オーストラリアは高時給で有名な国ですが、到着してすぐ希望の仕事が見つかるとは限りません。生活していく上で大切な月収の存在。一ヶ月どれくらいあれば、無理なく生活して行けるのかは、ワーキングホリデーの人々が最も感心のあるところではないでしょうか?
月収の上下は職業や職種、場所的なこと、能力、経験などによっても変わってきますが、自分がどの職種につきたいのか、まずはじっくり考えてみることが大切です。
最初は時給が低くてもあまり気にせず、英語力や運次第でレベルアップは十分可能だということを覚えておきましょう。
今回は職業別の月収を挙げながら、仕事の難易度や必要な英語力などを交えてご紹介したいと思います。
1.オーストラリアワーホリで稼げる月収について
職種・月収・難易度・好ましいTOEICスコアをまとましたので参考にしてみて下さい。月収は週休2日で1日就業7時間を目安にしています。(★が多いほど仕事に就ける難易度が高いことを示しています。)
職種 | 月収 | 難易度 | 好ましいTOEICスコア |
---|---|---|---|
ファーム | 20万 | ★☆☆☆☆ | 600点 |
ローカルレストラン・カフェ | 25万 | ★★★☆☆ | 700点 |
工場 | 30万 | ★★★☆☆ | 700点 |
マイニング | 40万 | ★★★★☆ | 750点 |
パブ(バーテンダー) | 35万 | ★★★☆☆ | 750点 |
日系のお土産店 | 15万 | ★☆☆☆☆ | 600点 |
1ヶ月どれくらい稼ぐことができるの?
オーストラリアで一ヶ月にどれくらい稼げるかは、就業する職種、地域、資格の有無、英語力によって違ってきたり、一日何時間、週何日働くかにもよっても異なります。
職種や就業先にもよりますが、就業時間のリクエストも比較的気軽に聞き入れてもらえことが多く、「週末は仕事をオフにしたい」「平日の午後だけ働きたい」というような、プライベートを優先したシフトも可能な場合が多いです。
「ワーホリでガンガン稼ぎたい!」という人は、休みなしで頑張る人もいます!自分が望むワークスタイルを見つけて、できるだけ無理をせずに仕事を続けるようにしたいですね。
1ヶ月どれくらい稼げば普通に生活できるの?
住居のカタチで家賃が変わってきますが、食費などの生活費・雑費を含めて12万円~15万円あれば、普通に生活ができるでしょう。シェアルームの場合は家賃が週130ドル~150ドルくらい(約1万2,3千円)なので、家賃が安ければ、おのずと収入が少なくてもやりくりできることになりますね。
職業別の月収と難易度・英語力について
ローカルの企業で仕事が見つかれば、レストランやカフェでも時給は高めですが、日系企業が運営する日本食レストランでは低めになっています。つまり、英語力の高さが時給の高さに比例していると言えます。高時給を狙うなら英語力に磨きをかけて、ローカルの人たちと一緒に仕事ができる環境を目指しましょう。
2.いきなり高額報酬は難しい!ワーホリ初期の月収は低くて当たり前
オーストラリアに到着したら「仕事を見つけなくちゃ!」と、気ばかりが焦りがち。慣れない土地で最初からストレスをため込んでしまっては、身動きが取れなくなってしまいそうです。最初のうちはお給料が低くてもあまり気にしないようにしましょう。自分の希望にあった仕事は必ずあるはずなので、レジュメの準備をしっかりして、インタビューに臨むことが大事です。
焦らず自分に合った仕事を見つけよう
最初は焦らず、できそうな仕事からチャレンジすることをおすすめします。日本とは違う職場の雰囲気や、同僚・上司とのコミュニケーションが驚くほどフランクなことに気付くでしょう。そんな職場のカルチャーに慣れていきながら、自分に合った仕事をサーチし続ければ良いのです。
仕事先が遠くて通勤が辛くなったり、思った以上に過酷な労働やルーチンワークを強いる場合もあるかもしれません。その時は何を優先するかよく考えて、仕事を継続するかの答えを出していきましょう。
求人広告を毎日見ながら良い条件の仕事を探すクセをつけるのも大切ですよ。焦りは禁物ですよ。
月収が低くてもやりくりしていくコツ
海外で生活すると、最初はあれもこれもと無駄な出費をしがちです。収入が低い月は月収に見合った生活を試みることが大前提!とにかくムダをしないように心がけて、食費の見直しや家計簿をつけるクセをつけるようにしながら収支の管理をしていきましょう。
オーストラリアにはお金が一切かからないスポットが多くあります。ビーチや公園、アートギャラリーや美術館などに足を運びながら、オーストラリアの魅力を発見してみてはいかがでしょうか?
年収と所得税の関係
2016年7月にワーキングホリデーの人たちにとって喜ばしくない税率案が出されました。今までは18,200ドルまで非課税だったのに、年収が1ドル以上あった場合32.5%の課税をするというものです。1時間でも働いた時点で32.5%の課税になるなんて、ちょっと信じられない感じもしますね。
これはワーキングホリデーで訪れる人たちはもちろん、季節労働者を大量に必要とするファーム経営者にも大打撃をくらわせる結果になりかねません。国会でもバタバタしながら、一旦持ち越しになりました!
2017年の1月に正式な税率が発表されるので、オーストラリア・ワーキングホリデーを希望している人はしっかりチェックするようにして下さいね。
オーストラリアは高時給の国なので、ワーキングホリデーの人たちにも人気があります。最初は収入が少なくても心身共に安定した生活を優先することが大切!求人は毎日アップされるので、自分のできそうな仕事からチャレンジして、少しずつレベルアップするようにしていくと無理がありません。
英語力の高さが月収の高さにつながるような方程式があるので、英語のニュースを見たり、できるだけ多くのローカルの人たちとコミュニケーションを取りながら、生きた英語を身に着けるように心がけましょう。