犬をトレーニングしながら立派な犬に育てていく喜びは、まるで子供を育てている感覚に近いといいます。子犬の場合、トイレトレーニングをはじめ、食事や散歩のトレーニングなどは必須。子犬の頃からしっかり教えてあげないと、成犬になってから大変なことになるケースもあります。「家具をかじるクセを直したい」「夜中に吠えるのを辞めさせたい」など、飼い主はさまざまな悩みを抱えています。

また、職業的な視点からみると、警察犬や麻薬探知犬、海洋パトロール犬や盲導犬など、責任ある任務を遂行する優秀な犬たちを訓練する専門のドッグトレーナーもいます。

ここでは一般的なドッグトレーナーの仕事に触れながら、国内のドッグトレーナー事情、ニュージーランドで受講できるドッグトレーナーのコースを中心に解説していますので、留学プランの参考にしてみて下さい。

1.犬が大好き!ドッグトレーナーになるには?【魅力についてもご紹介】

まず、ドッグトレーナーの仕事内容から触れてみましょう。

ドッグトレーナーになるための般的な留学先は?

世界か国でドッグトレーナーという職業は一般的にありますが、中でも最も積極的にドッグトレーナーの育成に力を入れているのがアメリカ、カナダ、イギリス、日本、アイルランド、ノルウェー、フィンランド、スイス、ロシア、オーストラリア、そしてニュージーランドです。

もちろん、留学先での授業は現地語になりますので、英語を習得したい人はおのずと英語圏への留学を選択する場合がほとんどです。ドッグトレーナーを要請するコースは期間や費用が国によって大きく異なり、ドッグトレーナーに関する資格や修了書の種類も違いますので、事前にしっかり確認しておくようにしましょう。

日本の学校から海外研修に参加することも

海外で参加できるドッグトレーナーの養成コースや資格コースを提供している学校や機関はまだまだが数が少ないのが現状です。しかしながら、日本のドッグトレーナー養成の学校から海外の提携学校や訓練センターに海外研修を実施しているところもあります。

渡航の手続きや滞在先のブッキングなど、日本の学校を通して申し込みをすることができる上、学校の仲間と一緒に参加することができるので心強いかもしれませんね。

真剣勝負?ドッグトレーナーの仕事

ドッグトレーナーとはいわゆる犬の訓練士。おもに飼い犬に対し適切な訓練をするのが仕事ですが、基本的には犬がルールやマナーを守って、人間と仲良く快適に暮せるようにしつけることが大切です。

ドッグトレーナの仕事は多岐にわたりますが、まず飼い犬と飼い主と面接をして「飼い犬の問題行動の明確化」「飼い主が求めるしつけのレベル」などの確認します。飼い主が日頃から悩んでいることや困っていること、これから期待することなどをメモに取り、その飼い犬にあった訓練を行っていきます。同時に、飼い主に「これからどのようにしつけを行うべきか」のアドバイスもしていきます。

犬の種類によっては覚えることが苦手だったり、臆病だったり、また吠えて言うことを聞かなかったりすることもあります。犬の性格や性質を理解したうえで、その犬にあったしつけを行うのもドッグトレーナーの仕事です。

犬の気持ちが読める?ドッグトレーナーの魅力

ドッグトレーナーは言葉の通じない犬を相手にしつけや訓練を行うのが仕事ですが、とくに犬好きの人にはやりがいのある職業でもあります。

ドッグトレーナーを目指す前、一緒に住んで犬にに対して「犬の気持ちがわかればなあ」と思ったことはありませんか?「食欲がない」「散歩に行きたがらない」など、普段とは異なる行動に頭を悩ませたこともあったと思います。

ドッグトレーナーは種類、年齢、性別、性格、体つきの異なるさまざまな犬のしつけを行っていきます。そして、仕事をこなしていくうちに、犬の感情や気持ちが手に取るように理解していくようになります。ドッグトレーナーになることの魅力の一つですね。

また、ドッグトレーナーは会社に就職して正社員として働くことも多いですが、契約社員やアルバイトとして仕事をしていくこともできます。経験が長ければ、独立してフリーで活動することも夢ではありません。

2.ニュージーランドのドッグトレーナー事情【酪農王国での犬の活躍】

それでは、気になるニュージーランドのドッグトレーナー事情について解説しましょう。

人間との共同作業!羊追いの天才シープドッグ

酪農王国であるニュージーランドは羊の数が人の数の6倍と言われています。酪農を営むファームでは羊の群れを移動させるシープドッグを飼っているいるところが多く、飼い主とのコミュニケーションを図りながら日々活躍をしています。

