アメリカ留学中にチップを出す機会とは?どのぐらいの金額が相場?

アメリカ留学中にチップを出す機会とは?どのぐらいの金額が相場?

日本にはない「チップ」の習慣。アメリカ留学中にもチップが必要になる機会はあるのでしょうか。

当記事では、アメリカ留学中のチップに関する話題や、だいたいの相場について紹介しています。アメリカ留学中のチップについて不安がある人、金額の相場を知りたい人には必見の記事です。

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1.アメリカ留学生活中にチップを出す機会はあるのか

1.アメリカ留学生活中にチップを出す機会はあるのか
アメリカでの留学生活中にチップを出す機会とはどんなとき?海外旅行中とほぼ同じぐらいだろうと考えていたのですが、調べてみたところ、生活するうえでもいろいろとありました。

アメリカに住んでいる人は「出して当たり前」のところなのに、知らずに無視してしまうと失礼になってしまうこともあると思います。そのようなことにならないように、どんなときにチップを出すべきなのか、知っておきましょう。

2.チップを出すべき状況とは?相場も合わせてご紹介

2.チップを出すべき状況とは?相場も合わせてご紹介
基本的には、「自分のために、誰かがわざわざ動いてくれたとき、感謝の気持ちを表すもの」だと言われています。でも、日本ではサービスは料金に含まれていて、それでなくても細かい気配りができる人が多く、みんなわざわざ動いてくれても無料ですね・・・。アメリカに当てはめて考えてみても、どこからがチップを出すべきサービスなのか、ぜんぜん分かりません。

もう、「こんな状況のときは出す」と、決め打ちで覚えてしまうしかないのかもしれません。

その①:レストランで食事をしたとき

まずは普段の生活を考えて、ありそうな状況と言えば「レストランで食事したとき」でしょう。清算はテーブルで行いますが、レシートに「Service Charge」や「Gratuity」についての表記がないかどうか確認します。「10%」などとなって既に合計金額に含まれていれば、チップは支払わなくてもよいです。何も表示がなければ、料金の15%~20%の金額をチップとして払います。

クレジットカードで支払う場合はレシートの「Tip」欄に金額を書いてもよいですし、チップ分だけを現金でテーブルに置いてもよいです。厳密に計算しなくても、だいたい15%を超えて20%を超えないのところで、端数を切り上げるようにするとよいと思います。

私は、しばらく気づかずに多めに出してしまっていました。レシートに大きい文字で表示されているTOTALの金額に15%~20%をかけてチップを計算していたのです。この合計金額は、税金も含まれた金額なんですよね。本来は、小計、SUBTOTALに15%~20%をかけるべきでした…。みなさんはどうぞ間違わないようにしてください。

その②:レストランで、テイクアウトしたらいらない。ピザのデリバリーにはいる

テイクアウト可能なレストランで、テイクアウトしたときにはチップはいりませんが、配達してもらったときには10~15%のチップが必要です。デリバリーには、天候によって大変だと思ったときは少し多めにあげるそうです。

その③:ファーストフード店やフードコートはいらない

その③:ファーストフード店やフードコートはいらない
買ったものを自分でテーブルまで運んで食べるフードコートや、コーヒーショップやハンバーガー、サンドイッチなどのファーストフード店では、チップは必要ありません。

その④:お世話をしてくれるスタッフがいるカフェではいる

同じコーヒーを飲むのでも、飲み物を運んでくれたりテーブルを拭いてくれたり、カップを片付けてくれる人がいるカフェでは、10~15%のチップが必要です。

その⑤:タクシーを利用したとき

その⑤:タクシーを利用したとき
料金の15~20%のチップが必要です。重いスーツケースを運んでもらったりしたときは、スーツケースひとつにつき1ドルほど加算します。

その⑥:ヘアサロン、スパ、ネイルサロン

ヘアサロンでは15~20%のチップが必要ですが、髪のカットやスタイリングをしてくれる人とシャンプーしてくれる人が異なるときは、シャンプーしてくれる人にもチップを出すべきなのかな?とこれはアメリカ人でも迷うようです。

シャンプーしてくれた人にも別に2~5ドルあげるものなのだそうです。シャンプーが終わったタイミングでThank you.と言って出すのだそう。お金が入るポケットがある服を着ていかなければならないということですね・・・。

