日本にいてもオーストラリアにいても、どうしても免れないのが税金の存在です。オーストラリアでは食料品やモノを購入するとGSTという物品税(Goods and Service Tax)がかかってきますが、それ以外に仕事をして収入を得た場合には所得税というものがかかってきます。

ワーキングホリデーで仕事をみつけて収入を得る人も多いと思いますが、お給料の額は単純に時給x時間ではなく、そこから所得税などが引かれることになります。

「あれ?思った金額より少ない」と勘違いをする前に、オーストラリアでの所得税率をしっかり理解しておきましょう。

今回は年金の払い戻しの時とタックスリターンの時にかかる税金についてもご紹介していますが、みなさんは2017年1月1日から正式に適用になった所得税の新税率をご存じですか?

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1.ワーキングホリデービザの所得税率【昔と今】


ワーキングホリデーで仕事して収入を得ると所得税がかかりますが、今までは実際の生活の中であまり考えることのない項目だったかもしれませせん。所得にかかる税率は2015年を機に一転二転してきました。ここでちょっと振り返りながら現在の状況を確認してみましょう。

2015年までは夢のような生活だった 

ワーキングホリデーの所得税は、2015年まで年収が18,200ドル以下であれば課税対象になりませんでした。「非課税」という言葉。何と魅力的な響きなのでしょう!

2015年まではワーキングホリデー者が居住者として扱われていたので、所得税に関してもオーストラリア国民と同じ所得税率が適用になっていました。ちなみに、18,201ドル以上37,000ドル以下の場合は19%の所得税が徴収されていましたが、非課税を利用して多くのワーキングホリデー者が稼いだ額をそくりそのまま頂いていたわけです。

大波乱の2016年7月…まさかの32.5%! 

2016年7月に提案されたワーキングホリデーの所得税率は何と驚きの32.5%!この衝撃な発表でどれだけ多くの人がオーストラリアへのワーキングホリデーにブレーキをかけたことでしょう。

この時点ではワーキングホリデー者は非居住扱いとなり、32.5%の所得税を徴収するといことで一旦硬直状態になりました。これは1ドルでも稼ぎがあれば所得税が32.5%かかるというとんでもないものです。

オーストラリア国民でさえ頭をかしげた税率は、結局確定ではなく継続というカタチで2017年1月まで持ち越されました。行方が気になりながらも、どれだけ多くの人が「下がって~!」とです。いたことでしょうか?

2016年11月に行われた再審議 『15%』で終結 

2016年11月に行われた再審議で、運命の最終税率が打ち出されました。2017年1月1日から適用となる新しい所得税率は15%で落ち着きました。ワーキングホリデーで1ドルでも稼げば15%の税金がかかります。

恐怖の32.5%は免れたものの、15%という数字は微妙な感じもしますね。これからワーキングホリデーでオーストラリアに向かう人は、100ドル稼げば15ドルの税率が課せられる…と覚えておきましょう。

2.年金の払い戻し時やタックスリターン時はどうなる?


所得税の新税率発表で気になるのが年金の払い戻しやタックスリターンです。これら2つの場合では、一体何がどう変わってくるのでしょうか?

年金の払い戻し時の税金 

年金の払い戻しに課せられる税率は何と30%から65%になりました。これもかなりの増税と言えますね。

オーストラリアで今後働かないということが条件になりますが、オーストラリアで就業した際に引かれた年金は払い戻すことができます。2017年7月からこの税率が適用になりますので覚えておきましょう。

タックスリターン時の税金

計算しやすいところで、例えば2015年までにワーキングホリデーでの年収が10,000ドルだったとします。この時1,900ドルの税金を払っていても、年末のタックスリターンで全額の1,900ドルが戻ってきていました。

しかし、同じパターンでも2016年7月以降の場合は追加徴収が発生します。例を挙げてみると、年収10,000ドルの場合、1,350ドルの追加徴収が課せられることになるんです。

タックスリターンとタックスファイルナンバーついて詳細確認をしたい方は下記をご参照下さい。
参考:お金をムダにしない!オーストラリアワーホリのタックスリターンを解説
参考:オーストラリアワーホリで必要なタックスファイルナンバーとは?解説します!

3.ファームは冷や汗!新所得税率で高収入はもう目指せない?

ワーキングホリデー者に課せられた15%の所得税で、ファーム経営者は冷や汗状態。「今までのように多くのワーキングホリデー者が見込めない」という懸念がどうしても隠しきれません。ワーキングホリデー者にとっても然り。「高収入はもう見込めないのでは?」そんな声もちらほらと出ているようです。

ワーキングホリデー者が必要なファームは深刻な問題に

新所得税率が15%に落ち着いたものの、非課税であった昔には戻ることはないかもしれません。そこで焦り出したのがファーム経営者です。この新税率によってワーキングホリデー者が減ってしまい、「他の国へ人が流れてしまうのではないか?」という心配の声が上がっています。

一年のある期間にのみ大量に人手を要するファームは本当に冷や汗ものでしょう。今までは引く手も数多だったファームでの仕事も、労働力が減ってしまうという深刻な問題に直面するかもしれないのです。

ですが、ここがオーストラリア人のど根性の見せどころです。新税率を吹っ飛ばせ!と言うがのごとく、ファームの魅力をさらに磨いてワーキングホリデー者を誘導する動きが出てきています。この動きは、逆にワーキングホリデー者にとっては有利である…そう言えそうですね。

ローカルジョブをゲットして高収入を目指せ!

1ドルでも稼げば15%の税率が課せられるからと言って、高収入をあきらめることはありません。新税率によって高時給であることが変わるわけでもないですよね。

ここで目を向けて欲しいのが、土日や祝日に適用されるダブルペイという嬉しい制度です。ダブルペイの存在を忘れないで下さい!

ダブルペイは言葉通り時給がおよそ2倍になる給料の仕組みです。休日を家族と過ごすことに価値を置くオーストラリア人は、いくらダブルペイでも出勤したくないという人が多いです。それだけ価値のある休日に出勤してくれる人のために、政府が決めた制度がダブルペイなのです。

このお得な制度を上手に利用すれば、高収入だって夢ではありません!

高収入を目指す人は下記記事もチェックしてみて下さい。マイニングやバーテンダー、ファームの仕事など、オーストラリアはやっぱり世界屈指の高時給国です。
参考:オーストラリアワーホリで稼ぐ!貯める!職種別の時給と内容について

普段の生活では陰に隠れてよく見えない税金の存在。オーストラリアで生活する中で、ショッピングを含め、お給料をもらう時、年金の払い戻し、タックスリターンの際に税金がかかってきます。後に「あれ?」と思わないように、税金についてもおおまかに知っておきましょう。