日本の大学のランキングが世界で遅れを取る!
そんな嬉しくないニュースをメディアで良く目にするようになった昨今、アジアの大学が台頭してきています。

シンガポールや中国、そして現在、ここマレーシアも世界中150カ国から17万人の留学生が来る留学地になっています。

理由はもろもろあるが基本は「費用対効果が高く、英語力がつくから」から。欧米と比較すると半分以下の価格で留学出来るし、日本の大学と比較しても安いのです。

授業料はもちろん、生活費も安いので、親としては地方から仕送りをして東京に出すよりも費用はかからない。しかも、帰国後には英語力上がるというから教育効果も侮れない。

そんな訳で日本人はまだ年間500人程度とのことですが、現在増加の一途をたどるこのマレーシアの留学情報について解説したいと思います。

<目次>
⁻ マレーシアってどんな所?
⁻ アジアの大学ランキングでもマレーシア上位の大学は悪くない。
⁻ マレーシア大学留学の良い所
⁻ 評判の良いおすすめのマレーシアの大学
⁻ マレーシアの大学の入学条件
⁻ マレーシアの学生ビザ
⁻ マレーシア留学のデメリット・戸惑った点
⁻ マレーシアの大学に進学した場合の費用モデル
⁻ ★結論:マレーシアの大学は行く価値があるのか?
⁻マレーシアの大学視察ツアー開催!

マレーシアってどんな所?

さて、解説していきましょう。
日本人にはあまり馴染みがある人は少ないでしょうか。まずは数字から見てみましょう。

  • 人口:約3000万人(マレー系約67%、中国系25%、インド系7%、その他)
  • 首都:クアラルンプール(人口180万人)
  • 時差:1時間
  • 気候:年間平均26~27度、湿度80%
  • 1人あたり名目GDP:10,549USD

区分で言えば、中規模中進国。だが2020年までに先進国入りを実現する「ビジョン2020」を掲げ、ものすごいスピードで発展を遂げている国です。

アジアの大学ランキングでもマレーシアの大学は悪くない


【参考】http://www.webometrics.info/en/Asia/Malaysia%20

ではマレーシア大学留学についても説明していきましょう。

そもそもマレーシアの大学ってどうなの?ってことでまずは、上の図のアジアQSランキングを見て日本と比較してみましょう。

<結果サマリー>
●アジアトップ大学400のうちマレーシアは27大学がランクイン、日本は77。

●マレーシアの大学はトップ50位以内中5大学がランクイン。日本は11大。

●日本のトップは東京大学で13位。マレーシアはマラヤ大学で24位。

数字をどう分析するかですが、ランクインしている大学の『数』自体は日本よりマレーシアは少ない。

トップ400の中で日本は77校あるのに対してマレーシアは27大学。その差は3倍程度ある。

しかし、マレーシアの人口は3,000万人。日本の4分の1もいないため、当然そもそもの大学数も違う。種別や区分が日本とは異なるので、まったく同じ比較は出来ないが、そこも加味する必要はあるだろう。

結局はどこの大学に行くか次第。日本の早慶のような私立トップ大学よりも上のランクに位置するマラヤ大学のような大学もあるし、その逆もしかり。

たた、世界のランキングを見てみると日本と比較して数が少ないマレーシアの大学が著しく日本よりも低いとは言えない。また、マレーシアの大学は近年上昇傾向にあるというのも留意すべき点だ。

マレーシア大学留学の良い所

次になぜ昨今、マレーシアには留学生が増えているか別の要因についても解説してみよう。

安い、英語力がつく以外と言う理由も含め7つある。

①マレーシアは留学費用が安い

マレーシアの大学への留学費用は、欧米のそれと比較するとかなり安い。

もちろん中身や環境も異なるので、何をもって高い安いとするかは異なるが、単純に学費と滞在費、生活費を合計しても年間150万円~200万円程度で留学できるのは魅力的。