ネイルサロン、スパでマッサージを受けたときにも、15~20%のチップが必要です。やってくれた人に直接渡すのでも、会計のときに含めるのでもよいそうです。

その⑦:クラブやバー

その⑦:クラブやバー
バーカウンターでは、飲み物を作ってくれたバーテンダーに、1杯につき最低1ドル必要だそうです。これは難しいですね、知らなければ出さないでしまいそうです。また、入店する際にコートを預けた場合は受け取るときに1ドル、カクテルウエイトレスには1~2ドル必要だそうです。

その⑧:美術館や博物館

クロークにコートを預けたときや、大きなバッグを預けたときには、受け取るときに1ドル必要だそうです。あら私、知らなくて出さないでしまいました・・・。

その⑨:留学中に旅行したときには

留学中には旅行もするかもしれませんから、旅行中のこともぜひ覚えておきましょう。ホテルで荷物を運んでもらったベルマンや、部屋を掃除してくれるハウスキーパーに1~2ドルです。ルームサービスを頼んだら運んできてくれたスタッフに1~2ドル。ガイドがつくツアーに参加した場合は、内容や料金によって5~15ドル出すとよいようです。

3.アメリカでチップの出し方とは?マナーはあるの?

3.アメリカでチップの出し方とは?マナーはあるの?
レストラン以外でチップを出す状況のとき、日本では、チップの出し方のマナーとして「財布から直接出すのはNG」だと言われていますが、アメリカのドラマを見ていると、あげる人の前で財布を出して、そこからお金を出している人もよく見かけます。正解はないのかもしれません。

さりげなくカッコよく、チップを渡せるようになるにはコツがいるようで、それはアメリカ人にとっても課題になっているようです。

英語学習の教材としても有名になっているアメリカのドラマ「フレンズ」のシーズン2エピソード20では、カッコよくチップを渡せる大人の男、モニカの彼のリチャードの技を、チャンドラーとジョーイが真似して覚えようとするシーンがあります。どう渡せればカッコイイのか知りたい方は、見てみてみると参考になると思いますよ。

4.アパート暮らしの人は「クリスマスのチップ」がいるかも

4.アパート暮らしの人は「クリスマスのチップ」がいるかも
「クリスマスのチップ」をご紹介します。
セキュリティやスーパー(修理をしてくれる人)など、アパートの建物の維持管理にかかわっている人に、1年間お世話になった感謝の気持ちを込めてチップをあげる習慣だそうです。建物によってはこの習慣があるところがありますので、覚えておくとよいと思います。

アパート入居直後にクリスマス。困りました。
私は、借りたアパートに入居した直後にこの習慣のことを知りました。まだ一度も誰にもお世話になっていないのに、支払わなければならないの?金額の相場を調べると「1人当たり50ドル」。スタッフは20人。日々の生活費さえ切り詰めている貧乏留学生の私にそんなお金、出せるはずありません。結局、知らんぷりしてしまいました。

またまた「フレンズ」の話題ですが、引っ越し直後のロスが、私と似たような状況になっているエピソードがありました。ご近所さんがあいさつに来て、「今度アパートのハンディマンが引退することになったので、これまでの感謝の気持ちとして100ドルずつあげることにしたんだ、君も出して」と言う。ロスは引っ越し直後で一度もお世話になっていないからと出し渋る。そのことでご近所さんにみんなに嫌われて、引っ越しパーティーに呼んだのに誰も来てくれない。

義理や人情といったことに薄いイメージがあるアメリカの都会でも、このようなことは大切にしたほうがよかったみたいです。私の件も「知らんぷり」してはいけなかったことではないかと、クリスマスの時期になると毎年思い出してしまいます。このせいかどうか分かりませんが、入居時に割れたままだった窓ガラスは実際に、退去日1週間前まで直してくれなかったし…。

このときは金銭的に無理だという理由もありましたが、その後は他のところで出す小さなチップは出し惜しみしないようにしています。

5.チップの知識は、一度身に着くとその後の旅行でもずっと役に立つ

5.チップの知識は、一度身に着くとその後の旅行でもずっと役に立つ
チップの習慣がない日本人には、永遠に、スッキリ満足して正しく対応できることはないテーマのような気もします。

今回の記事を書くためにチップに関して調べたことで、私の留学生活中にも、正しくチップを出せていなかったことが分かりました。少なくともこの記事を読んでくださった方には、私ができなかった分まで正しく対応できるようになってほしいと思います。

チップへの対応の仕方は、一度覚えると、留学が終わってから海外旅行するときも、アメリカ以外の国へ行くときにもずっと役立ちます。留学のアメリカ生活中に、ぜひ上手に出せるようにコツをつかめたらよいですね。

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