ニュージーランド留学で恥をかかないマナー集【日本人がやりがちな失敗例】

ニュージーランド留学で恥をかかないマナー集【日本人がやりがちな失敗例】

日頃の日常生活でよく見かける光景の一つに、大人が子供に「おりこうさんだね」または「かわいいね」と頭をなでることがあります。日本ではごく当たり前の仕草で、何ら問題はありませんよね。

実は、私自身これで失敗しています。それはバリ島に行った時のこと。現地の知り合いの友達の子供たちがとてもかわいくて、思わず頭を撫でてしまいました。すると、母親が怪訝そうな顔つきで「No…」とつぶやいたのです。バリ島やマレーシアでは子供の頭部はとても神聖なもの。手でなでる行為はタブーとされているんです。

このようにマナーは国によって異なるため、留学前に知っておかないと思わぬトラブルを招くことがあります。ここではニュージーランド留学で知っておきたい現地のマナーを中心に、現地の人たちに好まれる日本の習慣やマナー、そして日本人が思わずやってしまうNG例を含めてまとめてみました。どうぞ、参考にしてみて下さいね!

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1.人の心を動かす行動・言動「マナー」についてを振り返ってみない?

ニュージーランドでのマナーを勉強する前に、今一度マナーについて振り返ってみましょう。留学で成功するかどうか、また思わぬチャンスをつかめるかどうかは、マナーの良し悪しに関係しているかも?

人とのコミュニケーションを円滑にするツール

マナーには人と人との関わり合いをスムーズにしてくれる力があります。人はそれぞれ性格やバック・グランド、考え方や思考が異なるもの。マナーの基本である挨拶やありがとうの言葉は人との距離を縮めてくれる大切なツールでもあります。

そして人間関係が円滑になれば信頼という絆も芽生え始めてきますよね。ニュージーランド留学では語学学校でのクラスメートや先生、シェアハウスでの仲間、ホームステイ先のホストファミリーなど、コミュニケーションを円滑に保ちたいシーンがたくさんあります。

相手を思えばこそ、マナーは心遣いの表れ

「マナーってそんなに大切なの?」と疑問に思う人もいると思いますが、マナーは基本的に強要されて実行に移すものではなく、相手への思いやりや心遣いのあらわれであることが多いです。感謝の気持ちからあるから「ありがとう」と言える。迷惑をかけたから「ごめん」と言える。そうですよね?

もちろん、私の失敗談からもわかる通り、あらかじめ知っておきたいマナーやタブーもいくつかありますので、そこはしっかり押さえたいところです。留学先についてさらに知識を深めるためにも、また恥をかかないためにも、現地のマナーは事前に学んでおきましょう。

留学を成功させる重要なキー

費用をかけて、休みをとって、やっと実現させた留学です。誰だって良い思い出と共に留学を成功させたいに違いありませんよね。それならば、人の心を動かすマナーを正しく使ってコミュニケーションをとることは必須です。

マナーは留学をSuccess Storyにする重要なキーにもなるので、日本人として誇らしい態度で留学生活を送るようにしましょう。正しいマナーで接すれば相手も心地よく対応してくれるはずですよ。

2.恥をかかないために!知っておきたいニュージーランドのマナー

留学前に知っておくべきニュージーランドのマナーをご紹介します。一部、国でのルール、法律に関係するものもありますが、トラブルに巻き込まれないためにも知っておいてほしいと思います。

Smoke Freeエリアでタバコを吸わない

ニュージーランドはタバコに対して厳しい国。禁煙環境改定法により、バー、カフェ、レストラン、カジノ、ホテルなどを含む公共の建物内での喫煙は罰金の対象となります。基本的に室内での喫煙はしないように心がけるようにしましょう。

Dress Codeのある店では節度ある服装を

カジノや高級レストランでは一定のフォーマル感を持って入店することがマナーです。ドレスコードのある店ではよれよれのシャツ、穴のあいたジーンズ、サンダル、スリッパ、ショートパンツなどは避け、フォーマルな服装を身に着けるようにしましょう。

もちろん、カチカチのスーツや豪華なドレスを着る必要はありません。節度のある服装(ワンピース、アイロンのかかったシャツ・ズボンでOK!)を心がけようということですね。

食事は会話を楽しむ

ニュージーランドでは食事はコミュニケーションの場であり、大切な社交場でもあります。当然ながら会話は必要不可欠で、日本人が抱きがちな「食事中は話をしない」という考えは逆効果!かえって失礼にあたることがあります。

もちろん、口に入れた食べ物がのどを通る時間がないくらい、ひっきりなしにしゃべり続けるというのは困りものですが、笑顔がこぼれる楽しい会話をみんなで楽しむことは、ニュージーランドでは大切なマナーと言えるでしょう。

食事中に手を伸ばして調味料を取らない

外国映画の一幕で「Could you please pass me the salt?」というようなシーンを見たことはありませんか?席を立って手を伸ばさないと届かない塩やコショーを取って下さいとお願いをしている場面ですね。日本では自分で手を伸ばしてとっても失礼にあたりませんが、ニュージーランドでは好まれる行為ではありません。

