留学を考えている人なら一度は候補に入れたであろうアメリカ留学。中でもサンフランシスコのような西海岸の都市は留学先としてもポピュラーなため、何度もその名前を耳にしたことでしょう。
下記動画をみるとサンフランシスコがイメージできるかもしれません。
一方でサンフランシスコのことをどれくらい知っているの?と聞かれると、名前が有名なこと以外は知らないということも珍しくなく、よくその土地のことを知らないまま候補から外してしまうのも勿体無い話。
そんなことがないよう、今回はサンフランシスコの一般的な情報から語学学校の話まで、留学に役立つ情報をご紹介します。
1.サンフランシスコ ってどんなところ?
①:地理・気候
カリフォルニア州の中で、西海岸に位置する大都市の一つがサンフランシスコです。
日本に比べると雨の量も少なく、気候は穏やかに年中を通して最高気温が20度を前後する程度なので、季節の激しい寒暖差に悩まされることもありません。
とはいえ海沿いへいけば冬などは冷たい風が吹く上、夜は肌寒く感じることもあるため、どのシーズンでも軽く羽織れるものは持っていくようにしましょう。
②:歴史
18世紀半ばにメキシコからアメリカに編入されたサンフランシスコが急速に発展を遂げたのは、編入の一年後である1848年のゴールドラッシュがきっかけでした。
これ以降、金融業や物流の拠点として西海岸の経済を支える一大都市となりました。20世紀に入ると大地震や世界恐慌に悩ませられたものの、今日でも人口80万人を抱える西海岸最大級の都市であることには変わりません。
③:人種
元々がスペイン、そしてメキシコ領だったこともあり、ヒスパニック系の割合は15%~20%と、全米でもかなり多い部類に入ります。
また東海岸と比べて特徴的なのがアジア人の割合です。東アジアがアメリカ西海岸に近いということもあり、中華系や日系、朝鮮系の人たちもヒスパニック同様全体の20%以上を占めていると言われています。
④:物価と食事
西海岸の経済の中心だけあり、サンフランシスコの物価はアメリカの中でも比較的高い部類に入ります。
ニューヨークほどではないものの、現在も市内の地価は上がり続けており、ニューヨーク以上のハイクラス都市になるのではとささやかれています。
物価は高い分、と言えるかはわかりませんが、食事に関しては全米でも屈指の豊かさを持つのもこの街の特徴です。
ヒスパニックが多い故にタコスなどのメキシカンはもちろん、本国よりも美味しいと言われる中華料理や韓国料理、アメリカでは珍しい新鮮で多様なシーフードが楽しめるなど、豊かな食生活に慣れている日本人でもお腹が飽きてしまうことはありません。
筆者もニューヨークに滞在していた経験があるのですが、魚が高い上にあまり美味しくなかったため、日本の魚料理が恋しくなった経験があります。
⑤:治安
賑やかな都市なので、治安は他の都市に比べて良いと言われています。
とはいえ置き引きやスリなどはもちろん、治安の悪いエリアは少なからずサンフランシスコにも存在します。
夜中に人気のない場所に立ち入ったり、人の多いエリアでも所持品の管理には十分気をつけるようにしましょう。
2.サンフランシスコの語学学校事情
①留学生に人気の秘訣
サンフランシスコは日本人だけでなく、世界中から留学生が集まってくる学生にも人気のエリアです。
というのも単に名前の知名度だけでなく、サンフランシスコは学校の数も人口に合わせて全米の中ではトップクラスです。
そのため学校のバリエーションも豊富で、自分の目的に合わせて学校選びができる、という点が留学生を集めている理由と言えるでしょう。
②学校の種類は?
留学生とは一言で言っても人によって目的はさまざまです。大学へ通う人もいれば、専門的なスキルを身に付けるためにアートやコンピューター、ファッションや建築などの専門学校に通う人たちもいます。
その中でもポピュラーなのが語学学校への留学ですが、サンフランシスコでは語学学校の種類も豊富です。
それでは数ある語学学校の中でも、目的別に合わせて学校を少しご紹介しましょう。
3.目的に合わせたおすすめの語学学校5選
確実に英語力を身に付けたい人向けの学校は、ELS Language Center San Francisco(Downtown)
ELS Language Center San Francisco(Downtown)
ELSはアメリカ最大規模の語学学校で、最もアメリカ大学とも提携数の多いアカデミックな語学学校です。サンフランシスコ校は2014年にここに引っ越してきたばかりにニューキャンパス。交通の便良く、日本人も少ない環境で勉強に集中出来る環境です。
学費 | 半日$1,410/月 全日$1,680/月 |
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スバリ、どういった学校か?
