2017年2月「ハンガリー」がワーキングホリデー協定国に参加が決定しました!ハンガリーはワーキングホリデー協定国としては、17番目になります。

ワーキングホリデーとは、青少年が一定期間、協定国に住むビザを取得し、その地で就労や就学などをしながら生活をすることで、異文化を学ぶ取り組みです。以前は年齢制限が25歳までという国が多かったですが、最近は30歳までの国がほとんどで、ハンガリーも18歳~30歳の方が参加できます。

滞在期間は多くが1年ですが、1年必ずその国に居住しなければいけないというわけではなく、半年や3ヵ月で去ることもできます。また、中には1年よりも長く延滞できる国もあります。ハンガリーのワーキングホリデーの基本情報や魅力について解説していきます。

1.ハンガリーってどんな国なの?魅力を紹介!

ハンガリーについては、どのような国かあまりイメージがわかない人もいるでしょう。ハンガリーの基本情報からまずはみていきます。

ハンガリーの基本情報

首都 ブダペスト
面積 日本の1/4
通貨 フォリント
言語 ハンガリー語
人口 980万人
産業 機械、化学、農業、製薬、畜産
日本との時差 -8時間(サマータイムはー7時間)
電圧 220V(Cタイプ)

ハンガリーの魅力とは

温泉がある
温泉といえば日本以外の国ではあまりイメージがない方もいるかもしれませんが、ハンガリーでは温泉が有名です。とはいっても日本の温泉とは異なり、温かいプールに水着で入る感覚です。温泉の温度はぬるめということもあり、チェスをして長風呂を楽しんでいる人も多く、なかなかほかの国では見られない光景なので面白いです。

ハンガリー語が勉強できる
ハンガリーで仕事につくにはハンガリー語が大切となりますが、マイナーなハンガリー語が勉強できるのは、ハンガリーのみだと言えます。また、ハンガリーは英語やドイツ語が通じる人も多いので、多言語を学びたい人におすすめです。ドイツやオーストリアなど、別の国へ留学したあとに行くのもよいかもしれません。

職場環境がよい
ハンガリーでは残業代が出ないこともあってか、基本的に残業をする習慣がないとされています。また、子供がいる人などは勤務時間をうまく調整してくれる職場も多く、子育て中の方でも働きやすい職場となっています。仕事よりも私生活を優先させる人が多く、有給消化は法律で完全消化する必要がありますので、働きやすい環境といえます。

四季がある
ハンガリーは日本と同じように四季を楽しむことができます。緯度が高いので年間を通して涼しく感じることが多いですが、夏は30度を超えることもあります。その反面、冬は北海道なみの寒さで、マイナス10度くらいになることもあります。

物価が安い
ハンガリーは物価が安いので、あまりお金をかけずにワーキングホリデーを楽しむことが期待できます。外食をしても1食1000円以内に抑えることができますし、ホテルやドミトリーなどの宿泊施設の値段もほかのヨーロッパの国よりも安いです。しかし、食費や宿泊費以外は、日本とあまり変わらないものもあるので、持参する持ち物はよく見極めましょう。

芸術の国である
ハンガリーには美術館、王宮、その他クラシック音楽を楽しめる場所も多数ありますので、国内旅行も楽しめます。歴史が深い国なので、中世の建物も多く残っており、街並みや建物自体に芸術を感じることができます。

景観が美しい
ブダペストは世界の中でも美しい都市として有名で、著者自身ヨーロッパで見た夜景の中でも、ブタペストは5本の指に入るほど美しいと思いました。とくにドナウ川が流れている周辺は、夜になると王宮や国会議事堂のライトアップがよく見えるので、おすすめです。

治安がよい
ハンガリーは治安がよいとされる国の1つで、著者も夜1人でブダペスト内を歩いていたことがありますが、夜景を見ている人も多く、危険なかんじはあまりしませんでした。とはいっても観光客を狙った犯罪もあるので、人混みや人気がない場所では気をつけましょう。

ワインも有名
ハンガリーはワインの生産地としても有名で、その人気はワインフェスティバルが開催されるほどで、お酒の好きな方にはおすすめです。お酒が苦手な方は、甘口のトカイワインというものもあります。

