日本にいれば1年はあっという間ですが、異国での1年留学はあっという間ながらも刺激的で濃厚な時間を過ごせることが期待できます。

1年あれば学校、ワーキングホリデー、ボランティアさまざまな方法を選ぶことができます。1年の留学でできることや、学べること、必要な持ち物、英語への成果などの情報をお届けします。

1年の留学でどんなことが可能なの?

1週間や1か月の短期留学はできることが限られますが、1年の長期留学ならば、さまざまなことが経験できます。海外で生活しながら、その土地の文化や語学などを学び、視野を広げてみましょう。

語学留学

初心者でコミュニケーションとなる言語を専門に学ぶなら、語学留学がおすすめです。語学学校では、日常的な会話力やリスニング力アップだけではなく、就職や次の留学に必要な英語関係の資格(TOEFL・IELTSなど)の取得も目指せます。

生徒は現地の人というよりも、自分と同じく英語などの言語を学びにきている学生が多いので、友達も作りやすい環境です。また、語学学校の中には仕事で役立つスキルや、学校スタッフとしてインターンシップ体験ができるところもあります。

大学や専門学校

海外の大学や大学院、専門学校などで、芸術や言語、経営など専門学部を勉強して単位を取得したり、専門の資格を手に入れたりすることもできます。大学生の方は、日本の大学の単位に振替できることもあります。

ボランティア

子供や障害者のお世話をしたり、植物や動物の保護をしたりするボランティアプログラムです。有名なものでは、JICAが行っている青年海外協力隊があり、長期なら2年、短期なら1か月~1年未満で参加できるものがあります。

インターンシップ

インターンシップは、外国の企業で就業体験ができます。転職を考えている社会人の方や、就活を控えている大学生の方におすすめです。

ワーキングホリデー

ワーキングホリデーは専用ビザで1年~2年間、協定となっている国で学校に通ったり、働いたり、旅行に行ったりと自由に過ごすことができるのが魅力的なプログラムです。現在、日本とワーキングホリデー協定国になっているのは、下記の16か国に上ります。

  • オーストラリア
  • 韓国
  • ニュージーランド
  • カナダ
  • ドイツ
  • イギリス
  • デンマーク
  • 台湾
  • 香港
  • ノルウェー
  • ポーランド
  • ポルトガル
  • スロバキア
  • オーストリア
  • ハンガリー
  • スペイン

ワーキングホリデーの中で、とくに人気があるのは、気候もよく、治安もよいとされているオーストラリアです。ワーキングホリデーの期間は1年ですが、オーストラリアでは、農場で3ヵ月働くと1年の延長(セカンドビザ)ができます。オーストラリアは日本よりも賃金が高いので、逆に貯金ができたという経験者も多いです。

ワーキングホリデーは国によって年齢制限が異なったり、抽選となったりすることがありますので、行きたい国の情報をよく調べておく必要があります。
日本ワーキングホリデー協会はこちらへ

組み合わせもできる

1年の留学では、大学のみや語学学校のみという選択でもよいですが、ワーキングホリデー+語学学校や、インターンシップ+語学学校など、数か月で区切って、組み合わせるという方法もできます。

1年でかかる留学費用は?

順番に解説します。

注意点
留学費用 は、その留学スタイルによって異なります。詳しいお見積は留学エージェントなどに問い合わせて確認するようにしましょう。

アメリカ

アメリカでは1年間にかかる語学学校の学費で150万、大学ならば100万~500万円はかかるので、その他生活費なども考えると最低300万は用意した方がよいでしょう。

アメリカの1年にかかる費用に関して、詳しくはこちらの記事へ
【完全版】1年間のアメリカ留学にかかる費用と節約のコツ【大放出】

フィリピン

日本より物価が安いフィリピンは、英語を格安で学べるとアメリカやオーストラリア、ニュージーランドへの留学を考えている方が、基礎力を磨くために短期留学をする方が多いです。フィリピン留学のメリットは、寮付きの学校や食事つきの学校が多いので、生活費があまりかからないことです。費用としては、1年で200万円~300万といったところです。

フィリピンの1年にかかる費用に関して、詳しくはこちらの記事へ
1年間のフィリピン留学費用【生活費込みで・・・250万円?!】

イギリス

語学学校なら年間で60万~200万、大学なら100万~250万、大学院なら140万~300万は用意しておきたいところです。ロンドンのような都心部は物価が高いので、家賃を節約するためには、郊外がおすすめです。

イギリスの1年にかかる費用に関して、詳しくはこちらの記事へ
【徹底解析】イギリス留学に必要な費用・学費+誰でも使える節約術!

