しなやかな舞と力強い演技力で観客を魅了するバレエ。白鳥の湖を代表する素晴らしい舞台を見て「私も、いつかはプリマになりたい」そう心に思った人も多いのではないでしょうか?
日本にも有数のバレエ学校は存在しますが、海外留学をして、日本国内では味わえないような緊張感と卓越したレッスンを経験することも選択の一つです。国際レベルの表現力、そして強い精神力を磨くにはピッタリだと言えます。
ここではニュージーランド・バレエ留学と題し、ニュージーランドのバレエ学校へのオーディションや応募条件などを中心にご紹介しています。ニュージーランドでのバレエの位置づけ、ニュージーランド・バレエ留学の人気の理由なども含めてまとめましたので、どうぞ参考にしてみて下さいね。
1.ニュージーランドのバレエの位置づけとレベル
自然の多いニュージーランド。海や山でのアウトドア系のスポーツが盛んなイメージはありますが、バレーはどのような位置づけなのでしょうか?さっそく、国内でのバレー事情を解説しましょう。
男の子はラグビー、女の子はバレエ?
ニュージーランドでスポーツと言えばラグビーかクリケットが最初に思い浮かぶと思います。ラグビーは国技でもあり、黒のユニフォームが特徴であるオールブラックスは世界的に有名ですね。ワールドカップでは驚異の2連勝を成し遂げ、ラグビー界では不動の地位を獲得しました。クリケットも小学校から習うポピュラーなスポーツです。
一方、ニュージーランドの女の子が習い事として選ぶのはダンス系のスクールです。種類はバレエ、ヒップホップ、創作ダンス、ジャズダンス、社交ダンスなど、体を柔軟に動かして自己表現をすることができるものばかり。中には「学校よりダンススクールの方が楽しい!」という子供もいるくらいです。「幼少期はバレエを習っていたけど、小学校に入ってからヒップホップに目覚めた!」「創作ダンスとバレエをずっと一緒に習っている」と状況はさまざまです。
バレエとコンテンポラリーダンスが人気
ニュージーランドでもバレエの人気はありますが、最近はコンテンポラリーダンスという新しいダンススタイルにも注目が集まっています。コンテンポラリーダンスの発祥地はフランス。バレエやモダンダンスなどの舞踏芸術を主体とするダンスから、クラシカルな伝統部分を解き放った革新的なダンスと言っても良いと思います。
コンテンポラリーダンスは言ってみれば枠にとらわれない自由なダンススタイル。バレエやヒップホップなど、あらゆるダンスの基本的な動きや表現方法を取り入れながら、オリジナルでアレンジをしてパフォーマンスをするイメージです。
バレエを通して心の育成・社会性を養う
美しいなトーシューズやチュチュに憧れてバレエを習う子供たちも多いですが、親御さんの考えとしては、「バレエは心の育成や社会性を養うために良い」という部分が強いようです。先生の話をよく聞くこと、同じ動作を繰り返して連風することは集中力を養い、仲間とともに素晴らしい舞台を作りあげることは、協調性や社会性を育てるのにも最適です。
1つのポジションを巡って、仲間とライバル関係になることもあるでしょう。実力が認められた満足感もあれば、主役を逃した悔しい思いを経験することもあります。このように、バレエを通して経験することはとても多く、子供たちの成長過程にもプラスに影響すると期待する声も出ています。
2.バレエ留学でニュージーランドが選ばれる3つの理由
それでは、なぜニュージーランドがバレエ留学に選ばれるのでしょうか?その理由を探ってみました。
自然に囲まれた環境である
ニュージーランドは何といっても自然に囲まれた美しい環境であるのが特徴です。のびのびとしなやかに舞うことで人々を魅了するバレエは、解放された心ととナチュラルな動きが必要!木々豊かな大自然の中なら、自由に自己を表現することができると思います。
ビルが立ち並ぶ都会でバレエのも良いですが、ニュージーランドにあえてバレエ留学をする人は「自然溢れる環境ででバレエを習いたい」という思いが強いです。
安全に生活ができる
ニュージーランドは世界の中でも安心して生活ができる国として知られています。夜間の都市部では、まだまだ一人歩きはしないほうが良いと言えますが、総体的にニュージーランドは「安全な国」です。
バレエ留学をするなら治安の良い国をおすすめします。バレエスクールはほとんど女の子ばかりなので、親御さんも何かと心配は多いはず。お子さんをバレエ留学をサポートする親御さんの立場からも、ニュージーランドは安心して生活できる国だと言えるでしょう。
留学生へのサポートが充実している
ニュージーランドは世界各国から多くの留学生が集まる国です。国内の語学学校、専門学校、大学、ポリテクニック、各種スクールなど、通う学校はさまざまですが、どの学校も教育水準が極めて高く、質の良い授業を提供している機関が多いです。
また、ニュージーランドの教育機関では留学生の学習や生活を保護する規定を政府が定めているため、留学生は安心して生活を送ることができるのです。異国の地では何かと不安や失敗がつきもの。学校のカウンセラーやアドバイザーの存在が心の支えとなることも多いことでしょう。
3.ニュージーランドで人気のバレエ/ダンススクール【授業の特徴、費用、入学資格】
ニュージーランドでダンスやバレエを習うことができる人気のスクールを、授業内容、費用などを含めてご紹介します。
New Zealand School of Dance
New Zealand School of Dance
The New Zealand School of Dance (NZSD) is one of the Southern Hemisphere’s leading dance training institutions, preparing students for careers in professional dance performance.
経済と政治の中心都市・ウェリントンに位置するダンススクールです。南半球でも屈指のレベルの高さを誇り、バレエ、コンテンポラリーダンスなどを中心に、熱のある授業を展開しています。
ダンスやバレエ界で活躍した優秀な講師を迎え、質の高いレッスンを提供しているため、優秀な生とが多いのが特徴です。現に卒業生のおよそ4分の3が国内・欧米諸国の有名舞踊団に入団をしています。
世界各国から留学生が訪れますが、日本をはじめとするアジア諸国からの留学生も積極的に受け入れをしています。国際舞台を目指しダンスやバレエの実力を上げたい人におすすめの学校です。
受講できるコース
Certificate in Dance Performance | 2年 |
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Diploma in Dance Performance | 1年(上記Certificateコースを終了後に受講) |
入学資格
中学校卒業。特例もありますが基本的に16歳~18歳が望ましいです。通常、9月から10月にニュージーランドオーディションがありますが、DVDでのオーデションも可能となっています。
学費
コース費用は年間16,000ドル前後となっていますが変動することもあります。事前に必ず学校へ直接確認をするようにして下さい。
分からない部分は当サイトのカウンセラーがお答えできますのでお気軽にお問合わせください。
いかがでしたか?語学留学を兼ねてバレエ技術を習得するのも素晴らしいアイデアです。自然豊かなニュージーランドでは、都会では味わえないような解放感とストレス・フリーな環境があります。
ニュージーランドへバレエ留学をする場合は、オーディションや応募条件などをしっかり確認してから申し込みをするようにしましょう。加えて、英語でのバレエレッスンについていけるように、基本的な英語力を身に着けておくようにして下さい。先生の言うことが理解できる程度のリスニング・スキルとコミュニケーション・スキルは少なくとも必要です。
プリマを目指して頑張って下さい!応援していますよ。