②授業も生活もすべて英語。英語力がつく

マレーシア人は2、3カ国話すのは普通のことだ。
それはプレスクールから英語は学ぶし、小学校から高校での授業にも英語が組み込まれているからだ。

よって、ほとんどの授業は英語で行われているし、買い物やレストランなど普段の生活で使う言語も英語。結果、英語力が上がる。

日本の大学にいれば英語を話す機会は授業以外にほぼ無いので、この差は大きい。

③ダイバーシティーで行く抜く力をつける事が出来る

マレーシアは留学生がとても多い。大学にもよるが30%留学生というのは当たり前。大学によっては80%が他国から来ているなんて事も。つまり、それだけ、多くの人種と触れ合い、共に学ぶことになる。

ダイバーシティーで行く抜く力とは何か、自分も明確にこれだという回答はない。しかし、少なくとも多民族と共に生活することを知っていること、体験したことがある事は、あなたの考え方や将来には確実にプラスに働く。

④3年で卒業、1年間分得する

基本はマレーシアは3年でDegree(学位)が得られる。

正確に言えば学部にもよる。全員がそうとは言えないし、大学によってはファンデーションコースの受講が必須となっており、結果4年かかる場合もある。が、ほとんどの学生が日本の大学を卒業よりも1年間早いか、同じ年で卒業する。

3年とは言え、無論、これは日本で言えば四年制大学を卒業したことと同意の扱い。
なので、結果1年早く就職できるし、途中1年間世界中をまわるなど、学生にしか出来ない時間の使い方が出来る。

⑤2つの大学のDegree(学位)が取れる(大学がある)

マレーシアは海外の大学に、(特にイギリスの大学が多い)オーソライズされている大学が多々ある。

つまり授業はマレーシアの大学で受け、支払いも現地の費用しか払わないのだが、規定の単位を受講することで、最短3年間で、卒業する大学の学位はもちろん、提携大学の学位も取れてしまうのだ。
大学によってはランカスター大学といった超名門イギリス大学の卒業資格も得られる大学もあり魅力的!

⑥アメリカの大学に編入できるコースもある

大学によってコースの名前は異なるが、アメリカの大学への編入を目的としたコースがある。

2年間マレーシアで一般科目を学び、アメリカの大学に編入。残りの2年間をアメリカの大学に留学すると言うもの。アメリカにはコミュニティーカレッジから四年制大学に編入するのは一般的だが、それに近い。四年制大学にいちから入るよりも費用は大分抑えられる。

⑦日本と行き来しやすい

小さなことに見えそうだが、実はこれは大きなメリットとなる。
クアラルンプールから成田や羽田までで約7時間。
ピュン!ってほどの時間ではないが、コストはエアアジアなどのLCCを使えば往復で4万円以下でいける。

休みの期間に日本に帰りバイトしたり、正月に日本に帰ってくるなども出来る。
場所にもよるが欧米だと10時間以上、10万円近い費用がかかったりするので、そこと比較すると大分変わってくる。

評判の良いおすすめのマレーシアの大学

次にどんな大学があるかを見てみよう。
自分の目でも見ており、おすすめ出来そうな大学をピックアップしてみました。

ここで紹介する4校は世界大学ランキングで言えば大体4000から7000位程度。
日本で言えば、専修大学や駒澤大学あたりのイメージ。もう少し高いランキングもあるはあるのだけど、国立が多く難易度が高くなる。

一応、各大学のランキングの参考にして頂くために日本の大学のランキングも参考までに

56位  University of Tokyo / 東京大学
450位  Waseda University / 早稲田大学
1493位 Chuo University / 中央大学
3254位 Tokyo University of Foreign Studies / 東京外国語大学
3667位 Senshu University / 専修大学
3917位 Tokyo Woman’s Christian University / 東京女子大学
5055位 Komazawa University / 駒澤大学
10481位 Seisen University (Tokyo) / 清泉女子大学

