「お腹が痛いんです」と英語で言うとき、あなたなら何と表現しますか?「I have a stomachache」「I have a pain in the gut」など英語で言いますが、医者からその痛みに対して「どんな感じで痛みますか?」とさらに詳しく聞かれたとき、「5分おきに激痛が走る」「昨日から下腹部に鈍痛が続いている」など、どのように表現しますか?

日本語ではスラスラと出てくる風邪やケガなどの症状や状況説明。英語だと「あれ、何て言ったらいいのだろう」と困惑してしまうことも多いと思います。そんなときに、日本人を医療現場でサポートしてくれるのが医療通訳・メディカル・インタープリターです。

ここではニュージーランドでの医療通訳事情、医療通訳になるためのプログラム、現地の大学で取得できる通訳(医療通訳を含むインタープリター)のコースをご紹介しています。将来、ニュージーランドで医療通訳として活躍したい人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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1.ニュージーランドの医療通訳事情


引用元:Medical interpreters in short supply as health coverage grows

まずはニュージーランドでの医療通訳の仕事について、仕事へのニーズ、医療通訳になる方法などをご紹介しましょう。

Medical Interpreter(メディカル・インタープリター)の仕事とは?

ニュージーランドでの医療通訳の仕事は、主に海外で病気やけがをした時に日本人の患者さんに対して日本語でサポートをし、またローカルの医師や看護師へ英語で患者さんの話すこと、状況、意思、思いなどを英語で伝えることです。

日本人の患者さんとローカルの医師や看護師の間で医療通訳をするのが主な役目ですが、メディカルインタープリターはそれ以上のスキルが必要とされています。

基本的には通訳以外のことをしてはいけないことになっていますが、現地の医療システムの理解、患者さんの気持ちを上手に読み取る能力、医師や看護師と協力し合いながら仕事をしていくチームワ―ク力なども必要だと言われています。

メディカル・インタープリターのニーズはどれくらい?

ニュージーランドの医療現場は年々忙しくなっているのが現状です。一般的な総合病院だけではなく、クリニックや介護施設でも各国のメディカル・インタープリターが活躍しています。医療現場という繊細な環境で働くということに、やりがいを感じている人も多く、どの国のメディカル・インタープリターも仕事へのニーズは高いと言えます。

ニュージーランドのほとんどの病院では、必要に応じて自国の言語で通訳を依頼することができるようになっています。メディカル・インタープリターとして活躍しながら、仕事の場所を警察署や裁判所などに広げていく人も多いのが現状です。

メディカル・インタープリターになるには?

「メディカル・インタープリターになるには医師や看護師の資格がなくても大丈夫?」と心配する人も多いと思います。メディカル・インタープリターを目指している人は、まず医療通訳専門のプログラムで医療専門の英語やフレーズをはじめ、医療システム、薬のことなど、医療に関するさまざまな内容を医療通訳の養成講座や大学の通訳コース(医療通訳を含む)で講義や実践を踏まえて勉強していくことが必要になります。

どの患者さんも不安を抱えて病院にやってきますよね。どのようなことが原因で、どんな病気になったのか?これからどのように治療をしていくのか、など専門的な英単語やフレーズを日本語でしっかり通訳し、理解してもらうことで、患者さんの不安を取り除くことができます。

2.ニュージーランド留学で医療通訳の養成講座に参加しよう!


引用元:Bridging The Gap Medical Interpreter Training

日本にもニュージーランドへの医療通訳留学プログラムを提供しているエージェントがあります。内容のつまった短期で参加できるプログラムですので、ご紹介したいと思います。

異文化交流推進ネットワーク  I.E.N

看護師や医療関係のプログラム、オーペア・デミペアなどチャイルドケアのプログラムなど魅力的な留学プランを提供している留学エージェントです。

医療通訳者、メディカルインタープリターの養成講座プログラムは約2ヶ月で、ファーストエイド講習2日を含む講義と実習が4週間、その後、OJTとして実際に患者さんの対応をするインターン講習が4週間あります。授業内容は以下の通りです。

ニュージーランド医療事情・薬について/医療英語全般/美容整形/英語で状況説明/保険システムについて/病院への視察 など

講師陣は医者や看護師、現役で活躍する医療通訳者などです。ローカルのスタッフと一緒に英語で医療現場に立ち会うことができるのが、このプログラムの魅力でしょう。

3.ニュージーランド留学で通訳のディプロマを取得しよう!【オークランド工科大学】

ニュージーランドでも医療を含む幅広い範囲での通訳のDiplomaが取得できます。

Diploma in Interpreting and Translation

ニュージーランドの名門・オークランド工科大学。ここでHealth Interpreting、Health Tranlationが学習できるDiploma(Level6)コースがあります。授業は一般的な通訳技術や知識をはじめ、医療やヘルスケアに関してのコンテンツも含まれています。取得までの期間は2年です。詳しくは下記のサイトをご参照ください。
Diploma in Interpreting and Translation

おまけ

個人的な話ですが、私の知り合いで総合病院で医療通訳をしている日本人の友達がいます。心に残る通訳は「初めての海外での出産」だったそうです。ニュージーランドでは日本のように「へその緒=umbilical cord」を取っておく習慣がないため、それをお願いされた産科医は多少困惑しながらも「日本は面白い習慣があるねえ」と言って、へその緒を小さな箱に入れてくれたそうです。

出産にまつわる英語は「高血糖=high blood sugar」「破水=water broke」「陣痛=contraction」「出産予定日=due date」など専門的な医療英語がたくさんあります。出産には不安はつきものですよね。その不安を取り除くためにも、メディカル・インタープリターの存在は尊大だったようです。

その他の医療英語の例

  • 肋骨の骨折:fracture of the rib
  • へんとう腺の腫れ:suffer from swelling tonsils
  • ひどい湿疹:badly afflicted with eczema(エクゼマと発音)
  • 膝の痛み:have a sore knee
  • 吐き気がする:have a nausea(ノウジアと発音)
  • インフルエンザにかかっている:catch (pick up) a flu
  • 予防接種:immunization

海外の医療現場では母国語でしっかり症状や状況を医師に伝えたい、または医師の話を理解したいという患者さんは多いものです。同じく、医師も患者さんに薬の飲み方や生活上での注意点をしっかりわかってもらいたいと願っています。

世界各国からニュージーランドへの移住者がますます増え、医療通訳、メディカル・インタープリターへの需要もさらに高まってくることが予想されます。興味のある人は、医療通訳になるためのプログラムに参加したり、大学のコースで資格を取得することをおすすめします。

ニュージーランドの医療現場はとても忙しいです。医療通訳はローカルの医師・看護師と連結しながら、日本人へのサポートができる素晴らしい職業ですよ。