南シナ海を挟み、マレー半島とボルネオ島北部にまたがる東南アジアに位置するマレーシア。

陸地の60%が熱帯雨林と非常に自然豊かな反面、首都クアラルンプールの都市部では近代的な高層ビルやショッピングセンターなど発展しているため東南アジアの中でも住みやすい国とされています。

そんなマレーシア、独立前はイギリスの植民地だった名残りで国民の多くの人が英語を話せます。

私立大学は授業がすべて英語ということもあり世界各国から留学生が集まります。

今回はそんなマレーシアの大学入学方法や大学の特徴についてご紹介していきます。

「海外の大学へ進学したい…」

最も一般的なルートと言われているのが、
コミュニティカレッジからの留学スタートです。

ただ、意外と知られていない落とし穴があるんです…

>> コミュニティカレッジで失敗しない!海外大学進学の方法

マレーシアの大学概要

東南アジアの中では大学数が多い!

マレーシアには現在20の国立大学、37の私立大学、11の海外の大学のマレーシア分校、400 以上の私立カレッジが存在しています。

1996年にマレーシアでは海外の大学の分校を含めた私立高等教育機関の設置や運営が認められるようになため、多くの私立大学や海外の大学の分校が出来ました。

生活費や学費も欧米や日本と比べ安く、英語で質の高い教育が受けられ、他の東南アジア諸国に比べると生活の質も高いというのが人気となり中東やアフリカなどの地域の国々からも多くの留学生が集まっています。

入学時期がたくさんある

日本の大学は一般的に4月入学ですが、マレーシアの大学は、年間2~5回の入学時期があります。マレーシアの大学の入学時期は主に3月と8月となっています。

中には年8回も入学可能時期が用意されている大学、学部などもあります。

そのため、海外留学のスケジュールを組み立てやすく自分にあった計画が立てられるところもマレーシア大学進学の魅力です。

3年で卒業が可能だけど、結局4年は必要

日本の大学は一般的に4年制ですが、マレーシアの大学の学士課程は、一般教養からではなくすぐに専門科目を履修するため、履修期間は通常3年間です。

日本よりも短期で大学が卒業できると思われそうですが、日本人は高校の成績に関わらず、大学進学準備コース(ファンデーションコース)に1年通わなければ学士課程に進むことが出来ません。

そのため結局大学卒業まではトータルで4年かかります。

マレーシア大学の入学方法

入学試験はなしで書類の提出のみ

マレーシアの大学へ入学する場合、基本的に日本のような入学試験はありません。

ほとんどが高校の卒業証明書と成績証明書(ともに英文)を提出するだけで合否判定が行われます。

ちなみに一般的なマレーシアの大学合格の目安は、最終成績が5段階評価で平均3.0(または3.5)以上です。

大学や学部により多少異なりますので、出願を希望される場合は確認しましょう。

マレーシアの大学入学に必要な書類
・願書
・高校の成績証明書(和文、英文)
・高校の卒業証明書(和文、英文)
・TOEFL、IELTS等の英語スコア
・パスポートコピー
・顔写真
・健康告知書

マレーシアの大学入学に必要な条件

・学歴:高卒以上(あるいは卒業見込)
・成績:過去3年間の成績が5段階評価で平均平均3.0(または3.5)以上
・英語力:IELTS5.5、TOEFL550 以上程度

マレーシアの大学の場合、条件に出ている英語力まで達していない場合は英語集中コースの該当するレベルのコースからの受講となります。

マレーシアの大学入学までの流れ

1.大学や学部、入学期の決定
2.出願と学生ビザの申請準備
3.出願と学生ビザの申請完了
4.シングルエントリービザの取得
5.マレーシアへ入国
6.現地の大学で英語レベルチェック
7.入学

学生ビザの発行はマレーシア到着後に行われるため、マレーシア入国の際には「シングルエントリービザ」というビザが必要になります。

eVAL(学生ビザ承認レター)を受け取った後、シングルエントリービザを忘れずに申請しましょう。

シングルエントリービザは、駐日マレーシア大使館のみで申請を受け付けており、オンライン申請はありませんので気を付けて下さい。

シングルエントリービザ申請に必要な書類

・学生ビザ承認レター(eVAL)
・パスポート原本
・パスポートのコピー2部
・パスポートサイズ(4.5×3.5センチ)の証明写真2枚
・ビザ申請用紙(大使館で入手可能)
・航空券予約確認書のコピー2部

