ニュージーランド留学で建築学を学ぶ方法【コース・学校情報付き】

ニュージーランド留学で建築学を学ぶ方法【コース・学校情報付き】

田舎にひっそりと佇む風情ある藁ぶき屋根の古屋。一方、都会にそびえるモダンな高層ビル。私は個人的にどちらも興味深い「建造物」だと思いますが、同時に、「どうやって建てられているんだろう?」と疑問に感じたりすることがあります。

建築は身近なところで言えば、私たちが生活する住居が代表的ですよね。そうすると建築学は人々の暮らしに最も密着した分野の一つであると言えます。快適な空間を作る、日当たりの良い部屋を創作する、緑の多い庭をできるだけ広く取るなど、人々の暮らしを快適にするためにも、建築は私たちの生活に大いに影響を与える重要な要素です。

ここでは歴史的建造物も多いニュージーランドで建築を学びたい人へ、学校情報を中心にご紹介しています。留学プランの参考にしてみてくださいね。建築学は本当に奥が深いです。

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1.ニュージーランドの建築事情を探る!【アーキテクチャーの魅力】

まずは、ニュージーランドの建築事情とアーキテクチャーになる魅力を探ってみました。

「建築」は国内で最も景気のよい産業である

ニュージーランドの景気を2016年から見てみると、産業全体で伸びは穏やかでしたが、建築業の著しい成長が目だっています。ANZ(Australia New Zealand Bank)の経済評論家は製造業は停滞気味であるが、建築業は伸び率が高い」と評価しています。

カンタベリー地方で起きた地震は記憶に新しいと思いますが、被災から必死に立ち上がろうとする国民の力が功をなし、政府やコミュニティーが中心となって続けられている都市再建への動きは留まるところを知りません。

このような復興への前向きな背景もさることながら、インターネットや情報誌にあふれるニュージーランドの美しい建造物や観光地を訪れる観光客の数を増えています。美しい景観を期待して海外から足を伸ばす観光客。その需要に輪を掛けるように建築業への需要は伸び続けています。

「建築」を守る政府機関がある

ニュージーランドには自然や歴史的建造物を保護するための国家機関DOCがあります。DOCとは環境保全省のことで、国内にある国立公園や森林、歴史的建造物をそのままの美しい形で維持していくことが役目です。

ニュージーランドには映画の撮影場所として使われるスポットも多く、ホビット、ロード・オブ・ザ・リング、ナルニア国物語、キングコング、ラストサムライなどで、数多くで登場していることでも知られています。映画ロケ地のベスト・カントリーではニュージーランドがトップにもなりました。建築とは建物を建てることだけではなく、建物や環境の保全や維持をすることも重要な項目なのです。

住宅不足なのに建築業の成長率が高い理由

そもそも、ニュージーランドでは一般住宅の不足が騒がれているにも関わらず、建築業が明るい兆しを見せているのはなぜでしょうか?それは、海外の移住者や投資目的で住宅を購入する人が増え、海外からの建築会社が国内に増えているとくことが挙げられます。

国内に点在する建築会社はローカルと外資とが入り混じった状況にあるため、良い意味で顧客獲得への競争率が高まっています。建築業に熱いまなざし!ニュージーランドで起こっている社会現象の一つだと言えるでしょう。

2.ニュージーランドで学べる建築(Architecture)コース【学校情報、資格について】

それではさっそく、ニュージーランドで受講できる建築コースをご紹介しましょう。

Victoria University of Wellington

経済と政治の中心地、ウェリントンにある名門大学です。建築学の他、リサーチ、研究部門でも国内外からの評価が高いことで知られています。

Foundation Studies Programme Faculty of Architecture and Design 9ヵ月
Graduate Certificate in Designed Environments 4ヶ月
Graduate Diploma in Designed Envioroments 8ヵ月
Master of Architecture 1年
Postgraduate Diploma in Architecture History and Theory 8ヵ月

Eastern Institute of Technology

オークランド、ホークスベイ、ロトルアなどにキャンパスを持つ人気のポリテクニックです。建築学をはじめとする専門分野に強く、世界各国からの留学生が多いのが特徴です。

Diploma in Architectural Technology 2年

University of Auckland

アジア諸国からの留学生に人気のある名門大学です。オークランドの中心地に位置しているため、ショッピングや公共サービスなど便利な環境にあるのが特徴です。

Bachelor of Architectural Studies(BAS) 3年
Doctor of Philosophy Architecture 4年
Master of Architecture 1年
Master of Architecture and Herritage Conservation 30ヶ月
Master of Architecture and Urban Planning 3年

Unitec Institute of Technology

オークランドに拠点を置くポリテクニックです。留学生への学習や生活へのサポートが儒実しているため、安心して勉強をすることができます。季節ごとに行われるイベントも多く、学生同士の交流も盛んです。

