緑あふれる高原に、かわいい羊たちに癒されるニュージーランドは、女性に人気のある留学先の1つです。
スローライフを送りたい方やリゾート気分を味わいたい方、英語をひたすら勉強したい方と目的は皆さんそれぞれ異なるでしょう。女性のためのニュージーランドの魅力や持ち物、注意点などを紹介していきます。
1.女性におすすめのニュージーランド留学!
社会人になると、日本人は長期の休みがなかなか取りにくいので、留学をしたい方は、1週間くらいの短期留学もしくは、どうしても長期の留学を考える方は仕事を休職または辞職する方が多いと思われます。
また、女性の場合は結婚や出産をすると、さらに留学をすることが難しいと考える方もいるでしょう。人生は1回きり!留学にいつか挑戦したいなら、今してみませんか?どこに留学するか決まっていないなら、ニュージーランドがおすすめですよ。ニュージーランド留学のメリットを紹介していきます。
治安がいい
海外といえば、強盗にあったり、薬物を買わないかと誘われたり、犯罪に巻き込まれやすいイメージがあります。その点、ニュージーランドは2018年2月現在で外務省のホームページでも、これまで大きな問題があまり起きていないとされているので、安心感があります。
人が優しい
ニュージーランド人は優しくフレンドリーなので、迷子になった、これはどうやればいいのかわからないといったときにでも、聞けば親切に教えてくれます。英語が早口で聞き取れない場合や、こちらの英語が拙くて伝わりづらいときでも辛抱強くきいてくれることが期待できます。
綺麗な環境
ニュージーランドは自然を大切にしていることもあり、街の中も綺麗なところが多く、環境面に不安のある方でも安心です。
英語が学べる
ホースステイや語学学校、仕事をするなどして英語が学べます。日本にいるとなかなか英語環境を作ることは難しいので、英語に囲まれた生活をしたい方にニュージーランドはおすすめです。また、物価は日本と同じくらいでも、学費はアメリカやイギリスなどほかの英語圏に比べて安めとされていますので、費用を抑えたい方にもよいでしょう。
食べ物が口にあう
海外に住むにおいて食べ物が口にあうか、あわないかはとても重要です。ニュージーランドは、野菜、肉、魚、乳製品、どれも国内で生産や加工をしているものが多く、安全かつ美味しく感じる方が多いようです。また、日本と同じくアジア、インド、ヨーロッパなど多国籍な料理の飲食店がありますので、同じ料理ばかりで飽きたとも感じにくいです。
旅行も楽しめる
女性の中には、せっかくだから滞在中に旅行も楽しめる国がいいと考える方もいるでしょう。しかし、ニュージーランドの観光地ってすぐに思いつくようなものは少なくありませんか?
じつは、あまり知られていないかもしれませんが、ニュージーランドにはステキな観光地がたくさんあるんですよ。治安のよさから女性1人でも旅行がしやすいということもあります。安いゲストハウスやホステルなどでも、清潔感があるところが多いですよ。
観光として例えば、山が好きな方は、マウントクック周辺でトレッキングを楽しむことができます。空が好きな方は、テカポ湖の周辺では夜に満天の星空を望むこともできます。また、アクティビティーに興味のある方は、スキーからバンジージャンプ、ホイールウォッチングまで日本とはまた異なる風景の中で体験をすることができます。
資格取得もできる
ニュージーランドは、教育に力を入れている国としても有名なので、語学留学だけではなく、看護や教育、ITなど専門的な資格やスキル習得の留学をする方もいます。女性の方でもキャリアアップを目指す方も多いので、ニュージーランドで資格に挑戦してみてはいかがでしょう。
ニュージーランドで取れる資格について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
ニュージーランド留学で取得できる資格まとめ【コース費用もご紹介】
おけいこ留学
ニュージーランドでは、ダイビングや乗馬、ダンス、ヨガなど趣味と語学勉強を兼ねた留学を楽しめます。短期留学でリフレッシュしたい社会人女性の方などにおすすめです。
親子留学も人気
お子様の夏休み春休みを利用して、ニュージーランドで短期の親子留学が体験できます。お子様とどっちが早く英語が上達するか、競ってみても面白いかもしれませんね。日本の田舎とも少し異なるニュージーランドの、のびのびとした雰囲気は、お子様の視野を広めてもくれるかもしれません。また、治安がよいので、親子で初めての海外でも安心感もあります。
幼稚園や保育園へのボランティア留学もある
子供が好きな方や、幼稚園や保育士の資格を取ろうとしている方は、ニュージーランドで子供たちを相手にしたボランティアを募集しているプログラムもあります。
動物に癒される
ニュージーランドには、羊が多数いて、その数は人間よりも多いとされています。そのほか馬やハリネズミやオポッサム、フクロウなど、動物好きの女子にはたまらない環境です。乗馬も体験してみたい、羊に触れたいという方は、牧場や農園で住み込みができるファーム留学も人気です。
映画好きにおすすめ
ニュージーランドには映画ロードオブザリングやナルニア国物語などのロケ地で使われたところも多いので、映画好き女子におすすめです。ロケ地を訪問して、映画の名場面を思い出してみましょう!
