カナダ留学前の両替方法【円・ドル・キャッシング?何がお得なんだ】

カナダ留学前の両替方法【円・ドル・キャッシング?何がお得なんだ】

カナダ留学時に、日本円をカナダドルへ両替するには、どこでしたらいいのでしょうか?近年、少額でもクレジットカード払いが当たり前のように、支払い方法として使われていますが、現金も必要です。

当記事では、少しでもお得に両替ができるように、方法や場所、気を付けることを紹介します。浮いたお金で、何か好きなものを買うことができますね。知識を身に付けて、お得に両替しませんか?

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1.日本円をカナダドルに両替する2つの方法


留学だけではなく、海外に行く時は、クレジットカードがあればいい、というくらいクレジットカードの需要は高まっています。しかし、実際には、ちょっとしたお買い物や、日本からカナダへの移動時などはカナダドルの現金があると便利です。

この項目では、そのカナダドルの現金を手にするための両替方法や場所、気を付けることを紹介します。為替レートが関係しますので、ポイントを抑えて少しでもお得に両替して下さいね。

①:日本国内でカナダドルに両替する方法

出国前に日本国内で両替する方法は、おおまかにまとめると、2つあります。「両替に行く」「両替宅配サービスを利用する」方法です。

1つめの両替に行く方法ですが、両替を行なっているところに行き、日本円からカナダドルに両替してもらいます。両替できる場所は、主に、「銀行」「両替所」「空港の両替所」です。銀行は、メガバンクと呼ばれる「三井住友銀行」「みずほ銀行」「三菱東京UFL銀行」や「ゆうちょ銀行」、他にも各地方のみにある「地銀」と呼ばれている「地方銀行」などがあります。

銀行を利用して両替する時には、必ず、事前に、「カナダドル」の外貨の取り扱いがあるかを確認してから、行きましょう。取り扱っている外貨が違う、取り扱いはあるが在庫がなく、取り寄せるため2~3日かかる、ということもあります。特にカナダドルは在庫がなく、直ぐには両替できない、という銀行が多いのが現状です。

気になるレートですが、上記で紹介した3つのメガバンク、ゆうちょ、地銀を比較すると、ゆうちょ銀行が一般的に一番良いと言われています。次にメガバンク、地方銀行の順です。

2つめの両替所を利用する方法ですが、日本国内にある外貨両替専門店の「外貨両替サービス」を利用して両替する方法です。世界最大級の「トラベレックス」(出典:Travelex公式ホームページ)や「大黒屋」(出典:大黒屋外貨両替サービス公式ホームページ)が代表的な外貨両替専門店です。

両店とも店舗で両替できるのはもちろんのこと、この後紹介する「外貨宅配サービス」を利用して両替することもできます(別途送料が必要)。外貨の取り扱いが豊富ですし、店舗が主要空港、都市部などアクセスに便利な場所にあります。そのほか、営業時間が長いので、週末や会社が終わった後も利用できます。

最後に、国内の空港でも外貨に両替することができます。銀行が出張所として出している両替所やトラベレックスなどの両替所がありますので、それらを利用することができます。しかし、レートは、街にある銀行や両替所に比べると、悪く設定されていることが多いですので、空港での両替はおすすめしません。

その他にも、「外貨宅配サービス」という両替サービスを銀行や、民間の会社が提供しています。サービス内容は、インターネットで両替を申し込むと、外貨を自宅に送付してくれるというとても便利なものです。少しでもお得に両替するために、レートを調べたい、両替に行く時間がないという人にはおすすめの方法です。

そのサービスを行なっている、主な両替機関は、「トラベレックス」「大黒屋」以外に、「ゆうちょの外貨宅配トラベルwith you」(出典:ゆうちょの外貨宅配トラベルwith you公式ホームページ「外貨両替ドルユーロ」(出典:外貨両替ドルユーロ公式ホームページ「外貨両替マネーバンク」(出典:外貨両替マネーバンク公式ホームページ)などです。これらの機関は、送料が全国一律で無料ですので、外貨両替所のサービスよりもその分お得に両替ができます。

気になるレートですが、2017年6月末現在で一番良いのは、下記の表の通り「ゆうちょの外貨宅配トラベルwith you」です。※レートは常に変動していますので、両替する時のレートを必ず調べて下さいね。

