オーストラリア・ワーキングホリデーの生活の拠点をアパートにしたいと考えている人も多いと思います。今までシェアハウスやホームステイを経験してきたので今度はアパートがいい、仕事が安定してきたからアパートに移りたい、プライベートな空間が欲しい、海外での生活に慣れてきたのでステップアップしたい、など理由はさまざまでしょう。
シェアハウスやホームステイなどを含めていくつか住居のカタチがありますが、今回はアパートに焦点を置いて、アパートの探し方、手続きの流れ、メリット・デメリット、気を付けたい点などをご紹介したいと思います。
１．オーストラリアワーホリでのアパートの基礎知識
オーストラリアではアパートのような集合住宅の事をフラットやユニットと呼びます。シェアハウスやホームステイとは違った魅力があるアパートでの生活。早速、探し方や手続きの流れをみてみましょう。
アパートを探す前に費用感を知っておこう
オーストラリアでは物価高に比例して家賃も高めです。アパートはシェアハウスやホームステイに比べて生活費を全て自分で負担しなければならないので、総合的に見て費用がかかるということを認識しておきましょう。
ホームステイでも滞在費を安く抑えたいならシェアハウス、ホームステイ、バックパッカーホテルなども視野に入れておくことも重要です。
ホームステイはアパートと同じくらいの家賃と言えますが、食費、水道代、インターネット代などの生活費の一部が家賃に含まれているので割安と言えます。
他の人と部屋をシェアしたくない、英語に自信がないからホームステイは不安など様々な理由が出てくると思いますが、それ以上にアパートの場合は費用の面や契約内容など考える点が多いので、慎重に考えるようにしましょう。
アパートの探し方
アパートの探し方はさまざまです。例を挙げてみましょう。
- ①借りたいと思っているアパートがある地域の不動産さんに足を運んで相談してみる
- ②地元新聞の賃貸欄をチェックする
- ③インターネットサイトを利用する
インターネット検索サイト
インターネットサイトは利用してみると非常に便利です。時間に余裕がなくても24時間、情報を提供してくれるのは、本当にありがたいですよね。部屋の写真や、周辺の情報も掲載されている場合が多いです。
手続きの流れ
気になる物件が見つかったら下見に出かけましょう。あらかじめ不動産業者が決めた日程と時間があるので、合わせて訪れるようにします。この時、部屋、キッチン、バストイレ、庭、ガレージなどについて質問があれば遠慮なくスタッフに聞いてみて下さい。
例えば、鍵はいくつもらえるのか、アパートのセキュリティーはどうなっているのかなど、どんな些細なことでも答えてくれますので疑問に思ったらクリアにしておきましょう。
部屋が気に入ったらアプリケーションを提出します。オーストラリアでは、いわゆる保証人のような意味を持つレファレンスが必要なります。1人で良い場合もありますし、2人必要なところもあります。友達や仕事先の上司に頼んでみるのが良いと思います。
アプリケーションを提出したら、あとは不動産業者からの連絡を待つのみ！入居希望が多い場合は時間がかかる時もありますが、1週間以上連絡がない時は、問い合わせを入れて状況を確認してみましょう。
仕事先がきまってからの方が決まりやすい傾向にありますが、安定した収入があった方が不動産業者も安心して契約を結ぶことができると言えるかもしれません。通常、ボンドと呼ばれる敷金が必要なので、およそ家賃2か月分くらいは準備しておきましょう。
２．オーストラリアワーホリ中にアパートを借りるメリット・デメリット・注意点
オーストラリアで初めて独立したライフスタイルを送る人も多いでしょう。アパートを借りる時のメリット・デメリット、気を付けたいことを挙げてみました。
アパートを借りるメリット
シェアハウスやホームステイと比べると圧倒的にプライベートな空間が確保できます。門限やルールがないので、全て自由！自分で生活パターンを決める習慣ができてくるので、自己管理能力が高まります。もちろん、生活費など全て自分で管理しなければならないので経済観念が出てきます。
家賃を半分にしたいなら、友達と一緒に住んでも良いでしょう。気心の知れた友達とならストレスなく楽しく生活していけそうですね。
アパートを借りるデメリット
アパートの引き渡しはほとんど空っぽの状態で行われます。ということは、冷蔵庫やタンス、ヒーターなど家財道具を自分で買い揃える必要があります。シェアハウスやホームステイのように、トランク一つで引っ越し…というわけにはいきません。
家賃が高めなので、しっかり生活費の見直しや管理も必要になってきます。神経質な人は、隣人の騒音が気になることもあるかもしれませんね。
注意点
部屋を決める前に気を付けたいこととして、住みやすさの総合チェックは欠かせません。スーパーや銀行は近いか、バスや電車などの公共の乗り物へのアクセスは可能か、部屋のコンディションに関しても後で後悔がないようにしっかりチェックしましょう。
基本的には借りた状態で退室がルールなので、破損や壁を汚したりしないように気を付けながら生活をしていく必要があります。退去時にトラブルにならないように、入居前から壊れていたものは自分でチェックし、確認・報告しておくようにして下さい。
また、アパートの契約は最低でも6ヶ月なので途中退去ができないので注意しましょう。鍵についてはマスターキーをなくしてしまうと鍵を全て替えなければならないので費用が発生してきます。友達に気軽に鍵を貸したりしないように、取り扱いに気を付けましょう。
安定した仕事が見つかったらアパートへ引っ越しするのも良いアイデアですね。自分のライフスタイルに合わせて無理のない生活拠点を選ぶようにしたいですね。
