英語のプロを目指す!オーストラリア留学で通訳・翻訳の資格をとろう

英語のプロを目指す!オーストラリア留学で通訳・翻訳の資格をとろう

映画の試写会や国際イベントで海外のハリウッドスターや著名人に寄り添って通訳をするインタープリター。主役になることはないかもしれませんが、国際舞台でカッコよく仕事をする姿に、「将来、通訳になりたい!」そう憧れる人も多いですよね。

日本の通訳者の第一人者としては、やっぱり戸田奈津子さんでしょうか。やわらかな表情でスターの会話を笑顔で通訳する仕事ぶりに、いつもほっこりさせられます。

マスコミで活躍する通訳さんもいますが、国際会議通訳、映像翻訳、医療翻訳、通訳ガイドなど、通訳には色々種類がありレベルがあります。もしあなたが通訳を目指しているのなら、どんな国際舞台で活躍したいと思いますか?

今回はオーストラリア留学で通訳の資格が取得できるスクールや学費などをご紹介しています。リラックスした環境で英語のプロを目指して下さい!

1.オーストラリアで通訳・翻訳の資格を目指そう

インタープリターやトランスレーターと呼ばれる仕事は思った以上にテクニカルな職業です。専門の学校へ通って上手に訳すコツを勉強したり、試験対策をしていくことが大切です。

オーストラリアで通訳士・翻訳士は国家資格

オーストラリアで通訳士・翻訳士を目指すなら、政府公認の国家資格NAATI(National Accreditation Authority For Translators and Interpreters)を目指しましょう。NAATIは国際資格として認められているので、オーストラリアでも日本でも使用できる資格です。

プロの通訳士や翻訳士として誇りを持って活躍している人は、言語の達人というだけではなく、日本の国内事情と合わせて世界事情や経済事情にも精通しています。通訳士や翻訳士は純粋に2つの言語を操るだけではないんですね。それぞれの国の背景を察しながら、適切な言葉や表現を選ぶ…そんなことも必要になります。
» NAATI公式サイト

資格を取るためにはどうすればいい?

NAATIを取得するにはいくつかの方法がありますが、最もおすすめなのがNAATIの公認の検定コースを受講・卒業してから試験に臨むことです。試験の傾向やクセが網羅できる他、総合的な試験対策ができるので無駄がなく効果的です。

もちろん、英語に自信のある人はNAATIの主催する認定試験をストレートで受けることもできるのでチャレンジしてみるのもよいと思います。

合格すれば証明書がもらえますが、数年ごとに資格を更新する必要があるので心に留めておきましょう。ちなみに、通訳士・翻訳士としての仕事の経歴や語学関係のコースに通った履歴など、一定の条件を満たしていなければ更新ができず資格が失効してしまう場合があります。

通訳・翻訳の資格のレベルは5段階です。下記をご参照下さい。

  • レベル1・・・通訳経験認定書 翻訳経験認定書
  • レベル2・・・パラプロフェッショナル通訳 パラプロフェッショナル翻訳
  • レベル3・・・プロフェッショナル通訳 プロフェッショナル翻訳
  • レベル4・・・会議通訳 上級翻訳
  • レベル5・・・上席会議通訳 上席上級翻訳

翻訳の仕事は奥が深い 

NAATIの資格を持っているとさまざまな仕事につくチャンスが生れます。フリーの通訳ガイド、医療通訳、企業内通訳、映像・放送通訳、会議通訳から、政府・省庁関係機関での仕事まで!誇りも持って活躍できる場所があなたを待っていますよ。

普段の生活で通訳脳を鍛えておこう!

NAATIのコースを受講するのと合わせて、日常生活のあらゆるシーンで英語から日本語、日本語から英語に通訳するセルフトレーニングをしてみるとよいでしょう。

たとえばテレビのニュースを見ながら日本語に通訳してみたり、日本語のウェブサイトを見ながら英語に訳してみるなど、通訳脳を鍛えるための方法はいくらでもあります。

2.オーストラリアでおすすめの通訳・翻訳学校をご紹介

それでは早速、気になるスクール情報をご紹介しましょう。学費と資格を取得する価値のバランスを見極めながら、学校の特色とあわせて検討してみて下さい!

Abbey College Australia

シドニー市内のタウンホール駅とセントラル駅近くに位置する学校です。開放感のあるガラス張りの校舎は広々としており、PCルームやキッチンが整っています。場所柄、ブティックやショップ、カフェやレストランが多いので、事業の後も充実したアフターファイブが楽しめます。

通訳・翻訳コースはAdvanced Diploma of Traslatingになり、24週で学費は70万円くらいになっています。

TAFE NSW

ニューサウスウェールズ州にあるTAFEでも資格が取れます。州内には20ものキャンパスがあり、広い校内で本を片手にランチを食べている学生たちが目につきます。TAFEには大規模な図書館や自習室、PCルームが充実しているので、過ごしやすく快適なのが特徴です。

通訳・翻訳コースはDiploma of Interpretingです。期間は6カ月で費用はおよそ50万円です。

RMIT University(RMIT TAFE)

通訳・翻訳を学ぶならRMIT大学で!というくらい有名な学校です。住みやすい都市ナンバーワンにもかつて選ばれたメルボルンに位置し、教育レベルの高さでは国内でも定評があります。

通訳・翻訳コースはTranslation and Interprethingになり、アドバンスディプロマ・トランスレーション、ディプロマ・インタープリティング、アドバンスディプロマ・インタープリティングの3つのコースに分かれています。期間はどれも6カ月。費用はコースによっておよそ75万円から100万円前後です。

Northern Sydney Institute of TAFE

こちらもTAFEです。シドニー郊外に位置していますが、市内からバスや電車で10分のところにあるので、アクセスはよい方です。郊外にある学校なので、落ち着いた雰囲気でのびのびと勉強できる環境が約束されています。

通訳のコースは速記や文脈の読み取り、専門語彙の習得に力を入れ、プロの翻訳家を迎えて実践的な授業を展開しています。コース名はDiploma of Interpretingで期間は6カ月、学費はおよそ55万円くらいです。

The University of Queensland

年間を通して暖かいクリーンズランド州・サンシャインコーストにあるクイーンズランド大学。ビジネス系や教育系のコースで人気が高く、世界から多くの留学生が集まる一流大学です。卒業生には著名な教育者や研究者が多く、国内・海外で広く活躍しています。

通訳・翻訳コースはMaster of Arts in Japanese Interprething and Translationで、期間は2年、学費はおよそ230万円になります。

英語力とコミュニケーション力が問われる通訳士の仕事。一方、翻訳士は言葉のセンスや全体の構成力なども必要になってくるでしょう。そもそも、会話というものは個性があるもの。表現の仕方が違うので、通訳の仕方も千差万別です。だからこそ、やりがいのある仕事なのかもしれません。

日本と海外を結ぶ英語の達人・通訳士や翻訳士。これから本格的に目指す人は、言葉の壁を壊して、堂々と世界にかけ橋を築いて下さいね。

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