オーストラリア

語学学校へ1年通って80万~100万、その他滞在費などを合わせて250万円以上をみるとよいでしょう。アルバイトができる環境ならば、費用をさらに抑えることも期待できます。

オーストラリアの1年にかかる費用に関して、詳しくはこちらの記事へ
1年間のオーストラリア留学費用の解説【参考例付きで解説します】

ニュージーランド

語学学校ならば、半年で60万~80万ほど、デザインやコンピューターなど専門的な分野を勉強するなら学費だけで、150万以上は準備した方がよいです。滞在費と合わせると160万~300万円ほどといったところでしょうか。

ニュージーランドの1年にかかる費用に関して、詳しくはこちらの記事へ
【解説】1年間のニュージーランド留学【費用+気をつけるべき事】

カナダ

学費は安いところなら1年で100万未満のところもあれば、200万以上かかるところもあります。留学生に人気のバンクーバーでは物価は高めなので、節約を狙う留学生はあえて外すことを選択する人もいます。

カナダの1年にかかる費用に関して、詳しくはこちらの記事へ
1年間のカナダ留学費用を徹底解説!ビザと英語力向上をセットで解説

1年の費用を節約するためには

学びたいことがあって留学をするのですから、学費については節約して安い学校に行くよりも、高くても学びたいことが学べる学校へ行くことをおすすめします。少しでも節約するには、滞在費や航空券から削ってみましょう。

航空券

直行便よりも、経由便の方が安く航空券が手に入れられる可能性が高いです。とくにアメリカやカナダなど飛行時間が10時間ほどかかる場所なら、身体もずっと同じ姿勢にならないので、経由便の方がよいということもあります。また、早めに予約することで、割引が大きいことも期待できます。そのほかLCCなどの格安航空券を使うという手もあります。(※ただし、LCCは荷物が別料金になりますので、サイズや重さを事前にしっかりと調べましょう。)

滞在費

日本と同じくたいていの国では都心部ほど物価が高いので、住居費を節約するなら郊外がおすすめです。しかし、学校が都心部だと学校近くに住む方が便利ですし、安心です。ホームステイは、結構高額な国も多いので留学当初の1か月くらいならば、よいかもしれませんが、長い場合はアパートでシェアハウスに暮らしたり、学生寮に移ったりした方が節約できそうです。

食費

フィリピンの学校やホストファミリーの家にでもいない限りは、できるだけ自炊をして食費を節約するとよいでしょう。慣れないかもしれませんが、外国のスーパーマーケットは、日本にないような商品を扱っていたり、売り方が異なったりして面白いです。

1年の留学で持参したい持ち物

1年もの長期となると、国によって気候や環境はさまざまなので、日本から持参するものを迷ってしまうこともあります。1年の留学期間中に個人的に持参してよかったものや、ほかの留学生たちが持参すればよかったと思いやすいアイテムをまとめてみました。

使い捨てカイロ

日本の使い捨てカイロは海外ではなかなか手に入りません。カナダやアメリカ、イギリスなどで冬を体験するなら、持参がおすすめです。ただし、大量に持参すると、空港の手荷物検査で訊かれることがあるようなので気をつけましょう。

チェーンロック

1年の留学中に旅行を考えているなら、南京錠などは必須です。ロッカーやスーツケース、電車内などで使えるチェーン式のものが便利です。

洗濯用品

100均で買える洗濯ネットは、国によって日本より高いケースもあります。洗濯バサミも少し持って行くとよいでしょう。

S字フック

旅行中のトイレ内やバスルームなどで、荷物がかけるところがない時などに、ドアに引っ掛けるだけで、荷物をかける場所が作れるので便利です。

ダウンジャケットやヒートテック

ジャケットは現地で買うと高いこともあります。寒い土地に行くなら、日本から持っていくとよいでしょう。ユニクロのものは、コンパクトかつ性能もよいのでおすすめです。

水着

フィリピンやオーストラリア、ニュージーランドなど海に入りそうな国へ行くなら持参がおすすめです。

場合によっては、現地の薬がきく場合もありますが、風邪薬や胃腸薬、虫刺されの薬、目薬など自分の体質に合った薬をできれば持参した方がよいでしょう。

化粧品

顔に直接つける日焼け止めやファンデーション、化粧水などは、外国製品だと肌荒れを引き起こすこともあります。化粧品や洗顔類などは、日本からできるだけ持参するのがおすすめです。とくに肌の弱い方は、化粧品だけではなく、生理用品も外国製品が合わない可能性も高いので気をつけましょう。

日本食

インスタントの味噌汁やカップ麺、ふりかけ、粉状のポカリスエットなど、日本食が恋しい時や体調不良時、人との交流などに役立ちます。

勉強グッズ

ノートやペンなどは、どの国にも売っていますが、日本製の方が質がよく使いやすいです。

参考書

日本語で書かれた英語の文法書や参考書は、留学先では手に入りにくいので、日本から持参するとよいでしょう。

現地でも手に入りますが、あまりお金をかけたくない方は、日本からスーツケースに入れて持ってくるか、船便などで送るとよいでしょう。数日着まわせる服があれば十分かと思いますが、留学中に洗濯の回数を減らしたい方は、黒や白、灰色などは着回ししやすい色の服や下着、靴下がたくさんあると便利です。圧縮パックを使えば、できるだけコンパクトにもできます。

