小学校でも正式に外国語教育の授業が始まりましたね。世界から多くのビジネスマンや留学生、観光客が日本に訪れるようになり、にわかに「英語ブーム」にも火がついているようです。

「取引先のアメリカ人が会社に来て、英語が話せず恥ずかしい思いをした」「駅で切符の買い方を英語で聞かれて、上手に教えてあげることができなかった」ちょっとした日常生活で英語の必要性を感じる瞬間でもありますよね。

ここではニュージーランド留学に必要な英語力、また留学でどれくらいの英語力が身につくのか一般的な例を挙げて期間別にまとめました。留学プランの参考にしていただけると幸いです。

1.ニュージーランド留学で必要な英語力【語学学校、大学、ポリテクニックの場合】

自然豊かなニュージーランドでのんびり、しっかり英語を学んでみませんか。入学に必要な英語力は留学の目的によって異なりますので、留学前の勉強の目安にしてみて下さい。

語学学校に必要な英語力はナシ、やる気次第

語学学校には一般英語コースの他、ビジネス英語やあらゆる英語検定の試験対策コースがあります。それぞれ入学の基準は異なりますが、一般英語クラスの場合はビギナーコースから上級コースまでのレベル別編成になっているので無理なく学習を始めることができます。

TOEIC、TOEFL、IELTS、ケンブリッジ検定などの試験対策コースでも厳しい入学基準は設けていない学校がほとんどですが、授業の内容が把握でき、なおかつ教師の話すことや問いかけについて理解できることが必要です。渡航前にある程度の英語準備をしておくことをおすすめします。

ポリテクニックに必要な英語力はIELTS5.0~5.5

技術的なコースが豊富に揃っているポリテクニックは、ニュージーランドでも大学と並んで人気の高い高等教育機関の一つ。シェフやエンジニアなど、専門的な技術を学ぶことができるのが特徴ですが、入学の最低基準はIELTS5.0~5.5、TOEFL500~550となっています。

「ポリテックに入学を希望する人で英語力が基準に満たない場合は、英語学校に通い、授業についていけるだけの英語力を身に着けてから入学する場合が多いです。現在どれくらいの英語力があるかによって語学学校での学習期間も変わってくるということですね。

ポリテックにはあらゆる分野のさまざまなコースがあります。入学するコースによって入学基準が多少異なりますので、事前に確認をするようにしましょう。

大学に必要な英語力はIELTS6.0~6.5

高校卒業と同時にニュージーランドの大学にストレートに進学するにはネイティブレベルの英語力が必要になるため、ほとんどの人がファウンデーションコースや大学準備コースに入学してアカデミック英語を習得します。専門的な言葉が出てきたり、ペースの速い英語での授業についていけるだけの強い英語力が必要だということですね。

大学進学に必要なIELTSスコアは最低6.0~6.5です。応募基準に満たない場合は語学学校で英語力をつけてから入学する場合がほとんどです。希望する大学に付属する英語学校もありますので、確認をするとよいでしょう。

ワーキングホリデーは英会話力がポイント

ワーキングホリデーでニュージーランドに行く人は、とくに決まった英語力の基準はありませんが英会話力が成功のポイントなることを認識しておきましょう。机上の英語学習ではなく、実践的な英会話力、アピール力、行動力は必須です。

ワーキングホリデーでは現地で仕事に応募しインタビューを経てから採用となるため、採用者側と上手に英語でコミュニケーションをする必要があります。自分のこと、日本で職業経歴、資格、応募理由などは少なくとも英語で説明できるようにしておきましょう。

2.ニュージーランド留学で身につく英語力【期間別で解説】

ニュージーランド留学では1週間からのプチ留学から、一年以上の長期留学まで、それぞれの目的や条件にあった留学期間の設定ができます。一般的な例ではありますが「英語力がどれくらい身につくか」ということについて期間別にまとめてみました。

1週間

1週間~3週間程度のプチ留学はなかなか休みの取れない社会人の方や、春休みのある大学生に人気があり、留学が初めての方でも留学の入門編としておすすめできる留学スタイルです。

一週間で身につく英語力は目に見えてわかりませんが、英語での暮らしを肌で感じながら、耳が英語に少し慣れる期間です。集中英語コースに一週間入る人は、ポイントをおさえた授業を受けることができるので英語力アップへのさらなる効果が期待できます。

1ヵ月

夏休みを利用したり、転職へのステップアップにおすすめの一ヵ月留学。語学学校の授業と並行して、英語での日常生活にも「そうか」「そうなんだ」と英語のフレーズやイントネーションなど多くの事を学ぶことができる期間でもあります。

一ヵ月で身につく英語はまだまだ目に見えてわかりにくいかもしれませんが、ショッピングシーンにおいて英語でスムーズに対応ができる、銀行や携帯ショップで店員とコミュニケーションができる、といった日常に必要な英語力が付き始める期間です。

