ニュージーランドへマッサージ留学に行く方法【費用目安:学校情報あり】

ニュージーランドへマッサージ留学に行く方法【費用目安:学校情報あり】

「最近、肩が凝って仕方がない」「腰が痛くて、歩きづらい」「疲労感がとれない」忙しい日本人なら、だれでも身体の疲れを感じる時があると思います。そんな時に頼りたいものと言えば心地の良い「マッサージ」です。日本でも気軽に立ち寄れるリラクゼーションの場所として、多くの人が利用していますよね。

マッサージの世界は奥が深く、リラックス効果のあるマッサージから、身体の治療やリハビリに近いマッサージまで数多く存在します。人それぞれ、必要とするマッサージの種類が異なるわけですね。

ここではニュージーランド留学でマッサージを学びたい人へ、学校情報を中心に、ニュージーランド国内のマッサージ事情を含めてまとめています。マッサージの技術を身に着けたいという人は必見です!どうぞ、留学プランの参考にしてみてくださいね。

1.永住権にもつながる?ニュージーランドのマッサージ事情

まず、ニュージーランドでのマッサージの位置づけ、マッサージの種類と効果などをご紹介しましょう。

マッサージ業界はここ10年で急成長している

ニュージーランドの健康産業をのぞいてみると、マッサージ業界の成長がここ10年で大きな伸びを見せています。フィジカルワーク(肉体労働系)をしている人やスポーツ選手など、マッサージを必要とする人はとても多く、疲れた体や凝り固まった筋肉を和らげるためにマッサージセラピーに通う姿もよく見かけます。総体的にもマッサージの仕事は需要の高い職業と言えます。

就業先はさまざまですが、ローカルクリニック、ナチュラルセラピークリニック、リゾートホテル、シティホテル、クルーズ船内、リハビリセンター、介護施設、スポーツ機関、リクリエーションセンターなど多くの機関で専門のマッサージ士が活躍をしています。

マッサージは永住権につながる安定した職業

マッサージの資格を取得後はマッサージセラピストとしての仕事に就くチャンスがあります。最初は大変かもしれませんが、マッサージセラピストとしての経験を積みながら顧客一人ひとりとの信頼関係を結ぶことができれば、将来は独立して個人のマッサージ専門店を開業をすることもできます。

そして安定した職業が確保できれば、永住権の取得も夢ではありません。実際、ニュージーランドに留学をしてマッサージセラピーの資格を取得後、永住権を取得した人もいますよ。

どんな種類がある?人気のマッサージのタイプ

ニュージーランドで受けることができるマッサージのタイプはいくつかありますが、最も代表的ななのが「アロマ・マッサージ」です。アロマオイルを使ったマッサージ療法で、全身の疲れをほぐし、筋肉の緩和やリラックス効果が得られるものです。ニュージーランドで最も人気のあるマッサージタイプで、専門学校や大学で知識や技術を学ぶことができます。

運動選手や高齢者に多い神経痛を専門に治療売る「ニューロ・マスキュラー・マッサージ(Nuromuscular Massage)」という専門的なマッサージもあります。激しい痛みを伴う神経胃痛はひどくなると歩くこともままならないと言います。ニューロ・マスキュラー・マッサージなら、その痛みを和らげ、少しずつ通常の日常生活が送れるようにすることもできます。

「チャイニーズ・マッサージ」も国内で受けることができます。Tui-Naと呼ばれる中国の伝統的なマッサージ療法で、スポーツ選手の疲労回復やケガをした人のリハビリの治療として積極的に用いられています。とくにアキレス腱や靱帯など、繊細な箇所へのリハビリに高い効果が得られるとされています。

その他、Bowen Techiique、Kinergetic、Reflexology、Bowen Technique、Ortho-Bionomyなども症状によって積極的に用いられています。

2.手に職をつけよう!マッサージコースのある学校【資格名、費用、期間をご紹介】

それでは、ニュージーランドで受講できるマッサージコースをご紹介しましょう。

New Zealand College of Massage

オークランド、クライストチャーチ、ウェリントンにあるマッサージスクール。リラクゼーションなどCertレベルのコースからDiploma、Bachelorまでの学位・資格が取得できます。Massage Therapy、Nuromuscular Massageのコースがあり、ニュージーランド認定の正式なマッサージ資格を取得することができます。留学生を積極的に受け入れており、アジアからの留学生が多いのも特徴でしょう。

Wellpark College of Natural Therapies

オークランド・アルバ二ーに位置する栄養学に関するコース、自然療法・マッサージ系のコースを多彩に提供している有名校。オーガニックカフェやプールなども併設しています。Diploma、Bachelorなどの高い学位・資格を取得することができ、Massage & Harbal Medicineは人気のコースの一つです。卒業生の9割がマッサージ・セラピスト、またはマッサージ系の職業に就き活躍しています。

The Wellington School of Massage Therapy

ウェリントンにあるマッサージセラピー専門の学校です。アロマセラピーやニューロ・マスキュラー・マッサージ・セラピーなどのマッサージコースを中心に提供しています。その他、NLP Communication、Tai Chi Chi King、ストレッチングコースなどががあります。

New Zealand College of Chinese Medicine

オークランドとウェリントンにあるキャンパスを持つ学校で中国の伝統的なマッサージ療法、ハーブ療法、針、チャイニーズ・メディシンなどのコースが豊富に揃っています。ここではチャイニーズ・マッサージのDiploma Tui-Naの資格が取得できます。学校の雰囲気はとてもアカデミック。どのコースも実践的なカリキュラムが組まれており、熱心な授業が展開されています。

3.こんな職業もある!マッサージ・セラピストに似た分野の資格

マッサージに興味のある人は、同じようなセラピスト系の職業も将来の仕事として視野に入れて検討してみるのもよいのではないでしょうか?マッサージ・セラピストに似た分野の職業を調べてみました。

Physiotherapist
オーストラリアやニュージーランドでは「フィジオ」の愛称で知られるリハビリ専門のセラピストです。ケガをした後のリハビリ、ヒーリング、また身体の歪み、ずれなどを修正し元の状態に戻してくれます。また、脳の損傷による神経や身体機能の遅れを取り戻せるように適切なアドバイスやケアもしてくれます。総合的な健康へのアドバイスをしてくれるのもフィジオの仕事です。

Osteopath
身体の痛みを取り除き、筋肉、骨、関節の歪みを矯正してくれる専門家です。身体機能の回復、向上に努めます。

Naturopath
健康な体を取り戻すための食事療法、ハーブ療法、精神へのヒーリング療法、マッサージなどを中心に、脳や身体機能のバランスを整えます。

Acupuncturist
アキュパンクチャリストは針、お灸などを使って痛みや疲れを取るトリートメントを行う職業です。日本でいう針・灸の専門家ですね。

Chiropractor
カイロプラクティックの専門家です。体の歪み、神経の衰弱、身体機能の衰えを回復させるためのトリートメントを行ってくれます。

マッサージといっても種類は色々。でも、「人を笑顔にできる」という点ではそのマッサージにも共通していると言えることだと思います。日本の社会はまだまだ忙しく機能しているのが現実!人間の体もそれに追いつこうとしてかなり疲れ気味ですよね。

ニュージーランド・マッサージ留学でしっかり手に技術をつけて、大切な人の疲れた身体をほぐしてあげて下さい。もちろん、日本に技術を持ち帰って専門のマッサージ士として活躍することもできますし、ニュージーランドでの移住を目指すのも選択肢の一つです。手に職は強し!ですよ。

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