女性の場合は、ドレスコードも考えて1枚ワンピースがあればよいかと思います。冷え性の方はパーカーやカーディガンなどの羽織物も持ってくるとよいでしょう。

おみやげ

ホームステイをする場合は、日本の食材やグッズなど喜ばれます。

コンセントプラグ

日本とはコンセントの形状が異なる国が多いので、その国にあった変換プラグを2~3個持っていくとよいでしょう。1個だと複数差したい時や、万が一合わなかった時に不便になるので、複数もしくは、たこ足にできるものがあればなお便利です。

たいていの電化製品は変圧器なしでも対応していますが、中には変圧器が必要となるものもあるので、その場合は変圧器を持参するか、現地で購入するかを選びましょう。

コンタクトレンズ

現地調達が可能な国が多いですが、日本製のものの方が安心という方は持参しましょう。ケア用品も取り扱っている国は多いです。万が一に備えて、眼鏡も持参しましょう。

電池

現地で買うと、高いという声も高いので、電池製品があるなら日本から持参するとよいでしょう。

ガイドブック

ガイドブックは現地でも手に入りますが、日本のガイドブックの方が、写真も多く見やすいです。

カバン

治安のよい国なら、リュックやトートバッグなどでもよいですが、治安が不安定な国ではリュックやファスナーのないバッグはスリにあう危険性も高いので気をつけましょう。治安のあまりよくない国ではファスナーのついた、斜め掛けのバッグがおすすめです。

水筒

飲み物代を節約したい方は持参するとよいです。現地調達も可能ですが、国によっては、性能があまりよくないということがあります。

電気シェーバー

海外製のものは剃りにくいということがあるようです。

日本製と外国製ではサイズが異なります。履きなれた運動靴やかさばらないパンプス、ビーチサンダルなどあれば便利です。

爪切り&折り畳み傘

意外と手に入りにくく、またあっても日本製のものがよいという声が多いです。

電子辞書

スマートフォンのアプリを使うという手もありますが、バッテリーが減りますし、安いものでは1万円以下でも手に入りますので、電子辞書単体がおすすめです。

パソコン・スマートフォン・タブレットなど

パソコン類は学校によっては、授業でパソコンを使うのが当たり前ということがありますし勉強から私生活、旅行にと役立ちます。海外は日本よりもWIFIエリアが多い国もあるので、LINEやスカイプなどを使って、日本の家族や友人と連絡を取るとよいでしょう。

また、現地で格安SIMカードを契約して、スマートフォンを使う方法もあります。スマートフォンは目覚ましや録音機能を使った学習など、便利なのでぜひ持参しましょう。

カード

現金とは別に、現地で買い物も、キャッシングもできるクレジットカードやプリペイドカード、国際デビットカードなどを持参しましょう。できればビザ、マスターなどのブランドを2~3種類に分けて持つ方が安心です。

1年留学での効果は?

1年も英語に囲まれて過ごしていれば、日常会話は大丈夫という人やTOEIC対策をしていなくても、TOEICで700点以上の高得点を取れる人もいます。しかし、全員ではなく個人差がありますし、著者自身、帰国して英語がペラペラだねと言われても、自分ではペラペラな感覚が全くわかなかった経験があります。

英語に向かい合うことが大事

1人1人、1年の留学期間をどう過ごすかで、英語の上達ぶりは変わります。例えば同じ1年を過ごしてきても、日本人の友人に囲まれて日本語ばかり話してしまう人もいれば、現地の友人をたくさん作り、常に英語を話す留学生では、1年後の英語力に大差がついても不思議ではありません。

語学に関していえば日本にいる間に、どれくらい英語がもともとインプットされていたかも関係してくるでしょう。英語が不安な方は、1年の留学を始める前に、1週間や1ヵ月でもできる短期留学で、まずは今の自分を試してみることをおすすめします。時間をとることが難しい方は、オンラインレッスンなどで学習するという方法もあります。

視野が広がる、自信がつく

英語の上達が期待したほど伸びなくても、見知らぬ海外で1年過ごしてきたということは自分の自信に繋がったり、視野を広くしてくれたりと、将来の自分に影響を与えることが予想されます。

1年の留学では英語だけにこだわらず、自分の将来の仕事や生き方に結び付けられるような目標を立てていかれたら、よいのではないかと思います。留学は何歳でも挑戦可能ですが、結婚や仕事の状況によっては、なかなかチャンスがないということもありますので、将来後悔しないためにも、チャンスがあるなら挑戦してみることをおすすめします。
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