3ヵ月

3ヵ月の留学期間は「長いようであっという間」と言う人が多いです。週にしておよそ12週間ですので長い気もしますが、実際は矢のごとく時間が過ぎていくイメージです。

3ヵ月の留学期間では一人で公共交通機関をストレスなく利用し、道に迷ったときも人に聞けるようなコミュニケーション能力が付き始める期間です。ニュージーランドに3ヵ月生活しているという自信と、英語での生活に慣れ始めた気持ちでの余裕が、英語力につながっているとも言えるでしょう。

6ヵ月

留学5ヵ月~6,7ヵ月になると、ローカルテレビのコメディで流れるジョークに即反応して笑えるようになるでしょう。ニュース番組でも世界で何が起こっているか、国内でどんな話題が持ち上がっているのか、ほぼ理解できるようになります。

耳が自然と英語に慣れてくる時期なので、この時期に積極的にローカルの人たちとコミュニケーションをとるように心がけ、会話力をグンと上げていきましょう!6ヵ月の留学生活では英語でのコミュニケーションが実際に楽しくなってくるでしょう。

12ヵ月

12ヵ月の留学生活ではほぼ生活に密着した英会話が身についてきますので、留学前と比較しても成長した自分が明らかに実感できる期間であると言えます。イントネーションやスムーズ会話の進め方などが身に付き、自然とローカルとのコミュニケーションがとれるようになります。

12ヵ月を過ぎると英語力もかなりついてくるので、英語の小説がスムーズに読めるようになり、ローカルラジオの語り手の話がほぼ理解できるようになるでしょう。もちろん、やる気と努力の量にもよりますが、真剣に英語力を伸ばしたいと望む人なら、12ヵ月の留学で得られる英語力は期待以上と言ってもよいと思います。

3.ニュージーランド留学で英語力をつけるために実践したい5つのこと

ニュージーランド留学で心がけたい英語力をつけるためのコツを5つご紹介します。

英語で日記をつける

「英語でダイアリーなんて難しそう」英語が苦手な人は英語で文章を書くなんて、とんでもない!と思うかもしれませんね。でも、ライティング力を少しずつつけるには、日記をつけるのは効果的なんですよ。

最初は文法やフレーズ、3単元が間違っていても大丈夫。英語で今日したこと、楽しかったこと、、明日の予定など、オリジナルで文章を書くことがポイントです。英語で書くことに慣れて、自分の思いを英語で述べることは英語力を底上げする大切なメソッドです。

無料のローカル誌を集めて読む

英語の活字に慣れて英語の文章を読む訓練をするなら、堅苦しい新聞よりローカル誌や情報誌を集めて読むのが一番!気になるローカル情報やショッピング情報、国内で注目を集めている話題、求人広告、スポーツ情報など、身近なニュースが満載です。

肩の凝らない内容を数多く読み進めていくのがポイントです。わからない単語は飛ばして(または意味を推測して)いって大丈夫。後で調べてもよいですし、読んでいる間に意味が拾える場合もあります。

お気に入りのラジオステーションを見つける

ラジオはテレビと違って顔の見えない情報局。声を出している人の表情が見えないので、テレビよりも聞き取りにくいと言われています。だからこそ、あえてリスニングの訓練をローカルのラジオステーションでしていくことをおすすめします。

リスニングの強化はスピーキングの強化につながりますので、たくさん英語を聞けば聞くほど、スピーキング力の土台になっていきます。音楽番組でもニュースでも、自分の興味のあるラジオステーションを見つけてみましょう。

「英語を話す」ことを100%意識する

日本での生活では日本語を意識して話さなくても自然と言葉が出てきますよね。たとえば、コンビニで「公共料金を払いたいのですが」という時でも、頭でセンテンスを考えてから店員さんと話すということはないはずです。

しかしながら、ニュージーランドではすべてが英語環境になるので、英語を意識して話す必要がありますよね。最初は疲れますが、この「英語を意識する」を頑張って続けることによって英語脳が少しずつ鍛えられていくことが期待されます。頭で考えなくてもスラスラと英語が出てくる…というパターンですね。こうなれば最高です。

バイリンガルになった自分を想像する

モチベーションを上げるために効果があるので最後に付け加えたいと思います。イメージトレーニングの一つですが、未来の自分の想像することで自然と脳がそのことに向かって走り出す!という特性を利用してみましょう。

半年後の自分、一年後の自分、そして3年後の自分を思い描いてみて下さい。ネイティブと対等に英語で意見を交わす自分が見えますか?ビジネスでカッコよく商談を決める自分が見えるでしょうか。バイリンガルになった自分を想像して、英語力アップに勢いをつけていきましょう。

ニュージーランド留学に必要な英語力について、そして期間別でどれだけの英語力がつくかなどを中心にご紹介しました。もちろん、英語力と一言で言っても、現在の英語力や現地でどれだけ英語に触れることができるかによって大きく異なりますが、一番大切なことはやる気と努力!常に英語を上手に話す自分を想像しながら、学習に励んでみて下さいね。日本語はちょっとくらいお休みしても大丈夫ですよ。案外、忘れないものです。