ニュージーランドにずっと住みたい!永住権を取るのは難しいの?

ニュージーランドにずっと住みたい!永住権を取るのは難しいの?

ニュージーランドが大好き!ずっと住みたい!

海外に永住権が欲しい!

そんな方のために、ニュージーランドの永住権について解説します。永住権とは、ビザの更新や期限切れを気にしなくても、一生ニュージーランドにいてもよいという証明書みたいなものです。

一般の人でも比較的狙いやすいのが、ニュージーランドの大学へ進学して現地就職することや、IT関連、調理師、介護士などの技能を身に着けて、ニュージーランドで資格を生かした仕事をしながら永住権取得のポイントをためていくことです。これらも決して簡単ではありませんが、プランを立てて取り組めば、不可能ではありません!詳しく解説していきますので、ニュージーランド永住権に興味がある人はぜひお読み下さい。

1.永住権には5つの種類がある。おすすめは「技能移民部門」

ニュージーランド永住権

技能を使った仕事をする方(技能移民部門)

もっとも永住権が取りやすいのはこの部門でしょう。この技能移民部門(Skilled Migrant Category)では、学生ビザ、就労ビザやワーキングホリデービザなどで学校に通ったり、仕事をしたりしながら、永住権の獲得を目指す人も多くいます。学校は大学のほかIT関連、調理師、介護士、経営などの専門学校があります。

就学期間は1年のコースもあれば3年や4年のコースもあります。学校やコースによって永住権のポイントが異なり、ポイントとしては、だいたい40または50といったところです。

学校によっては、学生ビザで週20時間までの就労も可能です。ワーキングホリデービザは1年働くことはできますが、就学制限があるので、語学学校は行けても、こういった専門性のある学校は厳しいかと思います。

すでにIT関連、調理師、介護士などの有資格の方は、資格を生かした現地就職を目指すSkill shortage list checker(ニュージーランド移民局)のサイトで、どのような分野で申請が可能かのリストをダウンロードできます)、資格がない方はこれから取得するか、ニュージーランドの大学へ進学して、卒業後に現地就職を目指すという道があります。

参考記事
【2022年度版】海外大学進学に強い正規留学エージェント11選【選び方のポイントも】

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投資家の方

ニュージーランドに投資をする投資家が申請できる永住権です(投資家部門:Investment Category)。投資期間が3年、4年など必要になります。投資先は自分で決めたところではなく、移民局に指定されたところとなります。

お金のある方は、ニュージーランドは相続税がかからないようなので、節税対策にはよいかもしれません。ただし、その額日本円で2億円以上と一般人にはハードルが高いといえます。

起業家の方

ニュージーランドで起業をしたいという方は、起業家部門(Entrepreneur Category)で永住権を取得することもできます。資金源として日本円でだいたい800万円以上と確固たるビジネスプランが鍵となります。

ただし、永住権を持っている人やニュージーランド人を何人雇ったか、年間の総売り上げがどれくらいかなど、ポイントの取得は容易ではないです。日本ではなく、海外でビジネスをしてみたいという方におすすめです。

リタイアメントの方

年齢が66歳で、移民局指定の投資先への投資、十分な生活資金源などがあれば申請できます。ただし、有効期限は2年間となります。以前は永住権がある子供がいれば、親も永住権を申請することができたようですが、現在は停止中のようです。

配偶者が現地の人または永住権保持者

ニュージーランド人と国際結婚した、またはニュージーランドの永住権保持者のパートナーであるなどの場合に申請できます。その場合は、2人が同棲していることがわかるものや、メールのやりとり、子供の出生証明書などのパートナー関係が証明できるものなどが必要になります。

2.ニュージーランドの永住権のポイント制を理解しよう!

ニュージーランド永住権

次に、永住権取得の条件であるポイント制を紹介します!

永住権のポイント制、最低条件は種類によって異なる

永住権申請には、学校卒業や職歴、年齢などによってポイントがたまるポイント制が導入されています。永住権の種類によって若干異なりますが、学歴や職歴、現地企業からの雇用オファーとその内容などで加点していき、一定ポイントに達すると申請が可能となります。なんだか難しそうなイメージですが、簡単なものでは、年齢が20~39歳というだけで30ポイント獲得できます。他にも、技能移民部門であれば、ニュージーランド企業での就労(採用内定)で50ポイント、専門職の就労年数2年×10ポイント(上限50ポイント)などの採点ルールがあります。

ポイント以外にも最低条件はあります。それはニュージーランドで通用する英語力(IELTSやTOEFLなど)と犯罪経歴がないこと、健康であること、最低年収があることなどになります。

3.留学から永住権につなげるためには?

