カナダに半年以上の語学留学を希望している場合は、渡航前の準備期間はさまざま渡航手続きをしなくてはならないので、思った以上に忙しい時間を過ごすことになります。パスポートなどの発行申請はもちろんですが、その後に必ず必要になってくるのがビザの申請手続きです。

カナダに入国、滞在するためには、一般的に観光ビザ、学生ビザ、ワーキングホリデーのいずれかが必要になりますが、初めてカナダに留学する人の中には、長期語学留学に必要なビザについて分からないというケースも少なくありません。

ここでは、半年以上の長期のカナダ語学留学を考えている人が取得しなくてはならない学生ビザについて詳しく紹介しています。カナダの学生ビザに関するメリット、デメリットの他にも注意点などもあるので、ビザの申請手続きを始める前にぜひ参考にしてみましょう。

1.カナダの語学留学に必要な学生ビザとは?

一般的に、カナダに語学留学するために必要なビザとして「学生ビザ」と呼ばれていますが、正式にはカナダ政府発行の「就学許可証(Study Permit)」という許可証になります。

カナダへの入国は、入国日から6ヶ月未満であれば、観光ビザ(滞在者許可証: Visitor Permit)で問題ありませんが、6ヶ月以上の長期就学予定の場合は学生ビザ(就学許可証:Study Permit)を取得しなくてはなりません。

そして、その学生ビザの申請取得には、事前に入学する語学学校から入学許可証と銀行口座の残高証明が必要となります。入学許可証は学費を支払い後に、入学する語学学校から発行されます。

また、銀行で発行される残高証明は、留学中の学費や生活費を含めた滞在費が準備されていることを証明するためのもので、目安としては1ヶ月1000カナダドル×滞在期間、もしくは最低でも1年分を口座残高を証明できれば問題ないといえるでしょう。

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2.カナダ語学留学に必要な学生ビザのメリットとデメリット

6ヶ月以上のカナダ語学留学に欠かせない学生ビザ。そのメリットとデメリットな面を知っておくと、より学生ビザについての知識を深めることができます。

①学生ビザのメリット

学生ビザの最大のメリットは、就学している限りカナダに滞在が可能になることです。特に、6ヶ月以上の間1校の語学学校に通う場合は、便宜上とても適しています。

カナダ入国時に学生ビザがある場合は、帰国用の航空券がなくてもカナダの入国審査での質問がスムーズになり、カナダ留学が初めての人も受け答えが可能になります。その他、アメリカからの入国するときも、審査ボーダーが比較的緩くなるのも大きなメリットでしょう。

また、長期のカナダ語学留学に欠かせないカナダ現地で銀行口座。銀行口座を開設する時にパスポートと一緒に学生ビザを提示するだけで、身分証明はもちろん、滞在理由、滞在予定期間などが明確になるため、簡単に開設手続きをすることができます。

②学生ビザのデメリット

学生ビザのデメリットは、ビザ発行の条件や手続きに手間がかかることです。一般的に、学生ビザの発行には申請から平均2ヶ月近くかかるので、渡航時期を見据えてスムーズに手続きを進めるようにしましょう。

まず、学生ビザはカナダ入国時に必要になる書類のひとつなので、渡航前に事前に申請取得しておく必要があります。その申請には入学する語学学校の入学許可書と銀行口座の英文残高証明書が添付書類となります。

特に、残高証明する留学資金が留学する人の資産ではない場合は、保護者の同意書や奨学金許可書など資金の拠出元を明確するための書類も必要になってきます。

また、学生ビザ申請時には、申請手数料として150カナダドルが必要になります。観光ビザの場合のeTA(電子渡航許可証)申請手数料7カナダドルと比較すると、安くはない申請料となっています。

3.カナダの学生ビザの就学可能期間とは

学生ビザを取得すると、6ヶ月以上の就学滞在であれば語学学校に学費を払い続ける限りカナダで就学することができます。学生ビザの就学可能期間の上限は、特に定められてはいません。

さらに、学生ビザは滞在許可期間を延長することが可能です。例えば、留学当初は1年間だけの留学予定だったものの、さらに半年間延長したい場合は、日本に一時帰国することなくカナダ国内でも手続きができます。

ただし、語学学校に通わず就学を放棄した場合は、一定期間内にカナダから出国しなくてはなりません。たとえ学生ビザの滞在許可期間が残っていても、カナダに滞在する理由がなくなってしまったと見なされるためです。万が一、語学学校に通うことなくそのままカナダに滞在し続けると、最悪の場合「強制退去」という厳しい処分になるので、語学留学を終了した場合は速やかに帰国することをおすすめします。

4.ワーキングホリデーでも語学留学は可能?

1年間カナダ国内での就労も可能なワーキングホリデービザ(就労許可証:Working Permit)の場合、1年間の滞在期間のうち6ヶ月間は語学学校に通える就学も特別に許可されています。

そのため、ワーキングホリデービザでも語学留学することは可能ですが、就学期間が6ヶ月間と限定されているので、6ヶ月以上の語学留学を希望する方には学生ビザの取得をおすすめします。

また、カナダでワーキングホリデーが使用できるのは、「一生に1度だけのチャンス」。語学学校に通って6ヶ月間を過ごすよりも、より充実したワーキングホリデーを過ごしたいというのが本音でしょう。

ほとんどのワーキングホリデーを取得予定者は、まずは観光ビザや学生ビザで語学留学をスタートさせた後に1年間のワーキングホリデービザに切り替えるというパターンが多く、カナダでの限られたワーキングホリデー期間を有効に過ごしています。

5.学生ビザでカナダ語学留学中の注意点

最後に、学生ビザによる長期のカナダ語学留学中の注意点をご紹介しましょう。語学学校での学生ビザは、カナダの大学や専門学校への正規留学とは異なる点があるので注意が必要です。

注意点①

語学学校に通う人が取得している学生ビザの場合、カナダ国内で働くことはできません。この点が、カナダ国内の大学や専門学校への正規留学生とは大きく異なる点です。

正規留学の場合は、Co-opビザを申請取得すれば就労時間制限や就労時期に制限はあるものの学業と両立しながらのアルバイトが許可されますが、語学留学生の場合は職場で通用するだけの語学力を満たしていないとみなされている他に、語学学校に通わずに就労がメインになってしまうことを未然に防ぐことを目的としているためです。

ただし、ワーキングホリデービザでの語学留学中の場合は、アルバイトなどの仕事と語学学校への通学を両立することは可能です。

注意点②

留学当初から学生ビザを取得している人が就学期間を延長する場合は、カナダ国内でも簡単に手続きをすることができますが、年々その許可審査のボーダーが厳しくなっています。場合によっては、カナダ移民局による面談や申請理由の聞き取りなどが必要なケースあるので、ある程度の英語力は身に付けておきたいところです。

特に、当初は6ヶ月未満のカナダ語学留学予定だっため観光ビザでカナダ入国していた場合は、ビザの種類を変更となるための手続きや審査が、延長手続きのケースよりも厳しくなっているので注意が必要です。

注意点③

学生ビザは、カナダ留学中のカナダ出入国や滞在確認の際にパスポートと一緒に提示する重要な許可証です。言い変えれば、パスポートと同様に貴重品のひとつとなります。

カナダ語学留学中はホームステイ先や寮からシェアハウスへ引っ越すなど滞在先が変わるなど保管場所が定まらないことも多いので、紛失してしまうことも少なくありません。学生ビザを紛失すると、再発行のための手続きが必要になります。そのようなトラブルを避けるためにも、カナダ留学中の学生ビザの管理はしっかり行い、紛失することがないように注意しましょう。

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