仕事がら英語学校選びの相談を受けることが頻繁にあります。

が、非常に残念なことに最近はお勧めできる英語学校が少ない、言わざるを得ません。

結論を先に言ってしまうと、昨今の英語ブームの中、日本にある社会人向けの英語学校は2極化している傾向にあるのです。

①短期集中の英語学校
すごい勉強させて2~3ヶ月で英語力を上げることを掲げる学校

②ゆるゆるの英語学校
月謝1~2万円。週1回だけ通わせて話せるようになる気にさせる学校

どちらにも言えることは「商売上手」という点です。

まあ、運営側もビジネスだからしょうがないかもしれない。
が、ユーザーもこれに上手く煽動されることなく、賢く利用する必要があると思うのです。

【自己紹介】英語学校の専門家です

事前に自分のことを少しだけ説明しておきます。

自分は留学会社を14年やっています。また自らも日米比で8校の学校を運営しています。
仕事柄、必然的に英語学校を自分の目で見てまわります。

全世界に700校の提携校。
うち、自分自身も自分の足で運んだ数は200を超えています。

また、自分自身もNOVAに始まり、NCCや、UCLA Exなど、
世界で20校近い学校で授業を受けてきています。

つまり英語学校を見てきた数と経験だけは多分日本人で一番なんじゃないかなと思っています。

お勧めする英語学校が日本にない件

さてそんな僕ですから、最近よく相談を頂く訳ですが、
相談してくる方は大体が向上心が強い人。そういう人って大概が忙しい人なんですね。

海外に行く時間を持てれば、少し勧め方も変わるのですが、
国内にいながら英語力を上げたいと言うリクエストなんです。

そこでどんな目的か、条件などを聞き出し、自分の知識の中から、お勧めを説明しようとするんですが、なかなかない。

そこで自分の中で分析すると、ある傾向が見えてきたのです。

英語学校には短期集中型とゆるゆる型しかない

それが冒頭文の2種類なんですが、

①短期集中の英語学校。
すごい勉強させて2~3ヶ月で英語力を上げることを掲げる学校

②ゆるゆるの英語学校
月謝1~2万円。週1回だけ通わせて話せるようになる気にさせる学校

いずれもビジネス的には上手いと思うんですよね。

キャッチコピーの意味を集客的な視点で言えば、

①楽して話せるようになりますよ。

  もしくは

②安く話せるようになりますよ。

のどちらかの攻め方をしているだけなのです。

しかし結論、多くの人が「話せるようになっているか?」と言う点で、
結果を出せずにいる現実をここでお伝えしたいと思います。

①短期集中型の英語学校

これは僕はRIZAP Englishの影響が大きいと思っています。
ご存知の通りダイエットで培ったPDCA・コーチングメソッドを英語学習に取り入れた訳ですね。

資本力のある会社ですから大々的な宣伝があり、一気に市場を広げました。
そうするとどうなるか?

そう、真似をする業態が出てきます。
それが24/7イングリッシュとか、プログリットとかでしょうか。

厳密に言えばこれらの学校はそれぞれ全く違う特徴があるのですが、共通点は「2ヶ月で結果を出す」というコピー。

2ヶ月で結果を出すという事自体は問題じゃないんですが、当然結果を求められるし、
運営側もそれ相応の授業や勉強時間を求めます。

それが1日2~3時間の宿題という事になる訳ですが、
一言でいうと、忙しい人たちはそんなに勉強する時間ないんですよw

でもそれをコーチングで、とか、2ヶ月だけだから、とかいろいろ言って出来そうなことを言う訳ですが、結論いってしまうと実際にそれを出来ている人がどれだけいるのでしょうか?

