アイルランドの大学や語学学校へ留学する方は、どうすれば格安航空券を見つけられるでしょうか?
日本からはアイルランド行きの直行便はありませんので、アジア、中東、ヨーロッパで乗り換える必要があります。
首都のダブリン行きのフライト所要時間は15時間くらいかかりますので、ロングフライトは必須です。
アイルランド行き航空券の相場は、往復85,000円ですが、安い時期は1.5万円〜2万円は安くなります。
この記事では、これからアイルランド留学する方に向けて、航空券が安い時期、格安航空券の見つけ方をご紹介しています。
アイルランドへ渡航するおすすめルート
日本からアイルランド行きの直行便は残念ながらありませんので、乗り継ぎが必要となります。
アイルランドは首都のダブリンが一番大きなゲートウェイとなるため、ダブリンへ渡航するおすすめルートを見ていきましょう。
ロンドンでの乗り継ぎルートが便利
日本からアイルランド・ダブリン行きはロンドンでの乗り継ぎルートが便利です。
ロンドンのヒースロー空港でダブリン行きの便に乗り換えるルートになります。
日本からロンドン行きは、日本航空、全日空、ブリティッシュ・エアウェイズの3社の直行便が運航しています。
ブリティッシュエアウェイズは、羽田と成田の他にも2019年からは関西空港からロンドン直行便を就航をスタートしており便利です。
ロンドンからダブリン行きは多くの便があり、ロンドンで入国審査を終えれば、ダブリンでは入国審査は不要なのもメリット。
日本からロンドン行きのフライト時間は約12時間、ロンドンからダブリン行きは約1時間30分となります。
トータルフライト時間は、約13時間〜14時間のとなり、ロングフライトは避けられません。
エティハド航空の中東経由(アブダビ・ドバイ)
エティハド航空の中東経由(アブダビ・ドバイ)の場合は、航空券がリーズナブルなのがメリット。
日本からは成田と名古屋からアブダビまで直行便が出ており、アブダビ乗継でアイルランドへ行きます。
日本からアブダへのフライト時間は約12時間、アブダビからダブリンへは約8時間30分です。
トータルのフライト時間は約20時間30分となり、ロンドン経由よりもさらに長くなります。
名古屋発の便は北京経由となるため、さらにフライト時間がかかります。
エティハド航空の中東経由はリーズナブルですが時間がかかるので、初めて海外へ行く方はキツイかもしれません。
エミレーツ航空(ドバイ経由)
中東経由はエミレーツ航空(ドバイ経由)のルートもあります。
エミレーツ航空は成田・羽田・大阪から出ており、成田からドバイまでのフライト時間は約11時間30分、ドバイからダブリンまでは約8時間です。
ヨーロッパからの乗継
日本からはエールフランス航空のパリ経由も選択肢となります。
エールフランスは成田・羽田と大阪・名古屋から直行便が出ています。
日本からパリのフライト時間は約12時間、パリからダブリンまでは約1時間40分です。
その他のヨーロッパ経由便には、ルフトハンザのフランクフルト経由、KLMオランダ航空のアムステルダム経由、フィンランド航空のヘルシンキ経由、スイス航空のチューリッヒ経由があります。
ヨーロッパ直行便はフライト時間が短く、乗り継ぎに便利なので、短期留学の方におすすめです。
キャセイパシフィック航空の香港経由
キャセイパシフィック航空は、2018年から香港〜ダブリン直行便の運航をスタートしました。
キャセイパシフィックは、羽田・成田・札幌・名古屋・関西・福岡・那覇から香港まで就航しています。
香港で乗り継ぎしてからアイルランドへ向かうことができるので、札幌・福岡・沖縄の方は選択肢に入れると良いでしょう。
アイルランド行きの航空券の概算費用
アイルランド行きの航空券の相場は8万5,000円、フライト時間は、平均15〜20時間となります。
安い時期は11月あたりになると格安航空券が増えて
相場よりも1〜2万円ほど安くなります。
春(3月〜6月)は8万円〜9万円
春(3月〜6月)シーズンのアイルランド行き航空券は8万円〜9万円くらいです。
比較的リーズナブルな料金で航空券が見つかるので短期留学する方は春シーズンをおすすめします。
夏(7月と8月)は8万円〜11万円
お盆休み・夏休みに入る7月下旬から高くなり始めて8月も11万円近くまで上がります。
観光客が増える夏休みシーズンは、航空券は高くなってしまうので、避けられる方は他のシーズンにしましょう。
秋(9月〜11月)は7万〜8万円
夏休みが終わり、冬休みになる前の秋のシーズンは観光客が少なくなります。
年間を通して最も安い時期となり、9月から11月の相場は7万円台から8万円台です。
アイルランド留学の時期を選べる方は、9月〜11月に留学すると格安航空券で行くことができます。
特に、11月の連休前は相場よりも1万円くらい安くなるのでおすすめの時期です。
冬(12月〜2月)は8万円〜10万円
クリスマスシーズンから年末年始の12月〜1月にかけては9万円〜10万円と高くなります。
2月になると8万円台の航空券も見つかるので、年末年始は外したほうがリーズナブルな料金です。
アイルランド行きの航空券費用を安く抑える方法
アイルランド行きの航空券は乗り継ぎをどこにするか悩むところですが、中長期留学する方は、中東経由の航空会社を選ぶとリーズナブルです。
長期有効チケットの場合は、乗り継ぎの際にストップオーバーと呼ばれるお得な航空券があります。
ストップオーバーは、アイルランドへ行く途中、または日本へ帰国する途中で経由都市の観光ができる航空券です。
時間に余裕があって、アイルランドの他にも観光を楽しみたい方は、中東経由を選んでもドバイなどへ立ち寄ってみても良いでしょう。
また、ヨーロッパはLCCのネットワークが多いのでダブリンはライアンエアーも多く出ています。
ヨーロッパの主要都市からLCCに乗り換えて、ダブリンへ行くと航空券の費用を抑えられます。
旅慣れている方は、経由地からLCCを使えば片道で平均1〜2万円とかなりリーズナブルな料金で行くことができます。
格安航空券の探し方は、世界中のトラベラーから支持されている「skyscanner(スカイスキャナー)」をチェックしましょう。
出発地と到着地の空港(ダブリン空港)、希望の日時または月を入力すれば、最安値順に航空券をチェックできます。
格安航空券は直前に探すよりも、2〜3カ月前から予約した方が安いので、早目にチェックしましょう。
アイルランドへ渡航する際に必要な事前手続き
日本国籍の方が観光目的で短期入国する場合、3カ月以内の滞在はビザ不要です。
アイルランド出国時にパスポート残存有効期限は6ヵ月以上必要となるので、残りの有効期間を確認しておきましょう。
アイルランドへ向かう機内で入国カードが配られますので、必要事項を記入し、パスポートとともに入国時に提出しましょう。
ロンドンを経由してアイルランドに入国する場合はロンドンで入国審査を受けます。(アイルランドでは入国審査なし)
ロンドンの入国審査は厳しく、滞在日数や期間などを必ず聞かれますので、「ロンドンにはトランジットのため来ました」としっかり伝えてください。
まとめ
アイルランド行きの航空券は直行便がないため、経由便をどこにするか考えておくことが大切です。
トータルのフライト時間が長くなるほど安くなりますが、短期留学の場合は、体力的にも厳しいかもしれません。
安い時期の9月から11月はヨーロッパ経由でも格安航空券が見つかるので、留学する時期もしっかり検討しましょう。