旅行に最適
ハンガリーはチェコやスロバキア、オーストリア、ルーマニアなどの国々に囲まれており、隣の国へは電車やバスで気軽に行くことができます。

2.ハンガリーのワーキングホリデービザについて

ハンガリーのワーキングホリデーの条件や申請方法についてみていきます。まだはじまったばかりなので、申請方法や必要書類については今後変更があるかもしれませんのでご注意ください。

ワーキングホリデー基本情報

協定開始時期 2017年
定員 200人
年齢 18歳~30歳
ワーキングホリデー期間 1年間
就労期間 情報なし
就学期間 情報なし
審査料 60ユーロまたは18,000フォリント

ビザ発給条件

  • 主な目的がホリデーを過ごすことである者
  • 18歳~30歳の者で扶養家族を同行させない者
  • 健康である者
  • ハンガリーのワーキングホリデービザを今まで発給されていないこと
  • 犯罪歴がないもの
  • 途中でビザを変更しない者
  • 滞在初期の十分や生活費がある者
  • 片道航空券で入国する者は、帰国用の航空券を購入できる十分な資金を持っている者
  • ビザの申請費用を支払う者
  • ワーキングホリデー終了後にハンガリーを含むシュンゲン協定国から出国する意思のあるもの
  • 滞在中にハンガリーの法令、ルールに従える者

申請方法について

ハンガリーのワーキングホリデーは事前に日本で申請する方法と、ハンガリー現地で申請する方法の2つのパターンがあります。

日本で申請
日本のハンガリー大使館で、申請する方法です。しかし、ここで発行されるビザは、正式なワーキングホリデービザではなく、あくまでワーキングホリデービザを取得するためのビザとなりますので、正式な申請はそのビザをもって、ハンガリー現地で正式な申請を行うこととなり、申請はハンガリー入国後30日以内に行います。

名称 駐日ハンガリー大使館
住所 東京都港区三田2-17-14
業務時間 月~木 8:30~17:00、金 8:30~13:30

日本で申請する場合は申請料として60ユーロ必要とされていますが、詳細についてはよくわかりませんでした。その他必要書類と並行して大使館へメールや電話で事前に確認することをおすすめします。

ハンガリーで申請
ハンガリーの移民局でワーキングホリデービザ(一時滞在許可証)を申請する方法です。必要書類は日本での事前申請とあまり変わらないようですが、事前に移民局で確認することをおすすめします。
【必要書類】

  • 申請書(ダウンロードはこちらから
  • パスポート(15ヵ月以上の有効期限があること)
  • 証明写真2枚
  • 海外旅行保険の加入を証明できるもの
  • 宿泊証明書
  • 60ユーロ または18,000フォリント
  • 滞在中の生活資金を証明できる預金残高証明書

詳しくはこちらへ
Temporary Residence Permit – Bevándorlási és Állampolgársági Hivatal

3.日本で準備すべきこととは?

ワーキングホリデーの申請はハンガリーで行うことになるので、学校の予約や賃貸の契約は、正式にビザが下りてから、現地で行うことをおすすめします。

ホテルを予約

ほかの国と異なり、日本でビザが下りるわけではないので、最初の滞在地としてはホテルやドミトリー、ゲストハウスなどがおすすめです。その際に、予約の証明書をプリントアウトしたものがビザ申請時に必要になります。

学校を予約

これから増えるかもしれませんが、ハンガリーの語学学校を検索するとホームステイ型で費用が40万~60万円くらい1ヵ月でかかるというところがあります。しかし、なかなかの高額なので、通学型の語学学校を探した方がよいでしょう。日本から予約する場合は、ビザが下りない可能性も考慮して数週間や1ヵ月の期間で申し込んだ方がよいかと思います(正式にビザが下りてから必要に応じて延長するなど)

ハンガリー語の勉強

ハンガリーで語学学校に行っても、授業ではハンガリー語を使われることになるので、ハンガリー語は日本にいるうちから勉強が必要です。日本でもハンガリー語を教えている教室はあるので、住んでいる場所の近くにないか探してみましょう。近くで見つからない場合は、オンラインレッスンを行っているところもあります。

航空券

日本からハンガリーまでは直行便がないので、ほかのヨーロッパの国などで乗り換えが必要になります。時間としてはだいたい14時間~18時間ほどかかり、費用としては、格安航空券で10万円前後を想定しましょう。片道航空券でも入国できますが、その場合には、預金残高証明書に当面の滞在費+帰りの航空券を購入できる分の費用が必要になります。