2017年6月末時の両替機関別レート比較(円→カナダドル)

両替機関名 レート(CAD$)
ゆうちょの外貨宅配トラベルwith you 94.97
外貨両替ドルユーロ 88.50
外貨両替マネーバンク 86.49

他にも、機関によってサービス内容が違います。利用する時には下記の項目を、必ず確認をしましょう。

  • 両替できる金額
  • 受け取り方法(本人確認証明書+本人限定受取など)
  • 利用手数料
  • 両替手数料

たとえば「ゆうちょの外貨宅配トラベルwith you」は、1回の両替金額は、3万円以上~50万円以下、1ヶ月(30日計算)の限度額は、100万円です。受け取り方法は、本人限定受取などがあり、受け取り時に運転免許証などの本人確認証明書の提示が必要です。利用手数料や両替手数料はかからず、両替は、365日できます。土日祝日のレートは、前営業日の決まった時間のレートが適用されるという内容のサービスを提供しています。(2017年6月現在)

いずれにせよ、両替は為替レートが関係しますので、早い時期から準備し、レートが良い時期に両替することをおすすめします。

②:カナダで日本円をカナダドルに両替

次に、カナダに入国してから、日本円をドルに両替する方法を紹介します。両替する時のレートによるのですが、実は、この方法が一番レート良く両替できます。

両替できる所は、「銀行」と「両替所」の2カ所あります。銀行は、「TD Bank」(出典:TD Bank公式ホームページ)や「RBC」(Royal Bank Canada)(出典:RBC公式ホームページ:http://www.rbcroyalbank.com/personal.html)がカナダのトロントにあります。

利用する時には、日本国内の銀行を利用する時と同じように、取り扱いがある支店と、日本通貨の取り扱いがあるかを、事前に確認してからいきましょう。

次に、現地の両替所ですが、トロントなどの主要都市に多くあります。両替所のレートは、良いところから悪いところまで、場所によって違いますので、慎重に選びましょう。

数多くある両替所の中でも、「KVB」(Kunlun Canada Inc.)という世界4カ国に6拠点を展開する国際金融機関は、レートが良いと言われています。(出典:KVB公式ホームページ「KVB Kunlun外貨両替サービス」

KVB以外で、バンクーバーであれば、「VBCE」Vancouver Bullion & Currency Exchange(出典:VBCE公式ホームページ)という両替所もあります。

これまでに述べてきたように、カナダの銀行や両替所で両替することができるのですが、その場所に行くまで現金を持ち歩くことになりますので、充分に注意が必要です。

日本からカナダで両替するまで、現金を持ち歩くのが心配という人のために、「円建て送金」という方法を紹介します。カナダに持ち込める現金には、制限があるのをご存じですか?カナダドルで10ドル以上を超える現金を持ち込む場合には、申告しなければいけません。

申告する手間も無駄ですが、多額の現金を持ち込むのは心配ですよね。そこで安全で簡単な方法が、円建て送金なのです。「円建て送金」は、日本円を円のまま送金することができますので、レートのいい時期を選んで両替することができます。両替手数料がかからないのが魅力のひとつです。

三井住友銀行などの銀行であれば、日本にいる間に利用登録をしておけば、口座の登録や送金をネットバンキングからすることもできます。(出典:三井住友銀行公式ホームページ「外国送金サービス」)他にも当記事の1-②で紹介した「VBCE」であれば、円建て送金を受け取ることが可能です。

円建て送金をするには、日本円を受け取れる現地口座(日本円立ての専用口座)が必要です。通常の口座を作ってしまうとカナダの銀行側で自動的にカナダドルに換金される、断られる場合もあるので、必ず利用したい銀行に、事前に確認しましょう。

円建て送金には、デメリットもあります。日本の銀行からカナダの銀行に送金する際の手数料が高いことです。必ず、事前に持っている日本の銀行に送金手数料を確認しておきましょう。

最後に、両替所を利用する時に、気を付けることがあります。個人の両替所のなかには、観光客目当てに偽札を渡す、抜かれて少なく渡すなどのトラブルもあるようです。誰か信頼できる人に、信頼できる両替所を教えてもらうといいですね。

