イギリス大学院留学を考察した(概要・入学条件・就職先)

イギリス大学院留学を考察した(概要・入学条件・就職先)

イギリス大学院留学をご存知ですか?

当記事ではイギリス大学院留学の概要、入学条件、卒業後の進路などを調査してきました。

これから大学院留学をする方へ参考となる記事です。

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1.そもそもイギリスの大学院に入学する意味(重要性、他国と比べた特徴とは)

1.そもそもイギリスの大学院に入学する意味(重要性、他国と比べた特徴とは
イギリスはアメリカと並びレベルの高い大学院がたくさんあることで知られています。実際先日公開されたQS世界大学ランキング2016-2017年版では、Top100のなかでイギリスが19校、アメリカが32校で二つの国でTop100の過半数を占めています。イギリスの大学院はほとんどが国立で大学院間での教育の質はあまりないと言われています。

イギリスの大学院は日本やアメリカの2年の修士課程と比べて1年と短く比較的早く学位が取得できるためなるべく早く修士課程を取得したいという人にオススメです。またアメリカには進学準備コースがほとんど併設されていないのに対して準備コースを併設している場合が多く、学部時代を専攻が変わる人や英語がまだ不得意な人は安心して受験できます。ただ入学審査はアメリカのように締め切りがなく通年受け付けるRolling 審査を採用していますので11月頃に審査が開始されると同時に出願するとギリギリに出願するよりも合格しやすいということもあります。

しかし入学時期は基本的に9月頃の年一回しかありませんので日本の大学を卒業してストレートで入学する場合も数カ月のブランクは出来てしまいます。日本の大学院の独自の入学試験、アメリカのGRE、GMATのように進学適性検査がありませんのでその分受験生は英語の上達に力を入れることができ負担が少なくなります。またイギリスの大学院の特徴として他の資格は満たしているのに何らかのスキル(英語など)が足りていない時、条件付き入学がもらえ入学時期までにその資格を満たすと入学できるという制度があります。

修士課程のなかにもTaught MasterResearch Masterがあります。Taught Masterとは日本でいう文系の授業のように講義とゼミを中心に専任教授との話し合いをしながら修士論文を完成させて行くコースです。Research Masterは研究が中心のカリキュラムで実験の結果をもとに修士論文を書き進める研究者になるトレーニングコースのようなものになります。

成績は70+のDistinction、60-70のMerit、40-60のPass、40−のFailの4種類(※大学により異なることがあります)で採点されます。Distinctionは卒業証明書に明記され就職活動や博士課程への進学、奨学金の申請などが優位になります。逆にFailをとると卒業が難しくなります。

2.イギリスの大学院への入学条件・費用

2.イギリスの大学院への入学条件・費用
イギリスの大学院に出願する場合、オンラインの出願書、Personal Statement(志望動機書)、大学時代の英文成績証明書、英文卒業証明書、推薦状、英語能力テスト(IELTS)のスコアが必須です。

また学部コースによっては今までに書いた論文(英語)、ポートフォリオ、数学のテストなどが行われる場合があります。Personal Statementではなぜその大学院を希望するのか、入学してどんな研究がしたいのかを記載します。

推薦状は通常大学時代のゼミの教授、外国人の教授に依頼して記入してもらいます。IELTSの基準は大学によって様々ですが基本的には6.5-で世界大学ランキングTop10に入るような大学やMBAは7.0や7.5など比較的高く設定されているところもあります。

しかし英語で授業が行われている期間で学士を取得した場合IELTSが免除になる可能性があります。またイギリスはRolling審査で、早く出願された生徒から精査され定員に達すると締め切られるのでとりあえず準備ができればすぐに出願することがオススメです。

アメリカの大学院と同様、近年値上がり状況にありますが、現在ポンドに対して円高にありますので2年前などに比べると大幅に安くなっています。生活費はロンドンなどの都会に住むか郊外に住むかで大きく変わってきます。ロンドンは郊外に比べ1.5ー2倍の生活費を必要とされます。

文系 理系 MBA
年間授業料 £12,000-
(約156万円)
£15,000-
(約195万円)
£23,000-
(約298万円)