アメリカ最大規模で、歴史も実績もある安定の大手語学学校です。
学校のメリット
何と言っても間違いなく質の高い授業を提供してくれるそのブランド力でしょう。交通の便も良く、十分に整えられた環境で、しっかりと英語力を身につけることができるのは魅力です。
学校のデメリット
授業料が比較的高いのと、ブランド力故にアジア人も多いため、クラスによっては人種に偏りがでるかもしれません。
TOEFLに大学入試、アカデミックな英語力が必要な方は、KAPLAN International San Francisco
KAPLAN International San Francisco
サンフランシスコ湾と太平洋に挟まれた丘の上にたたずむ街サンフランシスコは、全米で最も美しい街かもしれません。 ゴールデンゲートブリッジに沈む夕日や、眩しく輝くサンフランシスコ湾などの素晴らしい景観は、街のどこにいても眺めることができます。
学費 | 半日$1,760/月 全日$2,100/月 |
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スバリ、どういった学校か?
ELS同様、複数の校舎を抱える大手語学学校です。
学校のメリット
こちらもブランド力のある学校のため、質の高い授業を受けられるのが何よりのメリットです。
一般的にアメリカの語学学校の質は料金に比例すると言われているため、カプランのようなブランドのある学校は学校の設備から講師まで、語学学校のなかでもトップクラスのクオリティを誇ります。
学校のデメリット
授業料の高ささえ問題にならなければ、あえてここを選ばない理由もあまりないかと思います。
ビジネス英語を鍛えたい!という人にはConverse International School of Language
Converse International School of Language
コンバースは授業料金的にもはりますが、全米でも最も少人数制の学校のひとつです。とりわけビジネス英語が強く、社会人留学生が多いのも特徴です。ガラス張りで円卓を囲んで行う授業はどこからの会社の会議を思わせます。
学費 | 半日$1,600/月 全日$2,080/月 |
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スバリ、どういった学校か?
全米で最も少人数かつビジネス英語に特化しているとされるのがこの学校です。
学校のメリット
メリットは何と言っても少人数授業です。
他の学校ではシーズンやレベルによってはどうしても多めの人数になってしまうということもありますが、コンバースでは少人数、円卓授業を徹底しており、より高度なビジネス英語を身に付けたいという人にはぴったりの学校です。
学校のデメリット
社会人留学生が多いため、学生同士で知り合いたい、仲良くしたいという人は少し肩身がせまいかもしれません。
色々な国の人たちと話したいという人には、St.Giles San Francisco
St.Giles San Francisco
ヨーロッパに本部を置く語学学校セイントジャイルス。国際色豊かで、まじめな品のある学校です。国際色豊かで講師のクオリティーが売り。長期間の申し込みをすると割引がかなり利くので、長期留学生にとりわけオススメ。
学費 | 半日$1,360/月 全日$1,672/月 |
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スバリ、どういった学校か?
ヨーロッパに本部を置くというセントジャイルスは、質の高い授業と国際色豊かな環境が特徴です。
学校のメリット
ヨーロッパ発祥という語学学校だけあり(?)、品の良さが特徴的です。
雰囲気だけでなく質の高い講師陣や、人種に偏りのない多様な学生も、色々な人と知り合いたい好奇心旺盛な方には人気の高い学校です。
学校のデメリット
クラス単位の生徒数が10人以上のため、しっかりと勉強したい人は物足りないかもしれません。
学費をできるだけ抑えたい!という人には、American Academy of English
American Academy of English
オークランドにも校舎を持ち 裕福なオーナーがほぼ慈善事業としてやっており、授業料が格安。シビックセンターそばの立地はタイムズスクエア付近に比べると多少、治安・交通面で劣るが、この価格ならば納得。
学費 | 半日$490/月 全日$490/月 |
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スバリ、どういった学校か?
オーナーが慈善事業でやっているという変わった語学学校。ビジネスでやっていないだけあって、授業料はサンフランシスコでもかなりリーズナブル
学校のメリット
何と言っても学費の安さが魅力的。他の学校にくらべてやや通学しにくい場所にありますが、それでもこの値段は他に比べて相当リーズナブルだと思います。
学校のデメリット
少し外れた場所にあるため、治安は他の学校に比べてやや劣るかもしれません
いかがだったでしょうか。学校の数だけ、自分に合わせた留学ブランを組み立てることが可能です。
サンフランシスコ留学で、是非とも有意義な留学生活を送ってくださいね。