③:日本円をカナダドルに両替するまとめ

上記で紹介した、日本円からカナダドルへの両替のまとめをします。まず、レートが良い順は「カナダの銀行」「カナダの両替所」「日本国内の銀行」「日本国内の両替所」「日本国内の空港の両替所」です。

日本国内の銀行や両替所は、利用手数料がかかってしまうのでレートが悪いのです。たとえ日本国内の両替機関で、「手数料無料」といわれていても、銀行や両替所によっては、両替レートに手数料がすでに含まれていて、それが理由で、両替レートが悪くなっているという現状がありますので、注意が必要です。

レートだけを考えて、レート良く両替するのであれば、現地に着くまでのお金を少し日本でカナダドルに両替しておき、残りはカナダで両替するという方法が一番おすすめです。

一方で、カナダに慣れておらず、銀行や両替所を探す手間を考えると、日本国内で両替しておくほうが気分的に楽、という考えもあります。読者が、何を重要視するかで両替方法や場所を決めて下さいね。

2.カナダ入国時の所持金の目安


日本からカナダへ入国するまでに、いくらぐらい必要なのかですが、日本国内にいる間はカナダドルを使うことはありませんので、カナダの目的地に着くまでに必要になるかも、という金額を最低限両替して持っていきましょう。

金額は個人差がありますので、いくらとは言えないのですが、目安は、1万から3万円です。カナダドルが必要になる状況の例ですが、空港で何か飲食する、ちょっとした買い物やショッピングをする、チップを払う、カナダ到着後にタクシーを利用するなどです。

カナダに入国すれば、銀行や街にある両替所で日本円からカナダドルへ両替することができますが、現金から現金へ両替するには、手数料がかかります。他にも現金を盗まれる、紛失するなど予期せぬことが起こると、まず戻ってきませんので、あまり持ち歩かないようにしましょう。

そこで、安全でおすすめの両替方法が、銀行のキャッシュカードやクレジットカードを使って、現地通貨を引き出す方法です。キャッシングサービスを利用する方法については、次の項目で紹介します。

3.キャッシングでカナダドルへ両替する方法


「安全に、お得に、日本円からカナダドルに両替したい」と考えた時に、おすすめなのがキャッシングです。

この項目では、キャッシングする方法、お得になる理由、どのくらいお得になるのか例を挙げて紹介します。

①:キャッシングでお得に両替

「キャッシング」と聞くと、あまりいいイメージがないかもしれませんが、海外で生活する時には、実はおすすめの方法です。その理由は、2つあります。

1つめが、安全であることです。海外で現金を持ち歩くのは、非常に危険です。「カナダは治安がいい」と言っても、日本ほどではありません。トラブルに巻き込まれないためにも、現金を極力持ち歩かないことは非常に大事です。2つめの理由が、手数料は必要だけれども、レートが現金両替よりもいい場合が多いことです。

では、キャッシングの利用の方法ですが、まず、銀行のキャッシュカードか、クレジットカードが必要です。海外でキャッシングができるサービスは、「海外キャッシュサービス」と総称されています。他にも、「国際キャッシュサービス」「インターナショナルキャッシュサービス」という場合もあります。

どのサービス名でも提供している基本のサービスは同じで、海外の主な空港や駅、街に設置されているATMから、カードと暗証番号で現地通貨にその場で両替することができます。では、銀行とクレジットカードに分けて、もう少し詳しくサービスの内容、カナダで利用する為に必要な手続きなどを紹介します。

銀行のキャッシングは、日本で開設している銀行の普通口座に日本円を入れておき、カナダのATMでカナダドル通貨を引すというものです。キャッシュカードは、海外対応しているものでなければ使えません。

よく知られているのは、「新生銀行のインターナショナルキャッシュカード」です。カードの名前になっているように、海外でキャッシングができる、「インターナショナルキャッシュサービス」が予め付いていて、1枚のカードで、日本国内と海外のATMで利用できます。(出典:新生銀行公式ホームページ「海外ATM」

銀行のキャッシュカードであれば、利用限度額はご自身の銀行口座の残高になります。キャッシングしても借入ではありませんので、借金になりませんので安心して利用できます。

読者がすでに持っている銀行のキャッシュカードでも、裏面に、「Cirrus(シーラス)」「PLUS(プラス)」と記載されていれば、海外で使うことができます。そして、カナダで使う時には、利用したいATMにそれらのブランド名が掲示されていれば使うことができます。