マレーシア大学の3つの魅力

学費や生活費が欧米の半分

マレーシア大学進学の大きなメリットとして挙げられるのが、学費や生活費が安いことです。

マレーシアの大学留学の費用は私立で年間80万円前後、国立では30万円からと欧米や日本に比べると非常にリーズナブルです。

欧米は年間250万円程の学費がかかりますので、半分以下まで抑えることができます。

特に英語圏の大学へ進学する場合は、学費や生活費が最低でも3年はかかるため費用面で不安なことが多いですよね。

しかしマレーシアは物価が安いことから、費用をぐっと抑えて進学することが可能です。

費用は安いのに教育の質は良いため、費用面で海外留学をためらっている方はぜひマレーシアの大学を視野に入れてみてはいかがでしょうか?

英語と中国語の2か国語を勉強することが出来る

マレーシアは英語だけでなく、中国語を学ぶチャンスも多くあるのが特徴です。

その理由としてはマレーシアの全体の人口の約30%、クアラルンプールやペナンなど都市部では50%以上を中華系住民が占めているため中国も多く話されるからです。

マレーシアのいくつかの大学では中国語のコースがあり「英語+中国語」の2ヶ国語留学も可能です。

他国の大学への編入が可能

マレーシアの大学は他国の有名大学と提携しているところが多く、その大学への編入が可能なのも大きな魅力の一つです。

このシステムを「ツイニング」と呼び、最初は マレーシアの大学に通い、残りの期間を他国の提携大学で勉強するというものです。

1年間マレーシアの大学へ学び、残り2年は他国の大学に通い、卒業資格はt他国の大学で取ることができます。

一部期間をマレーシアで勉強することにより、学費を安く抑えられることができ、大学卒業の資格は一流の大学で取得できるシステムとして大変人気があります。

マレーシアの大学、国内ランク

1位 マラヤ大学 Universiti Malaya (UM)
2位 マレーシアプトラ大学 Universiti Putra Malaysia (UPM)
3位 マレーシア国民大学 Universiti Kebangsaan Malaysia (UKM)
4位 マレーシアサインズ大学 Universiti Sains Malaysia (USM)
5位 マレーシア工科大学 Universiti Teknologi Malaysia
6位 ペトロナス工科大学 Universiti Teknologi Petronas (Petronas)
7位 ウタラマレーシア大学 Universiti Utara Malaysia (UUM)
8位 テイラーズ大学 Taylor’s University
9位 マラ工科大学 Universiti Teknologi MARA – UiTM
10位 マレーシア国際イスラム大学 International Islamic University Malaysia (IIUM)

マレーシアのトップの大学は5位までが国立大学が占めています。

マレーシアでは、国内屈指のマラヤ大学を筆頭に、特に工学・科学技術系が高い評価を受けています。

学費の安い地方都市おすすめ大学

ヘルプ大学(私立大学)

年間60万円程度の学費で学べる割安な授業料のヘルプ大学。イギリス&オーストラリアの有名校とのツイニングを行っており、心理学部が看板の社会科学中心の総合大学です。

メインキャンパスは都心に近い高級住宅地付近にあるが、2016年には郊外のスバンキャンパスがオープンしました。

アジアパシフィック大学(私立大学)

技術&ビジネス系学部に定評あり。

就職率は95%。学費も年間60万円程度とリーズナブルでほぼすべての学部で英大学とのデュアルディグリーまたは3+0ツイニングを行っています。

2016年に都心部から30分ほど離れたブキット・ジャリルというエリアにモダンでハイテクな新キャンパスが完成。

学校の周囲には大型スタジアムやサッカー場・ゴルフ場・プールを含む大きな公園が広がります。

FTMSグローバルカレッジ私立大学

格安な授業料と容易な入学要件が魅力の大学。現在はビジネス経営、ITコンピュータ、ホスピタリティがメインとなっています。

すべての学部で有名イギリス大学の学位が取得でき、寮の費用も格安なので安心して生活できます。

キャンパスはIT郊外都市サイバージャヤへにあることから、企業との結びつきが強く就職も有利です。

まとめ

東南アジアの中でも治安が良く、質の高い教育が受けられるマレーシア。

他国の有名大学へ編入できる「ツイニング」など、大学生に嬉しいシステムが充実しているので費用を安く抑えつつ、人気の大学へ進学したい方にもおすすめです。

ぜひ海外の大学進学の際にはマレーシアの大学もオプションに入れてみて下さい。

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ただ、意外と知られていない落とし穴があるんです…

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