海外に行きたい方の中には、学生寮やシェアハウスに憧れる方もいるかもしれませんが、ホームステイをしてみたいという方も多いでしょう。

長期留学でシェアハウスでの生活を考えている方も、最初は現地での生活に慣れやすいホームステイがおすすめです。ニュージーランドでホームステイする方法や注意点に迫ってみました。

1.ニュージーランド当初はホームステイがおすすめ!

短期留学の方も、長期留学の方もニュージーランド現地に到着してすぐはホームステイがおすすめです。ホームステイのメリットから見ていきましょう。

日本で申し込みができる

ホームステイのメリットは、エージェントやニュージーランドの学校を通して、日本にいる間に手続きができることです。ニュージーランドに到着したばかりでは、学校やニュージーランドの暮らしに時間がかかることが想定されますので、すぐに居住地を探すのは難しく、ホームステイで少しずつ慣れていくとよいです。

シェアハウスもニュージーランドの不動産サイトなどを通して日本から申し込みはできますが、いざ現地でトラブルが発生して住めないなんてことになると留学早々不安になります。長期留学でシェアハウスを考えている方は、だいたい1~2カ月ホームステイをしながら探すのがおすすめです。

短期でも可

ホームステイは数日や1週間などの短期でも申し込みができますので、忙しい社会人の方にもぴったりです。シェアハウスはたいてい長期契約のため、1週間や2週間といった短期での契約は難しいです。

学生寮の場合は、短期でも受け入れ可能でしょうが、ニュージーランドの学生寮は日本のマンションでのシェアハウスと同じような環境ということが珍しくないので、短期では結構費用がかかるということも。それならば、食事つき&洗濯までしてもらえるホームステイの方が手続きしやすく、費用もお得になるということがあります。

スピーキングに役立つ

せっかく海外に来たのですから、スピーキング力をアップさせるために、学校以外でも英語環境を作ることが大切となります。ホームステイはホストファミリーと、家の中でコミュニケーションをとることで、英語力の向上が図れます。積極的に家族のことや、学校での出来事などを話してみましょう。

学生寮やシェアハウスでも、英語環境にすること可能ですが、その場合、ルームメイトたちの英語レベルが自分より低かったり、日本人ルームメイトがいると、学校以外でスピーキング力をアップさせるのは難しいこともあります。

食事つきである

シェアハウスや学生寮で食事は自分でとなると、自炊なら買い物、料理、洗い物に時間をとられます。時間節約のために、外食でもよいですが、それでは今度は外食費がかかるでしょう。ホームステイの場合は、食事が2食や3食ついてきますので、食費はあまりかかりませんし、料理の時間もかかりません。

ホストマザーの手作り料理が食べられますので、栄養面もよいでしょう。コミュニケーションのために食事作りを手伝ったり、洗い物を手伝ったりするのもおすすめです。日本とは異なる調理法や洗い方にカルチャーショックを受けるかも!?それもまた、ニュージーランドを学べるよい勉強になりますよ♪

現地の人と同じ生活を体験できる

ニュージーランド人の生活について、本やネットにもさまざまな情報があると思いますが、実際に肌で感じるのと、読んだだけの情報は違うこともあると思います。ホストファミリーによってもルールが異なることもあるので、あなたならではの、現地の人との生活を体験&発見してみてください。

2.ホームステイの流れについて

①学校やエージェントから申し込み

ホームステイの申し込みは、学校を申し込みするのと同時、または、エージェントを経由して申し込みをするのが一般的です。ペットのありなし、食べ物のアレルギー、子供のいる家庭がいい、都会がいいなど希望があればそれを伝えることで、できるだけ希望に沿ったホストファミリーを見つけてもらえると思います。

もしかすると、自分でニュージーランドの掲示板サイトなどで申し込みできる場合もあるかもしれませんが、それだと何かトラブルが発生した際にすべて自分で解決する必要があります。

エージェントや学校が間に入っていれば、その分手数料もかかるかもしれませんが、万が一の事態が発生する可能性を考えると安心感がありますよ。

②ホストファミリーの紹介

ホストファミリーが決まれば、エージェントや学校からホストファミリーの情報が送られてきます。そこには、おそらくホストファミリーの写真や家族構成、住所、電話番号、メールアドレスなどが記載されているでしょう。

