アメリカの大学の多くは、Immunization(予防接種)に関する条件をかなり事細かに指定していることが多いものです。

中には日本では接種対象でないワクチンもあり、留学準備で忙しい時はついつい後回しにされやすい重要項目となっています。

特に、ビザ申請直前や入学、入寮直前でワクチン未接種や英文の予防接種証明書がない場合はビザ取得が遅れたり、新学期の授業登録に間に合わなかったりと大きなトラブルになりかねません。

このサイトでしっかり予防接種の重要度を確認して、スムーズな留学手続き、留学ライフをスタートさせましょう。

1.アメリカ留学でワクチン接種が必要な理由とは?

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アメリカに学校にフルタイム留学する場合、学生ビザ(F-1visa)が必要になってきます。また、留学先である州、各学校によってImmunization(予防接種)の各ワクチンを指定している場合もあるので、必ず確認をしておきましょう。

では、なぜここまで予防接種を徹底するのでしょうか?

理由①:アメリカ国内での感染症拡大防止のため

当り前のことですが、アメリカには世界各国から多くの人が入国するので、その国々で流行している感染症の病原菌が持ち込まれる可能性も否定できません。

感染症の中には世界的に重篤なケースもあるので、アメリカ国内での感染拡大を防止するためにも、特に長期滞在となる渡航者には入国の時点で厳しく予防接種を要求してきます。

もちろん、アメリカに限らず日本をはじめ、世界各国の入国審査やビザ申請時点で行われています。

日本は世界屈指の衛生国なのであまり気にしないかもしれませんが、留学の準備を始める前にもう一度予防接種の重要度を確認するとよいでしょう。

理由②:自分自身を感染症から守り、周囲への2次感染の防止のため

予防接種を推奨するもう一つの理由は、なんといってもアメリカで感染症から自分を守るためでもあります。

特に、キャンパス内の寮に入る場合などは、多数の人と生活空間を共有することになるので、集団生活の中で感染する可能性がゼロとは言えません。

時には、思わぬ感染症にかかってしまうケースも少なくありません。中には重篤化すると、死に至る、もしくは重度の障害が残る感染症が多く存在しています。

感染しても軽度の症状に抑え、また周囲への二次感染の防止にもつながるので、ぜひとも大学側から指定されたワクチンは留学前にすべて接種しておくようにしましょう。

いずれにしても、感染症にかかってしまったり、キャンパス内で感染拡大をしてしまうと、せっかくのアメリカ留学を続けることも危ぶまれてしまいます。

予防接種をきちんと済ませ、元気に留学ライフを送ってはじめてアメリカ留学の成功に近付けると言えるでしょう。

2.アメリカ留学ビザ取得に必要なワクチン接種は最低限3つ

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ビザ申請の際には必ず3種類のワクチン接種証明書が必要になります。

はしか(Measles)、おたふく風邪(Mumps)、風疹(Rubella)の3種類の接種証明書はビザ申請時に要求されるので、早めに準備しておきましょう。

どのワクチンも乳児の時に接種しているはずです。母子手帳などに記録が残っているので、医療機関で証明書を発行してもらえれば問題はありません。

もし母子手帳などの接種履歴がない場合は、改めて接種しなくてはなりません。ワクチンの種類によっては、数回、もしくは間隔をあけて接種しなくてはならないので、必ず医療機関や検疫所と相談しながら余裕をもって接種するようにしましょう。

留学生を受け入れている学校によっては、A型肝炎、B型肝炎、ポリオ、狂犬病、黄熱、破傷風などの予防接種をしている場合もあるので、必ず注意して確認しておくことをおすすめします。

筆者の体験ではありますが、破傷風の予防接種を受けずに留学生活を始めたものの、脚の小さな傷がひどい炎症を起こしたことがありました。すぐさま病院の診察を受け、破傷風を疑われたため予防接種を現地で慌てて受けましたが、症状が回復するまでクラス出席停止となったことはいうまでもなく、その後の勉強でクラスに追いつくのに大変苦労した記憶があります。

ポイント:MMRとは?
はしか(Measles)、おたふく風邪(Mumps)、風疹(Rubella)の3種類の頭文字をとった言葉です。アメリカ留学の予防接種関連を調べるとよく耳にする言葉です。

3.ワクチン接種は医療機関と相談しながら余裕をもって早めに!

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先にも説明した通り、ワクチンによっては、間隔を空けて数回の接種が必要になる場合も少なくありません。

また乳児時期に接種した記録が残っている母子手帳が見当たらない人もいるかもしれません。そんな場合は、改めて予防接種を受ける必要があるので注意が必要です。

指定ワクチン接種が証明されない限り、ビザ取得はもちろん、たとえ入国できたとしてもクラスの登録や入寮も拒否されてしまい、留学早々からトラブルになってしまう可能性もあるので、留学手続きを進める中で予防接種のスケジュールもしっかり立てておきましょう。

各学校に提出する予防接種証明書は必ず英文であり、医療機関のスタンプ、もしくはドクターのサインが必要な場合もあります。

英文の接種証明書を発行した経験を持つ医療機関を選ぶと、スムーズな発行をしてもらえますよ。

アメリカ留学はスムーズなスタートも大切です。トラブルが起きないよう万全の対策をしておきましょう。