インターンシップもできる
海外でキャリアアップをしたい女性の方は、現地法人の、ホテルや飲食店、学校などでインターシップの経験をつむことができます。また、インターンシップは無給というところも多いですが、ワーキングホリデービザのように、有給で働くこともできます。
2.留学で持って行きたい持ち物【女性用】
女性留学者向けの持ち物を紹介しますのでこれから、留学準備にとりかかる方は参考にしてみてください。
生理用品
長期なら1~2カ月分は持参し、あとは現地購入でよいかもしれません。肌が弱くてニュージーランド製のものがあわない場合は、ネット通販で日本のものを取り寄せるか、家族に送ってもらうとよいでしょう。また、タンポン派の方は、ニュージーランドでも手に入れることができますが、日本製のものとは使用方法が異なるので注意が必要です。
常備薬
ニュージーランドの薬は日本人には強すぎる可能性があります。片頭痛や生理痛などが重い方はいつも使っている、常備薬は余裕を持って持参しましょう。(持ち込み制限や申告について事前に確認しておく必要があります)
普段は日本で体調を崩さないという方も、留学中は環境の変化から体調を崩しやすくなることがあるので、胃薬や酔い止め、風邪薬など、どのようなときにでも対応できる薬があると便利です。また、飲み薬だけではなく、目薬や虫さされの薬などもあるとよいでしょう。体調を崩したときのために、粉末のポカリスエットやみそ汁なんかもおすすめです。
日焼け止めスプレーやクリーム
ニュージーランドは1日中快晴が続くということは珍しいですが、紫外線は強めです。曇りの日でも、日焼け止めはしっかりと行った方がよいでしょう。日焼け止めクリームやスプレーはニュージーランドでも購入できますが、肌に合わない可能性もありますので、日本から数本持ってきてもよいかと思います。
スプレー式の場合、ガス製の飛行機に持ち込めませんので注意ください。また、クリーム類は機内持ち込みとなると、制限がある(100mL以下で透明ジッパーに入れる)ので、カウンターで預けるスーツケースの中に入れるようにしましょう。これは、日焼け止めクリームだけではなく、ほかの化粧水や、リップクリームなど共通なので、女性の方は気をつけましょう。
液体物の持ち込みについてはこちらをご覧ください。
液体物の持ち込みについて(国際線) | 成田国際空港
水着
ニュージーランドは海もあれば、温泉もあります。水着は現地でも購入できますが、体格も異なりますし、試着もできないので日本から合うものを持って行った方がよいでしょう。
ドライヤー
ドライヤーといえば日本で購入すると変圧器が必要だったり、海外兼用のものは高かったりということで現地購入の方がよいという意見もあります。ただ、筆者の経験から言わせてもらえれば、今はネット通販などで電圧が変更できる海外兼用のドライヤーでも2000円~1万円くらいで購入できるので、日本で購入した方が、安いということもあります。
それにドライヤーはニュージーランド初日から使うこともありますので、少し荷物になっていっても持って行った方がよいかと思います。(もちろんホームステイ先やシェアハウスで借りられるということもあるかもしれませんが、気兼ねなく使いたい方は持って行った方がいいでしょう)
また、ニュージーランドで購入すれば、ほかの電圧の違う国へ旅行に行く際に、ニュージーランド製のものを使うには結局変圧器が必要となって面倒だったりもするんです。もちろん、変圧器は必要なくても、コンセントにつなげる変換プラグは必要なのでこれはちゃんと準備しておきましょう。
ヘアアイロン
ドライヤーと同じく現地購入できますが、意外と高いということもありますので、日本で海外兼用のものを購入するのがおすすめです。
化粧品
ニュージーランドでも日本のメジャーなメーカーのものは購入することができます。でも、肌が弱い方は、留学期間分を持参した方がよいかもしれません。とはいっても長期だと難しい場合もあるので、なくなったらネット通販にする、現地で肌にあうものを探す、日本から家族に頼んで送ってもらうなどの工夫が必要です。
シャンプーやリンス
数日~1ヵ月分くらい。長期はその後現地で買うことを前提でよいと思いますが、1カ月未満の短期ならば、日本から小さいボトルなどに入れ替えて日数分もっていけばよいかと思います。
トリートメント
日本と水が異なるので、髪質が悪くなることも。現地でもトリートメントは購入できますが、気になる方は、日本から少しトリートメントを持って行けばよいと思います。
服
日本の女性は重ね着などでおしゃれに気をつかう方が多いですが、海外ではジーパンにTシャツなどシンプルな服装の方がメジャーです。服装は多いほど荷物はかさみますので、1枚でも着れる服とあとはカーディガンやパーカー、ジャケットなどシンプルなものがおすすめです。
朝や夜など冷え込むこともあるので、重ね着ができるアウター系を重宝しましょう。温度調節用として、コンパクトにできるジャケットやウィンドブレーカー、中に着れるヒートテックがあると便利です。あとはパーティーのようなドレスコード用に、ワンピースが1枚あればなおよしです。
靴
ニュージーランドは歩くことが多い土地なので、履き慣れたスニーカーまたは歩きやすいブーツがおすすめです。あとはサンダル、ワンピースと合わせやすいパンプスもあればよいかもしれません。
