イギリス留学での入国審査:ビザ取得・パスポート・審査官との会話例

イギリス留学での入国審査:ビザ取得・パスポート・審査官との会話例

この記事では、イギリス留学生向けに入国審査に関して解説します。

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まず、イギリス到着して飛行機を降りたら “ARRIVAL(到着)”のサインに従って “IMMIGRATION(入国審査)”を目指しましょう。入国審査は、UK、EU、その他のパスポート保有者の3列に別れます。日本国籍の場合「その他」の列に並びます。この列は審査に最も時間がかかるので準備をしっかりしておき、なるべく早く列に並びましょう。

現在、違法滞在者や難民、移民の問題が深刻になっているイギリスでは、留学生に対する入国審査も厳しくなっています。入国審査官が少しでもおかしいと感じたら、別室で質問をされ、手続きが長引いてしまったり、最悪の場合、入国拒否されてしまう可能性もあります。

基本的に英語での受け答えですし、入国審査官はあまりニコやかじゃない人が多いのでドキドキしますよね。この記事では、そんな入国審査をスムーズに通過できるように提示する必要書類やちょっとしたコツをご紹介いたします。

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前提知識:6ヶ月未満の留学の場合はビザの事前取得は不要

前提知識:6ヶ月未満の留学の場合はビザの事前取得は不要
6ヶ月未満の留学の場合、日本国籍であればビザを事前に取る必要はありません。イギリスの飛行場に着いたら、入国審査時に審査官が短期学生ビザ(Short-term Study Visa)を発行してくれます。このビザがないと入学することができませんので、必ず学校に入学する旨を伝え入国審査官に短期学生ビザを発行してもらいましょう。

短期学生ビザの場合は観光ビザと同様、無償であっても(インターンシップなど)就労はできません。加えて非常に大切なのが帰国する意思をしっかりと伝えることです。帰国後また留学したいと思っていても、ここで入学する学校から許可がおりている期間以上滞在したいと言うと、トラブルに発展しやすいので注意しましょう。

短期学生ビザは、6ヶ月以上の学生ビザのように、渡英前に日本で申請することもできますが、事前申請の場合は別途£89(6ヶ月未満の場合)かかりますので、特別な理由がない限り事前に申請する必要はないです。

必要な書類さえ揃っていれば、短期学生ビザが発行されないことはないのでしっかりと準備しておくのが鉄則です。入国審査は預けた荷物を受け取る前に行うので、必要な書類等まとめてチャック付きのフォルダーに入れ、手荷物の出しやすい場所に持っていましょう。

イギリスの入国審査時に提示する書類(6ヶ月未満の留学の場合)

イギリスの入国審査時に提示する書類

①パスポート

パスポートは帰国時まで有効である必要がありますので、期限が近い場合は、余裕を持って事前に更新しましょう。

②入国カード(到着前に機内で配られるもの)

入国カード(Landing Card)は入国する方、1名につき1枚記入する必要があります。入国審査の手前でも置いてありますが、時間短縮のため、機内で配られたらすぐに記入してパスポートに挟んでおくと良いでしょう。

詳しい入国カードの書き方はこちらをご覧ください:
入国カードの書き方 :イギリス留学・ロンドン留学なら語学学校数No.1のロンドン留学センター!

③入学する学校からの入学許可証 (acceptance letter)

入学が決まったら学校から郵送されて来た入学許可証の原本を提示します。これには入学する学校やコース名、期間などの詳細が書いてあります。

④帰りの航空券(またはその控え)

帰りの航空券は、帰る意思があることを証明してくれるので大変重要です。

⑤滞在先を証明できるもの(予約票や支払いの証明)

滞在先の住所や支払いの証明書などが必要です。数ヶ月滞在する場合は滞在期間中の費用ではなくデポジット(保証金)のみを支払っていることが多いですが、その支払い証明と資産証明だけで大丈夫です。

⑥英国滞在中に問題なく滞在できる資産の証明(銀行から発行してもらう残高証明)

入国審査時に資産証明は特に求められることは少ないですが、念のため銀行からの残高証明を持っておきましょう。ロンドン留学の場合は月、約£1300、ロンドン以外の場合は約£1000の支払い能力があることが求められますので、事前に銀行口座に必要な金額の現金を入れ、残高証明をポンド建てで取得しましょう。発行に手数料が発生しますが、ポンド建てで必要なので預金通帳などではなく、残高証明をちゃんと取りましょう。