海外旅行保険

海外では日本の保険は通用しません。万が一ケガや病気にかかると多額の治療費を請求されるおそれもあるので、必ず加入しましょう。費用としては1年間で20万~25万円といったところです。

情報収集

これからハンガリーのワーキングホリデーに行く方で、すでにハンガリーについてとても詳しいという方は少ないと思います。まだ、始まったばかりなので経験者も少ないですが、ハンガリーに居住している人のブログなどを探して、ハンガリーについての知識を深めておくとよいでしょう。仕事の探し方などはほかの国のワーキングホリデー経験者の方のブログを参考にしてもよいと思います。

持っていきたい持ち物

1年の滞在ともなると、とくに女性の方では、大きな荷物となる可能性が高いです。服や化粧品、日本食などはかさばるものは、船便やSAL便などを使い、滞在先へあらかじめ日本から送っておくまたは、後日家族に送ってもらうという方法がおすすめです。パスポートや航空券などの重要書類以外で、ハンガリー長期滞在で持っていくのにおすすめのものをいくつか記載します。

【持参したいもの】

  • 常備薬
  • 下着
  • 化粧品
  • 裁縫セット
  • カメラ
  • パソコンまたはタブレット
  • SIMフリーのスマートフォン
  • 電子辞書
  • チェーンロック
  • ポケットティッシュ
  • S字フック
  • 乾電池
  • 圧縮袋
  • 水着
  • タオル
  • 爪切り
  • 耳かき
  • ノートと筆記用具
  • 変換プラグ
  • タコ足コンセント
  • 防寒具
  • 洗濯グッズ
  • クレジットカードや国際キャッシュカード
  • 日本食
  • 消耗品(シャンプーや洗剤など)
  • ガイドブック
  • エコバッグ

消耗品
シャンプーやリンス、トリートメントなど当面の分(1週間~1ヵ月程度)だけもっていきます。

S字フック
荷物や洗濯ものをひっかける場所がないときに便利です。

ドライヤーやヘアアイロン
インターネットで海外兼用のものが安く買えます。現地でも買えますが、1日目から使う可能性があるので持参するのがおすすめです。

洗濯グッズ
洗濯用ネットやハンガー、ヒモ、洗濯ばさみ、当面の洗剤など。

常備薬
風邪薬や胃腸薬、鎮痛剤、目薬など、普段から使っているものを持参しましょう。

化粧品や生理用品
ハンガリーでも購入できますが、肌の弱い方は日本製のものを使うとよいです。

裁縫セット
服のボタンがとれたときなど、なにかと役立ちます。

バッグ
小旅行用のカバンや街歩き用、学校用などシチュエーションを考えていくつか持っていきましょう。

パソコン
仕事や部屋探し、旅行探しなどの情報収集にはかかせません。重いものだと携帯しにくいので、軽めのものを選びましょう。必要ならばバッテリーも持って行きましょう。スペックが変わらないならば、タブレットでもよいかと思います。

SIMフリーのスマートフォン
日本でSIMフリーのスマートフォンを持っていき、ハンガリーでプリペイドのSIMカードを購入することができます。カフェやマクドナルドなどWifiが使える場所も結構あります。

変換プラグとタコ足コンセント
電化製品は複数つなげることもあると思うので、Cタイプの変換プラグ2個~3個や2以上の電化製品をつなげるタコ足コンセントもあると便利です。変圧器が必要な電化製品がある場合は、変圧器も持参しましょう。(重いので変圧器が必要がない電化製品がおすすめです)

電子辞書
スマートフォンの電子辞書アプリだと、充電がすぐなくなってしまうこともあるので、ハンガリー語の電子辞書単体が便利です。できれば英語も入っているものがあればヨーロッパ旅行にも役立ちます。電池型の電子辞書の場合は、電池切れに備えて、何本か電池も持っているとよいでしょう。

ハンガリー語の学習本
日本語で書かれたハンガリー語の文法書や単語帳は、現地では手に入りにくいので、おすすめです。最寄りの書店で見つからない場合は、インターネットで探してみましょう。

ガイドブック
ガイドブックは日本製のものが、写真が豊富で見やすく、必要なページだけPDFにしたり、切り取ったりすれば軽くできます。ハンガリーだけではなく、旅行をするならヨーロッパ全体が書いてあるものがおすすめです。

