語学を身につけるためには海外で英語を実践的に使っていくのが一番。だけどせっかくの留学先で日本人とばかり喋っていては英語力は身につかない・・・そういった心配をされている方も多いのではないでしょうか。
とはいえ日本人が全くいないと何かと不便なことが慣れないうちは多いことも事実。今回は日本人が多いことのメリット・デメリット、そして日本人の少ないアメリカの都市をまとめてみました。
1.アメリカ留学で日本人の少ない都市に留学するメリットとデメリット
筆者もニューヨークへ約1年滞在していたのですが、日本人学少ないことのメリットとデメリットをまとめてみると以下のようなところがポイントとなるかと思います。
日本人が少ない場合のメリット
- 日本語が通じないため英語で全てこなさなければならない
- 現地の人を含め、外国人の友達を作りやすい
- 日本とは異なる文化に触れる機会が増える
- 英語しか喋らないので混乱しないで済む
- 生活費が安い
日本人が少ないとこへ行けばもちろん日本語は使うことはなくなるため、必然的に英語力は向上します。加えて生活のあらゆることを英語でこなさないといけなくなるため、少し専門的な単語も身につき、日本ではなかった単語力の向上も期待できるでしょう。
また、日本とは遠く離れた文化に触れる機会、例えばアメリカの一般的な家庭を体験できたり、日本語を喋る必要がなくなるため脳が完全に英語脳にスイッチし、日本語と英語の混乱が起きなくなることもあるでしょう。
堅実な理由として生活費が比較的安いこともポイントです。
日本人が少ないところは必然的にマイナーな街、つまりロサンゼルスやニューヨークのように物価も人気も高いエリアではなく、アメリカ内陸部の物価も地価も生活環境も落ち着いた場所であることが多いため、必要以上の出費をせまられることもありません。
お金がないけどアメリカに留学したい!という人は覚えておいて損はないのではないでしょうか。
また日本人の少ない地域は必然的に日本食やアジア食品の店が少なくなるため、普段食べ慣れないものを食べ続けないことになり、最初は体がついていけないかもしれませんが、次第に慣れて欧米人並みの強い胃袋を手に入れられるかもしれません。こればかりはかなり個人差がありますが…。
続いてデメリットを考えてみましょう。
日本人が少ない場合のデメリット
- 体を壊した時に病院や薬局でも英語を使わなければならず、詳しく説明するのが大変
- 日本食が食べたくても食べられないことがしばしば
- カルチャーショックで強いホームシックに陥ることも
- 外国人ということで仲間外れにされる場合がある
- やっぱり日本人に会いたくなる
デメリットはやはり心身の健康に関わることが心配になってくるところが目立つと思います。
日本人の多い地域であれば日本の病院や食料品店で日本人向けの治療を受けたり薬を手に入れたりすることもできるのですが、日本人が少ない地域であればアメリカ流の治療や薬を受ける羽目になり、いづれも日本人にはかなり強力すぎたりすることもしばしばあるため、自分で調節する必要が出てきます。
またただでさえ多様性を重んじるアメリカで今時日本人をはじめとした外国人が少ないエリアとなると、保守的な人の多い地域に住むことになり、心ない迫害やいじめに遭うことも考えられます。
そういったケースは稀かもしれませんが、このご時世でも人種差別や白人優位の思想が根強く残っているのもまた一つのアメリカの側面であることを忘れてはいけません。
2.実際に日本人の少ないエリアなんてあるの?日本人の少ない都市まとめ
そういったデメリットが考えられつつも格段に英語力を伸ばせるチャンスが光るメリットの数々は見逃せませんよね。冒険心と好奇心を持ち合わせた人のために日本人が比較的少ないエリアといわれる都市を10ほどまとめてみましたので、留学先選びの参考にしてみてくださいね。
マイアミ
フロリダ州に位置するマイアミ。名前こそポピュラーですが、意外にもロサンゼルスやニューヨークに比べてアジア人がかなり少ないと言われています。
休養地だけあってのんびりしているのもマイアミのメリットですね
シカゴ
ミシガン湖に接するアメリカ第三の都市、シカゴ。大都市でありながらも内陸部ということで日本人をはじめアジア人は比較的少なめ。
おまけに街中はかなり清潔で、現地の人もみんな親切なので、アメリカらしい大都市を体験することができます。
ワシントンDC
言わずと知れたアメリカの政治の中心。観光地が比較的少ないということもあり、ゆっくり勉強したいという人にはうってつけの街です。
フィラデルフィア
ペンシルヴァニア州最大、かつアメリカでも5番目の大都市と言われるフィラデルフィアは、シカゴと同様大都市の割に落ち着いた都市なので、こちらも落ち着いた語学留学生活を送ることができるかと思います。
ボストン
マサチューセッツ州の都市、ボストンはアメリカ史の中でも重要な役割を果たしてきた歴史ある都市です。
アメリカの歴史や文化に興味のある人は是非ともチェックしておきたい都市ですね。
アーバイン
カリフォルニアの中でも少し奥まった場所にあるアーバイン。西海岸がいいけど日本人の多いところはちょっと・・・という人は調べておいて間違いない場所だと思います。
ミシガン
五大湖地域に含まれるミシガン州はアメリカやカナダ全土からの観光客が訪れる自動車産業の街。シカゴ同様内陸の都市になるため、秩序だったアメリカを体験することができます。
シアトル
アメリカ北西部に位置するワシントン州のシアトル。日本でもおなじみスターバックスの発祥の地でもあるシアトルは、経済面から文化面まで、あらゆる側面に優れた実績を持つオールラウンダー。
デンバー
コロラド州の州都、デンバーもアメリカ有数の大都市。大都市は基本的に治安の面では優れているため、一通りチェックしておくのもアリかもしれません。
オースティン
カウボーイのイメージがよぎるテキサス州の都市オースティン。全米でもトップクラスのハイテク都市と言われ、企業誘致や企業そのものの活動も活発なので、将来アメリカで働きたい!という人は調べておくのも良いでしょう。
いかがだったでしょうか。アメリカとは一言で言っても都市や地域によってその特性は様々。入念なリサーチを事前にしっかりと行い、自分にぴったりの都市を見つけちゃいましょう。
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