ニュージーランド永住権

留学やワーキングホリデーがきっかけで永住権を取得したいと思ったなら、技能を身につけ現地で仕事に結びつけることが一般的です。この永住権は専門学校や大学で専門的なことを学んで、就職からつなげることを目指すのですが、学校選びでは、ニュージーランドで必要とされている職業が近道です。

看護師やSEなど日本でも経験があるものなら、さらに就職への道は開きやすいかと思われますので、ニュージーランドで行う職業を決めてから学校選びをしていくとよいかもしれません。ただし、どの職業でも、永住権のポイントがつくわけではないので注意が必要です。

ニュージーランドで必要とされている職業についてはこちらのサイトで確認できます。
Skill Shortage List Checker – Immigration New Zealand

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4.永住権を得るメリット

ここまで、永住権の種類やその仕組み、留学から永住権へつなげる道筋について解説しました。ここまで読んで、やっぱり難しそうだな…と思われた方もいるかもしれません。そこで、最後のセクション、「永住権を取得するための注意点」に進む前に、あらためて永住権のメリットについておさらいしておきましょう。たしかに取得までの計画は簡単には進まないかもしれませんが、そこ先には素晴らしい世界が待っています!

●1度取れば永遠に使える
永住権を取ると、日本に帰国すると消えてしまうのではないか、別の国に行くことになると、もうニュージーランドに帰ってくることはできないのではないかと考える方もいるでしょう。

たしかに、多くの国は、永住権というものは、更新制で、その国を長期間離れてしまうと失効してしまうことがあります。しかし、ニュージーランドの場合は、1度永住権を取得してしまえば、一定期間経過後は、ほかの国に移住しても永住権は消滅しないのです。

極端なことをいえば、永住権をゲットしたあとに、日本でずっと暮らしてから老後にまたニュージーランドに行っても「おかえりなさい」って出迎えてもらえるということです。

実際に永住権を取得後に、ニュージーランドを出るという方も多いようですね。ずっと消滅しないなら、持っているだけで「いつでも帰ってこれるんだ!」という安心感があるからだと思われます。

●現地の人と同じ社会保障を受けられる
永住権を取ることで、現地の人と同じ社会保障を受けることができます。例えば、ニュージーランドの年金は日本とは異なり、税金で賄われていますので、受給年齢や居住年数等の条件さえ満たせば、年金保険料を支払っていなくても、年金を受給できるということになります。

●市民権を得ればオーストラリアにも移れる
ニュージーランドの永住権を取得後に市民権を得れば、オーストラリアに移住することもできるようです。逆にオーストラリアの永住権を取ることで、条件を満たせばニュージーランドの永住権を得ることもできるようです。

2つの国は近いですから、両方住んでみて最終的に、どちらか好きな国に住むのもよいですね。ただし、オーストラリアの永住権はニュージーランドとは異なり、永住権は国外に長期間出ていれば切れてしまうので注意が必要です。

5.永住権を取得するための注意点

ニュージーランド永住権

英語力が必要

IELTSで6.5以上の英語力が必要になりますが、それ以前に大学や専門学校に行くためにも入学時に相当の英語力が必要となります。ちなみに6.5は英検で言えば準1級または1級相当です。TOEICなら900点近くといったところです。

英語力に自信のない方は、まずは語学学校などで英語力を鍛えることからはじめましょう。ニュージーランドに行く前に、マンツーマンレッスンが格安で受けられるフィリピン留学もおすすめです。

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お金がかかる

一般的によく目指される永住権は技能分野が多いようです。技能でのポイントを取得するためには、一定レベルの大学や専門学校などに行く必要があります。それにはやはり学費や生活費などのお金がかかることが想定されます。卒業後もすぐに就職できるかもわからないので、余裕資金で挑む必要があります。

簡単にとる方法はあるのか

家族関係の永住権の取得にあたっては、2人の関係を証明できるものなどの証明書類が多数必要になるので、それならば独身で永住権を技能系で申請した方が集める書類などの手間は少ないかもしれません。ただし、技能系も決して簡単ではないといいますか、昔よりも厳しくなっていますので、どの方法が一番早いか、簡単かと言われると難しいところがあります。

人によっては時間がかかる

永住権を取得しようと思って3年ほどで取れた人もいれば、5~10年以上かかる人もいます。永住権へのポイントを稼いでいる間にも、条件が変わったりすることあるので、一般的なビザと異なり、取得には長期間かかることを覚悟しましょう。

永住権は申請してから結果が出るまで数カ月かかったという方もいるようなので、ビザが切れるギリギリの方は、就労ビザ等を更新してから永住権の申請をした方がよさそうです。

最初は仮永住権である

永住権は一回取得すれば、永遠に有効と書きましたが、最初に発行されるのは仮永住権となります。仮永住権は2年有効のもので、有効期限切れるときにニュージーランドに滞在していないと切れます。(有効期限切れる前にもニュージーランドに一定期間の滞在が必要)本当の永住権の申請には、この仮永住権の有効期限の切れるころに申請可能となります。

以前よりも難しいものに

ニュージーランドに移住する人が増え続けているためか、永住権の取得は以前よりも、難易度が上がりました。今後も取得の条件は厳しくなる可能性もあるので、ニュージーランドの永住権を考えている方は、タイミングをみての行動がおすすめです。

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