歴史とアートが街中に溢れているのがビクトリア。ファッションなども盛んでアーティストもたくさん住んでいます。その中にも豊かな自然や野生の動物など、オーストラリアならではの良さもたくさん詰まっているのがビクトリアです。
今回はそのビクトリアの魅力、ビクトリアを留学先に選んだ場合どのようなことが待っているのかをご紹介していきましょう!
1.ビクトリアの基本情報
ビクトリア州とはオーストラリア南東部に位置し、中心都市はメルボルンであります。やはり話題の中心もメルボルンです。そんなメルボルンは「世界一住みやすい町」にも選ばれています。多くの人々が集まる中心であるメルボルンはシドニーに次ぎ、オーストラリアで第2の都市です。日本との時差は通常1時間。しかし、サマータイムが実施されるオーストラリアでは州が10〜3月までは時差が2時間になります。
年中常夏のイメージがあるオーストラリアにも春夏秋冬はあるのですが、一部の州では日本のような四季というのはあまり感じられません。しかし、このメルボルンには日本のような春夏秋冬もあります。夏が暑いことももちろんですがゴールドコーストなどと比較すれば、優しい夏のように感じられます。
そしてメルボルンは19世紀に開拓された当時の歴史、アート、美食、ワイン、自然、多くのイベント、ファッションなど様々なオーストラリアを代表するものたちが融合している街です。そのため、オーストラリアのアーティストたちはメルボルンに住んでいることが多いです。また、メルボルンも学生の街と呼ばれており、多くの質の高い教育機関が揃っていることで知られています。
治安も比較的安定していると言われており、殺人事件の発生率はなんと人口10万人あたり3.1件と世界平均の半分と言われています!見守る親御さんたちもきっとこれだと少し安心ですね。
2.写真で見るビクトリア
都会と自然が融合した街
ビクトリアの首都であるメルボルンというとファッションやアート、カフェ、ナイトスポットなどイメージだけでは都会を感じさせるようなものが多いです。しかし、実際は違うのです。
もちろん都会でアーティスティックなのもビクトリアの魅力の一つです。しかし、自然で溢れているのもビクトリアの大きな魅力であります。
少し街を離れればそこには多くの自然が広がっていて、人々を癒すオアシスが広がっているのです。平日は学業や仕事など日々の忙しさに追われ、週末のわずかな時間を自然の中で自分を癒す時間に費やします。
都会と自然が融合している街で暮らすということは人生を良いサイクルで生活していけるのかもしれませんね!
3.気になるビクトリアへの留学のメリット、デメリット
ビクトリアに留学するメリット、デメリットにはどのようなことが挙げられるでしょうか?早速見ていきましょう!
メリット①:オーストラリア英語の中でも比較的クリアで聞き取りやすい
これは人それぞれ感じ方が異なるかもしれませんがメルボルンはオーストラリア英語の中でも比較的クリアで聞き取りやすいエリアとされています。やはり留学するにあたり、一番の壁となってくるのが言語です。
オーストラリア英語はアメリカ英語とは違い、訛りやスラングなどがあるので理解に苦しむ場面があります。しかし、メルボルンはそれが比較的に強くないのだそうです。これは語学に対してまだ自信がないという人にもありがたいことですよね!
メリット②:音楽、アートの他に国際的イベントなども楽しめる
オーストラリアの中で最も国際的なイベントなどが行われているのがこのメルボルンです。そのイベントの中にはまだ記憶にも新しいW杯、テニスの全豪オープン、F1、競馬レースのメルボルン・カップ、フードフェスティバル、音楽フェスなど多種多様のイベントが年間を通じて行われています。
日本にいると国際的なイベントに参加することが難しかったりしますが、せっかくの機会に海外のまた違った雰囲気を味わうというのもいいかもしれませんね!
メリット③:留学生へのサポートが充実
あまり知られていませんが、メルボルンは留学生へのサポートが充実していることで知られている都市です。学生の街とも言われているほどなので、学生生活を送りやすい街として世界中のたくさんの学生から親しまれています。
そんなメルボルン空港では空港内にオーストラリアの入学時期である2月と7月になると留学生ウェルカムデスクが設置されます。到着したばかりの期待と不安が入り混じった留学生たちを出迎え、無料でインフォメーションキットの配布などを行っているのです。
右も左も分からない状態の中でそのようなサポートが整っているだけで留学生活のスタートも勢いよく切れそうですよね!