メールアドレスが記載されているなら、自分からメールやSNSで連絡をとってもよいかと思います。事前に連絡を取ることで、お互いに相手のことがよりイメージしやすくなるでしょう。日時とホームステイ先が決まれば、航空券を予約することになります。

航空券を予約するときは、到着時間に注意します。深夜や早朝でも大丈夫だということもあるかもしれませんが、できるだけ朝~夕方までの到着がおすすめです。ホームステイ先によっては仕事の都合もあるので、土日がよい、平日がよいなどの希望もあると思うので、学校やエージェントに確認しましょう。

③空港で出迎え

空港でホストファミリーもしくは、学校スタッフ、現地エージェントなどが迎えにきてくれます。空港には、同じく留学生を待つ、ほかの学校やエージェント、ホームステイ先などもたくさんいることが予想されますので、自分を出迎えしてくれる人を間違えないように気をつけましょう。

いよいよホストファミリーの家に到着!ホームステイ先についたら玄関で靴を脱ぐべきか、そのまま家の中へ履いていくか尋ねましょう。手荷物の中にビーチサンダルか折り畳みできるスリッパがあると便利です。(機内でも使えますので)

④ホストファミリーと過ごす

お土産を渡したり、自己紹介したり、ホストファミリーとの絆を深めましょう。ホストファミリーから事前に、ルールや注意事項などが説明されることがあるので、よく聞きましょう。わからないところは、ちゃんと聞きかえしましょう。そうしないと、言ったはずなのに、ルールを守れないと思われてしまう可能性もあります。

たいていは個室を与えられますが、場合によってはすでにいる留学生と相室になることもあります。(事前に個室か共同かは知らされると思います)部屋は借りているものなので、自分の部屋だからといって汚さないようにしましょう。

3.ホームステイでの注意点

シャワー時間について
ニュージーランドは水を大切に使い、タンクに貯めて使う家が多いので、使いすぎると、次の人が困るということも…そのため、シャワー時間があらかじめ設定されていることも珍しくありません。言われなくても、1回5分~10分を目安に、使うのがおすすめです。

早寝早起きが必要かも
ニュージーランド人は早寝、早起きという方が結構多いです。夜9時~10時にはもう寝ているということもありますので、電話をかけたり、シャワーを浴びたりする時間に気をつけましょう。郷に入っては郷に従え、各ホストファミリーの生活時間に合わせることをおすすめします。

ビジネスと割り切っている家庭もある
日本人の感覚では、ホストファミリーはボランティアで自分たちを受け入れてくれると考えるかもしれませんが、海外においては、ホストファミリーはビジネスとして(お金がもらえる)留学生を受け入れしているということもあります。

そのため、民泊のような感覚で食事や寝床は用意するけど、毎週末遊びに行ったり、常に構ってもらえたりする環境とは限らないので、期待しすぎないようにしましょう。

ドアの開け閉め
日本では、部屋にいるときにドアを閉めるのが一般的ですが、海外では部屋のドアは開けるということが多いです。閉めるのは、寝るときや着替えるときくらいです。逆にトイレやバスルームなども含め、部屋にいないときはドアを少し開けておきます。閉まっている=ただいま使用中という風に取られてしまうので注意します。

とはいっても、いままでも日本人の留学生をよく受け入れている家庭ならば、日本人のドアを閉める癖も存じていると思うので、あまり神経質にならなくてもよいでしょう。でも、さすがに注意されたら、気をつけましょうね。

費用は結構高い
ホームステイは住居費、食費、光熱費、洗濯代などがすべてコミコミとなっていることもあり、シェアハウスなどに比べれば、高めになります。費用としては、1週間で3万~5万、1カ月で12万~20万をイメージするとよいでしょう。これがシェアハウスなら家賃が1カ月で5万~10万くらいと半額くらいになります。

家賃の安いシェアハウスに住んだとしても、食費や光熱費などがかさめば、ホームステイとあまり変わらない費用がかかることも想定されます。ホームステイで、家賃をなるべく下げたい方は郊外がおすすめとよく言われていますが、その分学校に通うとなると、時間がかかったり、交通費がかかったりするので、あまりお得にならないことも…。朝寝坊しやすい方は、通学時間がどれくらいかかるかなども確認しておくとよいですね。

洗濯について
ニュージーランドでは洗濯は週に1度または2度ということが一般的です。家庭によって、留学生本人でやることもあれば、ホストマザーがやってくれるということもあります。留学生本人でセルフでやってという場合でも、週に1度か2度と言われる可能性が高いので、服や下着、靴下などは1週間分くらい持って行った方がよいです。

