オーストラリアのワーキングホリデーでは、ぜひ自炊生活を楽しみましょう。お金の節約だけでなく、健康維持にも大きな効果があります。また、自炊を続けると、自分の食生活に関心を持つようになり、料理の腕も上がるので、生活全体が豊かになります。

今回は、日本食を上手に利用した自炊生活のメリットやコツをまとめました。

1.オーストラリアワーキングホリデー中に自炊をするメリットとは

①お金が節約できる

日本では、外食産業の競争が激しいので、安価なファストフードやファミリーレストランがたくさんあります。またコンビニエンスストアでも、手頃な値段で、バラエティ豊かなおにぎりやお弁当が手に入ります。しかし、オーストラリアでは、同じようにはいきません。

オーストラリでは、コンビニエンスストアといっても、お店が24時間開いていて、割高なドリンクやスナック菓子が並んでいるだけなので、日本のような便利さは期待できません。また、外食を比べてみても、日本だったらパスタとサラダがセットになった1000円前後のランチメニューが一般的ですが、オーストラリアで同じような食事をすると2倍から3倍の値段を覚悟しなければなりません。

ですから、日本と同じように、外食やコンビニエンスストアに頼った食生活をしていたら、食費が大きくかさんでしまいます。

しかし、スーパーで野菜や肉、卵などの食材を買って自炊をすれば、食費は日本での生活とさほど大きな違いはありません。家で食べる朝食や夕食はもちろん、学校や職場に持っていく昼食も自分で作れば、生活費の大きな節約になります。

②健康的な食生活になる

ボリュームのある持ち帰り弁当やファストフードばかり食べていると、栄養が偏り、太りすぎてしまったり、体調を崩しやすくなることもありますが、自炊をすれば、食材を自分の目で確かめて選び、野菜を積極的に食べたり、油を多く使わないようにしたりと、コントロールがしやすくなります。ファストフードや調理済み食品には、食品添加物が多く含まれているものもありますので、自炊をすることでそれらを避けることもできます。

オーストラリアには、日本とは桁違いの肥満度の高い人達を目にすることもありますが、オーストラリアのジャンクフードに毒されないように気をつけましょう。

オーストラリアでは、果物の種類が豊富で安価なので、小腹が空いたときには、果物を食べる習慣を身につけるといいでしょう。特にオーストラリアのりんごは、小ぶりで丸かじりができるサイズなのでおすすめです。現地のオーストラリア人のように、カバンの中にバナナやりんごを常備しておきましょう。お腹が空いたら、そのまま食べられるので、とても健康的な間食になります。

③料理の腕が上がる

さらに、毎日自炊を続けることにより、料理のスキルが身につきます。料理をあまりしたことがない人は、最初は、時間がかかったり、失敗したりというトラブルもあるかもしれません。しかし、毎日の繰り返しで、料理の腕は必ず上がります。自分で料理ができるということは、オーストラリアでの生活だけでなく、どんな暮らしをしていても、自分の健康管理や生活の自立に役立ち、これからの人生で必ず大きな財産になるはずです。

また、オーストラリアに来てから自炊を始めて、料理の楽しさに目覚めたという人もたくさんいます。オーストラリアならではのおいしい食材を使った豪快な料理を楽しめるようになったら、毎日の生活も豊かになることでしょう。

2.オーストラリアワーキングホリデーに自炊を楽しむコツ

①ご飯の炊き方をマスターしよう

日本人にとって、白いご飯は心のよりどころです。豪華なおかずがなくても、炊きたてのご飯があれば、大きな満足感が得られ、食事はなんとかなります。ですから、まずは、おいしいご飯の炊き方をマスターしましょう。オーストラリアには、50ドルくらいで安価な電気炊飯器が売っているので、毎日3食ご飯を食べる人は、購入することをお勧めします。

しかし、炊飯器がなくても、お鍋でご飯を炊くのは簡単です。実際には、炊飯器よりも早く炊けるので、急いでいる時などにも、覚えておくと役に立ちます。

ご飯の炊き方

1 米を計量して、研いでおく。
2 米の容量の1.2倍の水を加えて吸水させる(30分)(250mlの米に対して水は300ml=茶碗2.5杯分)
3 鍋にふたをして、中火にかける。
4 沸騰したら、弱火にして10分加熱する。
5 火を止めて、そのまま10分蒸らす。
6 温かいうちに、炊けたご飯をほぐしておく。

