留学先として今も昔も変わらず人気の都市、ニューヨーク。この街には、語学学校も星の数ほど存在しています。その中でも、1985年の創立以来不動の人気を誇るのが「NYランゲージセンター」です。
今回は、クイーンズ区にあるNYランゲージセンターのジャクソンハイツ校を取材しました。
NYランゲージセンターの場所
NYランゲージセンターは、ニューヨーク市内に4ヵ所広がる大きな語学学校です。取材でこの日訪れたのは、マンハッタンのお隣クイーンズ区にある「ジャクソンハイツ」校です。ここは、NYランゲージセンターが創業時に開講したオリジナルの場所です。
クイーンズ区ジャクソンハイツエリアは、マンハッタンのミッドタウンから地下鉄でわずか20~25分ほどの距離です。移民の街とて知られるこのエリアは、南米、中国、インドなどさまざまな地域の移民が共存している、独特の雰囲気を持つ場所です。初めて訪れた際は、「ここは本当にニューヨーク?」と一瞬疑うことでしょう。
移民の数と同じほどさまざまな異国の味を冒険できる場所でもあり、おいしい異国の味を安価で楽しめるのも魅力の一つです。私も実は以前、5年ほどこのエリアに住んでいたことがありますが、とにかく食べ物関係は不自由しませんでした。
今回取材したジャクソンハイツ校はそんなエリアにあり、地下鉄7番線の「82ストリート・ジャクソンハイツ」駅を降りて徒歩30秒ほどの便利なロケーションです。例にもれず、周辺にはコロンビア料理やメキシコ料理などのレストランや中華系ベーカリーなどが立ち並んでいます。
駅から出てすぐの様子(中国語の看板も見えます)。天井のように写っているのは、地下鉄7番線(この辺りになると地下鉄が地上を走ります)
地下鉄駅からNYランゲージセンターまでは徒歩30秒!
「NYランゲージセンター」のジャクソンハイツ校の入り口です。1階は有名なドラッグストア「デュアンリード」もあります。
ここから入って2階が「NYランゲージセンター」。早速中に入ってみましょう。
入り口入ったエントラスの様子。
全部で8つのクラスルームがあります。
さまざまな言語の説明資料が用意されています。もちろん日本語も!
バイリンガルスタッフがサポート
同校のインターナショナル・ステューデントアドバイザー、ジョアン・パークさん。彼女自身はニュージャージー出身ですが、両親が韓国出身で英語と韓国語のバイリンガルです。
ジョアンさんによると、NYランゲージセンターには日本や韓国、中国、タイをはじめ、メキシコやコロンビアなど中南米、スペイン、フランス、イタリア、サウジアラビア、アフリカ諸国…と、数え切れないほど国際色豊かなのだとか。「毎週数は異なりますが、その中でも日本人はわずか4~5人」とのことです。
「同校にはバイリンガルスタッフが常駐し、日本語、中国語、韓国語、スペイン語、ボルトガル語、アラビア語、ロシア後、ポーランド語、タイ語(トルコ語については要問い合わせ)を話せるスタッフがいます。ジャクソンハイツ校には日本語のバイリンガルスタッフは常駐していませんが、もし通訳が必要な際には、当校のアッパーウェストサイド校にいる日本語を話せるスタッフと電話で繋ぐこともできますので、安心してください」とジョアンさん。
英語のクラスは、初級から上級まで全部で8レベルに分かれており、初日にプレイスメントテストを実施し、クラス分けされます。ジャクソンハイツ校には、レベル1に満たない英語をABCの基礎から教える「ベーシックコース」、またレベル8の上のトーフル対策やビジネス英語を教える「ポストアドバンスコース」もあるそうです。
入学時期は毎週月曜日。F1ビザの留学生は、最低8週間1サイクルのセッションを受ける必要があります。
ジャクソンハイツ校の特長とは
NYランゲージセンターは、マンハッタンなどほかのロケーションにも分校がありますが、それらの分校に比べてジャクソンハイツ校に来るベネフィットとして、授業料が安いこと(この3年値上がりなし)が一番にあげられるそうです。
「値段競争をしているわけではありません。当校はアメリカ政府によって定められている留学に必要なCEA認定はもちろんのこと、Quality EnglishやEnglish USなどにも認められているクオリティの高い語学学校です。その中で、家賃が比較的安いクイーンズ区に住んでいるということで、通学にも便利な当ジャクソン校を多くの生徒に選んでもらっています。気になったらグーグルやSNSで調べてみてください。きっと当校を選んでいただけると思います」と、ジョアンさんは胸を張ります。
ミッドタウン校と同じ質の授業で授業用が安いとならば、日本からの仕送りなしに自分の貯金などで留学している人にはかなり魅力でしょう。