Taylor’s University Malaysia


世界大学ランキング:4343位

ホスピタリティーやツアリズムが特に有名な大学でマレーシアでもトップレベルの大学。
また、生徒数が13000人もいる総合大学なので、ビジネスや建築学、メディア学科にも長けている。

>>Taylor’s University Malaysiaの訪問レポートはこちら

Asia Pacific University


世界大学ランキング:6221位

コンピュータやビジネスに強い大学。
施設がきれい。襟付きシャツが義務付けられており、シュッっとしている印象。

>>Asia Pacific Universityの訪問レポートはこちら

KDU University College


世界大学ランキング:7577位

KLの中心地までは電車や車で30分ほどの距離があり、まわりにはさほどエンターテイメントスポットが少ないため勉強に集中できる環境。
寮も大学の隣に併設し平日は勉強に集中し、週末は中心地に出かけるという留学生が多い。また、都心から少し離れる分、寮の費用など、生活コスト的にも安い。

ランキング的にはさほど高くないが、イギリスの大学資格も取れるコースがあったり、アメリカへの編入するコースがあったりと海外とのつながりが強いのも特徴的。UCLAをはじめとるす名門校への進学実績もある。

>>KDUについての訪問レポートはこちら

Sunway University


世界大学ランキング:5021位

Sunway Cityと街の名前にもなるぐらいの財閥グループのサンウェイが運営する大学。
校舎のあるビルからは見渡す限り、サンウェイの土地。街の中心地でもあるので利便性も高い

サイエンス&テクノロジー、ビジネス、アート、ホスピタリティー、メディカル関連あたりに強く、
2018年のQS大学ランキングでは261-270位。アジアのトップ2.5%に入った実績もある。

LIMKOKWING UNIVERSITY


世界大学ランキング:6721位

80%が留学生。とにかくいろいろな国からの留学生が集まっていることが特徴の大学。
専攻としてはデザイン系に強く、企業とのタイアップ作品が表彰を受けた実例も多い。
もはやどこから来ているのかは関係ない!他国の人と一緒にプロジェクトでゲームや洋服、パッケージなどを作り、
真のグローバル力を身につけたいなら良いかもしれない。

マレーシアの大学の入学条件

筆記試験と面接、英語で選考される形が一般的。

が、正直、マレーシアの大学では日本人はめちゃ歓迎ムード。なので、英語力の規定さえクリアすれば入学の敷居はさほど高くないように思う。
英語力については大体ILELTSで5~6ぐらいが多い。

英語がない人は語学学校からもいける

また、マレーシアの大学にはファンデーションプログラム1年(9か月)があるので、英語力がさほど高くなくても入学する制度もある。
さらにKDUなど付属の民間語学学校を併設している学校で3ヵ月ほど英語を集中して勉強してから大学の本科に編入する留学生も多い。

マレーシアの学生ビザ

3ヶ月までは必要なし。それ以上の場合学生ビザの取得が必要となる。1年更新。
週16時間、週200時間以上の受講が必須となる。

申請にはパスポートや残高証明書・卒業証明書、健康診断の結果が必要となり、申請には約2ヵ月要する。

マレーシア留学のデメリット・戸惑った点

デメリットの部分にも触れておこう。
実際に通った日本人留学生にいろいろとヒアリングすると、次のような戸惑いもあったとのこと。

文化の違いにはじめは苦しんだ


待ち合わせをしてもドタキャンは当たり前。時間も守らない。
などなど、きっちりしている日本人とっては初め戸惑うかもしれない、との事。
まあ、それこそ留学、それがダイバシティ―って奴かもしれないが!笑

年中暑い気候が大変だった

クアラルンプールの日中は常に32度から33度ぐらいあり、湿気も低くない。
基本は建物中で過ごす事が多いので、耐えられない事はないが、外の日差しは覚悟が必要。

就職活動への不安がある

2018年現在、マレーシアに留学している人は合計でも500名程度とのこと。
まだまだ留学地としてはマイノリティーのマレーシアでは留学生の就職情報が十分にあるとは言えない。