※1英ポンド=129.68円で計算 2016年11月7日現在

また参考までに私が2015年ー2016年にかけてマンチェスターに滞在しているときの生活費を概算ですが参考までに計算してみようかと思います。マンチェスターはイギリスでロンドンに次ぎバーミンガムと争う2番目か3番目の都市で日本でいう大阪か名古屋と考えていただければイメージしやすいと思います。

【1ヶ月あたりの生活費(マンチェスターで寮暮らしの場合)】

寮(自炊) £440 (約57,000円)
光熱費(ガス/電気/水道) 寮費に含まれる
交通費 £50 (約6,500円)
食費 £70 (約9,000円)
雑費 £35 (約4,500円)
合計 £595 (約77,000円)

実感的には日本と同じくらいか少し高いくらいだと思います。そこで正規留学の学生ビザを持っている学生は週20時間のアルバイトが認められています(2016年11月現在)。アルバイトの時給は地域によって異なりますが£7−くらいからが相場ですので一ヶ月の生活費くらいは賄うことは可能ですが留学費用全体をカバーすることは難しく、学業とのバランスを考慮にいれることが大事です。また完全に英語に問題がない場合はアルバイト先を見つけることは難しく、現在経済が良くないイギリスではあまり職がない豊富ではない状態です。

3.大学院生の年間のスケジュール

3.大学院生の年間のスケジュール
基本的に9月に入学し、卒業までの期間は12ヶ月と短いためあまり休みがありません。だからインターンシップを行ったり、休みの期間にアルバイトを行ったりするには少しタイトなスケジュールになっています。通常三学期制で9月-12月のFall Semester、1月-5月のWinter Semester、6月-8月のSummer Semesterに分かれています。入学時に一年分の履修を行いますのでよほどのことがない限り卒業までコースは同じ学生で進んでいきます。よく日本で海外の大学は入学が簡単で卒業が難しいと言われますが、まさにそのとおりでプレゼンテーション、エッセイ、セミナーでのディスカッションなどテスト期間以外にやることが山盛りで息を抜く暇は卒業までほとんどありません

【年間スケジュール】

秋学期(Fall Semester) 冬学期(Winter Semester) 夏学期(Summer Semester)
9月-12月 1月-5月 6月-8月
基礎科目 専門科目 修士論文作成

4.イギリス大学院卒業後の進路(主な就職先)

4.イギリス大学院卒業後の進路(主な就職先)
イギリスの大学院に留学中の日本人学生がどのように就職活動をし、またどのような就職先が待ち受けているのかを見ていきましょう。

まず大学院に留学した日本人の就職先は大きく日本に帰って就職する場合とイギリスに残り就職する、の二通りに分かれます。しかし住みやすさ、ビザの問題、職場環境などを理由に圧倒的に日本に変える学生が多いという事実があります。イギリスで就職する場合は日本のようにみんなで一斉に就職活動するわけでなく、それぞれ企業に自分で問い合わせ出願する必要があります。またイギリス人の学生の多くは、学期中は忙しいので修士論文を出した後や、卒業して旅行したりインターンシップをしたり一服してから就職活動を行う学生もおおいです。

また日本に帰って就職する場合はイギリスにいる間に就職活動を行えるチャンスが幾つかあります。一つ目は大学に企業が面接をしに来てくれます。これは卒業生がその企業に多く就職している場合や何か強いコネクションがある場合が多いです。二つ目はキャリアフォーラムに参加することです。DISCO、マイナビ、ジョブテシオなどがロンドンでキャリアフォーラムを開催していて、そこに日本人留学生をハンティングしにくる企業がたくさんきます。またアメリカ、ボストンや東京でもこのキャリアフォーラムが通年で行われていて基本的には数日で内定のでることから日本の学生のように長期的に就職活動に追われることは少ないですが、学業との両立は大変かもしれません。

また就職先はたとえ日本に帰ったとしても外資系コンサルタントファーム外資系金融が最も留学生に人気の職種です。外資系機関は選考過程にフェルミ推定やケーススタディなど日本企業にはない専攻過程がある企業も存在しますので前もって準備が必要です。外資系以外でも総合商社、NPOなどに所属する生徒たちも多い傾向にあります。

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