私の知り合いでも「お願いするのは悪いから、自分で取る」という人がいますが、ニュージーランドや欧米諸国では人の前を横切って手を伸ばして取るのはマナー違反。言い換えれば、「塩をとって下さい」とお願いするのはマナー違反ではなく良いマナーです。

目を見て話す

日本では目をずっと見ながら話す行為はあまり好まれませんよね。とくに目上の人、上司、初めて会う人に対しては「威圧感を与えてしまわないように」と、目をあまり見ないようにする傾向があります。

しかしながらニュージーランドでアイコンタクトはとても大切。目を見て話すことは好意的な仕草であり、目を背けて話すことはかえって失礼にあたります。「この人は私と話したくないのかな」「何だか自信がなさそうに見える」と誤解を招くこともあります。

人物の写真を無断でとらない

留学中はできるだけ多くの思い出を残したいので、できるだけたくさんの写真を取っておきたいですよね。風景や花、美しいもの、かわいいもの、ニュージーランドならではのものとついつい何でもシャッターを押してしまいがちですが、ここで注意点があります。

人物を撮影するときは、無断でカメラを向けて写真を撮らないようにして下さい。ニュージーランドではくったくのないカワイイ笑顔を見せてくれる子供たちがいっぱい!ついついシャッターを切りたくなりますが、この行為は親御さんにとっては大変恐ろしいことであり、血相を変えて「その写真をどうするの?」と問いただされることがあります。

人物の写真を撮るときは必ず相手(お子さんの場合は親)の了解を得てから行うようにして下さい。ニュージーランドでは学校の集合写真や学報で生徒の写真を載せる際、必ず親御さんの了承(Consent Formにサイン)を得ることが国の規則で決まっているほどです。

3.ニュージーランドでは好まれる?不思議がられる?【日本人の行動・マナー】

マナーが良いことで世界的にも評価の高い「日本人」。しかしながら、日本では好意的でも海外では「あれ?」と不思議がられたり、勘違いされたりすることあります。日本でも海外でも好まれるマナーと、そうでないマナーがあるので、さっそくご紹介しましょう。

<好まれる>

お土産を欠かせない

日本では友達や家族、会社の同僚や上司にお土産を買う習慣がありますよね。知り合いのうちに遊びに行くときも、お菓子や差し入れを忘れません。お土産は「お世話になります」「いつもありがとう」という感謝の気持ちの表れでもありますが、日本では当たり前の習慣として浸透していますよね。

ニュージーランドも例外なくお土産の文化がとくにない国ですので、お土産を持っていくと本当に喜んでくれます。私自身もはニュージーランドの友達の家に遊びに行くときは毎回のようにお菓子や何やらをもっていっていたので「You are too kind to us」と言われたことがあります。お土産の習慣がある国は意外と少ないんですよ。

どんな時でも順番に並ぶ

海外でも有名な日本の文化の一つが「列を作って並ぶ」です。数年前に起こったラッシュ時の列車事故。普通なら乗客がパニックになってあらゆる方向へ歩き出しそうですが、最寄りの駅まで一列に並んで静かに歩く姿は「道徳心がある」「素晴らしい」と反響を呼びました。

秩序とモラルのある行動として、ニュージーランドでも称賛されるマナーの一つです。ニュージーランドでは銀行や映画館、コンサートなどで並ぶ際、勝手に2列や3列になったり、ひどい場合には割り込みも平気でする人がいますのでガッカリしないように!

食事前、食後の「いただきます、ごちそうさまでした」

日本人は食事をとる時に手を合わせて、「いただきます」「ごちそうさまでした」と食べ物や食べ物を育ててくれた人たち、また料理を作ってくれた人に感謝の気持ちを表しますよね。これはニュージーランドでもとても好意的に映ります。

ニュージーランドの先住民であるマオリ族は、食に対して深い敬意を示す習慣があるため、その行いに近いものがあるのでしょう。どのような形であっても、感謝を示す行為は美しく見えるということでしょう。

約束時間をしっかり守る

日本の電車やバスは時刻表通りに到着しますよね。日本に住んでいると当たり前のように感じますが、海外ではほとんど見られない「時間の正確さ」だそうです。ことに日本のフラッグキャリアであるJALは定時発着率が世界一!時間の正確さは日本人の気質から来ているとも言えます。

話はそれましたが、日本人は時間に遅れるのを嫌う人が多いように思います。だから、友達や恋人との約束時間もしっかり守ろうとするのかもしれませんね。

ニュージーランドでは約束時間にルーズとはいえないまでも、30分程度の遅れは許してあげるくらいの寛容な気持ちでいるとよいと思います。時間厳守はもちろんニュージーランドでも好まれるマナーです。

