ニュージーランドはマオリ文化が根強く息づく地域もあれば、スコットランドやイギリスの伝統が漂う地域もあるユニークな国です。氷河や火山、湖や森林の規模もただモノじゃない!そのスケールは言葉にすることはできないほどの迫力です。
そんな魅力たっぷりのニュージーランドに留学で、できれば日本人が少ない語学学校や滞在拠点を選びたいという人もいるようです。ここでは日本人が少ない語学学校や都市を中心にご紹介していますので参考にしてみて下さいね。
1.ニュージーランド留学で、日本人が少ない語学学校とはどれくらいの割合を指す?
そもそも、ニュージーランドの語学学校で日本人の学生が少ないとは、どれくらいの割合を指すのでしょうか。
日本人が20%前後が平均的
ニュージーランドは日本から多くの留学生が訪れる留学人気国です。語学留学で訪れている学生も多いため、語学学校での日本人の割合がどうしても気になりますよね。
ニュージーランドの語学学校の平均的な日本人の割合は20%前後ですので、30%~半数以上を占める語学学校の場合は「日本人が多い」と判断してよいと思います。逆に10%~15%以下の場合は「日本人が少なめ、もしくは少ない」と言ってよいでしょう。
日本人が少ない語学学校を希望する人は、あらかじめ留学エージェントに相談するようにしましょう。
日本人が少ない語学学校は人気がない?
そもそも、日本人の少ない語学学校があるというのはどういうことでしょうか。「なぜ?」という点で考えたとき、日本人の少ない語学学校は基本的に「授業に面白みが欠ける」「卒業生の評価があまり良くない」などが挙げられます。
人気のある学校には経験豊富で質の高い講師が集まり、カリキュラムも豊富に揃っているので自然と生徒が集まります。この背景を考えると、日本人が少ない語学学校は「あまり人気がない」ということが言えるかもしれません。
小都市になるにつれて日本人も少なくなる
日本人が少ない学校を総体的に見てみると、ある傾向が見られます。それは大都市よりも小都市のほうが日本人の割合は少なくなっているということ。オークランドよりもウェリントン、ウェリントンよりもクライストチャーチにある学校のほうが日本人は少ないと言えます。
「リゾート地でのんびり学習に励みたい」「スキークラスにも参加したい」など、特別な希望がある人をのぞいては、都会にあるようです。「都会の方が生活しやすい」「交通網が整っている」「クラスが豊富である」などが大都市にある学校の魅力でしょう。
季節や時期によっても日本人の割合は変わる
日本人の割合は季節や時期によっても大きく異なります。たとえば、日本の夏休み、春休み、冬休みにあたる時期は必然的に日本人の割合も高くなります。また、リゾート地にある語学学校についても、シーズンによって変動があるでしょう。
イベントやレッスンを盛り込んだクラスを開講する語学学校を考えてみると、スキーリゾートに近い学校は冬には混む傾向にありますし、ビーチリゾートに近い学校は夏の時期には多くの人でが予想できますね。
2.ニュージーランド留学で日本人の少ない語学学校、地域を選ぶメリット・デメリット
それでは、日本人の少ない語学学校や滞在拠点を選ぶメリット・デメリットを考えてみましょう。
メリット①:英語学習に集中できる
日本人の少ない語学学校を選ぶ最大のメリットは「日本語を話す機会がない」「自分に甘えが出ない」といった、日本語環境から離れることで英語学習に集中できることが挙げられます。
日本人が大勢いると、どうしても日本人同士でかたまりがち。そうすると、ニュージーランドに留学していながら、日本の環境を作り上げてしまうという逆効果が生まれてしまう可能性があるんですね。これでは英語学習に怠け癖がついてしまいそうです。
留学のメリットは100%に近い英語眼鏡で、どれだけ英語を使い込んでいくかが大きなポイントです。せっかくニュージーランドに留学しているのに、日本の話題で盛り上がってしまっては時間とお金がもったいないですね。
もちろん、現在はインターネットがあるので日本語のサイトが見れたり、友達と日本語でチャットもできるので、日本語に関してはこれで十分かもしれません。
メリット②:異文化交流を楽しむことができる
日本人の少ない語学学校ということは、その分、他の国から訪れている留学生が多いということです。日本での生活で当たり前のようになっていた日本文化が、ニュージーランドでは異文化として受け止められることはとても新鮮で新しい感覚だと言えます。
加えて、他の国からの留学生にはそれぞれの文化や言語、風習や思考がありますよね。日本人の少ない語学学校や地域では異文化交流の絶好のチャンスでもあります。ですので、おおいに楽しんで下さい!
