アメリカで理系の大学院に留学する方法【概要解説+費用情報】

アメリカで理系の大学院に留学する方法【概要解説+費用情報】

アメリカの理系大学院に留学することを考えていませんか?英語力がなかったり、費用が心配だったり、アメリカへの留学は敷居が高く感じますよね。

しかし、アメリカの大学院で勉強するというメリットは多くあります。この記事では、おすすめの大学や費用について紹介しています。これから留学を考えている人は、参考にしてみてください。

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1.アメリカの理系大学院をおすすめする3つの理由

1.アメリカの理系大学院をおすすめする3つの理由
理系の大学院に進学しようと思っているのであれば、Master(修士号)もしくはPh.d.(博士号)の取得を目指しているのではないでしょうか。理系と言っても理工農薬と幅広いですが、ここでは理系全般について言えることを紹介します。

理由①:資金が潤沢

アメリカの大学院は、日本に比べ資金が潤沢です。よくテレビニュースなどで耳にしますよね。私立総合大学は、アメリカのお金持ちが資金を出して建設したところが多々あります。

また、卒業生が寄付する文化もありますし、企業と協力して研究をするところもあります。そのため、日本の大学と比べ資金が豊富にあり、最先端の設備を揃えているところが多くあります。

理由②:英語が上達する

アメリカの大学院で学ぶためには、まずはTOEFLなどの基礎的な英語力が必要です。しかし、大学の受験勉強と同じで、点数が取れたからといって、英語が完璧に話せるようになる訳ではありません。研究職となれば、自分の考えを英語で伝えたり、発表したりする場が自然と増えます。また、規模の大きな総合大学であれば学部生に授業をすることもあります。

アメリカの大学院で研究やディスカッションを通し、英語力を磨きましょう。今、英語ができなくても大学院へ留学すれば英語力は自然と伸びます。

理由③:世界レベルの環境

これは、アメリカで学ぶことにおけるメリットですが、違うバックグラウンドを持った人々と一緒に学ぶことができます。日本の大学院を見ると、アジア系の学生が多いことがわかります。しかし、アジアでも優秀な学生は、日本ではなく、アメリカやヨーロッパに留学することが多く、高いレベルの中で研究をすることができます。英語ができないという理由で、アメリカの大学を諦めるのはもったいないでしょう。

2.Ph.D.とMasterとは?概要を解説します

2.Ph.D.とMasterとは?概要を解説します
Ph.d.とは、Doctor of Philosophyの略で、博士号に相当します。Masterは、修士号を意味します。

基本的には、Master2年、Ph.d.3年としていますが、日本と違うところは、順番に進んでいくのではなく、Ph.d.を前提としてMasterを受けると言うことです。Masterは、学部の延長線上のような位置にあり、授業を履修し勉強するという側面があります。大学院といえば、毎日研究というイメージですが、普通に学校に通い単位を取って終了するというのがアメリカ的な考え方です。研究をして論文を書くということもできますが、授業履修しながら研究をするというのは、簡単ではありません。

一方Ph.d.は、誰もが想像するような研究職です。特に理系の大学院をおすすめするのは、奨学金と生活補助費が支給されるからです。アメリカに留学するとなると、一番心配になるのが英語力と費用ですが、修士号と一番の違いはこの補助の違いでしょう。

3.アメリカの名門理系大学院

アメリカには、多くの大学があります。有名な大学は資金が豊富であり、研究設備などが充実しています。Ivy-Leagueと呼ばれる日本の東京6大学のような、超エリート私立校の集まりがあります。名実共にアメリカトップクラスのため、入学するのも狭き門です。また、Ivy-Leagueに入っていない有名大学もありますので、一緒に紹介します。

①:Ivy-League

①:Ivy-League
Harvard University(ハーバード大学)
マサチューセッツ州ケンブリッジにある有名大学。100名以上のノーベル賞受賞者を輩出している。ビジネススクールやロースクールが有名。工学の大学院としては、まだ歴史が浅い。医療については、アメリカトップレベルの研究機関として知られています。

Yale University(イェール大学)
コネチカット州ニューヘイブンにある私立総合大学。自然科学分野が世界的にも有名です。ロースクールや芸術、医学関係が強い。

University of Pennsylvania(ペンシルベニア大学)
ペンシルベニア州フィラデルフィアにある総合私立大学。ベンジャミンフランクリンが創始者。ビジネス系の強い大学ですが、医療系や工学系も有名な大学です。

Princeton University(プリンストン大学)
ニュージャージ州プリンストンにある私立総合大学。数学、経済、歴史など人文関係が有名な大学です。

Columbia University(コロンビア大学)
ニューヨーク州ニューヨークにある総合私立大学。ビジネススクールや医学、薬学関係が強い大学です。また、農業科学の研究も進んでいます。物理や化学のノーベル賞受賞者も多く在籍しています。

Brown University(ブラウン大学)
ロードアイランド州プロヴィデンスにある私立総合大学。留学生も多く、国際的な大学。生物学の研究が有名です。

Dartmouth College(ダートマス大学)
ニューハンプシャー州ハノーバーにある私立総合大学。リベラルアーツが有名な大学です。MBAガ有名です。

Cornell University(コーネル大学)
ニューヨーク州イサカにある私立総合大学。機械工学、生命科学、農学、コンピュータ学など理系全般が有名な大学です。

②:医学

②:医学
Duke University(デューク大学)
ノースカロライナ州の総合私立大学。医療関係、バイオ関係が有名な大学です。

Johns Hopkins University(ジョンホプキンス大学)
メリーランド州ボルチモアの総合私立大学。医療関係や音楽関係が有名な大学。アメリカ東部を代表する医療大学。