デメリット①:天気が安定しておらず、変わりやすい
他の都市と比べ、春夏秋冬がはっきりと分かれているのがビクトリアですが、天気が安定しないことも多いようです。月の平均降水量が50mmもあるほどなので急に雨が降ったり、晴れの日が続かないこともあるのだとか。四季折々にそれぞれの美しい景色に恵まれるのは非常に素晴らしいことですが、いつでも太陽が射しているイメージのある中で雨が続くのは少し憂鬱になるかもしれませんね。
デメリット②:ビーチで泳げる期間が短い
四季がはっきりと分かれているオーストラリアでは日本と同様に年中泳ぐことができる訳ではありません。年中常夏でリゾート地のようなイメージを持たれる方も多いかもしれませんが、それは北部や東部の方に限られてきます。
ビクトリアでももちろん美しいビーチを楽しむことができますが、それは夏に限ってのことです。ウォータースポーツなどを楽しめる期間も限られてくるので趣味でウォータースポーツがある方には少し物足りないのかもしれませんね。
デメリット③:冬服が必要のため荷物が増える
荷物の中で一番かさばるのがこの冬服です。スーツケースに冬服を少しでも詰め込んで行くとなるとそれだけでスーツケースの中身がパンパンになっちゃうなんてことも。だからと言って、親御さんにオーストラリアまで送ってもらおうとなると申し訳なくなるほどの送料が掛かってしまい、費用も労力かさむものです。
もちろん現地で冬服調達をすることができるのでお気に入りの冬服を少しだけ持っていくのがいいのかもしれませんね!
4.一度は訪れたい!ビクトリアの人気スポット
勉強だけが全てじゃない!せっかくの海外生活、たくさんの素敵なスポットに足を運ばないと損ですよね。そこでぜひ皆さんに一度は足を運んでいただきたいスポットをご紹介しましょう!
美しい海岸線が広がるグレート・オーシャン・ロード
「世界一美しい道」と言われている道がビクトリアには存在しています。これはなんと16年もの歳月をかけ、人力のみで作られた道だそうです。こちらでは眼前に終始広がる美しいオーシャンブルーの海と豊かな自然を眺めながらドライブを楽しむことができるというなんとも贅沢な道路なのであります。断崖絶壁から見下ろし、波が勢いよく岸壁に打ち付けられる姿はスリルそのもの。
また、道の途中にある数々の絶景ポイントの中に最も有名な観光スポットがあります。それが「十二使徒」です。海面から約70メートルも突き出す12の岩たちがまるでキリストとその弟子の姿のように見えたことからその名が付けられたようです。現在は波の浸食により12の岩は存在していない状態なのだとか。ぜひ、皆さんも「世界一美しい道」を素晴らしい景色と数々の観光スポットと共に楽しんでみてはいかがでしょうか。
勉強がはかどるオシャレなビクトリア州国立図書館
建物の造り、設備などの全てが完璧とも言える図書館がメルボルンに存在しています。それが「ビクトリア州立図書館」です。勉強嫌いな人でも一度は勉強したくなるような図書館とも言えるでしょう。
外観は図書館に見えないような、まるで世界遺産を思わせるようなものであり、多くの観光客たちがこちらに訪れています。中に入ると放射線状にズラリとデスクが並べられており、上から眺めるその光景はまるで芸術のようなものです。勉強のためのデスクのみならず、美術館、チェスができる部屋、談話室などが完備されており、Wi-Fi、飲料水、雑誌、CDなども置かれています。
この完璧とも言える設備が全て無料で使えるなんて贅沢そのものですよね!皆さんも一度はこちらの美術館へ訪れれば、勉強するきっかけ作りができるかも!?
メルボルンで監獄体験ができる!?旧メルボルン監獄
メルボルンの中心から少し北側に位置しており、1850年代に建築された歴史ある監獄が博物館として一般公開されています。それが旧メルボルン監獄です。1800年代にビクトリア州内の急激な犯罪の増加により、建てられたこちらの監獄。
ディスプレイされている物の中には拷問に使用するための道具、囚人を死刑にする際に使われていたデスマスクや執行台、無実の刑で絞首刑にされてしまった囚人の物語などが記されています。
また、夜になるとロウソクの灯りだけで監獄内を回るガイドツアーなども実施されています。昼とは全く違うその顔にスリルも満点です!なかなか体験できないもののため、人気がある観光ツアーとなっています。皆さんもぜひ、一度は囚人体験をしてみてはいかがでしょうか!
皆さんいかがでしたでしょうか?ビクトリア州はオーストラリアの中でもオシャレで留学生へのサポートがなされている街なので、慣れていない海外生活をスタートさせるにもピッタリな街ですよね!
都市を選ぶ際にはまずはしっかりとした目的・目標設定が必要。その軸がしっかりとあれば、どの都市へ行っても充実した海外ライフを送ることができますよ!悔いのない海外ライフをぜひスタートさせてくださいね!
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