シープドッグは一匹で何と100頭以上の羊を追うことができるので、何かと費用のかかるファーム経営では人件費の削減の最も有効な手段として重宝されているのが現状です。シープドッグはもともと羊を追うことを本能としていますが、訓練が必要な場合もあります。そんなときは専門のドッグトレーナーを呼んで、しっかり訓練をしてもらいます。

狙ったら逃さない!駿足の王者ハンティングドッグ

ハンティングドッグ(狩猟犬)はネズミ、鳥、ウサギ、キツネ、シカ、イノシシなどの動物など獲物になる動物を発見し、ハンターに知らせたり、獲物を追い詰めたりするのが仕事です。犬種によっては捕まえた獲物を運ぶ仕事をする犬もいます。

狩猟犬には鳥獣犬と獣猟犬の二種類がいますが、性質や生活、そして持ち合わせた本能も大きく異なります。代表的なのはイングリッシュポインター、アメリカンコッカ―スパニエル、ダックスフンド、ビーグル、バセットハウンドなどがそうですね。

ニュージーランドでは狩猟を生活の一部にしている人もいるため、ハンティングドッグをトレーニングすることはとても重要なことでもあります。

一秒の差で勝負が決まる!ドッグレースの訓練

ニュージーランドでは競馬と同じように、ドッグレースも盛んに行われています。ドッグレースで走る犬はグレイハウンドという犬種で、細身ながらも筋肉のしっかりついたボディが魅力的です。「早く走るための体つきとは、こういうことなんだ」と納得できるくらい、素晴らしいプロポーションを持っています。

ドッグレースではレース前のケガや故障は致命的となるため、ドッグレース専門のトレーナーが日頃の食事や健康管理など含め、レースに勝つためのトレーニングを行っています。ドッグレースについては賛否両論ありますが、ニュージーランドではまだまだポピュラーなレースの一つであるのは間違いありません。

3.ニュージーランド留学で受講できるドッグトレーナー・コース(内容・費用・期間など)

ニュージーランドのドッグトレーナーコースをご紹介します。

UNITECのAnimal management canine behaviour & training

ニュージーランドの人気のポリテクニックの一つUNITEC。ここではAnimal management canine behaviour & trainingというコースがあり、警察犬訓練、犬の病気について、食事管理・健康管理、犬種によるしつけの違いなどドッグトレーナーになるための勉強を実践や実技を踏まえて学習することができます。期間はフルタイムで1年。コースの開始月は2月となっています。

授業では高い英語力が必要になります。入学に必要な英語基準(IELTSやTOEFL)英語レベルについては、学校へ直接お問合せ下さい。

分からない部分は当サイトのカウンセラーがお答えできますのでお気軽にお問合わせください。

4.泣きたくなる時もある?ドッグトレーナーの苦労話

最後に、ドッグトレーナーになってからの苦労話を少しだけご紹介します。

思い通りになることはたくさんある!

「ドッグトレーナーになるための学校にも通った」「犬に関する知識も豊富だ」そんな人でも、犬を適切に訓練していくのは容易なことではありません。どんな犬に対しても同じように愛情をもって接し、平等にトレーニングを繰り返しても、なかなか思うようにいかないこともあります。

ドッグトレーナーに必要な素質はまさに忍耐と努力!焦らず、自分を信じて信念を持って犬をしつけていくようにいけば、必ず結果は帰ってきます。

オーナーとの意見の食い違い

飼い犬に性格があるように、オーナー(飼い主)にもさまざまな性格があります。一日でも早く、飼い犬の問題行動を修正させたいと焦る人もいれば、アドバイスを聞き入れず、トレーナーに頼りっきりの人もいます。

ドッグトレーナーとして、まず飼い犬の訓練を行う前にオーナーと話し合いをし、メモをとりながら、訓練の確認を双方でしていくことが大切。飼い犬のためにも、またオーナーのためにも、無駄のないしつけを継続して行うことが何よりも重要ですよね。

ニュージーランドドッグトレーナー留学についてご紹介しました。ニュージーランドの大自然のなかで大好きな犬と向き合う…。将来に向けて、プロのドッグトレーナーとしての自信を育む上でも絶好の環境だと言えます。どうぞ、興味のある方は検討してみて下さいね。