生徒の相談に乗っているジョアンさん
ニューヨークでの住居選びサポートもあり
英語学校を決めたら、次に決めなければいけないのは「どこに住むか」ですよね。ニューヨークは東京の物価の2倍と言われており、「アパートはとても高いんじゃないか?」「治安はどうなんだろう?」と、いろいろ心配になると思います。
同校には、そんな悩みを解決してくれるハウジング専門の担当スタッフもいて相談に乗ってくれます。担当者によると、「当校では住居についてのアドバイスをしています。その場合、3種類の住居から選べます」とのことです。
1つ目は、短期滞在者向けの「YMCA」(もしくは予算に応じて、同校との提携ホテル)、2つ目はシェアを含む「アパート」、3つ目は現地のアメリカ人ファミリーの家に居候する「ホームステイ」です。ホームステイには、シングルや子供のいるファミリー、リタイアしたファミリーなどさまざまなファミリーが受け入れ先として登録されているそうです。
繁忙期の夏場はすぐ予約が埋まってしまうそうなので、学校を決めたら早めに住まいについても気軽に相談するといいでしょう。
NYランゲージセンター(ジャクソンハイツ校)の授業はどんな感じ? クラスを覗いてみた
では実際に、授業を覗いてみました。このジャクソンハイツ校には8つのクラスルームがあります。最初に覗いたのはその中の一つ「ビギナー」クラスです。
このクラスは、本当に英語のABCから学ぶ生徒のための、初歩レベルです。この日は「What’s your first name?」「My first name is— 」(あなたの下の名前は何ですか?)(私の名前は—)を学んでいました。
スペイン語が第一言語の人は、「My first name is— 」(マイ・ファーストネーム・イズ)を「ミー・フィアスト・ネーミ・イズ」と言ってしまいがちなので、担当のモニカ先生が丁寧に一つひとつ、発音を教えていました。
ほかに、「ポストアドバンス(フルーエンシー・ディヴェロップメント)」クラスも覗いてみました。リーディングで出た高度なボキャブラリー(例えば、rebuff、hindsight、refrain、triggerなど)を学んでいました。
クラスをいくつか見学して、ここで学んでいる学生がみんな生き生きと英語の学習に取り組んでいるのが印象的でした。
NYランゲージセンター(ジャクソンハイツ校)の生徒の声(口コミ情報)
実際に生徒にも話を聞いてみました。
同校に通ってわずか2日目の、ジョアンナさん。今はビギナークラスをとっています。ドミニカ共和国出身で、まだ英語がほとんどわかりません。
ジョアンナさんにこの学校はどうですか?と尋ねると、笑顔で「very nice」と返ってきました。担任のモニカ先生が親切に教えてくれて、先生の教え方が気に入っているとのことでした。
同校で学んで7ヵ月になる、ドイツからの留学生、シャンタルさん(写真右)とクラスメートの、パキスタン出身ソビア(写真左)さん。シャンタルさんはアメリカの大学に進学したいそうで、その進学準備のためにこの学校に通っています。
彼女自身アメリカ人と見まごうほど英語が堪能で、なぜ語学学校へ?と思うほどですが、「毎日がチャレンジです。今日も”rebuff”など知らない単語をいくつか学びました。例えば、buffは磨くという意味だけど、rebuffになると拒否という意味になるとは、新たな学びでした」とのこと。
授業後の課外活動も充実
NYランゲージセンターでは課外活動として、授業後、生徒(参加者)をアクティビティやワークショップに連れて行ってくれます。その内容は、プロのバスケットボールの試合観戦ほか、美術館への遠足や街歩き、ブルースのコンサート、飲茶ツアー、仕事の面接対策ワークショップなど。これらのアクティビティを通して、授業以外でも「生きた英語」が学べそうです。
セントラルパークにて
野球観戦のときの様子
エンパイアステートビルにて
高いクオリティーの英語の授業を提供しつつ、充実した課外活動も行なっているNYランゲージセンター。この学校でなら、留学期間中にニューヨークライフを楽しみながら、英語をブラッシュアップできそうです。
以上、NYランゲージセンター(ジャクソンハイツ校)のレポートでした。この学校の最大のポイントは、ニューヨークという大都会に住みながら、授業料が割安で、クイーンズという環境でマイペースに勉強ができるということです。ニューヨークに住みたいけど授業料を抑えたい方に特におすすめです。
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