アメリカ留学中にアメリカ人と結婚することに決めた男女3人の日本人留学生の方々の国際結婚体験記です。アメリカ人との結婚生活の様子から面倒な書類手続きまで、色々乗り越えて今も仲睦まじい3カップルをご紹介します。
大学在学中に現地で結婚した女性の体験談
留学中の結婚について
こんにちは、Erinaです。今日は、留学生として渡米した私が、学生時代に今の旦那と出会い、結婚したときのことについて書いてみようと思います。
結婚するというよりは仕事する気満々でアメリカのコミュニティーカレッジへ留学していたErinaさん。二年制のコミュニティーカレッジから四年制の大学へ編入するという頃、人生の転機が訪れます。お付き合いしていた男性の弟さんの結婚を機に国際結婚やビザについて色々と考える機会があったErinaさん達はふと、彼女の大学卒業後のビザについて何も準備していないことに気が付きました。
大学在学中はまだ学生ビザがありますが、卒業したらそれもなくなります。そうすると合法的にアメリカに滞在することができなくなるのです。そうとわかった時点でお二人の結婚話はぐんと進みました。
役所に婚約届を提出し、大学在学中にグリーンカードも取得し、卒業後の就職先も決まり、ととんとん拍子に何もかもが進み、大学を卒業するころにはその後の滞在を安心して続けられる状態になっていました。
元々はビザの心配から始まったErinaさん達の結婚話はもちろん、お二人のご縁と前へ進む原動力があったからこそ順調に進んだと言えます。順調といっても煩雑な手続きなどを振り返り、決してラクではなく茨の道だったとおっしゃるErinaさん。アメリカにとどまる運命だったからこそ、結局一つ一つクリアできたのでしょう。
何気なく渡ったアメリカで結婚した男性の体験談
アメリカ国内でアメリカ人と結婚する際の手続き。パート1。
僕がアメリカでアメリカ人女性と結婚した時に行った手続きの流れを紹介。パート1。
アメリカ留学中にアメリカ人女性と結婚しワシントンDCに住む男性によると、アメリカバージニア州の結婚手続きは裁判所で始まったそうです。日本の感覚で役所へ出向き「ここじゃない」とあっさり追い払われたのだとか。
パスポートを持参し巡回裁判所へ行き、そこでまず婚姻届の用紙を提出し30ドルほどの手数料を支払います。その後アメリカ映画などでお馴染みの「Yes, I do」をするため、州に正式に認められた立会人の元へ向かうべく、まずはその儀式の予約手続きをしました。そこで結婚手続き一日目が終了だそうです。
日を改めて立会人のもといよいよ、結婚宣言!場所は教会でも祭壇でもなく普通の建物だったそうで、立会人は片手に司会進行に必要な本を、もう片手にこの日本人男性の携帯を持ち、宣言の様子を時折写真撮影して記録に残してくれたそうです。ロマンチックというよりはなんとも現代的で現実的な「式」で、所要時間は5分。
この後、立会人がサインしてくれた結婚証明書が発行され、アメリカでの手続きは無事終了です。この後三か月以内に日本での手続きを行わなければ、日本では「未婚」扱いになってしまいますから、こちらも忘れずに行う必要があるそうです。(遅れた場合も事情が説明できれば受理されます)
日本での届け出に必要なのはアメリカでの婚姻を証明する結婚証明書と、アメリカ人配偶者のパスポート。州によって発行される書類が違うのでその都度確認対応する必要があり、この男性は日本での手続きが何かとややこしいという印象を持ったようです。日本のグローバル化もまだまだ道半ばなのかもしれません。
アメリカ人との結婚生活が長い女性の体験談
国際結婚暦10年、アメリカで2児の子育てをしながら、翻訳家を目指すエリさんにインタビュー!
幸せな国際結婚カップルの数々に直撃インタビュー。喧嘩した時はどうやって仲直りするの?文化の違いや言葉の壁はどうやって乗り越えるの?
アメリカで知り合ったアメリカ人男性との結婚生活が20年以上にも及ぶ日本人の洋子さん。ご主人はアメリカ空軍勤務で、洋子さんがアメリカ大学院に在籍中に結婚しました。お子さんはもう成人しているためアメリカ人の子供と日本人の子供の遊び方の違いに大層驚いたり心配したりした経験もあるそうです。
例えばアメリカでは高校生のうちに飲酒やドラッグなどほぼ体験済み、とびっくりするような文化の違いがあります。もっとも子煩悩な親御さんも多いので、高校生になっても子供たちの発表の場にはいつも喜んで出席するご両親ばかり、と親子感の違いなども感じたそうです。
家事の分担は明確に決まっていてご主人は積極的に家のこともしてくれる反面、仕事場では日本人が思い描いているほど男女平等とは言えないとも感じているとか。専業主婦も、母親も、職場も体験している洋子さんなので、一通りの文化の差を全て体感していると言えますが、ご主人の魅力は意外なことに、「昭和な価値観をもっているところ」だそうです。考え方が似ていることが結婚の決め手になったそうで、洋子さんの場合は運命の人がたまたまアメリカ人だった、ということでしょうか。
今回は、アメリカ留学中にアメリカ人と結婚した男女三名の方々の体験記をまとめてみました。国際結婚の様子が少し具体的にイメージできるお手伝いができていたら幸いです。