留学といえば真っ先に思い浮かんでしまいがちなのがお金の問題。学校のお金は用意できても、生活費やその他にまでお金を回せるか不安・・・という人は多いかと思います。
一方で、出発前には十分なお金がなくても、あとは現地で稼げばいいやという考えでアメリカへ向かう人も少なくなからずおり、実際にアメリカで生活している人は多くいます。
今回は留学中でも収入を得る方法についてご紹介していきたいと思います。
1.アメリカ留学中にアルバイトは可能?
学生ビザでの就労は違法
アメリカ留学について調べている人の仲には、現地でバイトをしながら暮らしている人の話を聞くことがあるかもしれません。
しかし、基本的に学生ビザで現地での就労に携わることはアメリカにおいては違法行為です。
アメリカでの就労には、有給インターンシップであればインターン生用のビザが、就労には就労ビザが必要となり、学生ビザではお金をもらって働くことはできません。
知り合いの店や無給でのお手伝いならまだしも、本格的に現地で働くためには正式な手続きを行わなければならないため、この点は留学前にしっかりと留意しておきましょう。
また、あてもなく現地でお金を稼げばよいと考えている方も、もういちどプランを立て直すことをお勧めします。
2.現実:アメリカでの実際の日本人のアルバイト事情
学生ビザでアルバイトはしないほうが無難
国内でも海外でも、手っ取り早くお金を稼ぐ手段としてはやはりアルバイトがポピュラーです。
とはいえアメリカの法律上、学生ビザでの入国者によるアルバイトを含めた就労は禁止されている以上、学生ビザでの違法労働が見つかれば、入国禁止や強制送還といった措置を取られることもあります。
一方でまた多くの日本人が学生ビザで入国し、違法に現地で収入を得る就労活動に携わっていることも事実です。
中には募集要項にビザの提示や社会保障番号がなくても働けると謳うものもありますが、アメリカの法律上、もれなく違法行為です。
そういった店ではタダ働きや何かトラブルに巻き込まれたとしても、誰も守ってくれる人や機関はないため、何か起こってしまったとしても自分で対処しなければならないため、いつもリスクが付きまといます。
バレなければよいとはいえ、知り合いの店などであればまだしもそれこそお金のために見ず知らずの店で働いていたら見つかってしまった、ということにでもなれば、自身の経歴にも傷がついてしまうため、非常に厄介です。
最近ではそういった違法労働の取り締まりも厳しくなっているため、受け入れ先も少なくなっているということですが、この後に及んでも違法な手続きでバイトを募集しているところはありますし、そういった募集をしている店にロクなところはありません。
トラブルに巻き込まれる前に、違法な就労は極力避けるのがよいでしょう。
3.アメリカ留学中に合法的にお金を稼ぐ方法とは?
アルバイトがダメでも、留学中にお金を手にいれる方法はいくつか存在します。ポピュラーな手段としては次のようなものです。
①:有給インターン
上でも少し触れましたが、有給のインターンは英語の勉強をしながら海外でもキャリアアップにつなげられるという有効な留学方法です。
ただし有給でインターンシップに参加するには、学生ビザとは異なるインターンシップ生用のビザ(J-1)が必要になり、手続きの内容や条件も学生のそれとは異なります。
相応の英語力や日本での就労経験などが条件になってくるため、学生よりも社会人向けのプランと言えるでしょう。
②:無給インターン
無給インターンは収入が発生しないため学生ビザでも受けることが可能です。
また無給とはいえ、会社によっては交通費を支給してくれたり、食事の支給やその他生活に関することを経費で賄ってくれるなど、節約につながる部分の補助をしてくれるところもあります。
生活費が心配、という人は、生活の補助をしてくれるようなインターンシップを探してみるのも良いでしょう。
③物品の輸入代行・転売
アメリカでは簡単かつ安価に手に入るものの中には、日本では手に入りにくい服や靴であることも珍しくありません。
こういった商品を用いた、日本のマーケットに向けた転売を行うのも留学生の間ではポピュラーになりつつあるお金の手に入れ方です。
いわゆる輸入代行の手数料で儲ける方法になります。
個人レベルの規模であれば特に免許などもいらない上、売れ残りのリスクも少ないため、手軽に始めることができます。
その上転売を行う本人も仮に売れ残ったとしても、興味があるものなら自分で消費して仕舞えばいいだけなので、損をしたと感じることもないでしょう。
ファッションやコレクターズアイテムに興味のある人にはオススメの方法です。
④クラウドソーシング
聞いたことがある方もいるかもしれませんが、いわゆるオンライン上で行われるお仕事です。
近年IT系の企業でも活発に行われるようになっているこの手法は、仕事の受注側も発注側も場所を選ばないため、いつでもどこでも仕事のやりとりが可能になっています。
そのためたとえ海外に滞在している間も、ネット環境さえ整っていれば仕事のやりとりができるため、海外に居ながらにして日本の仕事を行うことができるという、学生のアルバイトとしても非常に効率の良い方法です。
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⑤:ストリートパフォーマンス
何か一芸に秀でているという人は、ストリートパフォーマンスで小銭を稼いで見るのはどうでしょうか。
筆者のニューヨーク留学中にもシンガー志望の知り合いがいたのですが、新しいスピーカーが欲しいということで、お金を稼ぐために近所の公園で歌を歌っていました。
彼は日本人なのでもちろん日本語で歌を歌っていたのですが、以外にも周りの人の反応はよく、お金を置いて行ってくれる人も少なくなかったようです。
歌以外にもニューヨークのストリートには絵や写真、パントマイムに劇など、様々な分野のパフォーマーが自分の芸を披露しています。
腕に自信のある方は、チャレンジしてみてもいいかもしれませんね。