最初のオーストラリア・ワーキングホリデーで充実した毎日を過ごしている人は、一年で帰国することに多少戸惑いを感じているかもしれませんね。
それなら、2年目もオーストラリアで過ごせるセカンドワーキングホリデー制度がおすすめです。今回は取得の条件や方法についてまとめましたので参考にしてみて下さい。
1.オーストラリアのセカンドワーキングホリデー制度とは
オーストラリアで初めてのワーキングホリデー滞在中に、2回目のワーキングホリデーを申請することができる制度です。一定の条件を満たしていれば、最大でさらに1年間、合計2年間の滞在が認められます。
セカンドワーキングホリデーの特徴
セカンドワーキングホリデーは、1年目のワーキングデーから連続して2年目の滞在ができるということが最大の特徴です。1年目にお世話になった雇用主や企業のもとで最大6カ月間の就業ができたり、仕事より勉強の方に集中したい人は4カ月の就学も可能になっています。費用は1回目と同じ485ドルになります。
セカンドワーキングホリデーの取得条件
セカンドワーキングホリデーの取得条件は以下の通りです。
- ①最低3か月間指定された仕事を指定された場所で行ったという証明(Form1263)
- ②申請時に18歳以上30歳であること
- ③精神・身体共に健康であること
- ④目的がオーストラリアで休暇を楽しむであること
また、申請者は扶養義務のある子供を一緒に連れていくことができません。お子さんがいらっしゃる方はこの点もお気を付け下さい。
指定された仕事はどんなものがある?
セカンドワーキングホリデーの取得条件の中に「指定する仕事」に3か月以上従事する必要があることを述べました。これは、オーストラリア移民局が指定する仕事のリストがあり、その内容にマッチしているかが条件となるものです。その代表的な仕事の例を挙げてみましょう。
- ①ファーム系:フルーツピッキング、野菜の刈り入れ、畑の耕作、牛のえさやり、家畜の放牧など
- ②漁業系:真珠貝や魚の収穫など
- ③マイニング系:油田、ガス、石炭、鉱物での作業など
- ④建築系:フェンスの建築、建設エリアの敷地の美化、建物内外の塗装作業など
仕事の内容は州や地域によってさまざまですので、移民局に詳細を確認してから仕事を探すようにしましょう。
2.セカンドワーキングホリデービザの取得方法
セカンドワーキングホリデー制度を利用する場合、申請する人の条件や申請を行う場所によって取得方法が若干変わってきます。
ケース①:オーストラリア国内で申請する場合
ワーキングホリデーでオーストラリアに滞在中に申請をする方法です。手続き上は2回目のワーキングホリデービザ取得ということになりますが、事実上は2年間のワーキングホリデービザ取得という感覚に近いでしょう。通常、オーストラリア国内で申請する時は健康診断が必要になりますので、所定の医療機関で早めに診断を受けておきましょう。
ケース②:帰国してから日本で申請する場合
1回目のワーキングホリデーを終了して日本へ帰国した後に、もう一度2回目のワーキングホリデービザを申請する方法です。帰国してから改めてオーストラリアの魅力を再発見することも多いでしょう。一旦、区切りをつけてから、改めて渡航するケースも多いです。通常、日本国内で申請をする場合は健康診断は必要ありません。
ケース③:オーストラリア国内でビザの切り替えをする場合
観光ビザや学生ビザで渡航をした後、現地でセカンドワーキングホリデービザに切り替えする方法です。この方法を使うと、セカンドワーキングホリデーのビザ発給日から1年間の滞在が認めらることになるので、プラスアルファでさらに1年間オーストラリアで生活ができることになります。オーストラリア国内での申請になるので、通常、健康診断は必要になります。
最後に:セカンドワーキングホリデーの申請サイト
もう1年、オーストラリアに滞在してみたいですか?セカンドワーキングホリデーは移民局のサイトから申請できます。
Australian Government Department of Immigration and Border Protection
The Visa Finder is intended only to be used to introduce you to basic information about potential visa options.
海外で生活でしていると1年というのはあっという間です。オーストラリア・ワーキングホリデーは2回目の申請ができるセカンドワーキングホリデー制度がありますので、有効的に利用していきましょう。