部屋をきれいに使う

日本の小学校では掃除当番という役割がありますよね。一週間交代くらいで、グループになって教室の掃除をする。日本ではごく普通のこととして子供たちが経験することの一つです。海外の小学校では子供たちに掃除をさせることはなく、むしろ「罰」というような観念さえあるほどです。通常、学校側がプロのクリーナーを雇うんですね。

小学校に掃除当番があるおかげで、日本人は掃除をすることを習慣として身に着けているのかもしれません。ホームステイやシェアハウスでも日本人は「部屋の使い方がキレイ」「ごみを捨ててくれる」「ベッド・メイキングができる」と評価が格段に高いです。ホームステイを受け入れ先に長年なっている知り合いも「日本人はとにかくキレイ好き」と大絶賛する反面、他の国から来た留学生に対し「部屋を汚されてしまった」「ちらかり放題」とちょっとがっかりした様子でした。

拾った財布を届ける

「落とし物を拾ったら、交番に届けましょう」小学校で教わることの一つですよね。子供の頃、道端で100円を拾って交番に届けた…そんな微笑ましい思い出はありませんか?日本は落し物が返ってくる確率が世界的に最も高い国。日本のモラルの高さや正直さを証明していますよね。

もちろん、海外でも道徳心のある人もいると思いますが、イギリスやニュージーランドでは落とした財布が返ってくる確率は5割以下となっています。日本の習慣の中でも「日本人の道徳心の高さ」は海外に定着しているようですね。

<不思議がられる>

背筋を立てて正座をする

ニュージーランドでは床の上で正座をすることはまれ。子供たちはあぐらをかいて座るのが日常ですし、女性でも普通にそうします。ですので、短時間の正座ならよいですが、長時間、背筋を伸ばして正座をし続けていると「足を伸ばしても大丈夫だよ」と言われそう。

土下座をしたり、頭を頻繁に下げる

日本のテレビや動画などで日本のマナーとして見かける土下座や深いお辞儀。これはニュージーランドでやらないほうが賢明です。相手に「私は国王でもないし、悪いこともしていない」と避けられてしまいます。

あいづちの連打

日本人のあいづちはとにかく多いですよね!でも、あいづちは日本人同士でコミュニケーションをとるときの必須アイテム。「話を聞いているよ」と相手に安心感を与えることで、人間関係を円滑にする力さえあります。

しかしながら、ニュージーランドをはじめとする欧米諸国では、あいづちのし過ぎは逆に「話を聞いていない」と誤解されてしまうことがあります。適度にあいづちを打つのは構いませんが、あいづちの連打にはご注意を。

「ハイ、ピース!」

カメラを向けてピースサインをするのは世界的にみても、おそらく日本だけです。1960年代のベトナム戦争で反戦を祈った「平和=ピース」サインとして生まれた、また勝利を意味するVictoryのVとして生まれたという説があります。

それ以来、日本では写真を撮るときはピースサインをすることが当たり前のようになりましたが、海外では誤解を招くことがあったり、不思議がられることがあります。

スープを「ズルズル」

ナイフ・フォークを使う国であり、英国文化を色濃く継承しているニュージーランド。ここでは飲み物やスープを音をたてていただくのはご法度です。相手に失礼な感情を与えてしまうので気を付けましょう。もちろん、日本人ならラーメンやそばは音を立ててすすりたい!気持ちは痛いほどわかりますが、ニュージーランドではぐっとこらえましょう。

家族のことを話さない

ニュージーランドでホームステイしたりローカルの友達ができると、会話の中であることに気づきます。それは「家族の話がやたら多い」ということ。

日本人は家族のことは余計に話さない、自慢しないという風潮がありますよね。控えめというか、ビジネスライクというか。ニュージーランドでは「うちのママ、ダイエット始めたけど、3日続かなかったわ」「弟がクリケットで代表に選ばれたよ」など家族のことはどんな些細なことでも話題にします。家族が一番であることの裏返しでもあるんですね。

ニュージーランドでは日本の家族のことを遠慮なくたくさん話してあげて下さい。そうでないと、「家族と仲が悪いの?」と勘違いをされてしまいます。

車内で爆睡する

電車やバスの中で寝ることができるのは、治安の良すぎる日本だから。ニュージーランドも治安の良い国として知られていますが、車内で寝ている人はほとんどいません。寝ている間に、モノを盗まれたりする可能性がなきにしもあらずだからです。

車内で爆睡は日本独特の社会的風習です。ニュージーランドではスリなどの絶好のターゲットになる可能性があるのでとても危険。不思議がられる以前に、ちょっと心配になってしまいます。

マナーをしっかり守っていれば恥をかくこともありませんよね。とは言え、もともとマナーの良い日本人ならニュージーランドでもコミュニケーションを円滑にしながら、楽しい時間が過ごせるはず!あとは食事のマナー、公共でのマナーを守っていれば鬼に金棒です。

個人的には思いやりと心遣いをもって人と接するように心がけるのが大切だと思います。心のあり方は人にストレートに伝わるものですからね。

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