また、家によっては、近くのコインランドリーを使ってという家もあるかもしれません。洗濯用にちょっと大きめのランドリー用のバッグとかあれば便利です。(洗濯用ネットもあまりないので、100均のがあればおすすめ。)

お土産を持って行く
ホームステイをするなら、お土産を持っていくのがおすすめです。最初のコミュニケーションのきっかけにもなります。または、ホームステイ先を出るときに感謝の意味を込めて渡してもよいでしょう。

お土産といっても、別に高いものではなくてもOK!例えば、お子さんがいる家庭なら100均の折り紙やおもちゃでもよいのです。大人向けには、和柄の手ぬぐいや箸、扇子なんかもあまり荷物にならないのでおすすめです。

特に値段にこだわる必要はなく、何を持っていっても喜んでもらえるかと思います。ちなみに私は成人式のときに無料で届きまくっていた振袖のカタログを試しに渡したところ、「とっても綺麗」と喜ばれました。(もちろんほかにもいくつか持っていったのですが、一番喜ばれたのがコレでした笑)

さて、お土産で注意してほしいのは、日本食を持っていく場合です。ニュージーランドは、食品の安全管理に厳しく、食品関係の禁制品が多いです。禁制品に当てはまらなくても食品は原則すべて申告が必要で、申告なしで空港の探知犬に察知されたり、X線なんかでひっかかったりするとその場で罰金や最悪の場合、入国拒否されることもあります。食品を持ち込む場合は、禁制品に該当しないかチェックしたうえで、申告漏れのないように注意します。

昼食なしが多い
食事は3食ついてくればよいですが、2食という家庭も珍しくありません。2食の場合は、たいてい朝と夕のみ、昼は自分で用意するということが多いです。毎日外食でもよいですし、キッチンや冷蔵庫を使ってよければ、ランチを自分で作って持参するのもよいでしょう。もしも、夕飯友達とごはんに行くからいらない、泊りがけで旅行に行くなんていう場合は、早めにホストマザーにお知らせしておくようにします。

延長したいときは
例えば、2カ月ホームステイしながら、シェアハウスを見つける予定だったけど、入居先が見つからない、忙しくて探す暇なかったなどの理由で、ホームステイを延長したいときは、早めにホームステイを斡旋してくれた業者に連絡しましょう。

今いるホームステイ先でそのまま延長できるかはわかりませんが、できないならば、ほかのファミリーで生活できるように手配してもらえます。どうしても無理だった場合は、学生寮を紹介してもらう、ユースホステルに泊まるといった方法もあります。

キャンセルとなるときは
ホームステイ先が決まったのに、やっぱり別の居住方法がよいのでキャンセルしたい、ホームステイ3カ月の予定を1カ月にしたいなどといった場合は、各エージェントや学校の規定により、未経過分の費用が丸々返還されることもあれば、ほとんど返還されないというケースもあります。契約前にキャンセル時の規定を詳しく読んでおき、期間も慎重に検討しましょう。

コミュニケーションを大切に
ホストファミリーと円満な関係を築くためにもコミュニケーションは大切にしましょう。食事はできるだけ一緒に取るようにして、積極的に話しかけるようにします。

伝わらないこともあるかもしれませんが、ジェスチャーなども使い、一生懸命な姿勢を見せればホストファミリーも熱心にきいてくれます。「おやすみなさい」「おはよう」「ありがとう」など、基本的なあいさつや言葉も使うようにします。

ネット環境があまりよくないことも
ニュージーランドでは、ネット環境が日本ほど充実していないです。家によっては、1カ月のインターネット使用に制限がかかっており、あまり自由にいつでも動画を見たりできないということもあります。ホストファミリーから注意される前に、インターネットの使用制限があるか、ないかなどは確認した方がよいでしょう。

なんかあれば相談&連絡をしよう!
ホストファミリーはあなたにとって、ニュージーランドの家族です。なにか困ったことがあれば、気軽になんでも相談してみましょう。また、ホストファミリーとトラブルが発生した場合は、ホストファミリーを紹介してくれたエージェントまたは学校に相談しましょう。トラブル内容によっては、新しいホストファミリーを紹介してもらえるなど、柔軟に対応してもらえるはずです。