留学をお考えのみなさんは、現地でどのようにお金を調達しますか?長期留学やワーキングホリデーを予定しているなら、現地の銀行で口座を開設するのは必須です。

ここではニュージーランド留学で知っておくべき銀行について、口座開設や利用方法、日本とは異なる点などを含めてまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

1.ニュージーランドで銀行口座を開設しよう【手続き、必要な書類】

まず、ニュージーランドの銀行で口座を開設するにはどうすればよいかご紹介します。

銀行口座は長期留学・ワーキングホリデーには必須

「手続きが面倒そう」「クレジットカードがあるし、必要ないかも?」とニュージーランドで銀行口座を開設するか、悩む人も多いかもしれませんね。3ヵ月以内の短期留学の場合はとくに必要ないかもしれませんが、長期留学やワーキングホリデーの場合は銀行口座の開設は必須です。

ワーキングホリデーの場合は仕事をして収入を得る際に、雇用主から給料を受け取らなければなりませんので銀行口座はは必ず必要です。ですので、ワーキングホリデーで仕事をする予定の人は早めに準備しておいた方がよいです。

口座開設で必要なモノ、手続きの流れ

ニュージーランドで銀行口座を開設するときに必要なモノは主に4つです。

  • 身分を証明するもの2つ(パスポート、ビザのコピー)
  • 滞在先住所と自分の名前が記載された書類で発行3ヶ月以内もの(電気代・水道代などの請求書、学校からの送付書類、ニュージーランド政府からの書類や文書、賃貸契約書、保険の証明書など)
  • 銀行口座に預け入れる現金(50ドル以上が良いでしょう)
  • 納税者番号、およびマイナンバー(2017年の7月から必要になりました)

日本とは違う!月の手数料、利用料がある

利用者側から見てニュージーランドの銀行と日本の銀行が異なるのは、月の固定手数料や窓口の利用料です。のちほど、月の手数料がかからない銀行口座の種類をご紹介しますが、通常、銀行やATMを利用してもしなくても、月の固定手数料が3ドル前後、窓口でトランザクションを行う場合は一回3ドルと、利用料が発生します。

日本では口座を持っているだけなら、とくに月の固定手数料はかかりませんよね。オーストラリアやニュージーランドの銀行では毎月3ドル程度引かれるので、ちょっと悔しいような気持ちにもなりますね。

また、現金の引き出しや預け入れはできるだけATMで行うようにして、無駄な出費をおさえるようにすることも大切です。窓口を使うと人が動くので、お金がかかるということなんですね。

月の固定手数料がかからない口座プラン

留学中は何かとお金がかかるもの。少しでも節約できればうれしいですよね。銀行口座を持っているだけで月3ドルは高いですが、中にも良心的に月の固定手数料が無料の口座プランもあります。ぜひ、利用してみて下さい!

ANZ Go account 
Kiwibank Free Up
BNZ YouMoney(学生が対象)

この2つの口座ならATMやFTPOSの利用手数料も無料です。どちらの銀行も国内では大手に入りますので支店数も多く、利用するにも便利です。

またWestpacのWestpacのWestpack Electric、ASBのStreamlineは口座利用の明細の送付をストップすれば月の固定手数料はかかりません。明細は銀行に行けば手に入るので「とくに送ってくれなくても問題ない」という人ならお得なプランです。

2.どこにすべき?ニュージーランドでの銀行の選び方、主要銀行リスト

一言で銀行と言っても特色やカラーは異なります。自分にぴったりな銀行を選ぶためにいうつかのポイントをご紹介しながら、国内にある主要銀行を挙げてみましょう。

銀行選びのポイント

あなたは銀行を選ぶ際、どんなことにポイントを置いていますか?個人によっていろいろあると思いますが、「便利さ」や「使い勝手」と答える人が多いと思います。留学生のほとんどがお金の引き出しに銀行カードを使いますよね。そうすると、滞在先の近くにATMがあるととても便利です。

都市部に近くなるほどATMの数は増えますが、やはり身近にATMがあった方がラクです。急にお金が必要になったとき、残高明細をプリントしたいときなど、ATMがないと困る場面はたくさんあります。まず、滞在先にこれから選択する銀行のATMがあるかどうか、チェックしてみましょう。

また、あらゆる銀行のサービスが充実している、オンライン口座がある、手数料がかからないなど、銀行の特色やメリットを考えてみるのもよいと思います。中には「銀行の雰囲気がいい」「ロゴがかっこいい」と言った理由で銀行を選ぶ人もいますが、最終的には自分のステータスにあった一つを選ぶのが一番です。

