カナダ留学を考えた時に、どの時期にするのがベストなのか考えませんか？特にカナダの冬は寒いと聞くので、冬は避けたほうがいいのかとか。
寒さ厳しいカナダの冬。実は、費用を抑えようと思ったらこの時期が一番です。当記事では、その理由と、ニーズ別の、留学時期を選ぶポイントも紹介しますね。
読者にとってベストな時期が分かったら、早速計画を立てて準備をしていきましょう。
１． カナダの留学時期事情３つ
カナダ留学にベストな時期はいつなのか？留学時期を考えた時に、そのことも悩みませんか？特にカナダの冬はとても寒そうというイメージがあるので、「冬の時期は避けるべき？」など。
冒頭で触れたように、確かにカナダの冬は寒さ厳しいです。しかし、その寒さが理由で、読者にとってはメリットになることがあることから、実はねらい目の季節なのです。
そのように、カナダの留学は時期によって異なることがあります。カナダ留学を考えている読者に向けて、カナダ留学時期によって異なる３つのことを紹介しますね。
①：渡航費
飛行機代が、季節によって異なることを読者もご存じだと思います。カナダは冬になるとマイナス15℃くらいになるところがあります。その時期にカナダに行く人は激減するので、飛行機代が、安くなります。
１～２月がもっとも安くなるのですが、どのくらい時期によって異なるのかが気になりませんか？先に答えからお伝えすると、10万円以上差がある場合もあります。
目安になる航空料金を留学エージェントの「留学くらべ～る」の「カナダ留学」（出典：留学くらべ～る「カナダ留学」）のページを参考に紹介すると、「カナダ留学時の渡航費は、往復７～20万円」と紹介されています。
その金額の差には、季節による料金変動も含まれているようです。最も安いシーズンは２月で、日本からバンクーバーの直行便だと往復８～12万円です。しかし、お盆期間やゴールデンウィークなどの人気シーズンになるとその金額は、15万以上かかることがある場合もあるのです。
航空会社によっては、お正月明けから３月いっぱいの閑散期はスペシャル料金がでることもあります。カナダの気候が、飛行機代にも影響を与えているのです。
そのほかにもカナダの冬が寒いことで、読者にメリットになる要素があります。それが、「語学学校の費用」です。次の項目で、詳しく紹介しますね。
②：語学学校の学費
寒い季節にカナダに行く人が少ないことの影響を受けるのは、語学学校も同じです。生徒が少なくなる冬の時期に、多くの語学学校が学費を安くするなど、魅力あるキャンペーンを行ない、生徒募集に力をいれるのです。
学校としては、できれば年間を通じで一定の生徒数を確保したいという思いがあります。カナダの真冬は１月～２月ですが、その時期の授業料は、通常と比べると２～３割も安くなるのです。
生徒の立場で考えたとしても、生徒が少ないのでゆっくり学ぶことができる、講師の目が届きやすいなど、メリットがありますね。
当然のことながら、宿泊先になる寮や、ホームステイ先も宿泊する人が少なくなります。なるべく宿泊者が途切れないようにしたいという思いから、割引するなどというところもあるそうなので、カナダの冬は寒いけれどもメリットがあるのです。
そのように、カナダ留学する時期によって渡航費と学費が異なるという影響があるのですが、留学時期によって英語力にも影響を与える場合があります。どんな影響なのかを次の項目でお話しますね。
③：英語力
カナダの学校の新学期は、９月です。それに合わせて、日本の学校を３月に卒業したにも関わらず、９月に留学時期を決める人が多い傾向があります。留学経験者のなかには、９月まで入学時期をずらして後悔し人もいらっしゃいます。
そのことについて、カナダ留学に関する情報サイト「留学の窓口」の「４月それとも９月に留学？」（出典：留学の窓口「４月それとも９月に留学？」）のページを参考に紹介します。紹介されている内容は、アメリカ留学した人の話ですが、９月から新学期が始まるという点ではカナダも同じです。参考にして下さいね。
どんな経験をされたのかというと、３月に高校を卒業してから、新学期が９月ということで、それに合わせて留学希望先の大学入学を９月に決めたそうです。しかし、９月に入学してみると４月から入学した人達がいて、英語力に大きく差がついていたのを知りとても後悔したとのことです。
たとえ、英語初心者でもカナダに渡って英語の環境に浸かっていれば、ある程度の英会話はできるようになるもの。半年の差はずいぶん大きいものであることを思い知らされ、新学期の９月に入学をとこだわらなくてもいいとまとめられています。
そのことも含め、カナダの留学時期によって影響を与えるものが３つあることを、これまでに紹介してきました。では、読者のニーズを考えると、オススメの留学時期はいつでしょうか？次の項目では、読者のニーズ別に留学時期を決めるポイントを紹介しますね。
２． ニーズ別カナダ留学する時期を決めるポイント