Bachelor of Architectural Studies 3年
Master of Architeture 18ヶ月
Diploma in Architectural Technology 2年

Toi-Ohamai Institute of Technology

ロトルア、タウポ、タウランガ、トコロアなどにキャンパスを持つ、郊外型のポリテクニックです。都会の喧騒から離れた静かな環境で勉強したい人におすすめの学校です。

Diploma in Architectural Technology 2年

Southern Institute of Technology

クイーンズタウン、インバーカギル、ゴア、クライストチャーチににキャンパスがあります。就職へのサポートや相談、企業へのインターンシッププログラムがあります。

Diploma in Architectural Technology and Quantity Surveying 4年
Diploma in Architectural Technology 2年

NorthTec

オークランドとワンガレイにキャンパスがあり、留学生の受け入れも積極的に行っています。図書館、カフェ、自習室など、学生に必要な設備が全て整っています。

Diploma in Architectural Technology 2年

Universal College of Learning

パーマストンノース、ワンガヌイ、ワイララパ、オークランドにキャンパスがあります。ローカルの生徒が多いので、他の学校より「ニュージーランドに来ている」という感覚を受けるかもしれませんが、もちろん、留学生へのサポートも充実しているので安心です。自然の多い街にキャンパスが集まっているので、週末はハイキングやバーベキューなどで楽しむ姿が多く見られます。

Diploma in Architectural Technology 2年

費用は学校によって異なりますが、年間の目安はおよそ15,000ドルから22,000ドルになります。建築学のコースも他の一般的な学部よりも高めです。建築の仕事にはいろいろありますが、建築家としての知名度が上がれば、一件で数百万~数千万円以上のの報酬を得ることもできる「ビッグな職業」であることも忘れてはいけませんね。学費が高めなのもある意味納得です。

3.ニュージーランドで建築の仕事を手に入れる3つの心得

ニュージーランドに建築留学をした後、現地で仕事をしたい人も多いでしょう。異国の地であるニュージーランドで仕事をゲットするにはどのようなことに気を付けるべきなのか、経験者の声をもとに、心得を3つ挙げてみました。

行動しなければ何も始まらない

ニュージーランドで建築の仕事を始めたいなら、まず自分の足で拠点となる都市を歩いてみて下さい。街中や住宅地には「ここを直せば、もっと生活しやすくなる」「壊れている部分があるから、補修する必要がある」など、仕事に関係する状況が少しずつ見えてきます。

もちろん、飛び込みで「仕事を下さい!」といったような行動力ではなく、建築への需要を自分の目で確かめて、実感することが大切だと言うことです。そんな場面では、すでに別の建築事務所が仕事にとりかかっているかもしれませんが、名前を控えて後日履歴書を送るのも良い方法です。とにかく、行動するのが一番!行動しなければ何も始まりません。

建築にまつわる技術を習得する

建築にはさまざまな技術的スキルが必要です。パソコンでは3D CADなどの建築用ソフトを使いこなすことは必須。図面の作成やプレゼンテーションで3D CADは欠かせないアイテムです。

また、顧客の要望を聞きながら、手書きで家の間取りや構造を簡単に書くこともよいアピールになります。設計のコンセプトを伝えながら、メッセージやコメントを書き入れるようなスキルがあれば尚よいでしょう。

加えて、建築に関する見積もり、工事の施行・管理状況、工程・施行管理などではエクセルや表計算のソフトが必要です。こちらも使いこなせるようにしておいた方が良いでしょう。

キウイの家に対する深い思いを探る

ニュージーランドの人々はキウイという愛称で呼ばれることがよくあります。キウイの人々は家族を一番大切にし、家に家族との思い出や歴史を刻むことを何よりも尊く思っています。ですので、家はキウイの人たちにとって深い思い入れがある場所であることを理解しておきましょう。

住居の建設、改造などに携わるときは、キウイの人たちが思い描く家への思いをしっかり受け止めてあげるようにすると顧客も安心し、新たな信頼を得ることができます。。特定の木を使うように注文してくる場合もあるでしょう、古びた階段を壊さずに、何とか元通りに修復させたいという要望などもあるでしょう。そこには、キウイの人たちが尊重する深い思いがあるんですね。

ニュージーランド建築留学を中心にお届けしましたがいかがでしたでしょうか?日本にも世界的に有名な建築の巨匠と呼ばれる方々がいますが、驚愕するような作品もあれば、ごく普通に見える作品も数多くあります。実際には、日の光の入り方、部屋のバランスなど、数学的な要素が存分に盛り込まれていることに感銘を受けます。

自然豊かなニュージーランドは建築学の勉強を始めたい人には絶好の地だと思います。なぜなら、のんびりとした環境でアイデアや想像力がすくすくと育つから…みなさんも、そう思いませんか?

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