きちんと効果が出るためのこの学習法の本当の手順は、以下のとおりです。本気でリスニングを鍛えたいと思った人はぜひ一度お試しください。

まず、アメリカのドラマの場合、1話が45分のものと20分のものがありますが、繰り返し繰り返し見るため集中力の持続時間のことも考えると、20分のものが使いやすいと思います。

ちなみに、海外ドラマ学習法の教材に良いとして有名な「フレンズ」も、1話20分ずつのドラマです。私も主にはこれを使いました。

視聴1回目: 英語音声+日本語字幕で見ます。

ドラマのストーリー概要を把握して内容に興味を持つことが目的です。ここではまだ英語はあまり意識しなくてもよいです。話がおもしろいと思うことができるなら、繰り返し見るのも苦にならずに長く続けられます。
ここで注視するべきなのは、ストーリーに関連して出てくる、外国特有の背景や文化、習慣などについてです。英語で理解しようとしても、そもそもの背景を知らないと無理であることも多々あるので、日本語で1回見るとよいのです。

なお、この状態で見て全く興味が沸かないようなら、あなたの英語学習には向かないストーリーのドラマということになりますので、別のドラマを探してください。

視聴2回目: 英語音声+英語字幕で軽く見ます。

一度日本語で見ているので、耳で聞き覚えがあって意味までは覚えていなかった英単語も、なんとなく理解できると思います。まずはこの程度でOKです。あまり分からなかったとしても、このあと何回も見るのでまずはさらっと流すのでOKです。

視聴3回目以降: 英語音声+英語字幕、部分的に日本語字幕で見ます。辞書も使います。

この先は、英語だけでストーリーを理解できるようになるまで、ひたすら繰り返し見ます。分からない単語が出てきたら一時停止させて、辞書で調べます。スペルを知るために英語字幕が必要なのです。スペルと発音を確認しながら見る、意味が分からなければ調べる、これを繰り返しながら会話の意味を理解する努力をします。

辞書に載っていない単語もけっこうあることにも気づくと思います。調べても意味が分からない場合は、日本語字幕に切り替えて確認します。こうして一部分だけなら日本語字幕に切り替えて見てもOKです。

ただし全く分からないからと、もう一度日本語字幕で全編を見直すのはNGです。これを自分に許してしまうと「ただのドラマ視聴」になってしまい、英語学習ではなくなってしまいます。

4回、5回と繰り返し見ているうちに、辞書を引く回数は減っていきます。流れるような会話の中から、拾える単語も増えていきます。また、なにか別の作業をして画面に集中しないときも英語音声を流すようにしていると、ますます聞き取れる会話は増えていきます。
最終的には、会話だけ聞いてもそのシーンがどんなだったか思い浮かぶぐらいまで、繰り返し見るとよいです。

留学生活で似たような状況に遭遇したときには、覚えた英文がするっと出てきて実践で生かせることになりますよ!

5.特訓その②:「海外旅行をする」


留学に向けての勉強だけが目的ではないのですが、英語学習に対するモチベーションを高い位置でキープするためには、英語圏に海外旅行をして自分の英語力を試し、必要に迫られて話さなければならない状況を作り出してみるとよいです。

私の場合は、そのために主には一人で旅行をし、パッケージツアーは使いませんでした。日本語で解決できるところ(日本の旅行代理店)に頼らないようにしたことで、自分な必要な情報を英語の中から探し出せる能力も身につき、留学生活を始めてからも役に立ったと思っています。

治安の心配がないことやリラックス目的もあって、私はハワイに行くことが一番多かったのですが、日本人スタッフはもとより日本人の利用者がいない、英語の情報しかないようなホテルを選び、普通の日本人観光客は行かないようなところに積極的に行ってみていました。このような行動は、地域によっては危険と隣り合わせになるため安易におすすめはできませんが、基本的に英語で調べて外国人観光客が多いところなら大丈夫です。

ハワイは、日本語を通そうとすれば全く英語を話さずに旅行することもできてしまいますが、行動範囲を広げて積極的に英語を使おうと心がければ、いくらでも英語力を試す機会がある旅行先です。

【番外編】「絶対音感」も関係がある


これは個人的に確信していることなのですが、英語のリスニング能力は、努力だけしていればできるようになるというものではなく、センスもかなり関係していると思います。音感のセンスを持っている人は、さほど苦労せずともリスニングが身に付くようになっているような気がします。

経験談として書き出してみると私もそれなりに努力はした方なのかもしれませんが、実感としては苦労せず自然に身についたと感じています。多くの日本人が「点数が上がらない」と嘆いているTOEICも、私は初めての受験からリスニングセクションだけは400点をゆうに超えていました。それには、幼い頃に音楽を習ったことで身についた「絶対音感」も関係しているのではないかと思っています。

「絶対音感」については説明すると長くなるので、興味を持った方は各自でググっていただきたいと思いますが、少なくとも「自分もあるある」と思った人は、この先あまり苦労せずにリスニングを習得できることになるかもしれないですよ。

単語ひとつひとつ「言葉」として聞き取ろうとするのではなく、会話のフレーズを曲のようにざっくりと「音」としてとらえることを無意識にしているように思います。赤ちゃんが言葉を覚えていくときも同様だと思いますが、「言葉」として認識する努力をせずに、「音」としてとらえるので、記憶に残りやすいことになっているように思います。

実は私だけでなく、私の妹もそうなのです。妹も幼い頃に一緒に音楽教室に通ったので絶対音感があります。妹は英語に一切興味がなく特に勉強もしていないはずなのに、突然テレビの中の英語の会話を拾って理解していることがよくあるので驚かされます。私達に共通するのは、絶対音感があることです。だからきっと関係あるなぁ、と思うのです。

また、「洋楽が好きで繰り返し聴いたり、歌詞を理解しようとしたりするうちに、英語ができるようになった。」という人がときどきいますよね。これも、初めに「言葉」ではなくざっくりと「音」としてとらえることを繰り返したのが、リスニングの習得にもつながったのではないかと思います。

最後に:留学先で困っている人も、今から始めると間に合います


絶対音感をこれから身につけることは難しいですが、「正しい海外ドラマ学習法のやり方」の方は、これからすぐにでも試せることだと思います。

語学学校では、生活にすぐに必要になることから教えてもらえるカリキュラムになっていると思いますが、日常生活を描いた「フレンズ」のようなドラマでは、学校で習ったばかりの言い回しがそのままセリフに出てくることも多いです。そのことに自分で気づけると、そのフレーズは即記憶に残り、実際に使えるようにもなるという、習得にはまさに理想的な環境にいることになります。

必ずしもDVDを購入しなくても、インターネットで検索すれば、たくさんのドラマが無料視聴できる時代です。英語で検索してみるとさらにすごいですよ。

YouTubeで一部分だけ公開されているものや、映画やドラマの予告編だけ使うやり方もあると思います。日本語字幕で無料視聴できる日本のサイトと、英語字幕で無料視聴できる外国のサイトが見つかればベストですが、著作権の問題で突然なくなることも多いため、やはり確実なのはDVD購入ですが…。

まずは、繰り返し同じフレーズを聞いていれば聞き取れるようになってくるものだということ、それができるようになると応用がきくようになり、初めて聞くフレーズも聞き取れるようになること、ぜひ体感してみていただきたいと思います。

この記事の説明が納得できるようになった頃には、授業が聞き取れない悩みも消えているはずです。この記事が、一人でも多くの留学生にお役に立てば幸いです。

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