新生銀行以外にも、海外で使えるキャッシュカードを発行している主な銀行や金融機関は、「ジャパンネット銀行」「新生銀行」「シティバンク」「楽天銀行」「スルガ銀行」「マネーパートナーズ」などがあります。発行手数料、出金手数料、換算レートが違いますので、問い合わせをして下さいね。

次に、クレジットカードでキャッシングする方法ですが、海外キャッシュサービスが付いていれば、海外のATMを利用して両替することができます。発行会社によっては、海外ATMが利用できない、クレジットカードに入会する時にATMを利用しない設定にしている場合があります。海外でキャッシングできるクレジットカードなのかを、発行会社に確認しましょう。

カナダで利用するには、利用限度額や、キャッシングができる設定になっているかの確認も必要です。銀行のキャッシングと違うのは、クレジットカードを利用した場合は借金になることです。そのことを忘れずに、利用しましょう。

上記で紹介したメリットがある、カナダでのキャッシングですが、カードの取り扱いには日本にいる時以上に注意が必要です。

まず、キャッシングでATMを利用する時には、「暗証番号を見られないようにする」ことが大事です。暗証番号を何らかの方法で盗み見てから、カードを奪われる、という犯罪に遭う可能性があるからです。

暗証番号を入力する時には、キー部分を身体や手のひらで覆う、声を掛けられても反応しないなど、常に意識を払っておく必要があります。(著者名「地球の歩き方カナダ」(ダイヤモンド社出版):「旅の予算とお金」から引用)

では、キャッシングで両替すると、なでお得なのか、どのくらいお得なのかを、次の項目で紹介します。

②:キャッシングがお得な理由と例

この項目では、カナダでキャッシングして両替するとなぜお得なのか、その理由を紹介します。そして、どのくらいお得に両替できるのかも、想像しやすいように、例を挙げて紹介します。

まず、お得な理由からですが、カナダで日本円を現金に両替した時のレートは、TTSレート(銀行が顧客に対して、円を外貨に交換する時に用いられる為替レート)に約8%上乗せされた金額が、為替レートになります。一方でキャッシングをしてATMで引き出すと7%の手数料ですみます。この手数料の差が両替をお得にすることができる理由です。

①で述べたように、ATMを利用するには、手数料がかかりますが、1回の利用手数料は200円くらいです。仮に約2万円(200カナダドル)以上の引き出しをすると、現金で両替するよりはお得に両替することができます。結果、両替する金額が多いほどお得に両替することができる、ということになります。

ATMによっては、1回ごとや、1日ごとなど、引き出し限度額がある、1回引き出すごとに「引き出し手数料」がかる場合があります。その点は注意が必要です。

例として、海外キャッシングが可能なACマスターカード(出典:アコム公式ホームページ)と、銀行や空港で現金を両替した場合を比べて、どのくらいお得なのかを「クレジットカード大学」サイトを参考に紹介します。(出典:クレジットカード大学

※キャッシングは1ドル100円、実質年率18%、10万円キャッシングした場合で計算しています。

銀行や空港の外貨両替所で両替した場合
10万円(1,000ドル)×1ドル約3円手数料=両替手数料約3,000円

クレジットカードで1ドル100円、実質年率18%、10万円キャッシング、15日後に返済した場合
10万円(1,000ドル)×0.18÷365×15日=借入利息739円
ATM利用手数料216円+借入利息739円=955円
※現金両替手数料3,000円-955円=2,045円得

上記の通り、10万円(1,000ドル)を現金両替した場合と、クレジットカードでキャッシングした場合を比べると、クレジットカードでキャッシングした方が2,024円得することになります。

仮に返済を31日後にしたとしても、借入利息は、10万円(1,000ドル)×18%÷365日÷31日となり、1,528円ですのでお得です。

ただし、返済が遅くなれば利息は高くなりますので、現金両替したほうがお得になります。借り入れている期間によって、クレジットカードのキャッシングはお得ということです。

通常キャッシングをあまり利用しない人でも、この項目で紹介したように、利用の仕方によってはお得です。カナダ留学時に、両替方法のひとつとして、計画的に利用してみてはいかがでしょうか?

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