日本のパスポートは今や世界的に見ても最強のパスポートと言われ、ビザなしで渡航できる国の数が№1になりました。旅行先として大変人気のあるヨーロッパですが、観光目的や短期留学目的ならビザなしでも渡航できる!と思っている方に今後注意が必要なニュースが発表されました。

2021年からヨーロッパに渡航する際にはETIAS(エティアス)という観光ビザ(欧州渡航情報認証制度)に申請をしないとヨーロッパへの一部の国へビザ無しでは入国できなくなってしまうのです!このETIAS(エティアス)はとても重要な手続きですが、まだ導入前ということもあり情報も少なく認知度が無いのが現状。

今回、本記事では新しく導入されるETIAS(エティアス)について、申請方法や申請に必要な物などすべてを解説いたしますので2021年以降にヨーロッパに行く際にはぜひ参考にして下さい。

もくじ

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ETIAS(エティアス)について【種類、期間、取得方法をご紹介】

短期留学でもビザの必要なヨーロッパ

ヨーロッパ各国へは短期留学目的であれば、ビザ無しで最長90日から3ヶ月ほど滞在することが可能です。この際、学生ビザやワーキングホリデービザなどの他のビザとは違い、各国の大使館で申請しなくてもパスポートがあれば申請なしで渡航することが出来ました。

しかし、2021年の1月からはビザ免除で入国出来る国籍の人を対象に、ヨーロッパのシェンゲン協定国に90日以内の短期で訪問する際には、事前にETIAS(エティアス)という観光ビザ(渡航認証)を取得する必要が義務づけられました。

正しく言うとETIAS(エティアス)はビザでは無く入国前の電子認証システムになりますが、短期で渡航する為の「観光ビザ」のような役割を果たしています。

これは観光・短期留学・商用目的を予定している人すべてが対象になります。以前はビザが免除され何の手続きもいりませんでしたが、今後はヨーロッパのシェンゲン協定国に入る方は全員必ずETIAS(エティアス)を申請する必要があります。

2021年から導入されるETIAS(エティアス)とは

ヨーロッパでは頻発するテロと移民問題の影響により2021年の1月から欧州渡航情報認証制度ETIAS(エティアス)を導入することが決定しました。

このETIAS(エティアス)とは、日本を含むビザが免除されている国籍者が、シェンゲン協定国(ドイツ、イタリア、フランスなど)ヨーロッパ内26ヶ国にビザを取得せず訪問する場合、事前に電子認証システム(ETIAS)に申請しヨーロッパ26ヵ国への入国の審査を受けるためのシステムです。

シェンゲン協定とは
「シェンゲン協定」とはシェンゲン協定に参加している国と国では人と物の行き来を自由にしようという条約になります。旅行や短期留学の際にもシェンゲン協定国内ではパスポートのチェックなく自由に国を行き来することが出来ます。

(現在加盟している26ヵ国)
アイスランド、イタリア、エストニア、オーストリア、オランダ、ギリシャ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポルトガル、ポーランド、マルタ、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、リヒテンシュタイン

以上の26ヵ国に短期で滞在する際には2021年からはETIAS(エティアス)の申請が必要になるという事です。

ETIAS(エティアス)が有効な期間

ETIAS(エティアス)は一度申請し、承認されると最長3年間、もしくは申請時に使用したパスポートの有効期限が切れるまでのどちらか早い方の期限まで使うことが出来ます。

またETIAS対象国では、入国後あらゆる180日以内で90日間の滞在が可能です。(オーストリアは6ヶ月間)その後は観光ビザの役割であるETIAS(エティアス)の期限が切れるまで使用でき、申請する必要はありません。

ただ、パスポートを更新・再発行した際には、ETIAS(エティアス)有効期限内だとしても、失効してしまうので新たに申請しなおす必要があります。注意しましょう。

ETIAS(エティアス)申請方法について

ETIASはオンラインでのみ取得可能

観光ビザの役割を果たすETIAS(エティアス)の申請はオンラインのみでの申請になります。大使館に出向いて申請する必要や電話での手続きもなく、ネット環境があれば誰でも申請を行うことが出来ます。オンラインと言ってもそこまで難しい操作ではなく、スムーズに進めば申請自体にかかる時間はおよそ20分ほどです。

ETIAS(エティアス)の申請費用

ETIAS(エティアス)を申請する際には手数料として7ユーロほどかかり、18歳未満の方は手数料が無料になります。またETIASの手数料の支払いはクレジットカード払いのみになるので、クレジットカードの準備も忘れずにしましょう。

注意してほしいのが、一度申請を終えてしまったETIAS(エティアス)の払い戻しやキャンセルはできません。申請フォームでの入力や情報を間違えてしまった場合は再度申請が必要になります。

ETIAS(エティアス)申請時に必要な物

  • スマホやパソコンなどネットにつなげるデバイス
  • ICチップ入りのパスポート
  • クレジットカード

ETIAS(エティアス)の申請はオンライン上で行う必要があるので、申請にはインターネットに接続可能なパソコンやスマートフォンなどのデバイスとネット環境、さらに支払いの為のクレジットカード、ICチップ入りのパスポートが必要になります。

ETIAS(エティアス)の申請から承認までにかかる時間

ETIAS(エティアス)を申請してから審査が完了するまでは、96時間から最大2週間程かかります。渡航日になってもETIAS承認を受けていないなどのトラブルを避けるためにも、最低でも2週間以上前から申請するようにして下さい。