よって、在学中にセミナーに参加をしたり、企業との接点を持つことは制限される可能性はある。
ただ、昨今の日本の人材不足は深刻な上、元気な企業は今アジアを伸ばそうと躍起になっているところも多い。

アジア圏の大学を出ている生徒は人気。それほど心配する必要もなく、しっかりと力をつけていればどうとでもなると思うし、環境も数年後には変わると思う。

マレー語を勉強しないといけない

これはデメリットになるかは分からない。本人次第かもしれないが、マレーシア語が必修となる。
よって、最低限の生活はマレー語でも出来るようになる。が、実際の生活は英語でする…

留学生に女性が少ない

デメリットになるかは分からないが、マレーシアへの留学生は男子が多い。
日本では、まだまださほど知られていないこの地への渡航を不安視する親御さんもまだまだ多いのだとか。

また、アラブ系の国には女性が一人で他国に渡ることが出来ないと言ったビザ的なルールもあり、全体的に男性の方が多い。

服装がきっちりしている

スーツや襟付きなど、決まった服を着ないといけない学校もある。
慣れれば学生服のようなもので、気にもならないが…暑い時は嫌かもしれない。

マレーシアの大学に進学した場合の費用モデル


マレーシアの大学に進学した場合どれぐらいの費用がかかるか、ざっくり計算してみました。

学費:60万円(年間)
家賃:36万円(月3万円)
食費:36万円(月3万円)
携帯代その他:24万円(月2万円)
渡航費:4万円
保険代:10万円
年間合計…170万円

この費用を高いととるか安いと取るかは自分の将来の目標次第。
ただ、日本の大学と単純に比較すると、エリアや大学によっても違う。

地方から東京の大学に出てきて、1人暮らしをしながら通う費用と比較すると、それよりは大分安く抑えられそうな印象だ。

【参考】マレーシア人の平均月収:13万円程度

マレーシアのアルバイト事情

ちなみにマレーシアは法律上、留学生は週に20時間まで働ける。
が、学校によっては禁止されたり時間数を制限されたりもするとか。

時給は普通にレストランとかで働くと10~12R(300円)程度。つまり日本と比較すると全然稼げない。

なので日本人を含む外国人相手に家庭教師をする人も多いのだとか。時間30~40R(1,000円前後)ぐらいが相場だが、場合によっては倍の70R近くもらっている人も。

結論:マレーシアの大学は行く価値があるのか?

個人的な結論は、全員にとは言わないが価値はあると思う。

日本は偏差値という指標でみるが、世界では大学ランキングを見る。

その点、上でも説明しているが、早慶東大クラスの大学はまだ、アジアでも上位。
日本人は英語的にハンデがあり、マレーシアでも上位の大学に入学するのは簡単ではないだろう。難易度だけ見れば、日本の大学に入るのも一つありかもしれない。

しかし、日本の大学の上位に入らない、言い方悪いが、都心の2流、3流大学に高い費用を出して行くのであれば、自分なら安くて最低限「英語」「海外滞在経験」という強い武器を持てるマレーシアの大学に通学するのも良いと思う。

と言うか本心で言えば、そこそこ上位の大学にいけたとしても、自分はマレーシアを選ぶかもしれない。

これだけ技術の進歩が速い世の中、大学で学ぶ「知識」もすぐに陳腐化する。その点、いつでも最新の情報にアクセスできるためのリテラシー、つまり英語やITスキルは今や必須と言えるだろう。

日本の大学で日本語で学んだ学生よりは、英語で学ぶ習慣がつけるのは後に差を作る事になりそうだ。

とは言え、、、日本にいる限り大学名も大事?

それも一理あると思う。この年になって本当に思うが、大学の名前は大切だと思う。特に日本の大企業に入るには武器になる。

ただ、昨今アジアというマーケットは拡大していく一方。一部の企業にとっては、マレーシアの大学で学んだ知識や経験は大学名以上に大きな価値になるだろう。

マレーシアの大学留学についての案内

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