アメリカ留学でSSN(社会保障番号)は必要?学生ビザで取得できるの?

アメリカ留学でSSN(社会保障番号)は必要?学生ビザで取得できるの?

アメリカ人が生まれた時から持っているもの、それは社会保障番号、略してSSN(Social Security Number)です。

家やアパートの賃貸契約や就労、免許証の取得など、アメリカ人が母国で生活するためには必須とも言えるこの番号ですが、実は外国人である日本人でも番号の取得は可能です。

一定の条件を満たし、申請の手続きさえ行えば取れるという社会保障番号ですが、今回は日本人の留学生でも取得はできるのか、また留学生もこの番号は必要なのかというところをご紹介していきます。

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1.社会保障番号、通称SSNとは?

1.社会保障番号、通称SSNとは?

前述の通り、社会保障番号はアメリカ人であれば出生とともに与えられる9ケタの個人番号で、アメリカにおいては一種の身分証明としての役割を果たしています。

車の購入や免許証の取得、アルバイトや就職といった賃金の発生する労働、現地でのクレジットカードの発行、住まいの契約等、アメリカに本格的に住むとなれば、この番号はまさに必須と言えるでしょう。

日本でも最近マイナンバー制度が始まりましたが、アメリカの社会保障番号もその一種と言えます。

また、日本人のような国外の人間でも取れるということもあり、永住することはなくともとっておけば何かと便利、ということで、長期滞在を考える日本人でも申請を行う人は少なくありません。

2.申請の手続きは簡単。ただし留学生のSSN取得は困難

2.申請の手続きは簡単。ただし留学生のSSN取得は困難

ただし、いくら外国人でも取得が可能とはいえ、誰にでも簡単に発給されるわけではありません。

基本的には就労ビザを保有しているなど、現地での長期滞在が明確な人にのみ与えられるため、申請のための条件はかなり厳しくなっています。

ESTA申請での入国者はもちろん、学生ビザで滞在している場合でも申請は難しく、最低でもインターンシップ生に向けて発給されるJ-1ビザの保有者でなければ申請は許可されません。

結論:学生ビザで留学している学生はSSN取得困難

そのため学生ビザで留学している学生が、現地で合法的にアルバイトを行ったり、現地の不動産会社を通してのアパート契約、クレジットカード申請など、社会保障番号を必要とする手続きを含む契約はできないと考えておいたほうが良いでしょう。

※現地の大学に通っていて、大学内にアルバイト制度がある場合はSSNの取得ができF-1ビザの留学生でもアルバイトが可能です。

少し前までは日本食レストランでのバイトや安いアパートの契約であれば社会保障番号がなくてもばれなければ良い、ということで支障なく生活している人もいました。

しかし現在では番号にまつわるルールが厳しくなってきたこともあり、条件として社会保障番号の所持が必須のアルバイトや賃貸契約が増えてきています。

今でも番号なしでも働けるといったところはあるものの、こういったものは全て違法行為になってくるため、もし公になってしまえば今後の出入国に悪影響が出たり、入国禁止、強制送還といった措置を取られることもあるため、非合法な行いは控えましょう。

3.SSNがなくてもできることはある

3.SSNがなくてもできることはある

では社会保障番号がなければまともにアメリカで生活するのは不可能ではないか、ということを考える方もいらっしゃるかもしれませんが、留学生であればそこまで難しいということもありません。

SSNがなくても無給インターンシップなら可能

労働に関して言えば、例えば無給インターンシップの存在です。有給インターンであれば学生ビザでは参加できないインターンも、無給のものであれば留学生でも参加可能です。

無給というだけあって、仕事に対して報酬を受け取ることはできませんが、交通費の支給や食事の提供など、インターン内での経費にあたるものは企業によってはきちんと支給してくれるところもあり、タダ働きは嫌!という人もチェックしてみてください。

いわゆるエージェントを利用すれば、アメリカの無給インターンに関する相談や、参加手続き、おすすめのプランなど、個人に合わせたプランを提供してもらうことができます。

 

家(物件)探しも可能

家に関しても日系の不動産会社や留学生向けの情報サイトをチェックしてみると、半年や一年、もしくはそれ以上の滞在でも受け入れてくれる物件は存在しています。

仲介料で割高になってしまいがちなのがネックですが、きちんとサポートを行ってくれる場合がほとんどですので、しっかりと活用していきましょう。

パスポート以外の身分証が欲しい場合は?

パスポート以外の身分証が欲しい、という人は、地域の身分証明書をチェックしておきましょう。

例えばニューヨークでは長期滞在向けに簡単なIDを発行しており、図書館の入管や年齢確認など、多岐にわたっての利用が可能です。申請も写真とパスポートさえあればすぐにできるため、こういったサービスも活用していきましょう。

ただ車の購入やクレジットカードの発行など、どうしても番号が必要、という人は、J-1ビザの取得をおすすめします。J-1ビザの申請にはアメリカ国外での就労経験の有無や英語力の有無など、学生ビザに比べて必要な条件も増えてきますが、社会保障番号が手に入るビザの中では最も取得が容易です。

いかがだったでしょうか。アメリカで本格的に滞在するということであればないに越したことはないSSNですが、なかったからといって全く生活できなくなるわけではありません。

本当に自分の生活に番号は必要なのか、何か代わりになるプランはないかなど、SSNの取得を考えている人は、もう一度計画を練り直してみるといいかもしれません。

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