オーストラリア・ワーキングホリデーから永住権への道を開く方法

オーストラリア・ワーキングホリデーから永住権への道を開く方法

オーストラリアが好きでワーキングホリデーに参加する人も多いと思いますが、現地での生活でさらに多くの魅力を発見し「この国に住みたい」と考えることもあるでしょう。

オーストラリアにはワーキングホリデービザのように期限付きのビザがいくつかありますが、どれも一時的なものなので、期限が過ぎてしまうと失効してしまいます。

オーストラリアに生活の拠点を移し、ビザの心配もなく生活していくには永住権が必要です。今回はオーストラリアで永住権を取得する方法を5つ挙げながら、ワーキングホリデーから永住権取得につなげる長期就労ビザ(サブクラス457)についてご紹介しましょう。

1.オーストラリア永住権を取得する5つの方法

1.オーストラリア永住権を取得する5つの方法
まず、オーストラリアで永住権を取得する方法を5つご紹介しましょう。

方法①:ワーキングホリデーから永住権

オーストラリアでの仕事を通してスポンサーになってくれる雇用主やマネージャーを探し、長期就労ビザ(サブクラス457を取得します。そして、2年以上オーストラリアで就労すれば、永住権が申請できます。通称ビジネスビザとも呼ばれています。

ワーキングホリデーから永住権を目指す方が多いと思いますので、サブクラス457は次の項で詳しく解説します。

方法②:技術独立永住ビザ189から永住権

コンピューター関係のエンジニアや水道、電気、ガス関係の技術者など、移民局が指定する技術系の職業リストにある職業に従事していることが条件です。年齢、英語力、職務経験、学位による一定のポイントが必要です。移民局からの招待状を受け取ってからの永住権申請となります。

方法③:ディファクトビザから永住権

ディファクトとは事実婚の意味です。オーストラリアにいる恋人と婚約や結婚はしていなくても、一緒に住んでいて事実婚の状態にある人が申請できるビザです。同性愛の関係でも認められますが、真剣なお付き合いが条件となります。ビザ取得から2年が経てば永住権の申請ができます。

方法④:婚約者ビザや配偶者ビザから永住権
オーストラリアにいる恋人と婚約・結婚をすると

、それぞれ婚約者ビザ・配偶者ビザが申請できます。婚約者ビザの有効期限は9カ月なので、その間に結婚をし、配偶者ビザに切り替えることが必要。配偶者ビザ取得後2年経てば永住権の申請ができます。

方法⑤:学生ビザから永住権

オーストラリアへ留学をする時に取得できるビザですが、卒業すると卒業ビザがおり、1年半の就労が可能になります。仕事を見つけてスポンサーを探し、長期就労ビザを取得してから2年間就労すれば、永住権の申請ができます。

2.ワーキングホリデーから永住権を取得する道、『サブクラス457』の開設

2.ワーキングホリデーから永住権を取得する道、『サブクラス457』の開設
オーストラリアに生活の拠点を移すなら、しっかりとした仕事を見つけて安定した収入を得たいもの。ご紹介するサブクラス457は、上記でも述べたように、仕事のベースが整った人が申請できるビザのかたちです。

サブクラス457の概要

長期就労ビザは企業や雇用主が外国籍の人たちに対し、長期的に雇用する際に下りるビザです。ビザ申請にはスポンサーが必要になり、企業が求める一定の技術力や英語力が求められます。長期就労ビザは4年間有効ですが、希望をするなら就労2年後に永住権の申請をすることができます。

サブクラス457の申請の流れ

まず、就職先を探さなければなりません。一定の期間が経ち、仕事ぶりが認められれば雇用主との信頼関係も芽生えてくるはず。それから、長期就労ビザのスポンサーになってくれないか相談してみましょう。スポンサーへの同意が得られたらビザの申請を行います。

補足:スポンサーが見つからない時は?
スポンサーが見つからなくても諦めないで下さい!オーストラリア人の友達に紹介してもらったり、GumtreeSeekなどの職業紹介のサイトを利用して仕事を探しましょう。地元のカフェやレストランの常連になって仕事を紹介してもらうのも良いと思います。

オーストラリアは飛び込みで「仕事ありますか?」と聞いて、運河良ければその日に仕事がもらえるような柔軟な国でもあります。
また、求人広告でスポンサーになってくれる雇用主を探すのも前向きで良いでしょう。

サブクラス457の申請に必要な条件

申請に必要な条件は主に3つ。IELTS(英語検定)で5.0以上をマークしていること。移民局が定める職業リスト内の職業に就業経験があること。そして、健康保険に加入していることです。

最後に、永住権取得への準備とコツ

永住権取得へ準備としては、職業を変えない、英語力を磨くなどが挙げられますが、できれば長期就労ビザ申請時にお世話になった雇用主の元で長く就労することが望ましいです。条件としては、申請前の一年前まで従事していればOKなのですが、雇用側の事情で仕方ない場合を除いては、同じ場所で働かせてもらったほうが印象が良いでしょう。

ワーキングホリデーから永住権取得への道は開かれています。理解ある雇用主を見つけることができれば、憧れの国オーストラリアでの永住も叶うはずです。

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