デメリット①:孤独感を味わいがち
日本人がいないといういうことは、日本語で会話ができる相手がいないということです。日本の独特の文化がわかる人がいない、英語ではなく母国語で話をする人がいないということで、孤独な気持ちを味わってしまうことがあります。
日本での生活ではどこを見ても日本人だらけ。そんな環境から一転して日本人がいないという環境に、寂しさを感じることも考えられますね。
デメリット②:日本人のネットワークが期待できない
海外に住むと日本人会や日本人のコミュニティに参加するチャンスがある場合があります。その土地に住む日本人の人たちが集まって、話をしたり、食事をしたりする機会があるのは日常のストレスの発散になったり、心がホッとする瞬間でもあります。
しかしながら、日本人がほとんどいない場合は基本的には現地で直接会ってコミュニケーションがとれる日本人ネットワークが期待できないと言えるかもしれません。
3.あえて選択?ニュージーランドで日本人の少ない語学学校
甘えや怠けに陥らないように、日本人の少ない学校を選ぶのも一つの選択です。さっそく、ニュージーランドで日本人の割合が比較的少ない学校をいくつか挙げてみました。
オークランド
- Worldwide School of English
- Kaplan
- Unique New Zealand
ウェリントン
- English Teaching College Learning Centre
上記でご紹介したオークランドの語学学校の日本人の割合は15%~18%程度です。大都会であるオークランドの語学学校の中では比較的少ないと言えるでしょう。
ウェリントンの語学学校も比較的日本人は少な目ですが、どちらもクラスや時期によって状況が変わりますので事前に確認をするようにしてくださいね。
細かい情報や分からない部分は当サイトのカウンセラーがお答えできますのでお気軽にお問合わせください。
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4.甘えのない生活がしたい?ニュージーランドで日本人の少ない地域
日本人の少ない語学学校に通うだけでは物足りないという方へ。日本人が少なく、生活をするのに安全な地域を語学学校とあわせてご紹介します。
ノースランド
ニュージーランドの最北端に位置するノースランド。巨大なカウリに囲まれた森、壮大に広がる砂丘、光るような白砂のビーチ、ユニークな特徴を持つたくさんの島々がある美しいエリアです。ワーキングホリデーで滞在する人は仕事の有無が季節によって大きくかわるため、最終的にはオークランドやくらいスタチャーチに落ち着くケースが多いようです。
- New Zealand Institute of Technical Training
- Waikato Institute of Technology
ロトルア
北島にあるロトルアはマオリ文化が根強く息づく街。火山活動が活発なため、沸々と立ち上る間欠泉や温泉がたくさんあることで有名です。壮大なニュージーランドの自然の力を感じたい方はロトルアがおすすめです。
- Rotorua Englih Language Academy
ダニーデン
南島で2番目に大きな街であるダニーデンは野生のペンギンに出会える場所でもあります。街中にはビクトリア朝の建物が立ち並び、スコットランドの文化が漂っています。整然とした街の風景と、時にはバグパイプの音色が聞こえる美しい街です。
- English Advantage
- University of Otago Language Centre(大学付属の英語学校)
インバーカーギル
かつてゴールドラッシュでにぎわった街インバーカーギル。スコットランドの文化が残る南島最南端の街で、アジア系の留学生が少ないのが特徴ですので、多少「自分は外国人である」ことを感じてしまう瞬間があるかもしれません。
- Southern Institute of Technology
ネルソン
多くの芸術家が住むアーティスティックな街ネルソン。欧米からの留学生が比較的多く、温暖な気候に恵まれた小さな街です。
- Nelson English Centre
休みをとってせっかくニュージーランドへ留学へ行くのですから、やっぱり日本人の少ない環境がいいというのも納得ができますね。甘えと怠けは敵!そういう心構えは素晴らしいと思います。
そうは言いながら、語学学校の日本人の「多い・少ない」に関しては、最終的には自分をいかにコントロールできるかによると思います。日本人が多くても、他の国からの留学生と友達になることもできますからね。さあ、自分の受講したいコースをしっかり選んで、気合を入れていきましょう!