読者のカナダ留学のニーズは何でしょうか？ニーズを明確にすれば、カナダ留学時期が決めやすくなります。
この項目では、ニーズを「費用重視」「メンタル重視」「学校重視」とし、それぞれのカナダ留学する時期を決めるポイントを紹介しますね。
①：費用重視
「留学費用を抑えたい」そんな費用重視する読者にオススメの留学時期は、冬です。理由は、１のカナダの留学時期事情で述べたように、渡航費と学費が学校によっては抑えることができるからです。
これらふたつは、規定料金ですので、自分で何とかなるものではありませんね？紹介した安い時期やキャンペーンを狙って留学すると費用を抑えることができるのです。
さらに費用を抑えるポイントがあります。それは、語学学校であれば、通学期間を１、２ヶ月の短期間で契約するのではなく、６ヶ月くらいで契約するという方法です。そうすると、さらに割引率がよくなるからです。
キャンペーン内容ですが、たとえば５ヶ月分授業料を払うと、６ヶ月目が無料になるといったものです。１ヶ月多く勉強できるのに、その１ヶ月分の授業料は無料、しかも英語力は上がるのです。時間に余裕がある人にはとてもオススメです。
結果、費用を抑えたい読者には、安い時期の１月～２月に留学、語学学校の受講期間は５ヶ月以上にするのがオススメの留学時期と期間です。
費用を抑えたい読者には、その方法がオススメですが、メンタル重視という読者もなかにはいらっしゃるにではないかと思います。次の項目では、メンタル重視の読者におすすめのカナダ留学時期を紹介します。
②：メンタル重視
読者が、寒いのが苦手な場合は、できればカナダの冬の留学は避けることをオススメします。理由は、寒いので外出がおっくうになりやすい、気分が下がりやすい傾向があるからです。
カナダの寒い環境で、おちいりやすいのが「冬うつ」です。英語で表現すると、「Seasonal Affective Disorder」で頭文字を「SAD」と呼ばれています。ほかにも「Winter Blues」とも呼ばれています。
その「SAD」ですが、カナダに暮らす人達はどうなのかというと、国民の２～３％の人が生涯のなかで経験し、15％の人が軽い症状を経験するそうです。（出典：Canadian Mental Health Association「Seasonal Affective Disorder」）
「SAD」になる理由ですが、EAST-WESTという留学エージェントの「冬うつ（ウィンターぶる―）に注意！」（出典：EAST-WEST「冬鬱（ウィンターぶる―）に注意！」）のページによると、トロントの冬は日照時間が短く、体内時間をコントロールするための脳内物質セロトニンとメラトニンの生成量が減ってしまい、体内時計が狂い、「失望的になる」「イライラする」「緊張やストレスを感じる」「夜眠れなくなる」などの症状がでるそうです。
読者もカナダに留学するだけで、「慣れない環境で生活する」「言語が違う」など、さまざまなストレスがかかる状況になります。仮にうつになっていたとしてもSADなのか、留学のストレスなのかの判断しにくいものです。
そのような理由で、メンタル重視の人の冬のカナダ留学はあまりおすすめしません。何かの理由で避けられない場合は、「太陽の光を浴びる」「適度な運動をする」「食事に気を付ける」「友達と頻繁に会う」「リラックスする時間、趣味の時間を意識的につくる」などの対策をしましょう。
そのように、読者のニーズがメンタル重視の場合には、冬のカナダ留学はオススメではないことを紹介しました。では、学校重視のニーズの読者の留学時期はどうでしょうか？そのことについて、次の項目で触れていきます。
③：学校重視
学校のプログラムを重視する読者は、学校のプログラムによって留学時期も決まります。時期は学校やプログラムによってさまざまですので、自分の好みや希望で変更はできないということです。柔軟に対応していきましょう。
そして、学校重視の読者は、学びたいことがカナダで学べることが、既にニーズに沿った選択をしています。留学期間の全てを楽しみましょう。
費用面は、季節が決まっているので、渡航費を抑えることはあまりできませんが、早期割引を利用すれば安くすることができます。
寒い冬に留学期間が入っていれば、あたたかい服装で過ごす、なるべく人と会って話をするなど、想定されることに準備をしておけば乗り切れるものです。有意義なカナダ生活にするために、ちょっとした工夫をしてみましょう。
以上が、読者のニーズに合った留学期間と時期を決めるポイントです。読者によってニーズは違いますので、自分のニーズを明確にし、カナダの環境や状況も調べておきましょう。そうすることが、一番読者のニーズにあったカナダ留学にすることにつながっていきます。
分からない部分は当サイトのカウンセラーがお答えできますのでお気軽にお問合わせください。
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