③:工学

③:工学
Massachusetts Institute of Technology(マサチューセッツ工科大学)
マサチューセッツ州ケンブリッジの私立工科大学です。近くにケンブリッジ大学があり、ライバル関係にあるとされていますが、共同研究を行うこともあります。工科大学ということもあり、理工系の研究においては世界トップレベルの大学です。宇宙工学が全米でトップレベル。

Stanford University(スタンフォード大学)
シリコンバレーにある総合私立大学。コンピュータ学を始め、工学系の研究が盛んに行われています。

4.理系のアメリカの大学院留学にかかる費用

4.理系のアメリカの大学院留学にかかる費用
アメリカの大学院に進学するときに一番気になるのが学費ではないでしょうか?大学にもよりますが、有名私立大学となれば年間300万〜500万の費用がかかるのが一般的です。

特に、マサチューセッツ工科大学やスタンフォード大学は、500万円近い金額がかかる大学です。この他にも、生活費や旅行費用、飛行機代など、様々な費用がかかります。州立大学の場合は、年間200万円前後が授業料の相場です。

ただ、理系のMasterは費用がかかりますが、Ph.D.については授業を受けないため、授業料はかかりません。

また、ティーチングアシスタントやリサーチアシスタントをすることで、給料をもらうことができます。ティーチングアシスタントとは、その名の通り、教えるサポートをする仕事です。

例えば、学部生の勉強をサポートしたり、教授の代わりに授業をしたりします。リサーチアシスタントは、教授の研究のサポートを行う仕事です。しかし、実際のところは自分の研究をしていればいいというところも多くあるようです。

5.奨学金情報

5.奨学金情報
大学院の資金を自分で貯めてから、留学に行くというのは現実的ではありません。Ph.D.には学費がかからなくても、Masterには費用がかかるためどのように費用を準備するかが大切となります。

方法の一つとして、奨学金を利用する方法があります。どの大学も優秀な学生が欲しいので、成績優秀な学生に対しては給付型の奨学金を用意しています。(返済不要ということです)

アメリカの学生の多くが、このような莫大な授業料を用意できないため、奨学金を利用しています。奨学金の種類は大きく分けて二つあり、家庭の事情などでお金がない人へ支給するFinancial Aidと、成績が優秀な学生に支給されるScholarshipがあります。

支給条件については、大学それぞれが奨学金の条件を定めているので、自分の学びたい学問や学校が絞れてきた段階で応募条件や給付内容を比べてみてはどうでしょうか。

また、アメリカ留学をするにあたり、日本で奨学金をもらうパターンもあります。
参考:アメリカの語学留学・大学留学に使える奨学金は?給付団体6種類+1

6.アメリカ大学院留学の手続きと手順

6.アメリカ大学院留学の手続きと手順
アメリカの大学院に留学をするなら、全体のスケジュールを把握することが重要です。

①:専門を決める

まずは、自分が学びたい学問を決めましょう。大学院は、専門的に学ぶところですので、専門が決まっていなければ、どの大学へ出願すれば良いかわかりません。また、申請のスケジュールを押さえておきましょう。アメリカの大学院は12月ごろに申請することが多いです。

②:大学院を決める

自分が学びたい専門が決まったら、大学院を探しましょう。多くの大学院があるため、簡単には決まりませんが、Ph.Dで5年間通うのであれば、自分が住みやすい環境、大学のレベル、費用、日本からの距離を軸に決めるのがいいでしょう。

できるだけ費用を抑えたいということであれば、州立大学へ通う方がいいですし、レベルの高い研究をしたいということであれば、資金が潤沢な有名私立校へ行くのがいいかもしれません。自分が大切にする基準をはっきりとさせ、大学院を選ぶようにしましょう。

③:準備する

アメリカの大学院入学に必要なものは、大きく分けて、TOEFL、エッセイ、推薦状です。また、これとは別で電話面接などをするところもあります。

TOEFL/GRE
アメリカの大学院には多くの学生がエントリーをしてきます。全ての入学者の書類に目を通し、審査している暇はありません。そのため、ある程度出願者を絞るという目的で行われているのが TOEFLとGREです。

大学側はできるだけ優秀な学生が欲しいので、TOEFLとGREを使い足きりを行います。大学によって求めるスコアが違うため、必要なスコアを事前に確認をしましょう。

エッセイ
エッセイとは、一人一人の学生の個性を見分ける書類です。大学によってある程度テーマが決められています。「なぜうちの大学なのか?」「なぜその専攻なのか」といった質問に、ロジカルに答え、相手が是非とも一緒に勉強したい、研究してもらいたいと思ってもらう必要があります。

推薦状
大学院の進学には、推薦状を書いてもらう必要があります。こちらも大学によってフォーマットがあったり、必要な枚数が違ったりします。平均的な枚数としては、2枚〜3枚のようです。

④:出願

必要な書類が揃ったら、郵送で送りましょう。大学によっては、かなり連絡が遅い場合があります。

以上、アメリカ大学院と費用、簡単な手順をまとめました。日本の大学院で学ぶのもいいですが、世界の優秀な人たちと同じ環境で学ぶという機会は、人生においても何度もあるわけではありません。

また、アメリカの場合は、大学院に行ったからといって教授になるわけではありません。企業で働くという選択肢も持てます。専門性と英語力を身につけて、将来世界中で活躍したいという人は、アメリカの大学院の留学が、将来を切り開いてくれるでしょう。

以上、記事が参考になりましたら幸いです。

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