3.入国審査時に提示する書類(6ヶ月以上の留学の場合)

3.入国審査時に提示する書類(6ヶ月以上の留学の場合)
基本的には6ヶ月未満の留学に必要な書類と同じです。唯一の違いとしては下記の点です。

事前に日本で申請し、発行してもらった学生ビザ(パスポートに貼られる)

6ヶ月以上の留学の場合は、渡英する前に日本で学生ビザを取得する必要があります。11ヶ月未満の場合は短期学生ビザ、12ヶ月以上の場合は長期学生ビザが必要です。詳しくはUKビザ申請センターのウェブサイトをご覧ください
UK Visa Information – Japan – Home Page – VFS Global

4.イギリスの入国審査をスムーズに終えるための4つのポイント

4.イギリスの入国審査をスムーズに終えるための4つのポイント

①審査官の目を見てしっかりと受け答えをする。

入国審査の際、フレンドリーに会話する必要は無いので、落ち着いて聞かれたことを、手短に答えましょう。イギリスでは相手の目を見て喋ることが礼儀なので、恥ずかしがらずに審査官の目を見て喋ると好印象です。無駄なことは言わずまじめに答えるだけで良いです。

②聞き取れなかった場合や分からない場合は曖昧に返事をせず、もう一度質問を繰り返してもらう。

曖昧に答えると、大きなトラブルに発展してしまうこともあるので分からなかった場合は、“Pardon?(パードン)”や “Can you please repeat?(キャン・ユー・プリーズ・リピート)”などと聞き直しましょう。 審査官の質問は難しいものではないのであまり身構えなくて大丈夫です。

③清潔で派手過ぎない装いをする。

長旅ですので着飾る必要はありませんが、飛行機を降りる前にちょっと髪を整え、だらしなくない服装に着替えると印象が良いです。女性の場合は派手なお化粧はせずに、肌の露出も控えましょう。

④「アルバイトをしたい」や「あとで滞在期間を延長したい」などの発言はNG

長期学生ビザの場合は一定時間の就労は認められていますが、お金を稼ぐためではなく勉強をすることが留学の目的ですから、「アルバイトをしたい」と言うのは絶対に止めましょう。同じく、「滞在期間を延長したい」と言うのも審査官に、「もしかしたらイギリスに居着いてしまう」と思わせてしまうのでしない方が良いです。

あくまで一定期間、勉強をしにイギリスに来たということを前面に出して挑めば、入国拒否されることはないでしょう。

5.覚えておこう!イギリス入国審査で使う英語とは?

5.覚えておこう!イギリス入国審査で使う英語とは?
入国審査の際、特に6ヶ月以上滞在する方は英語力のチェックもされるのでしっかりと答えられるようにしておきましょう。ここからは入国審査官との会話の一例をご紹介いたします。

入国審査官: “What is your purpose for your visit?” (入国の目的はなんですか?)
あなた: “To study English”(英語の勉強です。)

入国審査官: “How long are you staying?” (滞在期間はどれくらいですか?)
あなた: “For 3 months”(3ヶ月です。)

入国審査官: “Where are you going to be studying?” (どの学校に通いますか?)
あなた: “〇〇 English Academy” (〇〇語学学校です。)

入国審査官: “Do you have an acceptance letter from your school?” (学校からの入学許可証はありますか?)
あなた: “Here you are.”(これです。)

入国審査官: “Where are you going to be staying?” (宿泊場所は?)
あなた: “I’m going to be staying at the academy’s dormitory.”(学校の寮に宿泊します。)

入国審査官: “What do you intend to do after your course?” (コースが終わってからのご予定は?)
あなた: “I will go back to Japan.”(日本に帰ります。)

入国審査官: “Have a nice stay.” (滞在を楽しんでください。)
あなた: “Thank you!”(ありがとうございます。)

こんな感じで、入国審査がスムーズに終わると楽ですね。ちゃんと必要な書類が揃っていて、落ち着いて質問に答えられれば難しいことはありません。事前にしっかりと準備しておけば楽しい留学生活が待っていますよ!

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