炊き上がったご飯は、冷凍保存ができるので、1食分ずつラップに包んで冷凍庫にストックしておくと便利です。電子レンジで温めればそのまま食べられますし、ふりかけなどのご飯のお供を常備しておけば、いざという時にも安心です。また、冷凍ご飯は、チャーハンにしたり、おにぎりにしてランチとして学校や職場に持っていくのにも便利です。

②常備しておきたい和食調味料

ご飯に合うおかずといえば、やっぱり和食です。和食を手軽に作るためには、よく使う調味料を常備しておきましょう。日本食を扱う食料品店に行けば、基本的な調味料は手に入ります。日本より3倍くらい高い値段ですが、外食に比べれば安いものです。基本の調味料として、しょうゆ、みりん、みそ、だしの素の4つがあれば、煮物、炒め物、汁物などたいてのものは作れます。
 

③レシピサイトを活用しよう

最近は、レシピを知りたいと思ったら、料理の本がなくても、インターネットで検索して、豊富なレシピを手に入れることができます。ワーキングホリデー中には、オーストラリアのレシピサイトも活用して、オーストラリアの食材を使った英語のレシピにも、ぜひ挑戦してみましょう。

オーストラリアの有名なレシピサイトを2つ紹介しておきます。

オーストラリアのおすすめレシピは、オーブンを使った料理です。オーブン料理は、下ごしらえをして、オーブンに入れてしまえば、あとは焼き上がりを待つだけなので、手軽なわりに豪華な食事になりますよ。オーストラリアの定番オーブン料理を以下にあげておきます。

肉のロースト チキンやラムの小さな部位でも十分おいしい
野菜のロースト 塩、こしょう、オリーブオイルをまぶして焼くだけ
キッシュ ベーコンや野菜を卵と生クリームのソースで焼いたもの
ラザニア ミートソースとホワイトソースの組み合わせが絶妙
シェパードパイ ミートソースとマッシュポテトを重ねて焼いたパイ

④自分の定番レシピを持とう

忙しい日々に追われていると、自炊が億劫になることもあるかもしれません。そんなときでも、手軽に作れる手抜きレシピがあると便利です。栄養不足にならないように、経済的で栄養バランスが取れた定番レシピを準備しておきましょう。以下に、おすすめをいくつかあげておきます。

卵料理 卵は安価なタンパク源です。常に冷蔵庫に常備しておきましょう。
ゆで卵、目玉焼き、卵焼き、オムレツなど応用の効く食材です。
肉のソテー 豚肉や鶏肉に塩こしょうをしてオイルで焼くだけ。
野菜炒め キャベツ、もやし、ピーマンなどを炒めて食べれば野菜不足解消。
カレー 日本のカレールーも入手可能、誰でも作れます。
野菜の煮物 根菜やかぼちゃなど、しょうゆとみりんとだしで煮るだけ。
ゆで野菜、卵 食材をまとめてゆでておけば、サラダや付け合わせに使えます。
具沢山みそ汁 じゃがいもやベーコンを入れて豚汁風にすれば、おかずは不要。

3.日本食が恋しい…オーストラリアで手に入る食材で和食を作ろう

①お好み焼き

お好み焼きの野菜はキャベツとネギが必要ですが、日本の長ネギはオーストラリアでは手に入りません。代わりにspring onion(スプリングオニオン)をたっぷり入れるとおいしいです。日本のような豚の薄切り肉も普通のスーパーでは買えませんが、スライスベーコンを使えば手軽です。日本食材店で手に入るお好み焼きソースと日本のマヨネーズがあれば、誰でも本場の味と同じものが作れます。

②ちらしずし

ちょっとしたおもてなしに、ちらしずしは喜ばれます。インスタントのすし酢もありますが、すし酢は米酢と砂糖と塩で簡単に作れます。米酢の代わりにワインビネガーやアップルビネガーを使うとさっぱりとした味に仕上がります。薄切り卵のせん切りやスモークサーモンなどを散らせば、カラフルで豪華なちらしずしのできあがりです。

③鶏の照り焼き

日本食といえば「テリヤキ」と言われるほど、オーストラリアでは日本以上に浸透している料理です。鶏のモモ肉にコーンフラワー(片栗粉の代用)をまぶし、オイルでソテーしてから、しょうゆとみりんのたれで味付けすると、衣に味がよくからんで、ご飯によく合うおかずになります。たれにしょうがのみじん切りを加えれば、さらに風味がよくなります。魚や豆腐、ハンバーグなどにも応用できる調理法です。