イギリスのお隣に位置する国アイルランド。
日本人にはあまりピンとこない国かもしれませんが、アイルランドはヨーロッパの中も大学の進学率がトップクラスで教育水準の高い国として知られています。
今回はそんなアイルランドの大学留学のメリットやデメリットをご紹介したいと思います!ヨーロッパへの留学を考えている方はぜひご一読下さい。
アイルランドと日本の大学の違い
大学が始まる時期が異なるイギリスとほぼ同じ教育制度をとっているアイルランド。
学年度は9月から6月までになります。基本的にアイルランドの大学は2学期(大学によっては3学期制)になっています。
入学試験がない
アイルランドの大学へ進学する場合は、面接や書類提出のみで、日本のような入学試験はありません。
そのため、高校の成績も重視されます。
また、英語力の証明も提出する必要があり、一般的にIELTS5.0~6.0程度必要と言われています。
もしこれに満たない英語力の場合は、ファンデーションコース(大学入学するための基礎コース)などで英語力を補う必要があります。
3年間で卒業が可能
日本の大学は4年制が基本ですが、アイルランドの大学は3年で卒業が可能になります。
しかし、英語力が足りない場合は1年間ファンデーションコースに通うため、日本と同じ期間での大学卒業となる方も多くいます。
また、日本の修士課程は2年ですがアイルランドは1年とこちらも短く設定されています。
出席をとらない授業が多い
アイルランドの大学では、出席をとらない授業がとても多いです。
出席をとらないなら休み放題じゃん!と日本の大学生ならついつい思ってしまいがちですが、その分成績が重視されます。
出席をとらないからと休んでしまっては、確実に授業についていけなくなり成績が下がってしまいます。
海外の大学は意識がとても高い学生が多いので、授業にはしっかり出席し自主的に勉強する学生がほとんどです。
アイルランド大学留学のメリットとは?
質の高い教育が受けられる
アイルランドは教育の質が高いことでも有名です。アイルランドの名門「トリニティ・カレッジ」は世界でもトップクラスの大学としてランクインしています。
古くから教育に力を入れているアイルランドでは学習サポート体制が整った充実した学習環境で学ぶことが出来ます。
学ぶ上で教育の環境が整っていることはとても重要なこと。その点でアイルランドではトップクラスの教育が受けられます。
英語力が身に着く
ヨーロッパの中でも英語を話す国のアイルランド。もともとイギリスの植民地だったこともあり、イギリス英語に近い英語を話します。
大学では基本的にアメリカ英語に近い英語で授業が進められていきます。
日本人にも耳馴染みの良い英語なので、大学在学中に高い英語力が身に着くでしょう。(先生によってはコテコテのアイルランド訛りの方もいます)
多国籍の友達がたくさんできる
アイルランドは他の国に比べてアジア人が少なく、ヨーロッパの人が多い傾向にあります。
そのため、日本では難しい多国籍な友達がたくさん出来るでしょう。
同じヨーロッパでもさまざまな文化があるので、友達が出来るたびに新鮮な気持ちになります。
色々な価値観に触れるのはとてもいい経験になりますよ。
イベントが多くプライベートも楽しめる
アイルランドの大学では年間を通して様々なイベントが開催されます。
大規模なダンスパーティーから、大学内に併設されているバー(!)などでのイベントなど、ビール大国であるアイルランドらしいイベントがあるので、勉強の合間にも息抜きが出来るでしょう。
日本ではなかなか見ないイベントに出てみるのもいい経験になりそうです。ただ、遊び過ぎは禁物です。(笑)
アイルランド大学留学のデメリットとは?
先生によってはアイルランド特有の訛りがあることも基本的にアイルランドの大学ではアメリカ訛りの英語を使って授業が進められていきますが、アイルランド出身の先生の場合はアイルランド訛りがある場合があります。
イギリス英語に近いのですが、少しこもった話方をする方が多いので、初めの慣れないころには聞き取りにくい…と感じることも多いそうです。
しかし、授業が進んで行くうちにアイルランド訛りにも慣れて聞き取れるようになってきます。現地のアイルランドの人とたくさん話すようにすると早く聞き取れるようになります。
日本よりも物価が高い
アイルランドはEU加盟国なので通貨にはユーロを採用しています。また、消費税が23%(食品と子供の衣服などを除く)がかかるため、物価が高く感じます。
首都のダブリンは家賃も高いので、普段から家で料理をしたりルームシェアしたりと節約することが重要です。
課題が多く授業についていくのが大変
アイルランドは高い教育水準を保っていることもあり、ハイレベルの授業が行われます。
母国語ではない英語で授業が進んで行くなか、課題やテストも多く、常に勉強していないとついていけなくなります。
またディスカッションやグループ発表も多いので事前にしっかりと準備していく必要があります。
アイルランド大学留学の注意点
アイルランドはヨーロッパの中でも比較的治安のよい国と言われていますが、日本に比べると不安な点もあります。
ヨーロッパということもあり様々な国から他国籍な人が集まることもあるので、普段からトラブルに巻き込まれないように注意しましょう。
夜道は一人で出歩かない、危険な場所を把握しておく、トラブルが起きた時のためにサポート体制を整えておくなどしっかりと準備をしておきましょう。
まとめ
世界でもトップレベルの大学が揃い、質の高い教育が受けられるアイルランドの大学。
間違いなく価値のある留学生活を送ることが出来るでしょう。
他のヨーロッパの国にも旅行出来たりと思い出もたくさん作れると思います。
事前にリサーチをしっかり行い、不安なことはエージェントに相談してみましょうね!