ETIAS(エティアス)承認までの流れ

ヨーロッパに渡航予定の者が渡航前にETIAS(エティアス)を申請
個人情報やパスポート情報、適格性の質問に答える
⬇⬇
E.U連合にて入国可能が審査を行う
⬇⬇
問題が無ければETIAS(エティアス)の承認が降りる
⬇⬇
渡航・現地に入国

ETIAS(エティアス)の申請フォームはまだ未導入なので、どのような画面上で行うかは明らかになっていませんが、申請の際に手間取らないように事前に入力内容に目を通し、スムーズに入力できるように準備しておきましょう

▶ETIAS(エティアス)オンライン申請の方はこちら

ETIAS(エティアス)のその他申請方法について

ヨーロッパ渡航に必要なETIAS(エティアス)ですが、基本的には本人がオンライン上で申請することになっています。しかし、入力は英語か他の言語になるかもしれませんので不安は場合、旅行会社や申請代行会社にETIAS(エティアス)の代行を頼むことも出来ます。

まだ導入前なので代行会社の数は少ないですが、導入が近づくに取り扱う会社も増えるでしょう。ただ、代行会社の場合は自分で申請するよりも承認が降りるまでに日数がかかることがあります。渡航日になってもETIAS(エティアス)の申請が完了していない!なんてことにならないように余裕を持って旅の2週間前には必ず申請を完了させるようにして下さい。

ETIAS(エティアス)を申請において重要なポイント

  • ETIAS(エティアス)が対象の国は、ヨーロッパのシェンゲン協定国26ヶ国
  • 申請はオンラインのみ
  • クレジットカード払い
  • 一度申請したら5年間は有効
  • トランジット(目的地に行くまでに一度他の空港に降りて待機すること)でヨーロッパの国に降りる際にもETIAS(エティアス)は必要
  • 飛行機だけでなく、ボート、バスなどの陸路での入国もETIASが必要
  • 子供でも必要

ETIAS(エティアス)の取得条件について

ETIAS(エティアス)では申請フォームに申請者の情報やパスポート情報、過去の犯罪歴や戦争地域の国への渡航歴、伝染病の有無などを入力します。これらの情報をもとにEU連合がヨーロッパに渡航するのに問題が無いか判断するのです。

【申請フォームの内容】

■申請者の情報

  1. 名前
  2. 生年月日
  3. その他の名前
  4. 出生地
  5. 性別
  6. 現在の国籍
  7. 申請者の親の名前
  8. 自宅の住所
  9. メールアドレス
  10. 電話番号


■パスポートの情報

  1. パスポート番号の情報
  2. 他の国籍や市民権に関する情報
  3. 永住権の住所


■その他質問

  1. 最初に入国する国
  2. 学校または現在の職業情報


■適格性の質問

  1. 病状または他の感染性または伝染性の寄生虫性疾患に関連する
  2. 過去の犯罪の有無
  3. 戦争地域の国への渡航歴
  4. 移民または渡航履歴について
  5. EU加盟国への入国拒否または強制送還歴
  6. 申請者が未成年者の場合、未成年者の責任者の身元について
  7. 申請者が申請人本人とは異なる第三者によって提出された場合、その者およびその会社の身元(該当する場合)


以上で挙げる適格性の質問に当てはまらなければほとんどの方は問題なく承認されると思います。ただ、ETIAS(エティアス)は承認されたとしても、確実に入国が出来るものではありません。ほとんど無いですが、ETIAS(エティアス)の承認を受けていても問題がある方は入国出来ない場合もあるようです。

ETIAS(エティアス)から現地でビザの切り替えは可能?

観光ビザ・ETIAS(エティアス)だけでは、最大で3ヶ月程しかヨーロッパに滞在することが出来ません。(オーストリアは6ヶ月)現地でもっと勉強がしたい!長期で滞在したい!など気持ちが変わることもあります。そんな時には現地で他のビザに切り替えることが可能なのでしょうか?

国にもよりますが、基本的に他のビザに切り替えることは可能です。語学学校に通いたい場合には「学生ビザ」や「語学学校ビザ」、さらに現地で働いてみたいのなら「ワーキングホリデービザ」に切り替える事も可能です。

しかし、ヨーロッパはビザの切替えに慎重な国が多く、切替えに必要な書類をしっかりと準備する必要があります。現地でビザを切り替えたい!と思っても必要な書類が手元に無いため、日本から取り寄せないといけない…。そんな手間を省くためにも、少しでも長期滞在の意志がある場合は渡航前にすべての書類を準備しておきましょう。

また、ヨーロッパの役所は日本ほど柔軟ではありません。混みあっていて順番が回ってこなかったり、役所の人の気分でビザが降りたり降りなかったりすることも日常茶飯事です。ビザ取得に手間がかかり、あっという間に観光ビザ・ETIAS(エティアス)の期限が切れてしまう…。なんてことが無いように事前にしっかりと計画することをおすすめします。

まとめ

いかがでしたでしょうか?2021年から導入される観光ビザの役割を果たすETIAS(エティアス)ですが、まだまだ導入に対し模索中で当時は2020年に導入すると言われていたものが2021年に延期になったりと変更が出ています。常に最新の情報を知っておくためにもETIAS(エティアス)公式サイトで情報をしっかりと確認しておきましょう。申請を忘れてしまうと現地で入国出来ないなどのトラブルになってしまいますのでしっかりと新しいシステムであるETIAS(エティアス)の存在を忘れずに2021年の導入に準備しておきましょうね。