爪切りや耳かき
海外で手に入りにくいものです。爪切りは武器(刃物)とみなされることがあるので、スーツケースの中に入れるとよいでしょう。

文房具
学校で使うためのノートや筆記用具、付箋など。ハンガリーでも買えますが、日本製は質がいいですし、学校は入国後すぐに通うことになる人の場合は買い物に行く時間がとれないことも想定されます。

チェーンロックや南京錠
電車内やドミトリーなど旅行時の荷物管理に活躍します。

防寒具
夏でも朝晩は肌寒いこともあるので、長袖のパーカーやカーディガンなどの羽織物を持参しましょう。冬は東京よりも寒いくらいなので、ダウンジャケット、コート使い捨てカイロやヒートテック、手袋、ブーツがおすすめです。荷物になるので、季節外れのものはあとで船便や航空便で送ってもらうか、日本にいる間に送るとよいでしょう。

水着
ハンガリーでは温泉に入ることもあるかもしれませし、ほかの国に旅行に行き海に入る可能性もあるので水着を持参するとよいでしょう。ハンガリーでも買うことができますが、日本の方がサイズがあうものを見つけやすいと思われます。

日本食
インスタントの味噌汁やふりかけ、粉末のポカリスエットなどあれば、日本食が恋しい時や体調不良時に役立ちます。

クレジットカードや国際キャッシュカード
国際キャッシュカードやクレジットカードはVISAとMastercaed、アメックスなどブランドの違うものを2~4枚持参がおすすめです。

各種書類のコピー
パスポートやビザ、クレジットカード、航空券、海外旅行保険などの重要書類は万が一の紛失、盗難、提出に備えていつくかコピーを持っているとよいでしょう。

4.ハンガリーに行ってからの注意点

ハンガリーのマナー

  • 人前で鼻をすする行為はマナー違反となるので、ティッシュを持ち歩くようにします。
  • 男性の方は、建物に入るときなどは、レディファーストを意識します。
  • 店に入ったときや出るときは、ハンガリー語で挨拶をするようにします。
  • 初対面の人間とは握手をする習慣があります。
  • ホテルやレストラン、タクシーではサービスに対して、チップを渡す習慣があります。

家探し

家は、インターネットで探すことができます。家具つき、家具なし選ぶことができますが、長期ならば、家具付きが便利です。光熱費やインターネット代などは家賃に含まれているのか、別かを確認するとよいでしょう。物価が安いので、1人暮らしでも5万くらいのアパートを見つけられる可能性もあります。

在留届

在留届33ヵ月以上海外に居住する際に、大使館に届け出が必要なもので、テロや地震をはじめとした自然災害や事件に巻き込まれた際の安否確認に役立ちます。届け出はインターネットからでも行えますので、ハンガリーに到着したら行いましょう。また、一度届け出をしたあとは、転居時や帰国時にも手続きが必要になりますので忘れないように注意します。

在留届はこちらから
「在留届」をご存知ですか? | 外務省

仕事

職探しは、基本的にインターネットを使って探すことになると思われます。メールでは、ハンガリー語ができなくても英語でも伝わる職場も多いでしょう。ただし、コミュニケーションとしてはやはり、ハンガリー語が話せる方が有利です。職場環境は、お客様第一と考える日本の社会とは異なり、個人主義なので慣れるまでは大変かもしれません。

治安

治安はよい方ですが、2016年には爆発事件がありましたし、観光客を狙ったスリや置き引きといった犯罪もあるので、日本にいるときと同じ感覚で歩くのは危険です。また、警官や両替商になりすませて金品を押収されてしまう犯罪もあるので気をつけましょう。

語学

ハンガリー語、英語、ドイツ語のせめてどれか1つでも日常会話レベルがあった方が、生活や仕事面も安心して過ごすことができるでしょう。

飲料水

ハンガリーの水道水は飲料可能となっています。店やレストランでミネラルウォーターを購入または注文する際は、炭酸入りか炭酸なしかをよく確認して選ぶようにしましょう。

トイレについて

日本ではコンビニや服屋、ドラッグストアなどいたるところで、無料でトイレを使うことができますが、ハンガリーでは日本よりもトイレを見つけることは難しいかもしれません。ハンガリーの公衆トイレは有料なので、注意しましょう。(レストランなどは無料)ちなみに、女性トイレはNok、男性トイレはFefiakとなっています。