出来なかった時、自分の責任にしてしまう日本人

面白いのですが、教育ビジネスは上手くいかなかった時に、サービス提供者側でなく、自分を責める傾向にあるんですね。少なくとも日本人は。

つまり「目標を達成できなかったのは自分の責任であって、学校の責任ではない」
と。

よって、大体の学校には完全返金保証制度と言うのがあるんですが脱落者のほとんどのこの制度を使わない。これこそ運営側の思うつぼな訳です

注:もちろん、いずれの学校も言ってることは嘘でもなんでもない。
2ヶ月間確かに突っ走ればそれなりに結果は出ることでしょう。

②ゆるゆるの英語学校

一方で、ゆるゆるの学校、つまり大手の英会話学校がこれですね。
NOVA、シェーン、イーオンなどがそうでしょう。

これらの学校も僕から言わせれば本当に商売上手だなーという印象です。

仕事柄分析をしちゃいますが、彼らの授業料は月1万円~2万円程度。
これって実は日本人の教育支出の平均額に合わせた値段設定なんです。

つまり多くの人が出しやすい金額がその金額と言う訳です。
ですが、英語学校の講師に払う給料を考えると月1、2万円だと大体週に1回の授業しか出来ません。

しかし僕自身も通いましたが、週1回だけ通って英語ペラペラになっている人見たことないっす。宿題もほとんど出ないし結果テレビCMで見たようにはならない。

言語習得ってそんな簡単じゃないんですよ。
別にこれらの学校に通うのが悪いという訳ではないんですが、ここだけで完結してはいかんと思うのです。

社会人にはどんな英語学校が理想なのか?

結論どういう学校がお勧めか?となる訳ですが、
結論、適切な勉強量で、長く通える学校が理想だと思います。

正直、英語はちょっとでもいいからほぼ毎日のように触れる環境でないと使えなくなります。

これは科学的にも証明されています。
知っている人は知っていると思うのですが、エビングの「エビングハウスの忘却曲線」と言う奴です。

人間の脳は、何かを学んだ時、
⁻20分後には42%のものを忘れることがわかっています。
⁻1時間後には56%。
⁻1日後には74%。
⁻1週間後には77%も忘れてしまうのです。

つまり週に1回の通学だと毎回77%は忘れている。
脳に効率的に叩き込むには毎日やるのが一番良いのです。

自分もロサンゼルス、セブ、日本を度々行き来してますが、日本に帰国するとすぐに忘れます。日本で英語学校を経営しててもですよ。

だから結局短期間で詰め込もうが、留学でペラペラになろうが、使い続けないと退化していくのです。

とは言え、前述の①短期集中型の学校は毎日2-3時間の勉強量をさせます。
させないと短期で結果を出せないから。

ダイエットの常識。無理な減量は続かない。
節食は続けないと体重は元に戻ります。

勉強も一緒です。無理な勉強は続きません。
でも、続かないと退化するのです。

繰り返しになりますが、①のようなタイプの学校に通い、2ヶ月間だけスクールに通い一時期は英語力が上がっても、すぐに落ちます。一方で②のような学校に週1回だけ通っても何の意味もありません。

日本にいながらペラペラになるとしたら、勉強し続けることがマストです。
30分から1時間の勉強習慣でいい。無理せずに毎日英語に触れる環境を作ってくれる英語学校です。

そんな学校があったら自分も通いたい!ぜひ教えてください。

英語を話せるようになる事がゴールなのであれば留学するか、近い環境に身をおく

英語を話せるようになるには、まずは話せるようになるトレーニングをする。

話せるようになるトレーニングは、話す機会の多さが重要なので、可能であれば短期でもいいから留学できるとベストですよね。

そして、上げた英語力を使って毎日仕事をする。これが一番だと思います。
もちろん仕事じゃなくてもいいのですが、ようは習慣的に英語を使う環境に置くことが重要です。

また、習慣的に英語を使う環境に置くのが難しければ、オンライン英会話などを使って毎日英語に触れて極力英語力を維持したい。

また、お勧めはしませんが、それでも既存の英語学校の組み合わせを使うのであれば、
まず上記①のような短期集中型の英語学校で歯を食いしばって時間を作り、話せるようにする。

その後はオンラインや安い英会話学校の組み合わせで維持するという感じでしょうか。

最後に、自分の持論。

最後に自分の持論を。
自分は日本にいながらペラペラを目指すのは結構、労力的にもコスパ考えてもあまりお勧めしません。

自分も散々チャレンジしたけど、簡単じゃなかった。

日本と海外で英語学校をやっていますが、
海外は英会話力を鍛える学校でもありますが、日本は完全にTOEICとかIELTSなどの試験対策の学校です。

英語で指導するので多少は英会話力も上がりますが、そこの主眼を置かず、
スコアアップのノウハウを教えることに目的を置いています。

⁻TOEICでビジネス英語の基礎力を高め、仕事で英語を使い会話力を上げる。
⁻TOEFLやIELTSのスコアを上げて留学準備をする、そんな人を対象とした学校です。

>>点数保証のイングリッシュイノベーションズ

って最後にPRしてしまいました(笑)

以上、日本の英語学校の考察でした。