ニュージーランドにある主要銀行

ANZ
Australia Newzealand Bank
オーストラリア・ニュージーランド銀行です。国内では最も知名度があり人気も高いのが特徴的。日本でも東京・大阪に支店があります。
BNZ
Bank of Newzealand
国内最大の民間銀行。ローカルに最も支持されている銀行です。
Kiwi Bank 顧客満足度が高く、あらゆるサービスを徹底している銀行です。2002年に創立した新しい銀行でもあります。
ASB 国内に多くのATMを構える人気の銀行。オーストラリアで最大のコモン・ウェルス系の銀行です。

その他、Westpac、HSBC、TSBなどの銀行もあります。どの銀行にするかは、あなた次第!サービス内容やATMの設置場所など、自分自身が最も使いやすい銀行を選びましょう。

3.留学前に知っておくべき、ニュージーランドと日本の銀行の違いとは

ニュージーランドの銀行や銀行カードを利用する際、「あれ、日本と違うな」と感じる点がいくつかあります。現地についてから戸惑わないように、あらかじめニュージーランドの銀行について、機能や利用方法を知っておきましょう。

EFTPOS機能がある

ニュージーランドの銀行カードで日本と明らかに異なるのは、EFTPOSという機能があることです。EFTPOSはいわゆるデビットカードに似た、銀行口座の残高を上限に利用できる画期的な機能です。VISAやMasterなどのクレジットカード機能ではなく、利用手数料もほとんどの銀行でかかることはありません。

EFTPOSはニュージーランドで広く利用されているため、量販店やスーパー、カフェやレストラン、映画館をはじめとするエンターテイメント施設など、多くの場所で利用できるのが魅力です。

しかも、EFTPOSはクレジットカードとは異なるので、残高を超えた支払いができません。これはお金の使いすぎを防ぐことにもつながります。留学中はついついお金の管理も怠惰になりがちですが、EFTPOSなら残高がマイナスになるまで利用することができないので安心です。明細ももらえるので、ファイルをしておくだけで支払い管理が簡単にできますよ。

都市部ならATMが24時間使える

今では日本でも24時間ATMを利用できるところが増えましたが、たいてい銀行のATMがあるのは銀行の店舗内か店舗の外側ですよね。ニュージーランドでは、街中に突如としてATMがあらわれるので、「何で、こんなところに?」と思う人が多いようです。

ニュージーランドでは以前ATMの利用時間が限られていましたが、都市部では24時間利用できるところが増えてきました。ニュージーランドでは銀行も眠らない…そんなイメージが浮かんできそうですが、おおむね利用できるのは現金の引き落としのみです。

キャッシュカードの番号は口座番号じゃない

こちらも日本のキャッシュカードとは大きく異なる点の一つ。カードの番号が口座番号ではないことです。これは、日本人には理解できない謎のひとつ。「じゃあ、この番号は何?」ということになりますが、クレジットカード機能のついていないキャッシュカードの場合、この番号はとくに意味のない番号で、クレジットカード機能がついている場合はクレジットカード番号になります。

さて、銀行の口座番号ですが、これは銀行で教えてもらうしかないんです。とは言っても、口座開設時にちゃんとメモをくれますのでご心配なく。口座番号の頭2桁は銀行番号、下の4桁が支店番号ですので覚えておきましょう。

預け入れは銀行内のATMのみ可能

ニュージーランドの銀行は日本に比べてもセキュリティ度がとても高いのが印象的です。窓口は防弾ガラスで仕切られていて、お金や明細の受け渡しがかろうじてできる程度の隙間があるだけ。窓口の人たちはまるで別世界にいるような、不思議な感覚にとらわれます。

ニュージーランドは世界的にも治安のよい国として知られていますが、まだまだお金にからむ犯罪は後を絶たないのが現状。そんな背景から、ATMでの現金の預け入れ(Deposit)は銀行内のATMのみとなっています。外にあるATMでは預け入れができませんので、銀行が開いている時間、4時までに済ませるようにしましょう。

ちなみに預け入れは銀行の窓口でも可能ですが、銀行員を介するため手数料がかかります。手数料も3ドルと決して安くはないので、できる限りATMや預け入れ専用のFast Depositを利用するようにしましょう。

Fast Depositは封筒にお金を入れて投函するというシンプルなシステム。日本にはないサービスで戸惑う人も多いと思いますが、翌日には口座に入金されていますので心配はありませんよ。

みなさん、いかがでしたか?ニュージーランドで銀行口座を開設するのは決して難しくなく、一旦開設してしまえば、EFTPOSのような便利な機能がいつでも利用できます。ただし、日本とは違い月の固定手数料やサービス手数料というものが発生しますので、事前に確認をしておきましょう。

留学生向けに手数料がかからない口座プランがありますので、どうぞご検討下さい。できるだけ銀行の利用には無駄なお金をかけず、少しでも多く学費や生活費にまわすようにこころがけたいですね。