フィリピン留学のトランプ詐欺を徹底解明!【手口と防御策】

フィリピン留学のトランプ詐欺を徹底解明!【手口と防御策】

学生が、2013年には約2万6,000人と急増。近い将来、フィリピンへの日本人留学生数を5万人に引き上げるため、フィリピン観光省も取組に力を入れています。

以前は、安全な国・日本で育ってきた多くの日本人が、「フィリピンは発展途上にあり、危険な国」というイメージを抱いていましたが、近年のフィリピンへの語学留学性と旅行者の増加により、そのイメージも改善してきました。しかし、日本とは比べると、フィリピンの方が危険というのは事実です。今回は、そんなフィリピンで被害が多いとされる「トランプ詐欺」についてご紹介いたします。

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1.フィリピンで詐欺が横行?!留学は大丈夫なの?


世界の国々の生活水準や安全性などを調査しているサイト「Numbeo 」によると、フィリピンの犯罪指数は39.70と、アジアの40の国々の中でワースト19位にランクインしています。日本は犯罪指数20.89、ワースト34位のため、やはり日本と比べると安全とは言い難いでしょう。

フィリピンへの日本人留学生や旅行者の増加に伴い、問題になっているのが、詐欺トラブルです。詐欺は英語で”scam”と言い、優しくてお金持ちと思われている日本人をだますため、様々な手口が存在します。

例えば、「換金所よりいいレートで円とペソ(フィリピンの通貨単位)を交換してあげるよ」と言い、所持金を奪われてしまうケースや、「一緒に飲みに行かないかい?」と誘われバーへ行くと、お酒の中にドラッグを盛られてしまうケースもあります。そんな中、フィリピンをはじめとした東南アジアで流行しているのが、「トランプ詐欺」です。

2.トランプ詐欺ってなに?


「トランプ詐欺」とはその名の通り、トランプを使った詐欺のことです。こちらでは、トランプ詐欺の詳細な手口をご紹介いたします。

①:はじめは優しく話しかけられる!

誰だってはじめから怪しい人に、怪しく話しかけられたら怪しみますよね。詐欺の怖いところは、最初はとっても優しくて、雰囲気の良い人から話しかけられ、ついつい心を許してしまうところにあります。

トランプ詐欺の被害者の方に聞いてみたところ、ショッピングモールや街中で身なりのきれいな方から話しかけられるそうです。彼らは、「日本のことを教えてほしい」「子どもが日本へ留学したことがある」など、日本に興味があるフリをして近づいてきます。そこから、近くにあるカフェやファーストフード店などに一緒に入り、こちらとの距離を縮めてきます。

②:遠くへ移動して、簡単には帰らせない!

話が弾んで、こちらが気を許してきたと判断したら、「家族にも日本の話を聞かせてほしい」「友人に紹介したい」などと言って、自宅へ連れて行かれます。その際、徒歩ではなくタクシーやジプニーなどを利用されるため、土地勘のない留学生は帰り道が分からなくなってしまいます。

自宅に到着したら、家族があたたかく迎え入れてくれ、一緒にごはんを食べたり、お話をしたりして楽しい時間を過ごします。そのあとに、「昔、カジノのディーラーをやっていた」「トランプの扱いがうまい」などと言って、ポーカーのルールを教えてくれます。

③:ポーカーでお金を巻き上げる!

ポーカーのルールをこちらが理解したところで、相手から「もうすぐここへ○○がやってくる。2人でそいつを騙して、金を稼ごう」と持ちかけられます。もちろん、ここで断れるような雰囲気ではなく、被害者は言葉巧みにポーカー賭博の共犯に仕立てあげられます。

指示通りにポーカーをプレイしていると、最初のうちは面白いくらい勝ちます。しかし、段々と負けることが多くなり、気が付いた時には、多額の支払いを迫られてしまいます。

④:金目のものは、すべて取り上げられる!

強盗対策として、手持ちの現金を少なくしている方などもいらっしゃいますが、トランプ賭博では、手持ちのお金が支払額よりも少なければ、近隣のATMまで連れて行かれ、クレジットカードなどで利用できるキャッシングでの支払いを強要されます。

他にも、iPhoneをはじめとしたスマートフォンは換金ができるため、それらも取り上げられる可能性があります。トランプ詐欺では、現金・クレジットカード・スマートフォンが狙われます。

トランプ詐欺では、実際に多くの日本人留学生が被害にあっており、外務省の海外安全ホームページでも取り上げられています。セブ島におけるトランプ賭博詐欺に関する注意喚起のページでは、実際の被害事例なども記載されています。

3.安全なフィリピン留学生活をおくるには


では、トランプ詐欺などの被害にあわないためには、どのような対策をとることができるのでしょうか?

その①:知らない人についていかない

どんなに親切で、優しそうな人でも知らない人にはついていかないようにしましょう。詐欺グループに所属しているのは、なにもこわもての屈強な男性ばかりではありません。品のよさそうな年配の女性であったり、可愛らしい女の子であったり、老若男女を問いません。

また、家から遠く離れた異国の地・フィリピンで英語漬けの日々を送っている留学生にとって、「日本を知っている人」と話すのはとても嬉しいことです。彼らもそれを理解しているので、「簡単な日本語なら分かる」「日本のこんなことを知っている」と、こちらに親近感を抱かせるようなことを言ってきます。しかし、彼らは日本人を詐欺にかけるプロ集団だということを忘れないでください。お金のために、日本について勉強しているということもあります。

その②:派手な恰好で出歩かない

語学を勉強しに留学しているとは言え。せっかく海外へ来ているのだから、オシャレを楽しみたい!という気持ちは分かりますが、防犯を考慮するならば、あまり派手な服装な避けた方がいいでしょう。

露出度の高い服装や、派手な恰好は良くも悪くも目立つため、犯罪者たちにも目を付けられることになりかねません。

その③:高価なものは持ち歩かない

海外旅行をしている日本人に多いのが、高価なカメラを持ち歩いている方です。他にも、高級ブランドのバッグやお財布などを使っている方も多く見かけます。外国では、高価なものを身に着けている=お金持ちと考え、カモにされる可能性が高いです。

会計など、お金を出すタイミングを犯罪者たちは見ており、お財布で値踏みをしていることもあります。フィリピン在住の日本人の方の中には、フィリピン用のぼろぼろのお財布を用意している方もいらっしゃるそうです!そこまではしなくとも、できることならば、フィリピンで出歩く際は、ノーブランドの華美でないものを持つようにしましょう。

今回ご紹介いたしましたトランプ詐欺以外にも、様々な犯罪被害が報告されているのが、フィリピンの現状です。しかし、自衛をすることで、安全で快適な留学生活を送ることも可能です。実際にフィリピン留学をされた方の中から、「思ったほど危険じゃなかったし、ぜひまた留学したい!」という声が届いています。

海外留学をするうえで、100%安全が保証されている国はないでしょう。きちんと下調べをして、現地で節度を持った行動を取ることで、犯罪から身を守ることができます。ぜひ、フィリピンへの語学留学を検討してみてくださいね。

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