イギリス大学、大学院留学を考えている方、留学ビザ取得するには、英語のテストを受け英語力を証明する必要があります。
その必須のテストがIELTS（International English Language Testing System）です。
今日はそのILETSでどれぐらいのスコアが必要なのかを説明します。
イギリス留学ではTOEIC・TOEFLスコアが使用不可に
英語のテストと言えば、日本では英検やTOEIC、TOEFLが有名ですが、2014年4月イギリスホームオフィスはETS（Educational Training Service）管轄のTOEIC・TOEFLテストのスコアはイギリスの大学、および大学院留学申請に使用される英語力の証明として有効でなくなったとの意向を示しました。
それまでは、TOEIC・TOEFLのスコアを提出し、大学側よりUnconditional Letter（無条件に入学できる証明書）を発行してもらうことが可能でしたが、変更後、IELTSのスコアがUnconditional Letter発行の基準となりました。
TOEIC・TOEFLが有効でなくなったという内容については、下記UKBAウェブサイトに記載されています。
Educational Testing Service (ETS) について – ニュース – GOV.UK
※TOEIC・TOEFLのスコアについては、大学側へ英語力の参考として提出することは可能です。つまり一部の大学で出願には使えます。
イギリス留学を考えるなら、一定基準のIELTSスコア入手が必須！
前述したとおり、イギリスの留学ビザを入手するための英語力証明にはIELTSテストのスコアが必要です。
ではIELTSとは具体的にどのようなテストなのでしょうか。
IELTSは英語の総合力を図るテストです
一応IELTSについても説明しておきます。
IELTSは、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの４つのセクションに分かれています。
大学入学条件には、それぞれセクションでの最低スコアが決められており、それぞれのセクションの最低スコアクリアし、オーバーオールスコア（全体の平均スコア）にも達している必要があります。
試験の合計時間は2時間45分。リスニング、リーディング、ライティングは同日に行われ、途中休憩はありません。
スピーキングテストは試験前後6日以内に行われます。スピーキングテストの日程については、申し込み後、筆記試験の２週間前に公開されます。
具体的にどのくらいスコアが必要なの？
IELTSが４つのセクションに分かれているのは、イギリスの大学、大学院入学後、講義内にてこれらの高い技能が求められる為です。IELTSは英語力の証明になるだけでなく、その高いテストスコアを狙うことで、自分自身の英語力も飛躍的に伸ばしてくれます。
イギリス留学に必要なIELTSのスコアと学習方法については、詳しい解説がありますので下記参照してみてくださいね。
イギリス留学に必須な試験『IELTS』とは？スコア目安と学習方法
IELTSは知名度がグングン上がっています
イギリスだけでなく、オーストラリア、ニュージーランド、カナダのほぼすべての高等教育機関で認められているテストです。その為、イギリス留学を考えている人はもちろん、留学後、海外就職を考えている人にも受けておくメリットのあるテスト。IELTS受験者は年々増加しており、現在では世界で年間250万人が受験しています。日本では、全国14か所で開催されています。
最後に：IELTS申し込み方法
IELTS申し込みについての詳しい情報（申し込み方法や試験会場、試験日など）は、日本英語検定協会のウェブサイトから確認できます。多くの留学生がIELTSテストを一回でクリアできず、何度かチャレンジしています。テストに関する最新情報が掲載されているので、随時チェックしておきましょう。
IELTS | 公益財団法人 日本英語検定協会
今回、IELTSがどのようなテストか簡単にご紹介しました。今までIELTSについて知らなかったという人も少しイメージが湧いたと思います。
TOEIC・TOEFLスコアがイギリス留学ビザに使用できなくなった今、IELTSテストの重要性と認知度がどんどん上がっています。留学を成功に導く為に事前準備はばっちりしておきたいですね。