洗濯用ネット
100均の洗濯用ネットは、下着や手洗い系の服を入れるのに便利です。
バッグパック
バッグパック旅行をしたいという方は、機内に手荷物でも入れられるサイズのもので、リュックにもなればキャスターがついていて、床でも転がせるタイプのものがおすすめです。(ずっと担いでる状態は結構キツイので)
その他のニュージーランド留学の荷物についてはこちらの記事でも詳しく紹介しています。
あれもこれもはNG? 【2018年】ニュージーランド留学で必要な持ち物リスト【経験者が公開します】
3.ニュージーランド留学での注意点
治安について
冒頭でニュージーランドの治安はよいと書かせていただきましたが、それでも、犯罪の発生率自体は、日本よりも高いので注意が必要です。夜の一人歩きや人通りのないような場所は気をつけ、どこかで知らない人に声をかけられても簡単に信用しないようにしましょう。
また、スリや置き引きにあう可能性もないとはいえないので、荷物は放置しないこと、必要のない貴重品に関しては、鍵のある場所に保管するようにしましょう。外出時は空き巣に入られる可能性もあるので、鍵はしっかりとかけ、現金は分散するようにします。
服装への注意
派手な服装や露出の多い服装、ブランド品で華やかに着飾るといった行為は、犯罪や危険なことに狙われるリスクがあるので気をつけましょう。
食べ物について
ニュージーランドの衛生状態はよいですが、万が一に備えて生ものは避けることをおすすめします。
水道水に関して
ニュージーランドの水道水は飲めるとされていますが、口にあわない場合は、ミネラルウォーターの購入をおすすめします。その際には、炭酸入り、炭酸なしを間違えないように気をつけましょう。
保険に加入しよう
ニュージーランドではとくに黄熱病や狂犬病などの予防接種は、必要とされていません。しかし、現地に到着してから環境の変化や疲れなどによって体調を崩したりすることはあるでしょう。万が一病院にかかることがあれば、日本の国民健康保険は適用されないので、高額の医療費が発生する可能性があります。留学期間中の万が一に備えた海外旅行保険は必ず加入するようにしましょう。
一人暮らしを避ける
シェアハウスやホームステイの方が1人暮らしに比べると、お金の節約だけではなく、常に人がいることが多ければ泥棒に入られる可能性も低くなります。
お酒を飲みすぎない
日本でもお酒を飲みすぎて失敗したという経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。海外でもお酒を飲みすぎると、いつの間にか危ないことに巻き込まれているというリスクもあるので気をつけましょう。
自転車を使うときは
ニュージーランドでは自転車を常用している人が多いです。そして、自転車のルールがあります。日本では、自転車は歩道を走る人もいれば、自転車専用レーン、車道を走る人など自由にいます。とはいっても基本的に信号などは歩行者信号に合わせて走行している人が多いでしょう。
しかし、ニュージーランドでは、自転車と車は同じ扱いなので、車の信号に従う必要があります。日本では方向指示サインを出す人はあまりいないかもしれませんが、ニュージーランドでは、右折や左折の方向指示サイン出す必要があるので気をつけましょう。
持ち込み禁止
ニュージーランドは、ほかの国と比べても食材で持ち込めないものが多いです。これも農作物や家畜の感染症を防ぎ、安全な食材を作るためとされています。持ち込み出来ない例としては、インスタント食品を含む卵加工品、乾燥果実、ココナッツなどがあります。
ホームステイ先へのお土産や自分のために日本食を持ち込もうと考えている人は、持ち込みできるもの、できないものを調べてから用意をするようにしましょう。
地震や火山への警戒
ニュージーランドは日本と同じく島国ということもあり、地震が発生しやすい国でもあります。また、火山もあるので、噴火に巻き込まれる可能性もゼロとはいえません。地震も火山噴火も予知することは難しいですが、災害情報などに注意するようにしましょう。万が一に備えて、在留届を出しておくことをおすすめします。(3カ月以上の滞在では在留届は必須となります)
あいまいな返事はしない
日本語にはハッキリとしない返事もありますが、海外ではイエス、ノーをはっきりと言った方がトラブルに巻き込まれにくいです。言葉がわからないのに適当にイエスやノー、うなずくなどを安易にしないように気をつけましょう。
連絡をしっかりとする
ホームステイ先の家族やルームメイトへ、夜遅くなる、旅行に行くなどの連絡はしっかりと行っておくようにしましょう。また、日本にいる家族にもできるだけ定期的に電話やメールなどで近況を報告するようにした方が、互いに安心です。
緊急連絡先を控えておく
なにかあったときの大使館の連絡先や保険会社への連絡先、クレジットカード会社への連絡先などを控えておくようにしましょう。スマートフォンで一括管理も便利ですが、その場合、スマートフォンをなくした場合に困るので、パソコンでも見られる共有フォルダや紙に書いておいた方が安心です。
- 警察・救急車・消防共通:電話111
- 在ニュージーランド日本国大使館:(04)473-1540
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